EPON EF-02D ドライバー

EPON EF-02D ドライバーを試打レビュー

エポン EF-02D ドライバー
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブEPON EF-02D ドライバー です。

 

DEAD OR ALIVE 禅 Z55
シャフトは DEAD OR ALIVE 禅 Z55 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは44.75インチ、シャフト重量は55g、バランスはD2、トルクは4.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は307g です。

 

正面
斬新なデザインの、EPONニュードライバーです。

これまでのEPONには見られないデザインで少し驚きますが、この美しさと質感の良さは、さすがEPONだと思いました。

ヘッド全体が黒でシブく、カッコいいです。

エポンらしく、かなりの高級感があり、所有欲を満たしてくれますね。

 

とても綺麗なソールのデザイン
この綺麗なソールのデザインにしばらく目が釘付けでした。

とても丁寧に仕上げられていて、雑なところは見られません。

ソールが黒というのも、EPONでは珍しいような気もします。

 

側面
形状的にはラージサイズのシャロータイプで、今の主流といえます。

この角度から見ても、やはり美しいな・・・。と思いました。

 

ソールの溝
ソールには大きな溝があり、EPONでは珍しいです。

EPONのクラブにこれまで、それほどたくさん出会っているわけではないのでよく分かりませんが、おそらく『初』ではないでしょうか?

 

溝の深さ
溝の幅も深さも、結構あります。

一時期、かなり見られましたが、最近は溝を採用しなくなったメーカーもあります。

しかしEPONが採用しているということで、やはり大きな意味があるのではないでしょうか?

 

トゥ側のウェイト
トゥ側


ヒール側のウェイト
ヒール側


トゥ側とヒール側には、それぞれ小さなウェイトが4つずつ配置されていて、これが見た目のインパクト大です。

数字が刻印されていないので、重さは分かりません。

交換するタイプではないのでしょうか?

 

ネック長さ
ネックの長さは標準的です。

 

ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。

 

1
試打するのは、この『1』ポジションです。

 

3
『3』


5
『5』


7
『7』


他には3・5・7がありました。

どのような変化が期待できるのでしょうか?

全て奇数というのが面白いですが、数字と数字の間は『・』だったので、ここに『2』などの偶数が入るのかもしれません。

 

ビューティフルシャロー
標準的なシャロー形状です。

シャローにも色々なタイプがありますが、このクラブはとても美しいので、『ビューティフルシャロー』だな・・・。と思いながら見ていました。

シャローでも、あまりいいイメージが浮かばないものもありますが、さすがエポンです。

質感だけでなく輪郭も綺麗で、そしてこの色が重厚感を深め、さらにいい雰囲気が醸し出されています。

シャローで大らかそうな印象を与えながらも、黒という色を採用することにより、攻撃性を高め、アグレッシブな雰囲気も醸し出しています。

この絶妙な美しさに、私の目尻も下がりっぱなしです。

私はどちらかというと、適度に厚みがあるタイプを好むのですが、この美しいクラブを見ていると、シャローもいいかな・・・。と思えてきます。

 

顔
なかなかいい顔をしています。

このような機能的なタイプなので、異型を予想していたのですが、全く違いました。

シャロー感はありますが、それが強調されていなく、変なクセもありません。

ディープ系の顔には親しみづらさを感じるので、シャローがいいけど、クセのきついタイプは苦手だ・・・。という方にも、このドライバーの顔は好まれやすいのではないでしょうか?

 

カーボンコンポジット
クラウンがカーボンコンポジットなのに驚きました。

これも、おそらくエポン初ではないでしょうか?

採用しているメーカーと、そうでないメーカーがありますが、ここまで広がっていると、やはり流行っているといっていいのだと思います。

私はカーボンコンポジットの必要性をそれほど感じていませんが、昔愛用していたPRGRのTR DUOが流行の発信元なので、愛着もあります。

ホントによく飛び、おまけに顔が良く整っていたので、美しさと飛距離の両立ができているドライバーでした。

多くのゴルファーが『260ヤード飛ばせる』というコンセプトで、大きな話題にもなりました。

 

クラウンマーク
カーボンコンポジットは確かにいいですが、作り方を間違えると却って安っぽくなってしまうこともあります。

カーボンの継ぎ目を近くで見たのですが、ムラがなく綺麗です。

メーカーによっては、かなりムラが見られるものも過去にはあったので、このドライバーはどうかな?と思い、近くでよく見ましたが、均一性がとれていて、さすがエポンだな・・・。と思いました。

そして、このクラウンマークもエポンでは珍しいです。

私はクラウンマークがあっても無くてもいいですし、できれば無いほうがいいですが、クラウンマークによっては苦手意識が芽生え、無いほうがいい・・・。というクラブもありました。

非常に控えめで、特に工夫の見られないデザインですが、他のマークでも良かったような気もします。

例えばエポンの『e』マークのように、クラウンマークを見れば、どのメーカーなのか分かるのもいいのではないでしょうか?

