ゴルフクラブ試打日記。          

キャロウェイ DIABLO EDGE ユーティリティ Red

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今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは キャロウェイ DIABLO EDGE ユーティリティ Red の3番 です。
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シャフトは DIABLO EDGE 60i です。
ロフトは21度、クラブ長さは40.25インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は57g、トルクは4.3、キックポイントは中調子、バランスはD2、クラブ総重量は340gです。
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キャロウェイの新しいユーティリティクラブです。
いかにも打ちやすそうな感じがします。
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こうして見ると、かなり薄っぺらい形状であることに気付かされます。
まるで円盤のようだ・・・。と思いました。
シャローヘッド全盛の今とあっても、ここまで薄く感じさせる物は、あまり記憶がありません。
『薄い』=『易しい』とは単純いえないところもあると思いますが、少なくともすごく球があがりそうな感じがします。
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素振りをしてみても、なかなかいい感じがしました。
変なクセも感じられず、自然な感じで振っていくことが出来ました。
『SR』というフレックスですが、決して軟らかすぎないですし、硬い感じもしませんでした。
タイミングも合いやすい感じがしました。
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ボールを前にして構えてみると、多少の『グース』が効いていますが、それほど構えづらい感じはしませんでした。
こういった物は、これまでもたくさん出会ってきていますし、総じて打ちやすい印象があります。
見た目には、もうちょっとストレートな感じが欲しいのですが、これくらいでも打ちづらい感じはしません。
この『構え感』は、これまでの多くのユーティリティに共通している部分だと思いました。
特に『真新しさ』や『斬新さ』を感じることはありませんでした。
とても『常識的な』ユーティリティだと思います。
試打を開始しました。
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まず感じたのが、その『球のあがりやすさ』です。
形状などから、予め予想はしていたのですが、やはりすごく球があがりやすく感じられました。
フェース面の何処で打っても、ボールがドロップする感じもしないですし、確実に浮かせてくれます。
多少の『出っ歯形状』になっているせいか、球もすごく拾いやすいので『トップ球』も出にくい感じがします。
ソールもよく滑ってくれるので、多少『噛み気味』にヘッドが入っても、うまく拾っていける感じがしました。
ユーティリティクラブの求められる性能を確実に持っているような気がします。
ロフトが21度ということですが、私の感覚では『3番アイアン』なのですが、こんなにあがりやすい『3番アイアン』はありません。
きつく打ち込まなくても、ボール手前を滑らせるだけで、自然とボールが上がっていく感じがしました。
とてもナチュラルにあげやすいクラブだと思いました。
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『安定性』という点でも、なかなかいい感じです。
普通に打っていく限りでは、なかなか球が暴れません。
ヘッドも大きすぎず、それほど奇をてらったデザインではないからでしょうか?
打点も揃えやすい感じがしましたし、球筋も安定していました。
全くシビアな感じはしません。
かなりイージーなユーティリティクラブだと思います。
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『打感』も、割としっかりと感じることが出来て好印象でした。
はっきりとした手応えをつかむことが出来ますし、『ボールの重さ』を感じ取ることが出来ます。
こういった手応えは、その感触だけでボールの方向性を探っていけるところに好感を持てます。
だいたい狙った方向に飛んだか、そうでないかが、手から伝わる感触だけで把握しやすい感じがします。
決して柔らかめの感触ではないと思うのですが、この打感には好感を持つことができました。
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『音』も大きすぎず小さすぎず、なかなかいい感じでした。
割と聞き慣れた音なので、安心してショットしていくことが出来ました。
とても『ノーマルなフィーリング性能』を持ったユーティリティだと思いました。
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『操作性』という点では、まずまず・・・。です。
左右に曲げる練習も楽しんで行うことが出来ましたが、それほど敏感に反応してくれる感じはしません。
普通に打っていくならば曲がりにくいクラブだと思うので、そちらを優先させた方が得策なのだと思います。
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『飛距離性能』という点でも、とてもいい感じです。
決して他のユーティリティよりも、圧倒的な飛距離を持っているとは思いませんでしたが、すごく打ちやすくて、楽に200ヤード以上を運んでいけるクラブだと思います。
これまで球がつかまらなくて、飛距離をロスしておられた方も、このユーティリティクラブは、とても球のつかまりがいいので、そういったロスを防いでいくことが出来るのではないでしょうか?
私はフッカーなのですが、これくらい球がつかまりやすいクラブでも、それほど苦手意識は持ちませんでした。
これくらいならば、普通に対応していける感じがします。
勿論、本当はもっと逃がしやすいタイプが好みではありますが、このクラブを実戦で使っても、それほど怖い感じはしないだろうと思います。
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このクラブを今日初めて目にして、キャロウェイのニューユーティリティだとは思いましたが、全体的に見て、それほど真新しい感じはしませんでした。
これまで出会ってきたユーティリティとの大きな違いを発見することは出来ませんでした。
今とあってはすごく『ノーマル』といえる、ユーティリティなのだと思います。
それくらい、もうユーティリティの研究は進むところまで進んでいってしまっているのかもしれません。
勿論、もっと色々な形状にしたりすることも可能だとは思いますが、それによって『構えづらさ』や『バランスの悪さ』などの弊害が出てくると思います。
いくら『物理的性能』が優れていても、『構えづらさ』を感じてしまえば、元も子も無いと思います。
そういった意味でも、このクラブはいいところをついている気がします。
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キャロウェイは海外メーカーでも、フェアウェイウッドやユーティリティが素晴らしい・・・。というイメージがあるのですが、今回のこの『DIABLO EDGE ユーティリティ Red』も、そのイメージに合った素晴らしいクラブだと思います。
正直言って、これまでのユーティリティと大きく変わったところは見受けられなかったのですが、それは感覚の鈍い私だからなのかもしれません。
感覚の鋭い方は、前のモデルとの相違点を色々と挙げられるかもしれません。
ただ、ひとつ言えるのは、このクラブはとても打ちやすいユーティリティということです。
今、易しいユーティリティを探しておられる方は、このクラブを候補のひとつに加えられてもいいのではないでしょうか?
全体的にとてもバランスの良い、素晴らしいユーティリティだと思いました。