今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは タイトリスト ボーケイデザインコールド フォージド ウェッジ です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフト58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は471gです。
タイトリストボーケイシリーズのウェッジです。
おそらく、日本で一番売れているシリーズではないでしょうか?
コースなどでもよく見かけます。
軟鉄の風合いが感じられます。
いかにも打感が柔らかそうです。
『COLD FORGED』と記されていました。
珍しいな・・・。と思ったので、店員さんに尋ねてみたのですが、『冷間鍛造製法』といって、精度を上げる製法なのだと教えてもらいました。
『冷間』ということなので、低温に冷やすのかな?と思ったのですが、そうではなくて『常温』なのだそうです。
『高温』に対しての『常温』なので、『冷間』なのだそうです。
ソール幅は、標準的な部類でしょうか?
こうして見ても、ソールがすごく仕事をしてくれそうです。
ウェッジはソールが仕事をしてくれるかどうかが、とても重要になってきます。
どのクラブもソールは重要な部分ですが、ウェッジほど求められるものが大きいクラブは無いのではないでしょうか?
そしてソール形状などの好みも、人によって大きく分かれるところだと思います。
ネックの長さも、しっかりとあります。
こうして見ても、とても美しいです。
タイトリストは、本当に『和風』といいますか、『日本的な雰囲気』を大切にしてくれるメーカーのように思います。
だからでしょうか?
親近感の湧くクラブが多いです。
ボールだけのメーカーではありません。
フェース面には、とても細かなミーリングがありました。
指で触ってみても、それほどザラザラ感はないのですが、よく効きそうな感じがします。
このオリジナルグリップも、とてもいい感じです。
タイトリストはずっと、ベルベットタイプを採用してくれているので好感度が高いです。
このグリップはしっとり感があって、微妙なフィーリングを出していくのに、とても適しています。
トップラインの厚さは、標準的な感じでしょうか?
これまでのボーケイウェッジと変わらないような気がします。
ボールを前にして構えてみても、とてもいい感じでした。
親しみやすい顔をしています。
見とれてしまうようなことはなかったのですが、安心感があります。
これまでたくさん出会ってきたボーケイウェッジらしい構え感だと思いました。
試打を開始しました。
とてもソフトな打感で好感がもてました。
フェース面のミーリングがすごく食いついていく感じはしませんでしたが、適度な『乗っかり感』がいいな・・・。と思いました。
『球持ちの良さ』でコントロールしていける感じでした。
球も拾いやすいですし、適度にあがってくれます。
易しいウェッジだな・・・。と思いました。
ラインも出しやすくて、安定性も抜群でした。
構えやすさからくる安心感が大きく影響しているのかもしれません。
『スピン性能』は、なかなかいい感じでした。
先ほども書きましたが、『球持ちの良さ』でボールをコントロールしていける感じでした。
ロブショットを試してみたのですが、バックスピンで少し戻ってきました。
『操作性』は、かなりいいです。
色々な技を駆使していけるウェッジだと思います。
フェースも開きやすくて、融通が利きます。
ソールがかなりてきぱきと仕事をこなしてくれているように感じました。
すごく頼りになるな・・・。と思いましたし、邪魔に感じる部分はありませんでした。
『飛距離性能』という点では、58度のウェッジらしい標準的な感じです。
距離感がすごく合いやすいです。
落としどころをかなりシビアに限定していけるウェッジだと思いました。
今日はアプローチグリーンで試してみたのですが、実戦でもすごく力を発揮してくれそうです。
バンカーでも試してOKということだったので、すぐにバンカーに向かい、楽しい時間を過ごすことができました。
初対面ではあっても、まるで『10年来の友人』のように語り合っていたような気がします。
こちらの要望も、かなり聞き入れてくれていたように感じました。
開いたり閉じたり、打ち込んだり、薄く砂を取ったり・・・。と、幅広く対応してくれました。
ウェッジとして、すごくバランスが取れていて『万能型』といっていいでしょうか?
高性能でありながら、それが偏った性格になっていないところが、このウェッジのいいところだと思いました。
『性能のバランス』がとれているように感じました。
『激スピン』だとは正直思わなかったですが、ボールも止めやすくて、コントロールしやすい感じがしました。
感覚的にフェース面に乗っかる時間が長く感じたので、それがコントロール性能の高さにつながっているのかな?と思いました。
バンカーでの練習が楽しくて楽しくて、ついつい時間を忘れて打ってしまいました。
その後、アプローチグリーンに戻ってきたのですが、やはりウェッジの練習は楽しいな・・・。と思いました。
私が一番テンションの上がる練習です。
グースタイプを好まれる方には、違うタイプのほうが合いやすいかもしれませんが、私はこういったストレートタイプのほうが好きなので、とても易しく感じました。
どのクラブもそうだと思いますが、ウェッジは特に各メーカー同士の競争が激しく、様々な工夫が施されています。
それでも、ボーケイの人気が高いのはそれなりの理由があるからではないでしょうか?
ただ、ボーケイのウェッジもいいですが、私は今、他のメーカーのウェッジにも、かなり魅了されています。
特に大手有名メーカーでない、『地クラブ』メーカーのウェッジたちに夢中です。
それらに共通するのは『メイドインジャパン』ということです。
角溝が禁止になって、各メーカーが色々な工夫をするようになって、メーカー毎の個性が感じられるようになってきましたが、これからもボーケイは人気を獲得し続けるように思います。
先ほども書きましたが、何といっても『日本風』な感じがたまりません。
今日は、このウェッジのおかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
タイトリスト ボーケイデザインコールド フォージド ウェッジ
- 2014年3月16日
- タイトリスト