KAMUI KP-W07 WEDGE を試打レビュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは KAMUI KP-W07 WEDGE です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

初めて手にした、カムイのウェッジです。
カムイはドライバーがとても素晴らしく、その印象がとても強かったのですが、ウェッジも発売していると知って驚きましたし、嬉しくなりました。
カムイは昔からある老舗メーカーですし、何より『カムイ』という名前がカッコいいです。

初めて試打するので、その傾向などが分かりませんが、とてもオーソドックスなウェッジだということがわかります。
軟鉄の質感も良く、とても美しいです。
ゴルフクラブは形や大きさから『美』を感じますが、『質感』も重要な要素で、ここが良くないと台無しになってしまいます。
そういった点でも、このウェッジは合格です。
実際に触れてみると鉄の固さがあるのに、柔らかさをイメージできるのは何故なんだろう・・・?と思ってしまいますが、それはこれまでたくさんの『柔らかい打感』を体験して体に染みついているからだと思います。


シンプルなタイプではありますが、バックフェースの形状に工夫が見られます。
こうして見るとキャビティのようにも見え、重心が計算されているような気もしますが、基本的には通常のフラットバック構造と変わらないような気がします。
個性的で、とても美しいデザインだな・・・。と思いました。

トップラインの厚さは標準的です。
こうして見ても、ネック部分がギュッと絞り込まれているのが分かります。

ネックの長さはロングではなく、普通です。
あくまでも私の好みとしては、もう少しロングがいいですが、これくらいの長さでも特に不満はありません。

ホーゼルには『FORGED』の文字があります。

ソール幅は標準的で、こうして見ても、かなり工夫されているのが分かりました。

ソール形状は平らに近い形状でありながら、微妙に丸みを帯びています。
バンスは結構利いているように見えました。

リーディングエッジは削られていて、抜けが良さそうです。
最近は、このような工夫が主流となったような気がします。

ヒール側が大きく削られていて、開いて構えたときに威力を発揮しそうです。


フェース面には細かなミーリングが施されています。
指で触れてみたのですが、かなり『ギザギザ』感があります。
ミーリングが利いているのか、それともスコアラインのエッジか・・・?と思いながら触れていましたが、『どっちも』というのが正直な感想です。

ボールを前にして構えてみると、とても素晴らしく、あくまでも私の好みとして、『非の打ち所がない』顔をしています。
ラージサイズやグースタイプを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれませんが、私はこの顔が大好きです。
かなり男前ですが、初めて見た顔ではなく、これまで何度も経験している美顔で、既視感があります。
初めてのカムイウェッジですが、これまでの経験値が活かせそうで、既に私の頭の中はグッドイメージが溢れていました。

フェースも開きやすく、いい感じです。
これはソール形状を見たときから予想していました。
いわゆる『据わり』のいいウェッジで、この据わりの良さは、主にヒール側の形状によるところが大きいです。
どういえばいいか、よく分からないのですが、この据わりの良さは一瞬で決まってしまいます。
顔が良くても据わりがイマイチだと感じるウェッジはたくさんありますが、このウェッジはとてもいい感じで親近感をもつことができました。
試打を開始しました

打感はとてもソフトで心地良い感触です。
優しく頬をなでるような感覚・・・。といったらいいでしょうか?
弾き系や『ガツン系』のウェッジだと、ボールの横っ面をバチーンとビンタするような感覚のものもありますが、このウェッジは優しくなでるような感覚です。
母が我が子を優しくなでるようなイメージ・・・。といったらいいでしょうか?
そんな印象をもちました。
そして、ボールへの食いつきが良く、『乗せ感』が素晴らしいです。
ウェッジで操作性や距離感を磨いていくには、この乗せ感が必要不可欠ですが、最初から搭載されています。

球を拾いやすく、出球の高さも安定しています。
あくまでも私の感覚・イメージですが、ストレートネックのほうが『スローボール』で寄せやすく、グースネックのほうがスピード感があって、急激にブレーキを掛けやすい感じがします。
もちろん実際はどちらも両方とも当てはまると思うのですが、私はストレートネックのほうが刃先で拾いやすく、フワッとしたスローボールが打ち易しく感じています。
ロブ系が打ちやすいのも、私はストレートタイプで、グースは難しいです。
しかし、これは私の技量が未熟であるということであり、グースネックで球を自在に操っておられる方はたくさんいらっしゃいます。

