今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは キャロウェイ LEGACY PLATINUM ドライバー です。
シャフトは ROMBAX PLATINUM です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは47インチ、シャフトフレックスはLD47-S、シャフト重量は48g、トルクは5.9、バランスはC9、キックポイントは中調子、クラブ総重量は277gです。
キャロウェイレガシーシリーズの新しいドライバーです。
つい先日、レガシーブラックを試打したのですが、また新しいモデルに出会うことができました。
キャロウェイは今年、レガシーシリーズでおしていくのでしょうか?
『X HOTシリーズ』のニューモデルは、しばらく発売されないのでしょうか?
このドライバーは『PLATINUM』という名前なので、あのグランプリの名ドライバー GP PLATINUM ドライバーを思い出しました。
やはり、このドライバーも『プラチナ』と読むのでしょうか?
こうしてまじまじと見つめていたら、店員さんが、このドライバーはあの『グレートビッグバーサ』に似た形状になっているんですよ・・・。と教えてくれました。
言われてみればその通り、この独特な形状はまさにビッグバーサを彷彿とさせます。
キャロウェイといえば、やはりビッグバーサですし、メタルドライバーの革新的な存在でした。
ウォーバードなども発売されましたが、グレートビッグバーサは大人気でした。
その後『ビゲストビッグバーサ』も発売されましたが、そのヘッドの大きさにびっくりした記憶があります。
しかし、その大きさも今のドライバーと比べると、比較にならないほど小振りなのですが・・・。
このヒールにあるアクセサリーのようなものは、どういった効果があるのでしょうか?
この位置に配置されているということはウェイトの役目を果たしているのかな?と思ったのですが、どう見てもウェイトっぽくありません。
単なるアクセサリーなのでしょうか?
それともウェイトをすごくオシャレにしているのでしょうか?
そして、ネックの部分に調整機能が付いていないのが、今では珍しいと思いました。
ということは、このスペックでメーカーが、かなり自信を持っているということになるのでしょうか?
ネックは短めです。
ビッグバーサのようにスルーボア設計ではないようですが、この角度から見ても、何となくビッグバーサを思い出します。
顔はとても整っていて、好感がもてました。
キャロウェイメタルドライバー全盛時である『いい頃』の顔をしています。
ヘッドの色は違いますが、グレートビッグバーサも、これに近い顔だったかな?と思いました。
素振りをしてみた感じは、長さを感じましたし、シャフトはもちろん、クラブ全体も軽く、やや持て余してしまいました。
タイミングが少し取りづらい感じがしました。
私はまだまだ長尺を振り切れるだけのスキルが不足しているのだと思いました。
同じ重量でも長尺になると、かなり重く感じることも多いですが、今日はすごく軽く感じました。
ずっと『よそ行き』のスイングをしてしまいました。
ボールを前にして構えてみると、やはりいい顔をしているので、とても構えやすいです。
微妙なラインのイメージが浮かんでくることはあまり無かったのですが、とりあえず無難に打っていけそうだな・・・。と思いました。
ただ、やはり『長さ』を感じます。
自分の位置とボールとの距離がどうしても遠く感じました。
できればもう少し近くに立ちたい・・・。と思ったのですが、この『47インチ』という長さがそれを許してはくれませんでした。
このドライバーは違う長さのモデルもラインアップされているそうなので、そちらに変更しようと思ったのですが、あいにく貸し出し中ということだったので、やや苦手意識は芽生えたものの、このドライバーを試打することにしました。
試打を開始しました。
『打感』は思っていたよりも、しっかりとしている感じがしました。
ズシりと球の質感を感じることができます。
弾き感もありますが、この手にズシりとくる重さが印象的でした。
いいところでヒットできたときは程よい柔らかさが感じられますが、打点がブレると手に衝撃が残ってしまうように感じられました。
今はまだ温かいのでそうでもないけど、寒くなってくると、手首を痛めてしまうかもしれない・・・。と思いました。
ただ、それは私が強くヒットし過ぎているから、そう感じられたのだと思います。
このドライバーはスペック的にも、それほど強く叩いていくべきではないのだと思いました。
『音』は、やや枯れた感じの、何だか懐かしい感じがします。
最近はあまり耳にしなくなったように思いますが、昔は結構耳にしていたような気がします。
やや高めの金属音で、特徴のある音です。
特に苦手意識も芽生えず、かといってずっと聞いていたくなる音とは、またちょっと違うような気がしました。
球はよくあがってくれました。
ちょっと高くあがり過ぎな感じもしたのですが、この長さだと、なかなか抑えることができません。
どうしても先端が暴れてしまう感じがしました。
最近の『超シャローヘッド』と比べると、このドライバーは結構厚みもありますが、タフな感じは全くしませんでした。
結構ディープフェースではありますが、『縦のズレ』にもある程度寛容さがあって、ボールをしっかりと上げてくれました。
キャリーをじゅうぶん稼ぐことができました。
『安定性』という点では、ヘッド自体はそれほどシビアな感じはしないのですが、今日はちょっとバラツキが目立ってしまいました。
なかなかタイミングが整わず、少し苦戦してしまいました。
『軽さ』などもそうなのですが、やはり『長さ』が大きく関わっているように思いました。
球筋を揃えるには、まだまだ球数が足りないと感じました。
私は少し難しく感じましたが、この長さや軽さを苦にされない方には、決して難しいドライバーではないと思います。
逆に長さを活かして距離を伸ばしていくことも可能になってくるのではないでしょうか?
