ゴルフクラブ試打日記。          

P-tune フェアウェイウッド

  • 2012年8月7日
  • PGN

ピジョンゴルフ P-tune フェアウェイウッド 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ピジョンゴルフ P-tune フェアウェイウッド です。
Motore Speeder FW

シャフトはMotore Speeder 70f です。
ロフトは15度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は74g、トルクは3.1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は333gです。
側面

P-tuneのとてもカッコいいフェアウェイウッドです。
この落ち着いた感じがたまりません。
P-tuneのクラブには、これまで何度か出会ってきましたが、とても気に入っています。
特にドライバーのいい印象が強く残っているのですが、今日はFWに出会うことができて、とてもラッキーだと思いました。
個性的なソール形状

この独特なソール形状にも、何らかの意味があるのでしょうか?
こうすることにより、滑りが良くなるのでしょうか?
それとも重量配分によるものなのでしょうか?
ソールのウェイト
 
ややフェース寄りにウェイトが組み込まれていますが、この位置にあるということは、それほど『深重心』にすることなく、どちらかというとやや『浅重心設計』になっているのでしょうか?
ドライバーなどと同様、おそらく取り外しができるのではないか?と思いました。
こういった工夫は、どのメーカーも、しばらくドライバーだけに限定されていたようにも思うのですが、今ではFWでも見かけるようになりました。
とても画期的なシステムだとは思いますが、海外メーカーと比べると、とてもシンプルな調整機能です。
しかし、そのシンプルさには、大きな魅力があることを、これまでもたくさん経験しています。
クラブ自体の完成度の高いクラブには、『シンプル』という言葉がよく似合うことを、これまでも何度も感じてきました。
ネック長さ

ネックの長さも、しっかりとあり、とても操作性が良さそうです。
球を拾いやすそうな感じがします。
このクラブはスプーンということですが、私はコースでもスプーンはティショット以外でもフェアウェイなどからの直打ちで使うこともあるので、こういった拾いやすそうなFWにはとても好感がもてます。
顔

『顔』はP-tuneらしく、かなり男前です。
この整った形状は、心の安定をもたらしてくれます。
ゴルフはコースを果敢に攻める積極的な気持ちと、冷静な判断力とのバランスが重要だと思いますし、『打つ瞬間』や『打った後』よりも、『打つ前』が大切だということは、昔からよく言われてきました。
そういった点で考えてみても、このクラブは打つ前から、かなりいい精神状態にもっていってくれそうな顔をしていました。
振り感

素振りをしてみると、なかなかいい感じでした。
振ってみるまでは、もっとしっかりとした感じなのかと思っていたのですが、スプーンにしては重量感もそれほど感じなかったですし、シャフトも硬すぎる感じはしませんでした。
軽~く振っていってタイミングが合いやすいクラブだと思いました。
すごくいい雰囲気がどんどん伝わってきました。
構え感

ボールを前にして構えてみても、やはりすごくいいです。
いいイメージが次から次へとどんどん湧いてきました。
ミスショットのイメージが全く浮かびません。
さすがはP-tuneだな・・・。と思いました。
ドライバー同様、フェアウェイウッドでも、かなりいいクラブを作っているようです。
私の周りには、P-tuneのアイアンやウェッジを愛用している人が何人かいて、とてもいい内容のゴルフをしているのですが、私はアイアンやウェッジも好きですが、どちらかといえば、このクラブも含めてウッド系が好きです。
今日は楽しい試打になりそうだな・・・。と思いながら、この『美顔』を眺めていました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は好感がもてました。
ある程度予想していた通りのフィーリングで、この『予想と違わない感じ』にすごく好印象を持ちました。
気持ちよく球をターゲットに運んでいくことができました。
打球音

『音』にも好感がもてました。
やや高めの小気味いい感じの音で、耳に優しく伝わってきました。
タイミングが『自然と合いやすい音』というのは、こういう音のことをいうんだな・・・。と思いながら、このクラブのフィーリングを楽しんでいました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、標準的な部類に属するのではないかな?と思いました。
タフな感じはしませんが、決して誰にでも球が浮きやすい・・・。というタイプではないと思います。
球を拾いやすくて好感が持てましたが、どちらかといえばある程度ヘッドスピードがあったほうが、このクラブのメリットを感じやすいのかもしれません。
番手を下げれば、もっと幅広いそうに受け入れられそうですが、このスプーンをティアップしないで直打ちするならば、少し好みが分かれそうです。
決して誰にでも易しくなるように作られているクラブではないと思いました。
メーカー側も、ある程度ターゲットを絞ってきているように思います。
バックフェース

