今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 901 ドライバー です。
シャフトは CRAZY LONGEST YARD TJ-46 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスは8.1(X)、シャフト重量は63g、トルクは4.7、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は319gです。
ツアーステージのこのドライバー『X-DRIVE 901』は以前にも試打をしたことがあるのですが、今日はこの『クレイジー ロンゲストヤード TJ-46』というシャフトが装着されていたので、迷わず試打してみることにしました。
ヘッドの感想というよりは、ほぼ100%シャフトの印象を探っていくことにしました。
『TJ-46』というシャフトは、初めてではなくて、以前はフレックスの違うものを試打したことがあるのですが、その時にやや難しく感じていたので、今回はリベンジ的な要素も含めて再度トライしてみることにしました。
やはり何事も一回くらい、いい結果が得られなかったからといって、すぐに結論を出すべきではないと思いますし、使っていくうちに馴染んでいく・・・。ということも大いにあると思います。
フレックスが違うことで、少しは打ちやすくなっているんじゃないかな?と期待をしていました。
素振りをした感じは、まずまず・・・。な感じです。
多少長さを感じますし、小気味よくシャープに振っていく・・・。というよりは、大きくタイミングを取りながら振っていく感じでした。
ややタイミングがとりづらい感じがしましたが、それはシャフトの長さも影響しているような気がしました。
最初のうちは、なかなかヘッドポジションを把握しづらい感じがしました。
ボールを前にして構えた感じは、思わず
「懐かしいな・・・。」
と呟いてしまいました。
もう廃番になっているヘッドですし、流通していた頃も、それほどたくさん試打しなかったので、懐かしい感じがしました。
この『X-DRIVE 901』の頃から、ツアーステージのドライバーが変化していったような気がします。
かなり『シャロー化』が進んでいきましたし、こうして構えてみるだけでも、このドライバーが『シャローヘッド』であることが充分に伝わってきます。
『投影面積』の大きいヘッドだと思います。
形状自体はとても美しいのですが、もう少し『立体的』に見えると、もっと構えやすく感じるのかな・・・?などと考えていました。
私はこの『ツアステ X-DRIVE 901』や『701』を見ると、『スリクソン Z-TX』と何となくイメージが被るところがあります。
どちらも、これまでのイメージとはガラリと変わった印象のドライバーですし、特に『Z-TX』は衝撃的でした。
これまでの『スリクソン』のイメージとは、かなり異なっているように感じられました。
特に『ZR-30』というドライバーをずっと使ってきているせいか、『Z-TX』は、どうもしっくり来ないところがあります。
今でも試打クラブをよく目にしますが、殆ど手にしません。
決して嫌いなクラブではないですし、いいドライバーだと思っているのですが、今年発売されるであろう、『次回作』に期待しているところがあります。
『ZR-30』があまりにも素晴らしいドライバーなので、その残像を追いすぎているところがあるのかもしれません。
『名器』と呼ばれるような素晴らしいクラブの後に発売されるクラブというのは、ある意味とても難しくなっているような気がします。
『ハードル』が自然と高く設定されてしまいます。
試打を開始しました。
『球のあがりやすさ』という点では、前回同様、とても好印象を持ちました。
すごく自然に球を上げてくれるシャフトだと思いました。
このヘッド『901』も比較的、ボールを高く上げて行きやすいタイプだと思いますし、その両方の高性能が上手く合致したような感じがします。
打つ前の予想通り、『キャリー』で攻めていけるドライバーだと思います。
『操作性』という点では、まずまず・・・。だと思いました。
決して『タフ』なシャフトだとは思いませんでしたが、それほど『遊べる』シャフトではないような感じがしました。
一応左右に曲げてみたりもして、それなりに曲げることが出来たのですが、正直いってそれほど易しい感じはしませんでした。
