ゴルフクラブ試打日記。          

キャロウェイ XR PRO フェアウェイウッド

キャロウェイ XR PROフェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは キャロウェイ XR PROフェアウェイウッド です。
GRAPHITE DESIGN Tour AD MJ-7
シャフトは Tour AD MJ-7 です。
ロフトは14度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は67g、トルクは3.2、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は335g です。
正面
キャロウェイXRシリーズの新しいフェアウェイウッドです。
つい先日、XRを試打したばかりですが、今回は名前に『PRO』の文字が入っています。
X HOTもそうでしたが、最近のキャロウェイは、このようなパターンが多いような気もします。
『DEEP』もラインアップされているのでしょうか?
側面
こうして見る限り、これまでのモデルと大きな違いは無いように見えます。
『PRO』となっているので、もうちょっとディープなタイプなのかな?と思っていましたが、そうでもありませんでした。
ネック長さ
ネックの長さは充分あります。
ヘッドは低重心を感じさせますが、このロングネックは高重心を連想させます。
これでちょうどいいバランスがとれているのかもしれません。
ノーマルなタイプ(XR)もそうでしたが、このPROも調整システムが搭載されていないので、とてもすっきりしています。
シャローヘッド
この角度から見ても、やはりシャローな感じがします。
しかし、ノーマルなタイプに比べ、若干ディープフェースのような気もします。
今度、同時に試打することがあれば、見比べてみたいと思いました。
HYPER SPEED FACE CUP
ソールには溝があり、ノーマルモデルと同じです。
溝には『HYPER SPEED FACE CUP』と記されており、ここも同じです。
やはり、基本的な設計は同じで、若干アレンジを加えたのが、このPROということになるのだろう・・・。と思いました。
ここの部分がノーマルモデルと若干違っていました。
重量配分など、計算され尽くしているのかもしれません。
溝の深さ
溝の深さもノーマルモデルと同じく、浅めです。
先日試打した、RODDIOのFWは、深い溝でしたが、ここにもメーカーによって違いがあるのが興味深いです。
単純に深ければいいというものではないと思いますが、深さによって、どのように弾道が変わってくるのか、とても興味があります。
ヘッドの強度や反発係数なども関係してくると思います。
顔
とてもいい顔をしています。
ノーマルなモデルもいい顔をしていましたが、このPROもクセのない美顔です。
やや面長な感じが安心感を与えてくれます。
左へ引っかけるイメージを無くしてくれています。
ノーマルモデルはクラウンマークがありましたが、このモデルにはありません。
私はどちらかというとクラウンマークが無いほうが好きなので、このクラブの顔はとても好きです。
振り感
素振りをしてみても、いい感じです。
『純正シャフト』装着モデルもあったのですが、今回はこのグラファイトデザインのシャフトが装着されているモデルを選びました。
適度にしっかりしていて、タイミングも合いやすいです。
頼りない感じはしないので、余計な気を遣うこともないな・・・。と思いました。
構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
構えやすいです。
14.5度ということで、3Wという認識でいいと思うのですが、最近の3Wの中では、かなりの小顔です。
何も言われなければ、5Wのようにも見えます。
しかし、『フェース面の見え方』でいえば、やはり3Wなんだな・・・。と思います。
このあたりの微妙な感じがとてもいいな・・・。と思いました。
最近の3Wはシャロー感があって、投影面積の大きいモデルがたくさんあります。
なので、このクラブの小顔感に不安をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
私は大きすぎるモデルよりも、適度な大きさを好むので、このクラブには好感をもつのですが、これは人によって好みが分かれるかもしれません。
いいイメージがたくさん湧いてきました。
このクラブとは初対面ですが、これまでも同様の顔をしたFWにたくさん出会っているので、その経験値を活かして打っていけそうな予感がしました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』は、しっかり感があって良いと思いました。
それほどソフトな打感だとは思いませんでしたが、好感のもてる打感です。
打球音
『音』は静かで良いと思いました。
いくらでも強く打っていけます。
インパクトが緩んだり、調整したりすることもないので、気持ちよくフィニッシュまで振り切ることができました。
やはり、飛ばす為のクラブは、このように『音に気を遣わせないタイプ』がベストだな・・・。と思いました。
トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、ロフト角が14.5度ということもあるので、直打ちではあがりづらいと感じられる方も多いかもしれません。
ティショットでの活躍の場面が増えそうです。
しかし、このクラブも当然ながら違う番手も用意されているそうなので、そちらはもっとイージーになっているように思います。
ただ、基本的にはあがりやすいクラブではないですし、ユーザー層が限定されるところがあるかもしれません。
明らかにヒッター向けのFWです。
バックフェース
『安定性』は、まずまずだと思いました。
高い直進性はあまり感じなかったのですが、シャフトがしっかりとついてきてくれたので、ラインを出しやすい印象をもちました。
クラブはやはりシャフトによって、大きく印象も変わってくるな・・・。と思いました。
飛距離性能
『飛距離性能』は高いと思いました。
これまでのモデルと共通するところです。
上がりすぎを抑えて前進力に変えてくれるので、かなり飛距離が望めるFWだと思いました。
ポテンシャルの高さを感じました。
操作性
『操作性』という点では、いい感じでした。
左右にも易しく曲げることができました。
ただ、球が自然につかまりやすい感じはしなかったので、スライスに悩んでおられる方は、多少難しく感じられるかもしれません。
私は左へのミスがとても怖いのですが、このクラブだと、その恐怖心が上手く緩和されているように感じました。
ヒール側
ノーマルモデル同様、このPROもいい印象のまま試打を終えることができました。
名前に『PRO』と入っていますが、性格はノーマルモデルと近い部分がたくさんあるな・・・。と思いました。
キャロウェイ XR PROフェアウェイウッド
ノーマルモデルを試打したときもそうでしたが、基本的には『X HOT』の流れをそのまま汲んでいるように感じました。
『X HOT』から『XR』に名前が変わっただけのような気がしました。
Callaway XR PRO FW
もちろん、これまでの高性能をそのまま引き継いでいるように思いますが、大きく進化しているか?といえば、それほどでもないように感じました。
あくまでも『マイナーチェンジ』に過ぎないように思います。
しかし、このマーナーチェンジがいいのだと思いました。
これまで、大きく変えすぎて、いい印象がもてなくなったクラブはたくさんあります。
Callaway XR PRO フェアウェイウッド
やはり、キャロウェイのFWはいいな・・・。思いました。
ビッグバーサの頃から、ずっとキャロウェイのFWには接してきましたし、今でも『スチールヘッドIII』は私の大切な『宝物』です。
もうコースや練習場で使うことはないのですが、私にFWへの苦手意識を最初に払拭してくれたクラブなので、今でも大切に保管しています。
このXRはビッグバーサのようなタイプではありませんが、やはりキャロウェイは『ウッド系』が得意なメーカーだということがよく解ります。
Callaway XR PRO フェアウェイウッド
このXRシリーズもすごくいいですが、また新たな視点で、新たな発想で開発されたFWに出会いたいな・・・。と思いました。
キャロウェイは世界でもトップクラスの研究熱心さをもったメーカーだと、以前友人から訊いたことがあります。
『飛び』にもすごくこだわっていると思いますし、また私たちをワクワクさせてくれるクラブを作って欲しいと思いました。