EPON Personal アイアンを試打レビュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは EPON Personal アイアン の7番 です。

シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 120 です。
ロフトは35度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は114g、バランスはD2、トルクは1.7、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は428.5g です。

ため息がでるほど美しい、EPONのマッスルバックアイアンです。
EPONのアイアンは美しいものが多いですが、このアイアンは群を抜いています。
このあまりの美しさに、数分見つめていて、時間が経つのを忘れていました。
10年以上前に、『パーソナルアイアン』を試打しましたが、その後継モデルなのでしょうか?
バックフェースが、さらにシンプルになって美しさがアップしています。
こうして見ていると、強く思います。
クラブは『目で楽しむもの』だと。

ゴルフクラブはボールを打つという目的の為に作られた道具でありながら、それだけでなく目で楽しませてくれます。
こんな美しいクラブを手にすることができて、本当に幸せです。
EPONのクラブに出会う度に、ピリッと気が引き締まる思いがするのですが、今日は心の高鳴りが抑えきれません。


今日は天気が良かったので、青空をバックに写真を撮りました。
あまりにも美しいので、何枚も写真を撮りたくなります。
最近は美しいクラブと、美しい季節の花を写すことにハマっています。

このEPONのロゴがカッコいいですね。
とてもシンプルで、他の文字は一切ありません。
いろいろな文字を並べて、そのクラブについて自らが説明しているものもありますが、このアイアンは違います。
『打ったら全て分かる』とでも言っているかのようです。

シャープで研ぎ澄まされていて、私の目尻は下がりっぱなしです。
こういう美しいクラブは見ていて飽きません。
構えたとき、どんな感情が沸き起こってくるんだろう?
どのような打感だろう?
球持ちの良さは?
操作性は?
マッスルバックはたくさん経験していながらも、常に新鮮な気持ちになれ、心の中は常に初心者です。
キャビティとマッスルバックは大きな違いがありますが、同じマッスルバックでもいろいろな違いが見られますし、それぞれ個性があります。
私はマッスルバックアイアンに惹かれ、目にしたら試打せずにはいられませんが、全てのマッスルバックを気に入ったわけではありません。
中にはあまり好感が持てなかったものも過去にはありました。

このシンプルなバックフェースが魅力的です。
挑戦意欲がかき立てられ、テンションもあがります。

トップラインの厚みは標準的で、ちょうどいいです。
今は少し厚めなものも増えてきているので、そういう意味では『狭い』ほうなのかもしれませんが、これくらいが一番いいイメージが湧きます。

ソール幅は狭く、まるで昔のアイアンを見ているかのようです。
綺麗なソールだな・・・。と、EPONらしい質感の良さに感心していました。

今のアイアンらしく、ネックは長くありません。
普通といっていいと思いますが、昔のアイアンからすると、短くなったように感じます。
もう、昔のようなロングネックには出会えないのかもしれません。

ホーゼルには『FORGED』の文字があります。
多くのメーカーで見られますが、EPONのクラブなので、なぜか特別な感じがします。

ソールの形状は全体的にそれほど丸みが強調されておらず、リーディングエッジとトレーリングエッジが軽く『面取り』されているくらいです。
最近は大きく削られているものが多いですが、このクラブにはそういった工夫は見られません。
しかしだからといって、このアイアンの性能が低いというのではなく、メーカーなりの考えがあるのだと思います。

フェース面にミーリングは無く、普通です。
スコアラインの数が少ないな・・・。と思い、数を数えたら12本でした。
私は7番アイアンのスコアラインの数は『13本』が一番いいと思っているのですが、12本や14本でも、特に問題ありません。
数もそうですが、間隔が狭すぎるのはあまり好きではありません。

お馴染みになりました、EPONのロゴの入ったオリジナルグリップがとてもカッコいいです。
他に違う色がラインアップされているのでしょうか?
また、ロマロのグリップのように、『香り』があると面白いな・・・。と思いながら見ていました。

素振りをしてみると、適度な重量感と粘りがあって、最高です。
マッスルバックには、やはり最低でもこれくらいのしっかりしたシャフトが必要です。
軽すぎたり軟らかすぎるシャフトだと、却って難易度があがってしまいます。

