今日は今年下半期(7~12月)に試打した、印象深いドライバーを紹介させていただきます。
尚、掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
また試打していながら、ここに掲載されていないドライバーもありますが、それらが良くないとか、劣っているということではありません。
あくまでも『印象深い』ということです。
それでは発表させていただきます。

まずはJBEAMのドライバーです。
JBEAMのドライバーをたくさん試打したわけではないのですが、JBEAMには『共通の型』といいますか、ベースとなるものがあるように思います。
シャローというよりもディープで、低スピン性能が高く、『叩ける』モデルが多いように感じています。
このJBLAST X ドライバーも、そんなタイプで硬派なドライバーです。
JBEAMのドライバーは、『ゲンコツ型』といいますか、『塊(かたまり)感』があって、丸っこい顔の印象があります。
このドライバーもJBEAMらしいところがあるのですが、『艶消しクラウン』と『カーボンコンポジット』なのが印象深いです。
顔や打感は好きだったのですが、音が苦手だったことを、よく覚えています。

次はNEXGENのドライバーです。
あまり出会わないメーカーのクラブなので、手にすることができて、嬉しく思いました。
ただ、顔や打感・音などが馴染めず、あまり好感が持てなかったのも事実です。
しかし、これはあくまでも私の好みによるものなので、このドライバーの顔や打感・音を好まれる方はたくさんいらっしゃると思います。

次はLA GOLFのドライバーです。
このメーカーは初めてだったので、とてもワクワクしたのを覚えています。
クラブ全体が黒で重厚感があり、質感も『グレート』でした。
カッコいいな・・・。と思いながら、しばらく見つめていました。
初めて手にするメーカーでもワクワクし、どのような性能なんだろう?と想像力をかき立てるクラブもあれば、逆にあまり興味がもてないクラブもあり、このドライバーは明らかに前者でした。
構えたときにフェースが少し左を向いているように見え、少し残念に思いましたが、それ以外は整った美顔です。
クラウンも黒ですが、光沢感があるタイプではなく、『艶消しブラック』で、『収縮イメージ』が、より強調されたのも好感が持てました。
あくまでも私のイメージでの話ですが、ボールと一緒に構えたときに、白いボールがヘッドに吸い込まれるといいますか、そういう力が働いているイメージが欲しくなるときがあります。
そのイメージが湧くと、ボールの芯と、ヘッド(フェース)の芯が重なり合って、100%のジャストミートを実現できるように感じるからです。
そしてそのイメージが、このドライバーではありました。
打感や音が素晴らしかったのも印象深いですが、飛距離性能が凄まじかったのもよく覚えています。
一球目から『えげつない』打球になり、思わず声が出ました。
操作性という点では、『つかまりが良すぎる』ので、あまり上手くいきませんでしたが、かなりの高性能で『ポテンシャルの塊』という印象を今も持っています。
私のようなフッカーには合いづらいと思いますが、フェードヒッターの方には、程よくつかまって強い球が打てるのではないでしょうか?

