George Spirits GS-CB アイアン

George Spirits GS-CB アイアン 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは George Spirits GS-CB アイアン の6番 です。
DynamicGold

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは31度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、バランスはD2 です。
正面

初めて出会ったジョージ・スピリッツのアイアンです。
先日ドライバーを試打して、その好印象が今でもはっきりと残っているのですが、今日はアイアンを試打すること機会に恵まれました。
ドライバーもそうでしたが、このアイアンもすごくカッコいいです。
何と言いますか、『ゴルファー魂』を刺激される感じがします。
側面

こうして見たところ、これまでたくさん出会ってきた『ハーフキャビティ』といった感じがします。
こういった形状のアイアンは、最近では少し少なくなったような気もしますが、昔はたくさんありました。
アイアンといったら、この形。といった時もありました。
昔は今ほどマッスルバックとキャビティの差が大きくはなかったような気がします。
彫りの深さ

『彫り』も、それほど深くありません。
むしろ浅めな感じがします。
キャビティアイアンではありますが、こういったアイアンは『肉厚感』を感じさせてくれるので、とても好きです。
ソール幅

ソール幅も、それほど広くはありません。
最近のアイアンの中では、はっきりと狭いほうだと思います。
広すぎないので、遠慮なくヘッドを突っ込んでいけそうな感じがしますし、球も拾いやすそうです。
ワイドソールは『ダフり』を連想してしまうところが私にはあるのですが、このアイアンのソール幅だとヘッドの落とし場所に苦労しなさそうで、とても好感を持つことができます。
『地面に跳ねそう』な感じがしないので、安心感を持てます。
ホーゼル長さ

『ホーゼルの長さ』は、それほど長いとは思いませんでした。
しっかりとホーゼルがついているので、扱いやすそうな感じがしますが、想像していたよりも高重心アイアンではないのかな?と思いました。
ここまでは、昔からのクラッシックアイアンとイメージが被るところがあったのですが、このホーゼルの長さを見ていると、最近のアイアンらしい感じがします。
クラシカルな部分と現代風なところが、上手く融合されている・・・。といったらいいでしょうか?
構え感

ボールを前にして構えてみると、やはり独特の美しさがあります。
昔から何度も見てきた『美顔』なアイアンです。
アイアンには是非欲しい『シャープさ』が、このアイアンには備わっているので、いいイメージがたくさん出ました。
曖昧に感じる部分が全くありませんでした。
構えづらいアイアンだと、なかなかセットアップが決まらない時もありますが、今日はすぐに完了させることができました。
まるで『通い慣れた道』のように迷うことなく、スイングを開始することができました。
試打を開始しました。
バックフェース

『安定性』という点では、結構ミスに対してシビアな部分があるように思います。
こういったところは、こうして見ているだけで、打つ前から想像できていたところではありますが、その予想の範囲にピッタリと当てはまる感じがしました。
昔ながらのハーフキャビティといったところで、『シビアさ』という点では、最近のキャビティよりも『マッスルバック』に近いところがあると思います。
『ミスに易しいアイアン』を求めておられる方には、合いづらい部分があるかもしれませんが、ミスをミスとはっきりと伝えてくれるので、そこに安心感を持たれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『ショットの精度』を上げていくにも、こういったアイアンは重宝するような気がします。
フェース面

『打感』は、軟鉄鍛造の良さが十分に楽しめるアイアンです。
芯を喰った時の感触はたまりません。
いつものことですが、メーカーが違っても『軟鉄鍛造』だけは、絶対にはずせないな・・・。と思ってしまいます。
私は昔から、『軟鉄鍛造』+『ダイナミックゴールド』を決めていて、それからメーカー選びに入ります。
それは今でも変わりません。
というか、色々なクラブに出会ってきて、その思いが益々強くなっているように思います。
そういった点でも、このアイアンは充分に楽しめる打感だと思いました。
『スイートエリア』は、割と狭い感じで、芯を外した感触を確かめられるところも気に入りました。
芯で捉えた時は、この上ない喜びを感じることが出来ますが、少しでも外すと手にミスヒットの衝撃が伝わってきました。
こういったところも、昔からの流れを汲んでいるような気がします。
最近はこういったところが、はっきりしない感じのアイアンもありますが、私はミスしたらそれをはっきりと教えてくれるクラブが好きなので、もしこのアイアンを購入したら永く付き合っていけそうな予感がしました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点でも、はっきりと『タフ』なほうだと思います。
決して楽に上げてくれるアイアンではないと思います。
ある程度のヘッドスピードも要求されますし、ミート率も必要になってくると思います。
ここ数年の、『超・低重心(ワイドソール)』アイアンでは、少々薄めに当たっても、それをあまり感じさせないような『球の浮きやすさ』を持ったアイアンがたくさん登場してきましたが、この『George Spirits GS-CB アイアン』というアイアンは、それらとははっきりと性格が異なる感じがしました。
キャビティアイアンはマッスルバックアイアンよりも、『幅が広い』といいますか、対象となるゴルファー層の『受け口』が広い感じがしますが、このアイアンは、かなり『マッスルバック寄り』のアイアンだと思います。
操作性