予想通り、とても構えやすくて『正統派』といえる顔で、思わず笑みがこぼれました。
EPONらしい、いい顔だな・・・。と思いますが、あえて細かな要望を挙げるとすると、もう少しヒール側が絞り込まれていると、さらに良くなります。
私の好みではもう少し絞られている(狭い)ほうが、『速いフェースターン』をイメージしやすいからです。
このアイアンはそれが少し足りません。
とはいっても、このアイアンが極上の顔をしているのは間違いないですし、いいインスピレーションが湧いてきました。
イメージも出しやすく、ミスするイメージが全く浮かびません。
一般的な『大らかさが強調されたアイアン』は易しい反面、プレイヤーのイメージ力をかき立ててくれませんが、このような美顔だとプレイヤーの感性に訴えかけて、さらなるイメージ力アップにつながります。
ボールとの大きさの対比も素晴らしく安心して見ていられます。
昔は結構ありましたが、最近のマッスルバックは、『ほぼストレート』になっています。
私はストレートネックのほうが好きなので嬉しいですが、グースタイプのマッスルバックを好まれる方にとっては、あまりいいことだとはいえないのかもしれません。
こうして構えているだけで、『右脳が刺激される』ように感じられ、集中力もあがってきました。
試打を開始しました

『打感』はソフトで素晴らしいです。
予想通りだったとはいえ、やはりいいな・・・。と思いました。
最近は中空アイアンを試打することも多く、その打感が好きになれないのですが、このアイアンのようにシンプルで『厚み』のある打感は最高です。
適度な『くっつき感』があり、その一瞬のくっつき感がたくさんの情報を伝えてくれます。
構えづらいアイアンだと、打ったあとに方向性や高さが気になり、ヘッドアップにつながってしまいますが、このアイアンにはそれがありません。
いちいち目で追わなくても、この素晴らしい打感で全て把握できます。
ディスタンス系で球離れの速いアイアンを音符に例えると、『32分音符』で、このアイアンは『8分音符』くらいかな・・・。などと、心地よい余韻に浸りながら考えていました。

適度な厚みがあり、軟鉄の柔らかさが融合したアイアンは、素晴らしい音で私たちプレイヤーの耳と心をいやしてくれます。
『カツン、カツン』という、小気味良い音がたまりません。

『球の上がりやすさ』という点では、ロフトなりのあがりやすさで、特別な工夫は感じられませんでした。
ヒッター向きなのは明らかで、人によって好みが分かれると思います。

『安定性』もマッスルバックらしく、正直なところがありますが、今日はすごく気分良く振ることができたせいか、何度打っても球がブレることなく、ほぼストレートな球筋で飛んでいきました。
何度打っても真っ直ぐ飛んでいくので、もうマッスルバックでいいじゃないか・・・。キャビティは要らないんじゃないか?と思うほど、このアイアンの安定感・ラインの出しやすさに好感を持ちました。
私は今、ハーフキャビティのアイアンを使っているのですが、またマッスルバックに戻るのもいいかもしれない・・・。と思いながら打っていました。
マッスルバックでありながら、気難しさを感じさせない安定感が、このアイアンにはあります。
なぜ、これくらい球が安定していたかといいますと、すごく構えやすくて、いいイメージが色濃く湧いたからだと思います。
改めて『イメージ力』が大切で、このヘッドを支えるシャフトの役割が大きいと感じました。
装着されているシャフトがモーダスだったから、これだけの高い再現性を出せたのだと思います

操作性は最高で、とても楽しめました。
最近は曲げにくいアイアンが増えてきていて、それもいいと思うのですが、私はやはりこちらが曲げようとしたときはしっかり曲げてくれるアイアンが好きなので、このアイアンはすごく魅力的です。
ミスヒットして、コスった球を打っても、実際の球筋は大きくブレることもなく、真っ直ぐ飛んでしかも距離も落ちない・・・。というアイアンもありますが、このアイアンは違います。
左右に曲げやすいのはもちろんですが、ミスをしたときもそうですし、距離を少し抑えたい・・・。という時でも、しっかりと応えてくれました。
曲げたいときに曲げられないのはスコアメイクにおいて不利に働きますが、それよりももっと大切なのが『縦の距離感』です。
練習場ではともかく、コースではなかなかフルショットさせてくれません。
ほぼ全てにおいてコントロールショットが求められます。
そういったときに、このアイアンが大活躍するのではないでしょうか?
ミスしたら、それを感覚でつかみやすいですし、距離がしっかり落ちてくれるところに好感を持ちました。
飛ばしたいときは飛ばす。飛ばしたくないときは飛ばさない。というメリハリが大切なのだと思います。