 

トゥ側の模様
トゥ側

 

ヒール側の模様
ヒール側

クラウンのトゥ側とヒール側には、白い線が描かれています。

これは以前から見られる工夫ですが、どういった意味があるのでしょうか?

構えたときの印象が変わるのかもしれませんが、私は特に無くてもいいような気がします。

 

フェース面のデザイン
フェース面の質感も良く、綺麗です。

デザインは先日試打したAF-106とは異なりますが、このドライバーも綺麗で、弾きが良さそうに見えます。

雑な・・・。といいますか、チープに見えるフェース面って、意外と多いものですが、このドライバーはそれが当てはまりません。

綺麗で、そして丁寧に造られているのが分かります。

これをガラスに例えると、綺麗なフェース面が透明で曇りのない無色のガラスで、質感の悪いフェース面は汚れが目立ち曇ったガラスといったところでしょうか?

当然、このドライバーは前者です。

最近のドライバーのフェース面は『FF(フラットフェース)』になっているものもあり、『見せかけのスコアライン』もありますが、このドライバーは全てのスコアラインが凹んでいて、しっかりとした溝になっていました。

 

振り感
素振りをしてみた感じは、まずまずです。

軽量感があり、結構動くタイプですが、挙動は結構安定しています。

このヘッドには、このシャフトがベストなのでしょうか?

いろいろなシャフトでも試してみたいな・・・。と思いました。

 

禅 Z55
このシャフトには『禅』という名前がつけられています。

 

made in Japan by EPON
『made in Japan by EPON』が、さらに好感度を上げてくれます。

できればヘッドもシャフトも日本製がいいですね。

 

構え感
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずです。

『異型』というほどではないですが、『つかまえ系』の顔に見えます。

シャロー感もあるので、『ハイドロー』のイメージが浮かんできました。

私にはつかまえ系に見えたのですが、これくらいが『ニュートラル』という方も多いのではないでしょうか?

昔のニュートラルと、今のニュートラルでは、同じ言葉でも、その意味合いは変わってくると思います。

カーボンクラウンが目立ちますが、構えづらくはないですし、邪魔に感じることもありませんでした。

今はカーボンコンポジットを採用しているメーカーが増えてきていますが、これまで試打してきた中で、それが美しいな・・・。と感じたのはBALDOと、このEPONです。

 

試打を開始しました

フェース面
『打感』は、とても良いです。

ソフトというよりは、ややしっかりした打感なのですが、硬すぎず、程よい球の質感を味わうことができました。

フェース面の質感と打感が必ずしも比例するものではありませんが、このドライバーの場合は比例します。

美しく、好感のもてる打感で、やっぱりEPONはいいな・・・。と思いましたし、どのクラブにも打感を重視しているのではないでしょうか?

このしっかりとしながら、硬すぎず、程よい感じが、『チタンという素材を味わう』ことなのかな・・・?などと考えていました。

チタンが使われるようになって、もう20年以上になると思いますが、一口にチタンといっても千差万別でいろいろなものがあります。

中には『本当にチタン?』と疑いたくなるようなものもあれば、このEPONのように見るからにチタンで、そのチタンの長所を存分に味わえるものもあります。

今はカーボンヘッドが増えてきて、その強度などから、いずれチタンからカーボンへとシフトしていくのかもしれませんが、まだまだチタンの時代は続くのではないでしょうか?

