ゴルフクラブ試打日記。          

キャロウェイ DIABLO EDGE ドライバー Black

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今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは キャロウェイ DIABLO EDGE ドライバー Black です。
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シャフトは DIABLO EDGE 55w です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は56g、トルクは5.0、キックポイントは先調子、バランスはD3、クラブ総重量は312g です。
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キャロウェイのニュードライバーです。
先日『レッド』を試打したばかりなのですが、今回は『ブラック』です。
とてもよく似たデザインになっています。
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『トゥ側』と『ヒール側』が大きく凹んでいます。
これにより『空気抵抗』が減り、大きな飛距離アップが期待できるのでしょうか?
こういった形状は、これまでも見られてきましたし、決して珍しいことではないですが、『見た目の良さ』を邪魔しない工夫ならば、どんどん行って欲しいと思います。
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素振りをしてみても、なかなかいい感じで振っていくことが出来ました。
先日の『レッド』とイメージがダブリます。
『300gそこそこ』の『振り感』でした。
あまり重い感じはしません。
デザイン的には『ブラック』ということもあり、多少『タフ』な設定になっているのかと思ったのですが、意外なほど『イージー』な感じがします。
タフな感じは全くしませんでした。
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ボールを前にして構えてみると、少しヘッド後方が伸びている感じがするものの、比較的穏やかな感じがしました。
ほんの少し変わった形状ではありますが、構えづらい感じはしませんでした。
『レッド』は、ヘッド後方が少し『角(かど)』があったように思うのですが、この『ブラック』は、その点では『ノーマル』な感じがします。
こうして構えていても、違和感は特に感じませんでした。
ヘッド後方が伸びていると、どうしても『直進性』が強そうなイメージを持ってしまうので、このドライバーも、どちらかというと、ほぼ真っ直ぐな感じのイメージラインを描きやすい感じがしました。
フェースも被っているようには見えなかったですし、楽な気分で構えることが出来ました。
店員さんの説明によると、このドライバーのヘッド体積は『450㎤』なのだそうですが、そう言われるまで気付きませんでした。
日頃見慣れている『460㎤』だと思っていました。
試打を開始しました。
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まず感じたのが、その『打感の良さ』です。
この感じは『レッド』や、キャロウェイのこれまでのドライバーと似た感じがするのですが、私的にはとてもいい感じで打っていくことの出来る感触です。
国内の高級メーカーの、あの独特の柔らかさとは、また違った感触ではありますが、この打感はとても好感が持てました。
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『音』も、これまでのドライバー同様、大きすぎることがないので、すごく楽に打っていくことが出来ました。
最近はあまり大きな音のするドライバーを見かけなくなりましたが、それだけ大きすぎる音は求められていないのでしょうか?
私はヒッタータイプなので、あまり大きすぎる音だと、インパクトが緩んでしまう悪い癖があるのですが、今日はそんな癖は出ることがありませんでした。
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『球のあがりやすさ』という点でも、かなりいい感じです。
『ロフト』が10.5度ということもあり、かなり高く球が上がっていきました。
この先調子のシャフトも、かなり球を上げてくれているような気がします。
見た目は結構タフそうなデザインをしていますが、実はかなり敷居が低くて親しみやすいドライバーなのだと思いました。
確実に球を上げてくれる『高弾道ドライバー』だと思います。
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『操作性』という点でも、まずまず・・・。だと思いました。
左右に曲げていくことも、それほど難しい感じはしませんでしたが、それほど敏感に反応する感じでもありませんでした。
結構『ハンドルの遊び』の大きいドライバーだと思いました。
球がよく上がるので、低く抑えていくことは少し困難な感じがしました。
どのように打っても、自然と球があがる感じがしました。
こういったところは、最近のドライバーらしいところだと思います。
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『安定性』という点でも、全く『シビア』な感じはしません。
適度にスイートエリアも広そうな感じがしましたし、多少の打点のズレには目をつむっていてくれるドライバーだと思います。
ヘッドがよく動くので、ラインが少しブレやすい感じもしたのですが、これは球数をこなしていけば自然と慣れていけるような気がしました。
このシャフトのスペックは『S』ということですが、かなり『ソフトなS』だと思いました。
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振っているうちは『SR』ではないのかな?と思っていたのですが、ヘッドやシャフトに貼られているシールを見ると、明らかに『S』と表示されています。
やはり『S』にも、色々とあるものだな・・・。と思いました。
キャロウェイは海外メーカーですが、日本仕様はやはり少し軟らかめの設定にしているのでしょうか?
もう少し、しっかりとしたセッティングだともっと球を安定させやすい感じがしたのですが、これはやはりその人の好みによるところも大きいような気もします。
今度違うスペックのモデルがあれば、また試してみたいと思いました。
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『飛距離性能』という点でも、キャロウェイらしい『高性能』です。
最近のハイレベルなドライバーの中でも、まずまずいい位置にいると思います。
『レッド』同様、どちらかというと『キャリー』を大きく稼いでいきやすいタイプのドライバーだと思います。
『シャローヘッド』全盛の今に相応しい、ドライバーといえるのではないでしょうか?
『レッド』と比べると、ヘッドの形が多少『立体的』になっているようにも見えたので、『ヒッタータイプ専用』かと思っていたのですが、スペックを選べば『スインガータイプ』の方も比較的打ちやすく感じられるのではないでしょうか?
かなり幅広い層のゴルファーに適応しているような気がします。
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このドライバーを試打していて、特別に変わったところとか、新しいところは感じにくかったです。
これまで出会ってきた『スタンダード』な感じがしました。
おそらくこのドライバーも、色々な創意工夫が施されてはいると思うのですが、それを敏感に感じ取ることは出来ませんでした。
ちょっと前までは新しいクラブを目にする度に、色々な変化を楽しむことが出来たのですが、最近はメーカー問わず、あまり新しい感じがしません。
それほど『斬新さ』を持ったクラブとは出会ってきていないような気がします。
性能的にはとても安定していますし、構えやすいクラブや音の良いクラブが増えてきたので、私個人的にはいい傾向にあるような気がします。
違和感を感じさせないクラブであれば、今のクラブは性能的に大きな不満は感じません。
むしろとても気持ちよく球を打つことが出来ます。
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このドライバーは、新製品でありながら、かなり価格設定が抑えられていることに好感を持てました。
これは『レッド』にも言えることです。
多少高価でも、品質が安定していて愛着の持てる『メイドインジャパン』のクラブをやはり手元に置いておきたくなりますが、その一方でこのような海外製でコストパフォーマンスの優れたクラブにもすごく好感を持てます。
価格はリーズナブルですが、基本性能は決して劣っていません。
とても高いレベルを維持していると思います。
価格を飛距離で割ったら、かなりいい数値が得られるクラブだと思います。
『1ヤード当たりの単価』が、とても低く抑えられていると思います。
どうしても高価なクラブがよく飛ぶように考えがちですが、実際は絶対にそうとは言えません。
このドライバーもそうですし、低価格でも性能の優れているクラブはたくさんあります。
キャロウェイのクラブは、比較的高価なイメージを持っていたのですが、この『DIABLOシリーズ』は、とてもリーズナブルで好感の持てるクラブです。
メーカーやショップは大変だと思いますが、ゴルフクラブにも『デフレ化』が進んでくれると、我々ゴルファーにとってはありがたいことだと思いました。