ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 MC アイアン

ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 MC アイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 MC アイアン の7番 です。
ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は446gです。
正面

ツアステらしい、とてもカッコいいアイアンです。
やはり、クラブは『まず見た目』が重要なのだと、こういったカッコいいクラブを見ると思ってしまいます。
先日、マッスルバックを試打したときの興奮がまだ冷めません。
強烈な印象を残しましたし、『操る楽しさ』を改めて感じさせてくれたアイアンでした。
このアイアンは、そのマッスルバックと、その前に試打した『CB』との、ちょうど中間に位置するアイアンなのでしょうか?
MC

MCとは『マッスルキャビティ』ということでいいのでしょうか?
最近は司会者の方をさす時にも使われるようですが、それは確か『マスター・オブ・セレモニー』の略だったように思います。
『709』とか『909』とか、ブリヂストンは本当に『奇数』を好むメーカーなんだな・・・。と思います。
海外のメーカーだったら『707』の次は『708』になると思うのですが、ブリヂストンはいつも『ひとつ飛ばし』です。
偶数がダメで、奇数がいい・・・。というと、結構式のご祝儀の金額を思い出します。
側面

このシャープで肉厚な形状がたまりません。
軟鉄の風合いと共に、このヒッティングポイント後方の厚みが、打感の良さを予感させてくれます。
美しさと共に『重量感』を感じることができます。
私はこういったタイプのアイアンが大好きです。
彫りの浅さ

彫りも浅くて、とてもいい感じです。
いわゆる『ハーフキャビティ』といっていいと思うのですが、ブリヂストン流に言うと、これが『マッスルキャビティ』ということになるのでしょうか?
一応、キャビティではありますが、まさに『筋肉の塊』といえるような形状です。
やる気がすごく出てきますし、こうして見ているだけで、気分が安らぎます。
これから、いいクラブを試打できるのだという実感がこみあげてきます。
ソール幅

ソール幅は、予想していたよりも少し広く感じました。
かといって、このアイアンがワイドソールとは思えないのですが、『ナロー』なソールではありません。
こういったところは、今のアイアンの特徴なのかもしれません。
このアイアンのようなハーフキャビティもそうですし、先日のマッスルバックでもそうですが、今のクラブは見た目以上に易しくなっていると思うので、敷居も低くなっていると思います。
それでいながら、『フィーリング』や『カッコ良さ』が維持されているのだから、試打しないわけにはいきません。
ネック長さ

ネックの長さも、普通に見えました。
特に長いとも思わなかったですし、もちろん短くもありません。
ネックの長さを気にされない方も多いと思いますが、こういったところを見ても、今のアイアンは昔に比べ『少しずつ少しずつ』敷居が低くて親しみやすくなっているような気がします。
低重心であればあるほどいい・・・。とは必ずしもいいきれませんが、敷居が低くなっているのは事実だと思います。
ある程度ターゲットを絞り込んでいるようには見えるものの、メーカーの『1人でも多くの人に試して欲しい』という思いが伝わってきます。
ミーリング無し

今流行の『ミーリング』があるのかな?と思ったのですが、ありませんでした。
バックフェースのデザインから、少しヤマハのアイアンを思い出しました。
おそらく『製造元』は同じだと思うのですが、BSやYAMAHAという、それぞれの『メーカー』による考え方などの違いから、このようなミーリングがあったり無かったりするのでしょうか?
BSはウェッジにはミーリングがありますが、アイアンには無いので、それがBSの考え方なのかもしれません。
ヤマハやスリクソンなどのように、今は大手有名メーカーでも、ミーリングのあるアイアンが増えてきました。
ミーリングがあったほうがいい・・・。とは必ずしも言い切れませんが、今は色々なパターンのミーリングがあるので、見ているだけでも楽しいです。
先日も書きましたが、とにかく私は『ラフ対策』に効果の大きいミーリングを求めています。
構え感

ボールを前にして構えてみても、とてもいいです。
先日試打した『909』の印象がとても強いせいか、このアイアンがほんの少しだけ『面長』に見えたのですが、全く影響ありません。
すごく構えやすいです。
グースもきつ過ぎず、ライン出しも易しそうに感じられました。
ボールとの『並び感』もいいです。
個性的な顔で構えづらいアイアンだと、ボールとアイアンの並びがすごく悪いように感じることも多く、いいイメージが湧いてこないですし、構えていてもリラックスできません。
緊張して、両肩に力が入ってしまうことも多いです。
しかし、今日はそういったマイナス的な要素が全くありませんでした。
すごく気分が和んでいました。
先日、ちょっと遠出をして温泉に行って、その近くに流れる『川のせせらぎ』に心が癒されたのですが、今日はそのいい記憶が蘇ってきました。
日々、色々な用事に追われ、少し疲れているかな?と思っていたのですが、すごくいい気分転換になりました。
やはり、こういった構えやすいクラブを手にすると、心が安らぎます。
試打を開始しました。
フェース面