 

打球音
『音』も、すごくいいです。

『秀逸』といっていい優れた音で、心地良さがありました。

機能性のあるドライバーなので、打感や音が犠牲になっているのかと思いましたが、そんなことはありません。

むしろ、すごく良くて、先日のAF-106を除いて、最近ここまで良い音を耳にしたことがあるかな・・・?と記憶をたどりましたが、思い浮かびませんでした。

『おとなしめ』の音ではなく、やや大きめで小気味良い音です。

打っていて爽快感を味わうことができます。

やや大きく高めの音ではありますが、インパクトが緩むことは一度もなく、全て気持ちよく振り抜くことができました。

 

トゥ側
球はとてもよくあがります。

ヘッドは黒を基調としていてシブいデザインなので、ハードそうな印象をもたれる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際はそんなことはなく、シャローという特徴を活かした親しみやすいドライバーです。

同じシャローでも、先日試打したGTDのドライバーと性質は大きく異なります。

ヒッタータイプの方はもちろん、スインガータイプの方にも、充分楽しめるドライバーなのは明らかです。

 

バックフェース
『安定性』は高く、はっきりとしたオートマチック系ドライバーです。

構えたときの印象通り、球はつかまりやすく、右に逃げる感じはしません。

装着されているシャフトも、最初はどうかな?と思うところもあったのですが、しっかりとつかまえて逃がさない感じがします。

軟らかくても『当たり負け』しちゃうシャフトだと、右にプッシュしてみたり、高さがバラバラになったり、安定感を欠きますが、このドライバーにはそんなことは感じませんでした。

ヘッドもそうですが、シャフトもかなり研究されているのは間違いありません。

ヘッドはもちろん、シャフトもOEMが普通なので、どこか有名なシャフトメーカーが作っているのかな?

それともシャフトもEPONが作っているのかな?などと考えていました。

オートマチック系で球のつかまりもいいので、スライサーの方にも使いやすいドライバーだと私は思います。

しかし、だからといってスライスを撲滅してくれるドライバーではありません。

 

飛距離性能
『飛距離性能』は高いです。

今ある、オートマ系ドライバーの中でも、かなり上位のほうだと思います。

高弾道で力強く、そして安定しているのも魅力です。

このドライバーはウェイトや溝。

そしてネックの調整機能が目立ちますが、ヘッドとしての性能もとても高いと思います。

弾道が高く、滞空時間の長い弾道を放ってくれるドライバーです。

 

操作性
『操作性』という点では、オートマチックタイプなので、あまり意図的に曲げる感じはしなかったのですが、とりあえずトライしてみました。

少しだけ右に曲げることができたのですが、大きく曲げるのは難しいです。

やはり意図的に曲げるには、もっと『反応のいい』ヘッドのほうがいいと思います。

このドライバーはいい意味で『反応が鈍く』微妙に操る感じはしません。

右に曲げることは少し苦戦しましたが、フッカーの私は左へ曲げるほうが楽に感じました。

それは私がフッカーということもありますが、クラブ(ヘッドとシャフト)自体が、元々つかまりのいい性能をもっているからです。

このようなオートマチックなタイプで、大きく曲げてやろうと、極端なことをすると、大きなミスにつながってしまうこともあるので、今回は自重しました。

昔は練習場の幅を有効に使い、全ての幅を使って曲げようとしていましたが、パーシモンからメタル・チタンと変わっていくうえでどんどん難しくなり、それがクラブの進化なのだと私は思います。

クラブが進化することで、プレイヤーのする仕事は減りました。

試打後の感想


ヒール側
オートマ系にありがちな、構えづらさや『重心のずれ』などを感じることなく、また退屈もせず、充分楽しめました。

今は調整システムが発達したせいなのか、重心がずれてしまっていると感じるドライバーは結構あります。

見た目はなかなかいいのに、重心がずれていて、振りにくいな・・・。と感じたり、ヒッティングポイントがずれているので、打感も満足できないものがあります。

理想は『フェース中央』だと思いますが、今はトゥ側や下側にズレているものもあり、中央でヒットするのが当たり前ではなくなりました。

上手く当たらない・・・。ボールがどうしても曲がってしまう・・・。打感や音が悪く打っていて楽しくない・・・。という方は、ひょっとしたら『重心のずれた』クラブを使っておられるのかもしれないですし、調整システムを使って却って自分に合わないセッティングになっているのかもしれません。

クラブが複雑化して、ミスの原因も複雑になりました。

 

EPON EF-02D ドライバー
EPONだからということもあるのでしょうか?