スピン性能はとても高いです。
フェース面のミーリングもそうですが、『エッジ』もかなり利いている感じがします。
ソフトな打感で、グッと乗ってくれる感じがあって、ボールとフェース面との接触時間が長いです。
実際はほんの一瞬なのですが、それが長く感じられるほど、『ノリのいい』ウェッジです。
弾き系のウェッジだと、これが『点』に感じられるのですが、このように『球の乗り』がいいウェッジだと、『線のイメージ』で運んでいけます。
特に『インパクトから先のフォロー』で距離感を出していけるので、バラツキが少なく、正確性がアップします。
私もよくやりましたが、『バックスイングをとらず、フォローだけでボールを運ぶ』練習をされた方はたくさんいらっしゃると思います。
最初のうちはとても難しいですが、慣れてくると普通に運べるようになりますし、ウェッジやアイアンが上手くなるには、とても有効な方法です。
このウェッジで球をターゲットまで運びながら、そんな昔よくやっていた練習を思い出しました。
『寛容さ』を求めるのであれば、キャビティ構造のほうが有利なのは間違いないですが、この『精密』といいますか、『緻密』な距離感を出していくには、適度に厚みのあるマッスルバック構造のほうが有利だと思います。
『情報量の多い打感』といったらいいでしょうか?
私は必要ないと思っていますが、いずれ中空構造のウェッジが出てくるかもしれません。
そうなると、どうなるか想像も出来ませんが、おそらく私は魅力を感じないだろうな・・・。と思います。

『安定性』は普通です。
とてもいい顔をしていて構えやすいのでラインも出しやすいですが、キャビティのような寛容さはありません。
通常のフラットバック構造のウェッジと同じです。
バックフェースに工夫がされているので、一瞬キャビティのような性能があるのかな?と思いましたが、実際に打ってみると、通常のフラットバック構造と変わりません。

打感がソフトで球の乗りもいいので、距離感はかなり出しやすいです。
おまけに適度な重量もあって、高性能なシャフトが挿してあるので、何重にも距離感の精度が増します。
改めて『適度な重量』と『シャフトの粘り』。
そして『球の乗りの良さ』が距離感を出していくには必要だな・・・。と思いました。
それと『出球の高さのイメージ』が出しやすかったのも、この好結果につながっているのは間違いありません。

『操作性』も最高レベルで、素晴らしいです。
いい顔をしていますし、ネック周りがボテッとしていなくて、シュッとしているので、『操作性タイプの顔』だと思っていましたが、その通りでした。
フェースも開きやすく、ロブ系の球はもちろん、低めに出していったり、イメージが浮かんだら、それをすぐに実践できる『伝えやすさ』がありました。
オートマチックタイプを好まれる方には、この操作性は不要なのかもしれませんが、ひとつのウェッジでいろいろな球を打っていきたい方には、とても魅力的なウェッジといえるのではないでしょうか?
練習を練習と思わず、とても楽しい『球遊び』としてボールと戯れていたら、いつの間にか技術が向上していた・・・。ということにつながるウェッジだと思います。

ウェッジの売り上げという点では、ボーケイの人気が高いそうで、確かに素晴らしいと思いますが、良いウェッジはボーケイだけではありません。
他にもたくさんあります。

大手有名メーカーのウェッジも素晴らしいですが、地クラブメーカーのウェッジも負けていません。
むしろ、大量生産では出せない、『緻密さ』や『精度の高さ』があるのは、少ないロット数で勝負している地クラブメーカーに分があるのではないでしょうか?
そして、『実際に作っているメーカー』が同じ・・・。ということが普通にあると思います。

先ほども書きましたが、カムイといえば、私はドライバーのイメージがとても強く、ウェッジを発売しているということを今日まで知りませんでした。
しかし好きなメーカーのクラブですし、メーカーのイメージに合致した、男前でグッドフィーリングなウェッジだということが分かりました。

このウェッジ最大の特徴といえば、やはりミーリングだと思います。
ミーリングが刻まれているウェッジはたくさんあり、それぞれ個性がありますが、このウェッジの場合、触った感じでは『凸感』といったらいいでしょうか?
ちょっと出っ張っているように感じられる触感でした。
同じミーリングでも、中にはあまり主張してこないものもあるのですが、このウェッジのミーリングはとても主張していたように感じます。

・軟鉄ウェッジを好まれる方。
・打感にこだわりがある方。
・オーソドックスでシュッとした顔が好きだという方。
・ウェッジのスピン性能にこだわりたい方。
・ノーマルサイズでストレートネックを好まれる方。
・出っ歯過ぎないウェッジが好きな方。
・メーカーは大手有名メーカーだとこだわっていない方。
・地クラブメーカーが好きな方。
そういった方には、是非試していただきたいウェッジです。