構えたときの印象がとても良かったからか、ラインもすごく出しやすくていい感じでしたが、それほど大きなミスを見逃してくれる寛容さはあまりないのではないかな?と思いました。
もちろん、シビア過ぎるクラブではありませんが、ミスに寛容なFWを探しておられる方には、やや敷居が高いと感じられるかもしれません。
ラインは出しやすいですが、そのラインは決して『直線一辺倒』という感じではなく、プレイヤーの持ち球やイメージを反映させていきやすいクラブだと思いました。
強くイメージできればできるほど、その確実性が高まるような気がします。
最近のクラブの傾向ともいえるような易し過ぎて、どのように打っても『球筋の個性』を出しづらいクラブは難しい・・・。と感じておられる方には、このFWはすごく扱いやすく感じられるのではないでしょうか?
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、正直ノーマルな感じでした。
驚くような飛距離・・・。という感じではなく、昔からのよく見られた飛距離性能だと思います。
勿論、決して飛距離性能で劣っているとは思いませんが、今はたくさんの高性能FWがありますし、それらと比べても特別秀でているとは思いませんでした。
『一発の飛び』というよりも、明らかに『まとまった飛び』といいますか、『平均で勝負できる』クラブだと思いました。
間違った方向や距離には球が行かないので、ある程度距離感をつかみやすくて、保険も掛けやすいクラブといえるのではないでしょうか?
とても実戦的なクラブだと思いました。
操作性

『操作性』という点では、構えたときの印象通りで、すごくいい感じでした。
左右どちらにも、易しく打たせてくれました。
フェースは被っていないようですが、このように小顔なので、必然的に球のつかまりは良くなります。
私はフェースローテーションを多く使っていくタイプなのですが、私のようなタイプには、こういったクラブがとても易しく感じられます。
『当てて終わり』という『インパクト重視』ではなく、『インパクトから先』をイメージしやすいクラブだと思いました。
最近の『オートマチック系』ではなく、明らかに構えたときの印象を大切にしてくれる『マニュアルチック』なクラブだと思いました。
ヒール側

このFWを試打して、改めてP-tuneというメーカーのクラブが好きになりました。
多くのゴルファーが知っているメーカーですし、知名度も高いと思いますが、量販店に並ぶような大手有名メーカーとは明らかに一線を画しているように思います。
なかなか見かけないですし、希少性も感じます。
しかし、実際に手にしてみると、とても親近感の湧くクラブです。
今は、あるひとつの海外メーカーの白いヘッドのFWがとても人気なのだそうで、ずっと品薄状態が続いているのだそうです。
私も試打してみましたが、シャフトが合わなかったせいか、『今ひとつ』の感じでした。
P-tune FW

そのクラブは確かに高性能なのだろうと思うのですが、『永く使い続ける』ということにおいては、このP-tuneのようなクラブなのではないかな?と思いました。
いわゆる『飽きがこない』といいますか、ずっと長い間、プレイヤーの『手の延長』となって仕事をしてくれるクラブのような気がします。
クラブには洋服などと同じように、どうしても『流行』というものがありますし、クラブの『新陳代謝』は凄まじいものがあります。
私は常々書いているのですが、必ずしも『最新=最高』ではないと思っています。
その考えは今でも全く変わりません。
何年経っても『色褪せないクラブ』は今でもたくさんあります。
洋服などは、体型の変化などによって着られなくなったり、いくらカッコいい服でも、かなり『時代がかった服』では、恥ずかしくて街で着られないこともあります。
そういった点は、ゴルフクラブには起こりづらいような気がします。
今でも昔のクラシカルなクラブを使っておられる方に出会うことがありますが、とてもカッコいいな・・・。と思いますし、ご自身のことを客観視できる方なのだろうと思います。
ゴルフというゲームの本質をよく解っておられるんだろうな・・・。と思いますし、クラブを大切にされる方なのだとお見受けします。
一緒にラウンドしても、やはり殆どの方が上級者の方です。
クラブは『プレイヤーの鏡』といえる部分があるように思います。
主に『フェース面』や『ソールの傷』などを見て、大よそのその人のHDCPなどが測れるような気がします。
P-tune FW

そういった意味で考えてみても、このクラブがキャディバッグに入っておられる方は、かなりのレベルの方だと思いますし、『大人のゴルフ』をされる方だと思います。
ヤングアスリートゴルファーはもちろん、ある程度年月を重ねてきても、まだまだパワーあふれる上級者の方にピッタリと合うクラブといえるのではないでしょうか?
とてもいいバランスでレベルの高さを感じるFWだと思いました。
例えば、飛距離は90点だけど、構えやすさは5点で、打感は10点・・・。などというクラブではなく、そのどれもが平均的を大きく超えているクラブなのではないか?と思いました。
球数をこなせばこなしていくほど、どんどん好感度がアップしてきました。
FWにも、ドライバー同様、まず『飛距離が最優先』という方には、やや合いづらい部分があるかもしれません。
しかし、『手の延長』で使っていきたい方、きちんとプランを立ててスコアメイクを組み立てていける方には、とても頼れる相棒となってくれるのではないでしょうか?
すごくいいイメージが残ったまま、練習場を後にすることができました。