次は待望のBSドライバーです。
昔ほどではないですが、今もブリヂストンのニューモデルに出会うとワクワクします。
昔はJ’sやツアーステージが一世を風靡していて、BSの独り勝ちといったところがありましたが、正直今はそれほどの勢いを感じません。
しかしクラブの品質や性能の高さをキープし続けていて、さすがは老舗メーカーだな・・・。と思います。
ライバルメーカーである、ダンロップはスリクソンとゼクシオの線引きがしっかり出来ているように思いますが、ブリヂストンはどのクラブにも『TOURSTAGE』という名前を付け始めた頃(正確に言うとその少し前)から、おかしくなったような気がします。
PHYZはPHYZで、TOURSTAGEはTOURSTAGEで発売して欲しかったです。
それから、私の中でのツアーステージのブランドイメージが崩れてしまい、それからしばらくしてツアーステージという名前が無くなりました。
その舞台裏には様々な事情があったと思うのですが、BSファンだった私は残念に思いましたし、しばらくBSへの興味が薄れていったような気がします。
このドライバーの印象として一番強かったのが、ヘッドのほぼ全てがカーボンということです。
最近はクラウンだけでなく、ソールもクラウンが使われていて、ほぼカーボンヘッド(カーボンとチタンのハイブリッドタイプ)が多くなっているようです。
これは今では珍しくないですが、できればBSには他のメーカーの後追いをせずに、独自の発想・技術で勝負して欲しいな・・・。と思ったことも覚えています。
流行っているから・・・。最新の技術だから・・・。といって、それが必ずしもベストとは限りません。
最新モデルよりも、何世代か前のドライバーのほうがよく飛ぶというのは、昔からあることですし、珍しいことではありません。
ソールに大きなウェイトが組み込まれていることや、ネックの調整システムも、今の流行りですし、他のメーカーと同じです。
ただ、フェース面にはブリヂストンらしい個性が見られ、さすがだな・・・。と思いました。
フェースを触ってみると、かなりザラザラしているので、スピンが増えそうな感じがするのですが、実際に打ってみると、スピンが増えているようには感じませんでした。
独特の丸っこい顔でBSらしいな・・・。と思いましたし、好感が持てました。
打つ前は操作性に長けたモデルかな?と思っていましたが、実際に打ってみると、オートマチックタイプだということが分かり、安定性が高く、寛容さがあるドライバーだということが分かりました。
操作性はそれほど優れていませんが、飛距離性能がとても高いのも、このドライバーの特長です。
ここ数年、BSのドライバーは見た目の印象と実際の性能のギャップがあるな・・・。と感じていたのですが、このドライバーは見た目通りの硬派で骨太なドライバーでした。

KAMUIWORKS JAPAN Rex&Regina AT Driver 10.5°
次はカムイワークスのドライバーです。
久しぶりに出会った、カムイワークスのドライバーで、すごくワクワクしていたのを覚えています。
昔からカムイワークスは私にとって『地クラブの雄』といえる存在で、昔から欲しくても手に届かなかったメーカーだからです。
このドライバーはソールがフラットではなく、バックフェース付近が凹んでいて、ナイキやアキラのドライバーを思い出したことを覚えています。
こうすることで、かなり重心が前に行き、『浅重心』になるのではないでしょうか?
ソールに溝があったのも、最近は少なくなっているので個性的だな・・・。と思ったことを覚えています。
つかまえ系の顔で、打感は『しっかりめ』で、音は好感が持てました。
質感の良さ、そして安定感。
日本の地クラブメーカーの実力の高さを感じさせてくれるドライバーです。

KAMUIWORKS JAPAN Rex&Regina SL ドライバー 10.5°
次もカムイワークスのドライバーです。
このドライバーはソールにある、縦に組み込まれた赤いウェイトが印象的でした。
このような配置にするということは、重心の深さを変えずに、重心距離だけを変えるのだろうか?と思いました。
このドライバーで一番印象深いのは、その『音』です。
予想していなかったということもありますが、一球打ってびっくりしました。
私は音が良くないと、そのクラブに対する興味が瞬時に消えてしまうので、このドライバーにも親近感はもてませんでした。
せっかく顔や打感が良いのに、勿体ないです。
本当はもっと高いポテンシャルがあるんだろうな・・・。と思いましたが、インパクトが緩んでしまい、気持ちよく叩いていくことができませんでした。