打感は、適度な『厚み感』と『柔らかさ』があって、とてもいいです。
この厚みのある打感は、今のアイアンのいいところだと思います。
このような形状のアイアンは、マッスルバックのいいところをそのまま取り入れているように思います。
一球目から、思わず笑みがこぼれてしまいました。
これだから、軟鉄アイアンはたまりません。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、先日試打したマッスルバック同様、ある程度メーカーもターゲットを絞り込んでいるのかもしれません。
ビギナーの方から・・・。とか、あらゆるヘッドスピードに対応して・・・。というアイアンでないことは一目瞭然です。
なので、このアイアンをタフに感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、こういったスペックだからこその『ツアステブランド』だと思います。
確かに誰にでも扱えるような敷居の低いクラブではないですが、こういった『プレイヤーが成長を目指す』ことを促進してくれるブランドのひとつが『TOURSTAGE』だと、昔から思っています。
『練習しなくても使えるブランド』ではなく、『練習を積んで使いこなしていけるようになるブランド』といえるような気がします。
勿論、プレイヤー個人個人の体格など、スキルによるところもあるとは思うのですが、敷居が低すぎないのがいいのかもしれません。
ツアステ『らしさ』を感じるアイアンです。
バックフェース

『安定性』という点ではハーフキャビティらしい、ある程度の『クラブからの要求』もあるように思います。
『易しさ重視』のアイアンではありませんが、マッスルバックほどのシビアさはなく、打感の厚みなどは充分に感じられるので、使うメリットは大きいと思います。
マッスルバック形状のアイアンだと、打つ前からどうしても敬遠してしまう・・・。という方でも、このような形状だったら、親しみやすいのかもしれません。
ワイドスイートエリアという感じはしませんが、難し過ぎる感じはしません。
私は先月試打した『CB』よりは、こちらのほうが一球目からいい感じで打てましたし、易しく感じました。
必ずしも、物理的な性能が全てではないのだと、改めて感じます。
クラブの『親しみやすさ』とは、『そのプレイヤーに合っているか』ということなのかもしれません。
飛距離性能
 
『飛距離性能』という点では、本来の7番アイアンらしいところだと思います。
『飛び系』アイアンではありません。
あくまでも『距離感重視』のアイアンです。
こういったところもツアステアイアンらしいところだと思います。
昨年試打した『707』は、ツアステアスリートモデルとしては、ロフトが立っていたので、ついにそのような時代に入ったのかな?と思ったのですが、このアイアンは昔ながらの『ノーマル』です。
アスリートモデルのアイアンを使っておられる方の中にも、もっと飛距離が欲しい・・・。ロフトの立ったアイアンが欲しい・・・。という方もいらっしゃると思います。
ただあくまでも私の考えとしては、これくらいまでがいいんじゃないかな?と思ってしまいます。
ロフトを立てて、かなり低重心にするよりも、こういったあまり細工をし過ぎない『ノーマル系』のほうが使っていても飽きないんじゃないかな?と思いました。
昨年のモデルの『707』も、すごくいいアイアンだと思いますが、もし私が購入するならば、迷わず今年のモデルの『709』です。
それはドライバーでも同じです。
操作性

『操作性』という点でも、この顔の良さからくる印象通りの扱いやすさでした。
左右どちらにも易しく反応してくれました。
先日試打した『909』ほどの敏感さはないものの、こういった『大らかさを感じる敏捷性』といったらいいでしょうか?
適度な扱いやすさといえるのかもしれません。
私は909の操作性の高さが忘れられないのですが、こういったタイプの『おだやかさ』もいいのかな?と思いました。
やはり、どちらかに偏っていない『クセのない』クラブというのは、親しみやすく感じます。
ヒール側

私はこれまでも、最新のクラブが必ずしも『最高』ではない・・・。と書いてきました。
その考えは今でも全く揺らいでいません。
最新モデルよりもひとつ前、あるいは2つ3つ前のほうが良かった・・・。と思えることがよくあります。
日頃から、色々なクラブを試打していると、すごく感じます。
BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE 709 MC IRON

しかし、ツアステの今年のモデルにはすごく魅力を感じています。
それはアイアンに限らずにドライバーやフェアウェイウッドにも共通していえることです。
『易し過ぎない高性能』が帰ってきたように思います。
『ツアステらしさ』が充分に感じられます。
BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE 709 MC IRON

私はここしばらく、ツアステのクラブにはそれほど強烈に購買意欲を刺激されなかったのですが、今年はすごく強く刺激されています。
ドライバーもアイアンもすごくいいです。
試打していてもすごく楽しいですし、練習場だけでなく、すぐにでもコースで使ってみたいクラブばかりです。
BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE 709 MC IRON

スリクソンなどと同様に、このツアステもいわゆる『三兄弟』のようです。
アイアンは3つとも試打したのですが、ドライバーはまだ2つしか試打できていないので、もうひとつを試打してみたいと思っています。
ちなみに、今年のツアステ X-BLADE 三兄弟で私が気に入った順は
1位.909
2位.709 MC
3位.709 CB
です。
BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE 709 MC IRON

今日も、とても楽しい試打ができました。
ついつい球数も多くなり、なかなか止めるきっかけがつかめませんでした。
909に比べると、『オートマチック感』も感じられますが、程よい扱いやすさがあるので、色々な球を打って楽しむことができました。
見た目のカッコ良さに加え、『ツアステブランド』という『居心地の良さ』もあります。
打感の『厚み』『くっつき感』も、大きな魅力です。
ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 709 MC アイアン

外観の良さに比例する、フィーリングの良さ・扱いやすさが秀でたアイアンです。
先日、コースでツアステのニューボール『X01』を試してみたのですが、その飛距離性能の高さは凄いです。
私は普段、他のメーカーのボールを愛用しているのですが、久しぶりに試したツアステボールの高性能を強く感じました。
ボールの勢いを感じましたし、そのボールの勢いと、今のツアーステージの勢いがリンクしています。
こういったクラブならば、また仲間たちにも勧めてみたいです。