『短所は長所』『長所は短所』ということはいつの時代でもいえるのだと思います。
『飛距離性能』という点では、いいところで当たると、なかなかいい感じがしたのですが、私はそれを2球3球と続けることがなかなかできませんでした。
『振り切る』というよりも、どうしても『当てにいってしまった』ような気がします。
ちょっと詰まったような感じで打ってしまうことが多かったように思います。
高い弾道のキャリーも出ますし、球のつかまりもいいので、長尺・軽量でありながら『ハンサム』なドライバーを使いたい・・・。という方には、とても大きなメリットがあるといえるのではないでしょうか?
『操作性』という点では、最初からあまり意図的に曲げたいとは思えなかったせいか、ちょっと苦戦してしまいました。
せっかくいい顔をしていますし、この軽さや長さでは極端なことはしないほうが得策だと思いました。
色々なことをやってみよう・・・。とは思えなかったですし、できるだけ真っ直ぐに近い球筋で勝負していきたいと思いました。
私は曲げる練習が大好きですが、今日はそれをあまりやりたいとは思いませんでした。
今度、もし機会があれば、違う長さのモデルで試してみたいと思います。
『PLATINUM』ということで、球を打つ前はグランプリのドライバーを思い出していたのですが、実際に球を打ってみると、かなりタイプの違うドライバーなのだと思いました。
とてもカッコいいデザインですし、最初はアスリート色が強いのか?と思っていましたが、むしろベテランゴルファーの方の為のドライバーだと思いました。
『叩く』のではなく、この長尺を利用して『振り切れる』方に合いやすいのではないでしょうか?
キャロウェイの中でもレガシーシリーズは、かなり高級感がありますし、当然ながらこのドライバーも高価なのだろう・・・。と思っていました。
安くても8万円以上はするだろう・・・。と思いました。
そして値段を聞いて驚きました。
10万円以上ということでした。
もちろん、かなりの高級感が感じられるドライバーですが、カスタムではなく『既製品』で、1本が10万円以上するドライバーは今は珍しいですし、メーカーもそれだけ自信があるからなのではないでしょうか?
やはり、特別な素材が使われているのでしょうか?
純正シャフトが装着されていても10万円以上するということを聞き、とても私には手の届かないドライバーだと思いました。
スペック的にも、価格的にも、私には縁の薄いドライバーのように思えてきました。
このヘッドの質感や独特な枯れた音にも、かなり『プレミア感』があるような気がしてきました。
このドライバーは、いわゆる『限定モデル』ということなのだそうで、それも価格が高い要因なのかもしれません。
限定にしてプレミア感を出すのと同時に、在庫を多く抱えないようにするためのメーカーの工夫なのかもしれません。
私はこのドライバーとはあまり縁が無いような気もしますが、このドライバーは外見はとてもカッコいいですし、長尺や軽量を使いこなせるエグゼクティブゴルファーの方にマッチしやすいような気がします。
今日は『長尺』に少し苦戦をしてしまいましたが、もっと練習を積んで対応していけるようになりたいと思いました。
『技術の引き出し』をまだまだ増やしていきたいです。
秋の夜長、美しい月を見上げながら『素振り道』に精進することを誓いました。
キャロウェイ LEGACY PLATINUM ドライバー
- 2013年9月19日
- キャロウェイ