次はエミリッドバハマのドライバーです。
エミリッドバハマのドライバーといえば、『美しさと飛距離の両立』です。
このドライバーも、まさにそのようなタイプで、一球目から高いパフォーマンスを発揮してくれました。
飛距離において、今の優秀なドライバーの中でも、明らかに『K点越え』を連発しているドライバーで、飛距離を求めておられるなら、是非手に取ってみるべきドライバーだと思います。
大手有名メーカーのクラブしか使わない・・・。という方は多くいらっしゃると思いますし、エミリッドバハマをご存じない方もいらっしゃると思います。
しかし知名度と性能は別問題です。
このドライバーで打つと、今愛用しておられるドライバーが物足りなくなってしまうかもしれません。
それくらい圧倒的です。
もちろん、誰にでも合うというものでもなく、ある程度HSを要求してくると思いますが、そのポテンシャルの高さは凄まじいものがあります。
装着するシャフトやロフトにもよりますが、できればHSは45m/s以上あったほうが、相性が良いかもしれません。
デザインも素晴らしく、打感や音も良いので、飛距離に対してブレーキをかけるものがなく、『アクセル全開』で打っていけるのも、このドライバーの特長です。
キャロウェイやテーラーメイドなどの海外メーカーしか絶対使わない・使いたくない・・・。という方にはお勧めできませんが、日本のメーカーが好きで、地クラブメーカーにも興味があって、とにかく飛距離性能を第一に求めていきたいハードヒッターの方にはお勧めしたいです。
地クラブメーカーのクラブは高性能・高品質が多いにもかかわらず、大手メーカーと比べると致命的な弱点がふたつあります。
ひとつが量販店に並ばないので、知らない・手にしたことが無いという方が多い。
もうひとつが大手メーカーと違い、少ないロット数で勝負するので、高価になりやすいということです。
しかし今は物価もあがり、大手メーカーのドライバーも普通に10万円以上して、価格面で不利になることはなくなりました。
むしろ大手メーカーほど価格はあがっていなくて、しかも高いポテンシャルともっているので、コスパという点でも有利といえるのではないでしょうか?
ヘッドメーカーなので、フィッティングをして自分に合った、好きなシャフトを最初から組んでいけるのもコスト的にも無駄が無く、経済的ですね。
エミリッドバハマ(グランプリ)のドライバーに初めて出会ってから、ずっと『モンスター』というイメージが私の中で定着しているのですが、このCV8 ACEドライバーも、まさにモンスターです。
車に例えると、エンジンの『総排気量』が違う感じがします。

次はエポンのドライバーです。
私はこのAF-107のひとつ前の、AF-106というドライバーがすごく気に入っていて、購買意欲を強く刺激されていたのですが、もう廃番になっているようで、とても残念に思っています。
このAF-107も魅力的ですが、私はAF-107のほうが好きです。
ただ、小振りだったのとディープだったのは好感が持てたのですが、フェースが被っているように見えたので、一気にテンションが下がってしまいました。
しかし打感や音は素晴らしく、さすがはエポンです。
私は来年のモデルに期待しています。

最後は国民的ブランド、ゼクシオのニュードライバーです。
このドライバーは『艶消し』と、他にはゼクシオらしい強いフックフェースでないというのが印象的でした。
といっても『中立顔』ではなく、『つかまえ系』の顔であるのは確かなのですが・・・。
フェース面のデザインも特長があり、見たときはあまり良い打感や音をイメージできなかったのですが、実際に打ってみると、素晴らしい打感と音で、さすがダンロップだな・・・。と思いました。
良い意味で、見た目と実際のギャップがあるドライバーです。
いろいろな技術が搭載されたハイテクタイプのドライバーなのは明らかですが、それが強調されず『ゴチャゴチャ感』が無いのも好感が持てました。
球はあがりやすく、寛容性もあって、かなり人気が出るだろうな・・・。と思っていたのですが、やはり大人気なのだそうです。
私の周りの人たちに聞くと、ノーマルモデルよりも、この『+』のほうが好きだ・・・。という声のほうが多いです。
試打したモデルのロフトが9度ということで、あがりすぎず、いい弾道だったのも強く印象に残っています。
ゼクシオのクラブは『ベストセラー』だけでなく、『ロングセラー』なので、ずっと売れ続けるんだろうな・・・。と思いました。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いドライバーたちです。
こうして見ても、素晴らしいクラブばかりが並んでいます。
今年の前半も含め、ハイレベルなドライバーに出会い、充実した一年だったと思います。
アイアンなど、他の番手のクラブではMVPを決めるのに苦労しているのですが、ドライバーは既に決まっています。
このブログを長く読んでくださっている方でしたら、私の好みや文章も含め、だいたいの予想がついているのではないでしょうか?
おそらく合っていると思います。
それくらい、『あの』ドライバーは私にとって胸が熱くなり、心が揺さぶられたドライバーでした。
『クラブ・オブ・ザ・イヤー2025』は年明けに発表させていただきたいと思います。