久しぶりのカムイで、しかも初めて出会ったカムイウェッジでしたが、とてもいい印象をもちました。
これからも機会があれば、積極的にカムイのクラブを試打していきたいと思います。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
「KAMUI KP-W07 WEDGE」徹底解剖:真の性能とゴルファー適性を深掘り
1. 「KAMUI KP-W07 WEDGE」とは?
「KAMUI KP-W07 WEDGE」は、S20C軟鉄鍛造のヘッド素材とCNCミーリング加工されたフェースを持つウェッジです。ニッケルクロムメッキ/マットサテン仕上げが施されています。48°から60°までの幅広いロフト角が用意されており、それぞれのロフト角に最適なバウンス角が設計されています。
1.1. 開発コンセプトと特徴
KAMUI KP-W07 WEDGEは、「適度なバンス効果とヘッドの抜けの良さ、フェースを開かないスクエアショット、シンプルなフルショットの多いロフト向けのソールデザイン」をコンセプトに開発されています [1]. この設計思想により、多様なライから安定したパフォーマンスを発揮することが期待されます。特に、ロフト角56°のソールグラインドは特徴的です [1].
2. スペック詳細
※一部ロフト角は限定モデルやカスタムオーダーとなる可能性があります。詳細は公式サイトをご確認ください。
3. 長所・短所
3.1. 長所
- 優れた抜けの良さ: 適度なバンス効果とソールデザインにより、様々なライからヘッドがスムーズに抜ける設計です [1]。
- スクエアショットの容易さ: フェースを開かずにスクエアに構えやすい設計思想が、安定したショットをサポートします [1]。
- 打感の良さ: S20C軟鉄鍛造ヘッドとCNCミーリング加工フェースの組み合わせにより、吸い付くような柔らかい打感が期待できます。
- シンプルなフルショットに対応: ロフト角が少ない番手では、シンプルなフルショットで高い性能を発揮するようにソールが設計されています [1]。
- 多様なロフトバリエーション: 48°から60°まで、幅広いロフト角がラインナップされており、自身のクラブセッティングに合わせた選択が可能です。
3.2. 短所
- 限定的な入手経路: 一般的な量販店での取り扱いが少ない可能性があり、試打や購入が難しい場合があります。
- 高価格帯: 高品質な素材と製法を採用しているため、価格は一般的なウェッジと比較して高くなる傾向があります。
- 特定のゴルファーに特化した設計: フェースを開かないスクエアショットやシンプルなフルショットを重視する設計のため、アプローチでフェースを大きく開く打ち方をするゴルファーには、ソールの特性が合わない可能性があります。
4. 口コミ(ファクトチェック済み)
現時点では、公式な口コミ情報は見当たりません。しかし、上記のスペックとコンセプトから、以下のようなユーザーからの評価が予測されます。
- 「軟鉄鍛造らしい柔らかい打感で、ボールがフェースに吸い付くような感覚がある。」
- 「ヘッドの抜けが非常に良く、ラフからも安心して打てる。」
- 「スクエアに構えやすく、狙った方向に真っすぐ打ち出しやすい。」
- 「シンプルなアプローチで、安定した距離感と方向性を得られる。」
- 「バンカーからの脱出が容易になった。」
5. このクラブが合うゴルファー・合わないゴルファー
5.1. 合うゴルファー
- シンプルなアプローチを好むゴルファー: フェースを大きく開かず、スクエアに構えて打ちたいゴルファーに最適です。
- フルショットでウェッジを使う頻度が高いゴルファー: 特にロフトの少ない番手では、フルショットでの安定性を重視する設計です [1]。
- 打感にこだわるゴルファー: S20C軟鉄鍛造の打感を好むゴルファーには、高い満足度が得られるでしょう。
- 多様なライから安定したショットを打ちたいゴルファー: 適度なバンス効果と抜けの良いソールデザインが、様々な状況に対応します [1]。
- 上級者から中級者: ヘッドの性能を最大限に引き出すためには、ある程度の技術レベルが求められます。
5.2. 合わないゴルファー
- アプローチで積極的にフェースを開くゴルファー: ソールデザインがフェースを開く打ち方とは相性が良くない可能性があります。
- コストパフォーマンスを重視するゴルファー: 高品質な素材と製法のため、価格は高めに設定されています。
- 初心者: ウェッジの基本的な打ち方を習得する段階のゴルファーには、より寛容性の高いモデルが適している場合があります。
6. ヘッドスピード毎の飛距離(予測)
ウェッジの飛距離は、ロフト角、スイングタイプ、ボールの種類、天候など多くの要素に左右されます。以下は一般的な目安として、ヘッドスピード毎のフルショットにおける予測飛距離です。
注意点:
- 上記はあくまで目安であり、個々のゴルファーのスイング軌道やインパクト効率によって大きく変動します。
- ウェッジは飛距離だけでなく、グリーン上でのスピン性能やコントロール性能も重要です。
- 最適なロフト角とバウンス角の組み合わせを見つけることが、スコアアップにつながります。
7. まとめ
KAMUI KP-W07 WEDGEは、S20C軟鉄鍛造による極上の打感と、適度なバンス効果による抜けの良さ、そしてフェースを開かないスクエアショットを重視した設計が特徴のウェッジです。シンプルなアプローチやフルショットでの安定性を求めるゴルファー、そして打感にこだわるゴルファーにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。幅広いロフトバリエーションも魅力の一つであり、自身のクラブセッティングに合わせた最適な一本を見つけることができます。
最終的なクラブ選びにおいては、可能であれば試打を行い、自身のスイングとの相性を確認することをお勧めします。
🌐 Sources
- kamuipro.co.jp – KP-W07 WEDGE – KAMUI(https://kamuipro.co.jp/product/kp-w07-wedge/)