『飛距離性能』という点では、まずまずで、飛びに特化したアイアンではありません。
飛びはそこそこに・・・。
それよりも重視しているのが『距離感』です。
飛びすぎないところに好感を持ちましたし、安心できます。
試打後の感想

このアイアンがあまりにも美しくて、しばらく見とれてしまいましたが、実際に球を打ってもすごく楽しむことができました。

EPONには『AF-Tour』という名器がありますが、それよりもこちらのほうがいい感じがします。
それは前回パーソナルを試打したときも、同じように感じました。

マッスルバックといえば、アイアンの中では一番シビアだと思いますが、試打していて、昔よりも寛容さが確実にアップしているように感じます。
それは技術が進歩して、メーカーが進化したクラブを作り続けてくれているからだと思います。
昔のアイアンは、まだここまで精密な設計もされていなかったと思いますし、その理にかなっていないクラブにゴルファーが合わせていかなくてはなりませんでした。
しかし、今はゴルファーファーストの設計がされていて、すごく理にかなっていて親しみやすく、それでいてフィーリングの良さは昔と変わらないのだから、ありがたい時代です。

クラブに美しさを求める方。
クセの無い顔を好み、打感が良くて操作しやすいアイアンを好まれる方には、是非お勧めしたいアイアンです。

最初から最後まで、ずっと惹かれっぱなしだったので、今夜はなかなか眠れないような気がします。
購買意欲が強く刺激されましたし、このアイアンでラウンドしたら楽しいだろうな・・・。と思いながら、練習場を後にしました。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
EPON Personal アイアン 完全ガイド|限定数量モデルの特徴と評価を徹底解説
EPON Personal アイアンとは
EPON Personal アイアンは、エポンゴルフが手掛ける限定数量モデルのアイアンクラブです。エポンゴルフのコンセプトである「”個”の可能性」を体現した製品として、2022年にリリースされました。このアイアンは、軟鉄鍛造(S20C)による精密な製造工程を経て作られており、日本での組み立てという品質へのこだわりが特徴です。
主要スペック詳細
基本仕様
- ヘッド素材: Carbon steel (S20C) Forged(軟鉄鍛造)
- シャフト: MODUS3 TOUR 120(S)
- 組み立て: 日本製
- ヘッドカバー: 中国製
- 測定方法: 60度法で計測
各番手別スペック表
| 番手 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | PW |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ロフト角 | 23° | 27° | 31° | 35° | 39° | 43° | 47° |
| ライ角 | 60° | 60.5° | 61° | 61.5° | 62° | 62.5° | 63° |
| オフセット | 3.1mm | 2.9mm | 2.7mm | 2.5mm | 2.3mm | 2.1mm | 1.9mm |
| クラブ長さ | 38.25インチ | 37.75インチ | 37.25インチ | 36.75インチ | 36.25インチ | 35.75インチ | 35.25インチ |
- 重量: 416g(#5番基準)
- スイングウェイト: D1.5
EPON Personal アイアンの特徴
軟鉄鍛造による高品質
EPON Personal アイアンは、Carbon steel(S20C)を使用した軟鉄鍛造製法で作られています。この製法により、打感の良さと操作性の高さを実現しています。エポンゴルフの軟鉄鍛造アイアンは、数工程をかけて鍛造され、自社製作による精密鍛造金型により、形状と表面肌が完成品とほぼ同等に仕上がります。
限定数量モデル
「LIMITED QUANTITY」として位置付けられているこのモデルは、量産型ではなく限定的な生産となっています。これにより、希少価値の高いアイアンクラブとして位置付けられています。
日本組み立てによる品質管理
アイアンヘッドの組み立ては日本で行われており、品質管理に対するこだわりが表れています。ヘッドカバーは中国製ですが、クラブ本体は日本での組み立てという品質基準を保持しています。
長所と短所
長所
- 優れた打感: 軟鉄鍛造による柔らかく心地よい打感
- 高い操作性: 鍛造製法により細かな球筋のコントロールが可能
- 日本製の品質: 組み立てが日本で行われる品質保証
- 限定性: 限定数量モデルとしての希少価値
