ゴルフクラブ試打日記。          

ピン G SF TEC ドライバー

PING G SF TEC ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは PING G SF TEC ドライバー です。
N.S.PRO REGIO FORMULA B
シャフトは N.S.PRO REGIO FORMULA B TYPE55 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は56.5g、トルクは3.6、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は303g です。
正面
PING G シリーズのニュードライバーです。
先日『G』を試打しましたが、今日は違うモデルです。
SF TEC ドライバーです。
側面
ピンらしく、とてもシャローでラージサイズのドライバーです。
こうして見る限り、先日試打した『G』との違いは見分けられません。
今度、同時に試打することができれば、見比べてみたいと思いました。
ウェイト
バックフェース付近にウェイトがひとつだけありました。
これも『G』と同じですが、位置が違っていました。
このドライバーのほうが少しヒール寄りにあります。
ということは、少しつかまりを良くしているのかもしれません。
ネック長さ
ネックは短めです。
ピンらしいショートネックです。
ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されていました。
○
試打するのは、この『O』のポジションです。
PINGの調整システムはとてもシンプルです。
ニューモデルになっても、この調整システムは変わりません。
調整システムは、これで充分だという、メーカーの思いがあるようです。
シャローヘッド
シャローバックタイプです。
この形状はPINGの特徴といっていいかもしれません。
ラプチャーシリーズなど、昔からPINGのドライバーは、いいものがありましたが、このような『超シャロータイプ』に変わって、PINGの快進撃が始まったような気がします。
パターメーカーからドライバーメーカーへのイメージも定着していったように思います。
トゥ側のアクセサリー
トゥ側
ヒール側のアクセサリー
ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれアクセサリーのようなものがありました。
これも『G』と同じです。
とても目立ちますが、これも大きな理由があるのではないでしょうか?
クラウンの模様
』もそうでしたが、このクラウンにある模様が特徴的です。
色が同じなので、あまり目立ちすぎないのがいいです。
この模様にも、大きな意味があるのだと思います。
『艶消しブラック』がとてもいいな・・・。と思いました。
オリジナルグリップ
この個性的なオリジナルグリップも見慣れてきました。
独特のグリップパターンが印象的です。
かなり研究されているようです。
顔
なかなかいい感じの顔です。
『G』と同じような顔です。
前のモデルの『G30』よりもクセが弱くなって男前度がアップしています。
ラージサイズの中では、いい顔の部類に入ると思います。
振り感
素振りをしてみた感じはまずまずでした。
外見ほどの重量感はありませんでした。
ハードなタイプではなく、親しみやすい振り感です。
私にとってベストスペックではなかったのですが、変なクセも無かったので、タイミングもすぐに合いました。
構え感
ボールを前にして構えてみると、いい感じでした。
構えやすいです。
もっとクセがあるのかな?と思っていましたが、そんなことはありませんでした。
クラウンの突起が少し目に入りましたが、苦手に感じることはありませんでした。
いい球が打てそうな予感がしてきました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はしっかりめでした。
球の重さをズシリと感じました。
打球音
『音』は、やや大きめでしたが、気になるほどではありませんでした。
トゥ側
球はよくあがってくれました。
タフな感じは全くしません。
外見からくる印象通りのあがりやすさでした。
スインガータイプの方にも合いやすいドライバーだと思います。
バックフェース
『安定性』は、かなり高いです。
優れたイージードライバーといっていいと思います。
大型ヘッドにありがちな『つかまりの弱さ』は、このドライバーにはありませんでした。
しっかり球がつかまってくれました。
私はフッカーなので、ややつかまり過ぎて、少し逃がす感じでちょうどいいかな?と思ったのですが、スライス系の方はちょうどいい感じでつかまってくれ、方向性を出しやすくなるのではないでしょうか?
この安定性の高さは、さすがピンのドライバーという感じがします。
スイートエリアも広いです。
飛距離性能
『飛距離性能』も、好印象でした。
かなり強い球が打てます。
ライナー系でなく、弾道は高めですが、弱々しい球ではありませんでした。
反発力も感じますし、キャリーをしっかり稼いでいくことができました。
頼もしく感じるほどのボールの勢いがありました。
操作性
『操作性』という点では、大きく曲げるのは難しく感じられましたが、左右に曲げることはできました。
球がつかまりやすいので、どちらかというとフック系が出やすい印象をもちました。
しかし、操作性よりも明らかに安定性が勝っているドライバーです。
かなり『曲げにくい』印象をもちました。
ヒール側
先日試打した『G』もそうでしたが、このドライバーもかなり人気がでるだろうな・・・。と思いました。
前のモデルのG30よりも、進化している感じがします。
それは顔の良さもそうですし、飛距離性能にもいえます。
実際に打ち比べてみないと詳しいことは分かりませんが、おそらくこのニューモデルのほうが、前のモデルのG30よりも飛距離性能に長けていると思います。
PING G SF TEC DRIVER
ピンのドライバーは『曲がりにくい』のが特長としてありますし、それに飛距離がプラスされているように感じます。
いい意味で『鈍感』に打っていけるドライバーといったらいいでしょうか?
あまり細かいことを考えず、大まかな感じでちょうどいいのではないかな?と思いました。
PING G SF TEC DRIVER
『アバウトさ』で勝負できるドライバーといっていいのかもしれません。
最近はドライバーの性能に『飛距離性能』よりも『安定性』『曲がりにくさ』を第一に考えておられる方が多くなっているのだと聞いたことがあります。
確かに飛距離性能は大きなポイントではありますが、安定性を欠いて、いつも曲がっていたノではスコアになりません。
曲がりにくさ・ミスに対しての寛容さがあっての飛距離性能といえるのかもしれません。
そういった今のゴルファーのニーズを、このドライバーは具現化しているように思います。
PING G SF TEC DRIVER
スタートホールでのティショットなど、プレッシャーの掛かる場面でも、このようなドライバーは大活躍してくれると思います。
トラブルにはなりにくいような気がします。
昔は安定性と飛距離は両立できていないドライバーが多かったのですが、最近のドライバーはとてもレベルアップしています。
それだけ研究が進んでいるのだと思います。
このドライバーもまさに『いいところ取り』のドライバーだと思いました。