前回試打したシャフトよりは、しっかりした作りになっているので、多少は扱いやすい感じもしましたが、やはりそれほどこちらのイメージを忠実に再現しやすいタイプのシャフトではないような気がしました。
あまり細工をし過ぎることなく、出来るだけ『直進性』を求めていったほうが、いい結果が得られやすく感じられました。
私は練習場では、ついつい球を曲げたくなるのですが、今日はあまり上手くいきませんでした。
しかし、それほど大きなクセがあるシャフトではないので、球数をもっとこなしていけば、かなり印象は良くなるような気もしました。
『打感』は、やはり前回同様、すごくいいです。
すごく心地良い感触を楽しむことが出来ました。
『音』も、小気味良い音が耳に飛びこんできます。
前回同様、かなり好印象でした。
『安定性』という点では、かなりいい感じでした。
それほどしっかりしているタイプでもないような気がしましたし、タイミングも少しとりづらい部分があったのですが、普通に打っていく限りではそれほど大暴れはしづらいシャフトだと思いました。
なかなかいい感じで『ライン』に乗せていくことが出来ました。
本音をいうと、本当はもう少しシャフトを切りたい・・・。などと考えていたのですが、この『46インチ』がとてもいいのだそうです。
私は一般的な風潮や評価といったものを、目にすることがないですし、全く気にしないので、もっと短いほうがいいな・・・。などと思ってしまったのですが、店員さんの説明によると、このシャフトは『46インチ』がすごくいいのだそうです。
やがてこの『46インチ』が主流となってくるのではないでしょうか?
ヘッドは、やや『頭打ち』的な印象がありますが、シャフトはまだまだ『開発途上』なのだと思います。
これからどんどん良くなってくるような気がします。
『飛距離性能』という点でも、かなり優れているのだと思います。
『キャリー』が稼げますし、勢いよく飛び出していく球には魅力を感じます。
しかし、他のたくさんのドライバーと比べてみて、群を抜いて飛距離性能が優れているか・・・?といえば、私はやや疑問に感じました。
勿論、すごくよく飛んでいきましたが、それほど特筆すべき感じでもありませんでした。
これまでよく見られた感じだな・・・・。などと思ってしまいました。
しかし、これは私のスイングが悪いせいだと思いますし、このシャフトで、かなり飛距離を伸ばしていかれる方もたくさんいらっしゃると思います。
大人気のシャフトなのだそうです。
感性の鈍い私では、このシャフトの高性能を強く実感することは出来なかったのですが、このドライバーで好成績を挙げておられる方もたくさんいらっしゃるのが事実だと思います。
この『クレイジー TJ-46』というシャフトは、今回のフレックスは『X』といことだったのですが、とても『ソフト』な感じの『X』だと思いました。
日頃しっかり目の『S』を使っておられる方は、比較的合いやすく感じられる方が多いのではないでしょうか?
決して硬い感じはしなかったですし、適度にしなってくれます。
『重い』とか『硬い』といったタイプのシャフトではないと思います。
改めて、同じフレックス表示でも、感じ方は様々なんだな・・・・。と思いました。
どちらかというと『ソフト目』な感じのシャフトではありますが、『フニャフニャ』していて頼りない・・・。といったシャフトではありません。
ソフトでありながら、中に一本『芯』が通ったシャフトだと思います。
私は昨年、初めて『クレイジーシャフト』に出会ったばかりなので、まだそれほど多くを知りませんし、『クレイジー』といえば、『jBEAM』や『エポン』を連想してしまいます。
今回は初めて『ブリヂストンとのコンビ』だったのですが、相性はとてもいいように思えました。
私にとっては、必ずしも『ベストマッチ』とはいえないシャフトではありますが、かなり性能が高いシャフトなので、試してみられる価値が多いにあるのではないでしょうか?
まだ『クレイジー』のシャフトを手にされたことが無い方でも、かなりいい印象を持たれる方がとても多いような気がします。
これからも『CRAZY』のシャフトには期待していきたいです。
ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 901 ドライバー(CRAZY TJ-46)
- 2010年5月22日
- ブリヂストン
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