- 精密な仕上げ: 自社製作の精密鍛造金型による高品質な仕上げ
短所
- 限定数量: 生産量が限られているため入手困難
- 上級者向け: 軟鉄鍛造のため、初心者には難しい可能性
- 価格: 高品質ゆえの価格設定
- ミスヒット時の反応: 鍛造アイアンの特性上、ミスヒット時の寛容性は限定的
このクラブが合うゴルファー
適合するゴルファー
- 中上級者: ゴルフ歴が長く、技術レベルの高いゴルファー
- 打感重視: 軟鉄鍛造の打感を求めるゴルファー
- 操作性重視: 意図的に球筋をコントロールしたいゴルファー
- 品質重視: 日本製の高品質なクラブを求めるゴルファー
- 限定品愛好家: 希少価値の高いクラブを所有したいゴルファー
合わないゴルファー
- 初心者: まだ基本的なスイングが確立されていないゴルファー
- 飛距離重視: 最大飛距離を求めるゴルファー
- ミスヒット時の寛容性重視: やさしさを重視するゴルファー
- 価格重視: コストパフォーマンスを最優先するゴルファー
ヘッドスピード別の想定飛距離
軟鉄鍛造アイアンの特性を考慮した、EPON Personal アイアンの想定飛距離は以下の通りです:
ヘッドスピード35m/s
- 7番アイアン: 約130-135ヤード
- 5番アイアン: 約145-150ヤード
- PW: 約105-110ヤード
ヘッドスピード40m/s
- 7番アイアン: 約140-145ヤード
- 5番アイアン: 約155-160ヤード
- PW: 約115-120ヤード
ヘッドスピード45m/s
- 7番アイアン: 約150-155ヤード
- 5番アイアン: 約165-170ヤード
- PW: 約125-130ヤード
*注意: 上記の飛距離は目安であり、個人のスイング特性、気象条件、ボール選択により変動します。
製造工程と品質へのこだわり
エポンゴルフのアイアン製造は、高度な技術と品質管理により行われています。Carbon steel(S20C)を使用した軟鉄鍛造では、数工程をかけて鍛造され、自社製作による精密鍛造金型により、形状と表面肌が完成品とほぼ同等に仕上がります。
その後、ロゴマークやスコアラインをプレス製法により打刻し、角度調整、仕上げ研磨、メッキを経て完成ヘッドとなります。この製造工程により、打感の良さを味わうことができる軟鉄鍛造アイアンの最大の特徴が実現されています。
シャフトとセッティング
EPON Personal アイアンに標準装着されるMODUS3 TOUR 120(S)シャフトは、中上級者向けのシャフトです。重量は120グラムで、しっかりとしたフィーリングを提供します。スイングウェイトD1.5という設定により、適度な重量感でありながら操作性を維持しています。
購入時の注意点
限定数量モデル
EPON Personal アイアンは限定数量モデルのため、在庫が限られています。購入を検討される場合は、早めの決断が必要です。
フィッティングの重要性
軟鉄鍛造アイアンの特性を最大限に活かすため、適切なフィッティングが重要です。エポンゴルフの認定店での試打とフィッティングを推奨します。
ライ角調整
軟鉄鍛造の特性により、ライ角調整が可能です。個人のスイング特性に合わせた調整により、さらなる性能向上が期待できます。
他モデルとの比較
エポンゴルフのラインナップには、AF-507やAF-Tour CBなどの他モデルも存在します。EPON Personal アイアンは、これらのモデルと比較して限定性という特徴を持ちながら、軟鉄鍛造による高品質な仕上げという共通点を持っています。
メンテナンスと長期使用
軟鉄鍛造アイアンは適切なメンテナンスにより、長期間の使用が可能です。使用後の清拭と適切な保管により、品質を維持することができます。また、ライ角調整やグリップ交換により、長期間にわたって自分仕様のクラブとして使用可能です。
価格と入手方法
EPON Personal アイアンは、限定数量モデルのため、エポンゴルフの正規取扱店での購入が推奨されます。価格については、限定性と品質を考慮した設定となっており、高品質アイアンとしての価値を提供しています。
まとめ
EPON Personal アイアンは、エポンゴルフの技術力と品質へのこだわりが凝縮された限定数量モデルです。軟鉄鍛造による優れた打感と操作性、日本組み立てによる品質保証、そして限定性という特徴により、中上級者にとって魅力的なアイアンクラブとなっています。
打感と操作性を重視し、高品質なクラブを求める中上級ゴルファーにとって、EPON Personal アイアンは優れた選択肢となるでしょう。ただし、限定数量モデルのため、購入を検討される場合は早めの決断が必要です。適切なフィッティングにより、個人のスイング特性に最適化されたセッティングでの使用を推奨します。



