今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは FUSO DREAM SHEPHERD SP-005 putter です。
ロフトは3.5度、ライ角は74度、クラブ総重量は590gです。
今朝5時半頃、関西地区を中心に大きな地震がありました。
震源が淡路島付近ということで、あの1995年に発生した阪神淡路大震災のおそろしさが蘇ってきますが、何とか鎮まって欲しいです。
皆様、無事に過ごされたでしょうか?
天災はいつやってくるか解りません。
お互い気を付けていきたいですね。
さて、このパターですが、初めて手にするFUSO DREAMのパターです。
FUSO DREAMのことは以前から知っていましたが、パターを手にするのは初めてです。
シェプヘードと読むのかと思っていたのですが、『シェパード』と読むのだそうです。
警察犬にもなる賢い犬種をすぐに連想したのですが、『羊飼い』の意味なのだそうです。
そういえば、ソールのトゥ側のところに可愛らしい羊のマークがありました。
ゴルフは昔、スコットランドで羊飼いが始めた遊びが、そのルーツだと聞いたことがあるのですが、それに由来しているのでしょうか?
しかし、何と言っても個性的なのは、このネック形状です。
とても変わっています。
スラロームネックと呼ぶのだそうですが、おそらく初めて見る形状ではないか?と思いました。
外観はピン型のようでありながらも、センターシャフトの特徴も兼ね備えているようです。
このフェース面の模様にも、メーカーのこだわりが感じられます。
ボールへの喰いつきが良さそうです。
工具の『平ヤスリ』を思い出しました。
昔はフラットなフェース面が多かったですが、今は色々な工夫が施されているのを、よく見かけるようになりました。
スコッティキャメロンパターのフェース面に似ているな・・・。と思いました。
トゥ側には『DREAM』と記されていました。
ヒール側は『N』でしょうか?
よく読めません。Mにも見えます。
ボールを前にして構えてみても、最初の印象よりも、とてもいい感じがしました。
ピン型パターは、ラインの出しやすさが大きな特長だと思いますが、このパターはそのいいところを継承しながらも、センターシャフトによる構えやすさも両立されています。
ピン型のパターが好きだけど、ヒール側にネックがあるタイプは難しい・・・。と感じておられる方も、このパターならばすごく構えやすく感じられるのではないでしょうか?
こういったパターを構えたことが無かったので、不思議な気持ちと、面白くていいパターだな・・・。という思いがありました。
試打を開始しました。
『打感』はソフトでした。
『球の喰いつき』がいいです。
滑る感じはせずに、しっかりとつかまえていくことができました。
やはり、このフェース面の『ギザギザ』の威力が発揮されているのでしょうか?
『距離感』もすごく出しやすくて、いい印象をもちました。
あくまでも私の感覚としてですが、テークバックをしたときに、これから転がるボールの初速がイメージできるパターが好きで、そういったパターだとすぐに距離感がつかめるのですが、このパターはまさにそんな感じがしました。
親しみやすさがありました。
パッティングでの距離感を、テークバックの大きさで出しておられる方もたくさんいらっしゃると思いますが、私は断然『ボールのスピード派』です。
ボールの転がるスピード感をイメージしています。
テークバックの大きさよりも、転がるスピードを重視しています。
もっと機械的になってもいいのかな?と思い、色々と練習してきましたが、やはりボールのスピード(特にインパクト直後の初速)をイメージしたほうが距離感が合いやすいです。
ボールの転がりも良くて、普通に打てば自然といい回転で転がってくれます。
転がりのいいパターというのは、必要以上に大きく振っていかなくてもいいので、正確性が増しますし、ボールのスピードもつかみやすいです。
『パンチ』を入れなくて済みます。
このパターもそうですが、最近はいいパターが本当に増えてきました。
このソール面だけを見ると、いかにもピン型パターのように感じられますが、実は色々なエッセンスが凝縮されているようです。
シャフトの延長線上がヘッドの真ん中にあるので、『センターシャフト』を好まれる方でも、すごく構えやすくて、ボールを転がしやすいと思います。
『フェースの開閉』が苦手な方も、このパターだと、すごく易しく感じられるのではないでしょうか?
パッティング理論は人によって色々とあるのかもしれませんが、このパターは『真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す』という一番シンプルな動きでボールを転がしていけます。
ピン型のラインの出しやすさと、マレット型のシンプルなイメージで打っていける・・・。という『いいとこ取り』できるパターだと思いました。
センターシャフトは易しそうに感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は結構シビアな面も持ち合わせています。
きちんと芯でヒットしないと、フェースの向きが変わってしまいます。
その点、ヒール部分にシャフトがあると、慣性モーメントが大きくなるので、ミスに寛容になります。
このパターはセンターシャフトのようにシンプルに構えられて、実はヒール側にシャフトとの接点があるので、ある程度のミスには寛容なパターだと思いました。
最初見たときは、ちょっと珍しいパターだと思いましたが、実は理にかなっているような気がします。
私は普段、マレット型のパターを愛用しているのですが、昔はずっとピンのアンサー2を使っていたので、懐かしく感じました。
T型(いわゆるキャッシュインパター)や、L字パターなども使いましたが、今はマレット型が一番合っているような気がします。
転がるイメージが出しやすく、タッチも柔らかいので、すごく気に入っています。
しかし、このパターもすごく面白いと思いましたし、今度機会があれば、是非コースで使ってみたいです。
FUSO DREAM SHEPHERD SP-005 putter
- 2013年4月13日
- FUSO DREAM