『操作性』という点では、構えたときの好印象通り、かなりいいです。
左右どちらにも敏感に反応してくれます。
『直進性』は、それほど高くはないのかもしれませんが、その分『操作性』が充分に保たれています。
『ドローヒッター』『フェードヒッター』どちらにも順応する、応用の効きやすいアイアンだと思いました。
このアイアンは『易しい』タイプのアイアンではないので、『幅広い層』に対応しているとはいえないのかもしれませんが、日頃練習熱心な方にとっては、そのゴルファーの持ち球を限定しないので、そういった意味では『幅広い層に対応している』といえるのかもしれません。
飛距離性能
 
『飛距離性能』という点では、私はノーマルな感じがしました。
これくらいが本来の6番アイアンの飛距離といえるような気がしました。
こうした『肉厚』なアイアンなので、球筋は力強いですし、適したところへボールを落としてくれる感じがします。
飛び過ぎたり、飛ばなかったり・・・。といったところが、このアイアンにはないので、安心して攻めていけそうです。
より実戦的なアイアンだと思いました。
アイアンに飛距離性能を求めておられる方には、このアイアンは合いづらいかもしれませんが、正確な距離感を大切にしていきたい方にとっては、このアイアンはかなり魅力的に感じられるのではないでしょうか?
そもそも、こういった『昔ながらのノーマル』といいますか、『タフな設計』のアイアンで、ロフトを立てたり、長さを長くしたり、軽くしたりすると却って難易度が上がってしまうので、得策ではないような気がします。
ヒール側

結構シビアさが感じられるアイアンなので、最近の易しいアイアンを使い慣れておられる方にとっては、やや敷居が高いと感じられるかもしれないですし、取っつきにくい部分があるかもしれません。
しかし、その垣根を取り払えた時には、こういったタイプのアイアンは、まるで永年付き合ってくれている親友のように深く付き合っていけるのではないでしょうか?
易し過ぎるアイアンのような単調さはないですし、いつもワクワクさせてくれます。
退屈に感じることもありません。
プレイヤー自身の技量が上がっても、ずっと付き合ってくれる『永年の友』になってくれるクラブだと私は思います。
ジョージスピリッツ GS-CB アイアン

プレイヤーが変なスイングをしたりすれば、それをすぐに教えてくれるクラブだと思います。
なので、ショットを磨いていきたい方には、まさに『うってつけ』といっていいアイアンといってもいいのではないでしょうか?
易しいアイアンではありませんが、昔からハーフキャビティやマッスルバックを愛用してこられた方には、それほど難し過ぎることはないような気がします。
要は『経験』が『クラブの難易度』を左右することもあるのだと私は思います。
George

今年も随分と魅力的なアイアンに出会ってきているのですが、この『George Spirits GS-CB』というアイアンも、すごく強く印象に残る気がしました。
初めて出会った『ジョージ・スピリッツ』のアイアンでしたし、私はまだこのメーカーのことを殆ど知らないのですが、先日試打したドライバーといい、このアイアンといい、このメーカーのクラブ開発に対する方向性が見えてきたような気がします。
私はこういったタイプのクラブは『大ストライク』なので、これからも機会があればどんどん試打していきたいと思いましたし、購買意欲が強く刺激されてしまいました。
このアイアンでコースを回っているところを想像するだけで、ワクワクする部分があります。
すごく気に入ったので、明日早速仲間たちに、このアイアンのことを知らせてあげたいです。