ゴルフクラブ試打日記。          

キャロウェイ RAZR X BLACK ドライバー

キャロウェイ RAZR X BLACK ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは キャロウェイ RAZR X BLACK ドライバー です。
RAZR X SERIES 55

シャフトは RAZR X SERIES 55 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、トルクは5.5、バランスはD2、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は302gです。
正面

名前の通り、黒い色がとても印象的なドライバーです。
テーラーメイドの『白』に対し、キャロウェイにはすっかり『黒』というイメージが浸透したように思います。
白いヘッドのクラブも好きですが、私はどちらかというと黒いほうが好きなので、こういった雰囲気のクラブには好感がもてます。
特に先月試打した RAZR FIT ドライバーの好印象は、今でも強く残っています。
側面

トゥ側とヒール側に大きな凹みのようなものが見えます。
これは空気力学によって工夫されているのでしょうか?
ネック長さ

ネックもかなり短い感じがしますし、今、主流の形状だと思います。
黒という色は収縮色ですし、物を小さく見せる効果があると思うのですが、このヘッドはとても大きく見えました。
シャローヘッド

この角度から見ていても、かなりシャローなヘッドだということがわかります。
『RAZRシリーズ』は、誕生してまだ間もないですが、どちらかというと『精悍さ』をイメージしていたのですが、このドライバーはちょっと違った印象をもちました。
シャローヘッドを好まれる方は、とても安心できる形状といえるのではないでしょうか?
SPEED FRAME FACE

フェース面の下の部分に『SPEED FRAME FACE』と表示されていました。
かなり弾きの良いフェースなのでしょうか?
顔

『顔』は、とても個性的だと思いました。
かなり平べったい感じがしますし、トゥ側が出っ張っていてフェースが被って見えます。
私には苦手に感じられる形状なのですが、数年前に出会った『テーラーメイド バーナードロー』というドライバーを思い出しました。
ヘッドの形状もそうですし、クラウンにデザインされている独特の模様もそっくりだと思いました。
キャロウェイとテーラーメイドというメーカーの違いはあれど、やはりデザインが似たりすることも多いのかもしれません。
振り感

素振りをしてみた感じは、予想通り、かなりの『ソフトスペックドライバー』だと思いました。
このドライバーのシャフトのフレックスは『S』ということでしたが、硬いとは全く思いませんでした。
重量的にもかなり軽いですし、タフな印象は全くありませんでした。
構え感

ボールを前にして構えたとき、やはり違和感を感じました。
これまでこういった構え感のドライバーには出会ってきていますし、初めてな感じはしないのですが、構えづらく感じました。
どのように打っても、左へ飛び出して大きく曲がってしまいそうな感じですし、球が高くあがり過ぎるイメージばかりが先行してしまいました。
かなり難しい顔をしたドライバーだと思ったのですが、何とか対処できるようになりたい・・・。と思いました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は、なかなかいい感じでした。
打つ前は多少硬めかな?と思っていたのですが、実際はそれほどでもなく、適度は弾き感としっかり感を感じることができました。
このドライバーの外観とは、ややイメージの異なるフィーリングだと思いました。
打球音

『音』も、なかなかいい感じでした。
このドライバーは基本的に、それほど叩けるドライバーではないと思うのですが、この音だけでいうと、叩いていくことにも不安を感じることはありませんでした。
トゥ側

球はあがり過ぎるくらい、よくあがります。
私はこれくらいあがりすぎてしまうのは、あまり好きではないので、何とか抑えて打とうと思ったのですが、どうしてもあがり過ぎてしまう感じがしました。
弾道をコントロールできる感じがあまりしませんでした。
バックフェース

『安定性』という点では、これだけフェースが被っていましたが、決して『左一辺倒』という感じでもなく、右方向へもやや抜けていきやすい感じがしました。
それはやはり、この大型ヘッドによる『フェースターン』がしづらいからではないかな?と思いました。
プッシュ気味の球も出てしまいました。
シャフトも私には少し難しい感じがして、思うようにコントロールできない感じがしました。
大型ヘッドではありますが、なかなか弾道が安定しませんでした。
しかし、スイートエリアは広いと思いますし、基本的にシビアなドライバーではないと思います。
あくまでも、私が打ちこなせていないだけです。
飛距離性能
 
『飛距離性能』という点では、平均的だと思いました。
球がなかなか真っ直ぐ飛ばない・・・。ということもあったのですが、たまに真っ直ぐ飛んだ打球を目で追っていても、それほど特別飛距離性能に秀でている感じはしませんでした。
高くあがりすぎる弾道をもう少し抑えることができたとしても、それほど飛距離に優位性を感じることはありませんでした。
しかし、それはこのドライバーの飛距離性能が劣っているのではなく、あくまでもこれまでたくさんの高性能なドライバーに出会ってきたから、そう感じるのだと思います。
操作性

『操作性』という点では、やや難しく感じました。
なかなか思うようには打たせてくれませんでした。
やや親しみづらくて、敷居の高いドライバーだと思いました。
ヒール側

先月試打した『RAZR FIT』が、すごく気に入ったので、このドライバーにも同じような期待をしていたのですが、かなり性格の異なるドライバーで、最初から最後までずっと苦戦をしてしまいました。
ただ、こういったタイプのドライバーを求めておられる方もたくさんいらっしゃると思いますし、メーカーもそういったニーズに応える為に発売しているのだと思います。
『大型』『シャロー形状』『フックフェース』という、これまで出会ってきた多くのドライバーと同じようなジャンルに属するドライバーなのだと思います。
キャロウェイ レイザーエックス ブラック ドライバー

今日は苦戦をしてしまいましたが、また違うスペックに出会うことができれば、再チャレンジしてみたいと思いました。
ヒッタータイプの方よりは、明らかにスインガータイプの方にマッチしたドライバーだと思いますが、とてもイージーに感じられる方も多いと思います。
先ほども書きましたが、シビアなタイプのドライバーではないので、寛容性の大きさを感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
Callaway RAZR X BLACK DRIVER

キャロウェイには様々なタイプのクラブが存在し、幅広いゴルファーに対応できるようになっていますが、私としてはまた次のモデルに期待したいと思いました。