このドライバーの質感の良さを堪能しながら、全てのメーカーのクラブがそうなればいいな・・・。と思いました。

メーカーによっては、チープであまり丁寧でないな・・・。と思えるクラブもあり、その度に残念に思います。

もちろん質感でボールを飛ばすわけではないですが、やはりまずは目で楽しみたいので、どうしても譲ることができません。

 

EPON EF-02D ドライバー
高価なクラブだから、必ずしも高級で質感も良く、丁寧に造られているということもありません。

高価でも性能的にも品質的にも魅力を感じないクラブは、これまでたくさん出会ってきました。

高価だから必ずいい・・・。安いから駄目だということもなく、比較的安価でありながら、高性能・高品質でコストパフォーマンスに優れたクラブもたくさんあります。

また昔は海外製だと安く作れるので、その分価格にも反映されていましたが、今は海外製でも日本製と変わらない価格設定になっているものが多いので、それなら日本製に戻して欲しい・・・。と思ってしまいます。

海外性の魅力はたったひとつだけ、『値段』です。

 

EPON EF-02D ドライバー
このドライバー最大の魅力は、ウェイトやカーボンコンポジット、そして溝といった、今の最新技術を使ったハイテクなところがありながら、フィーリングが犠牲になっていないところです。

おまけにネックには調整システムまで搭載されているので、ここに魅力を感じる方は多いのではないでしょうか?

便利さとフィーリングの両立ができているドライバーといって間違いありません。

ドライバーには球のつかまりやすさやあがりやすさ、そして方向安定性を求めながらも、打感や音といったフィーリングも妥協したくない・・・。という方には、とても魅力的な存在といえるのではないでしょうか?

多くの方に、このドライバーの易しさと、フィーリングの良さを体感していただきたいです。

 

EPON EF-02D ドライバー
EPONのクラブに接することは、私にとってとても贅沢なことであり、身が引き締まる思いがするのですが、今日もそのように感じながら、このドライバーの親しみやすさと打感・音の素晴らしさを楽しむことができました。

とてもいいクラブだと思ったので、また何度でも試してみたい、魅力的なドライバーです。

構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆


※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

EPON EF-02D ドライバー完全レビュー:プロ仕様の調整機能と飛距離性能を徹底解説

メーカー公式ページより

はじめに

EPON EF-02D ドライバーは、エポンゴルフが開発したアベレージゴルファー向けのプレミアムドライバーです。本記事では、このクラブの詳細なスペック分析、実際のユーザー口コミ、そして適合するゴルファーのタイプまで、購入を検討している方が知りたい情報を包括的に解説します。

EPON EF-02D ドライバーの基本概要

製品コンセプト

EPON EF-02D ドライバーは、ディープフェイスとシャローバック形状を組み合わせたアベレージモデルドライバーです。エポンゴルフの技術力を結集し、調整機能の充実と飛距離性能の向上を両立させた設計となっています。

主な特徴

  • 8 ANGLE DIALSによる角度調整機能
  • カーボンクラウン採用による低重心設計
  • 460ccの大型ヘッド
  • オプションウェイトネジによる重量調整
  • 日本製アッセンブリー

詳細スペック分析

ヘッド仕様

素材・製法:

  • フェイス:チタン
  • ボディ:スーパープレシジョンキャスティング
  • クラウン:カーボン
  • フィニッシュ:ブラックIP

基本スペック:

  • ヘッド体積:460cc
  • シェイプ:ディープフェイス&シャローバック
  • ロフト角:D 10-11°、D HT 11.5-12.5°
  • ライ角:59°
  • フェイスアングル:0°
  • ヘッド重量:D 202g、D HT 199g

調整機能の詳細

8 ANGLE DIALS システム EPON EF-02D の最大の特徴である8 ANGLE DIALSは、ライ角とフェイスアングルを細かく調整できるシステムです。この機能により、個々のゴルファーのスイング特性に合わせた最適なセッティングが可能になります。

ウェイト調整機能 標準仕様では2つのタングステンウェイトと2つのアルミウェイトが装着されています。オプションでウェイトネジを交換することで、ヘッド重量の調整が可能です。軽量化を図る場合は、4つのアルミウェイトに変更することで重量を軽減できます。

実際のユーザー口コミ・評価

高評価ポイント

飛距離性能について 多くのユーザーが飛距離の向上を実感しています。特に、カーボンクラウンによる低重心効果と、最適な重心位置設定により、高い打ち出し角と低スピン量を実現していることが評価されています。

調整機能の実用性 8 ANGLE DIALSによる調整機能は、フィッティングの精度を大幅に向上させています。ユーザーからは「自分のスイングに合わせて細かく調整できる」「球筋の改善に効果的」という声が多く聞かれます。

打感・音について チタンフェイスによる打感は適度な手応えがあり、打音も心地よいという評価が多数寄せられています。「しっかりとした打感で安心感がある」「インパクトの瞬間が分かりやすい」という感想が目立ちます。

改善点・注意点

価格について プレミアムブランドであるため、価格帯は高めに設定されています。コストパフォーマンスを重視するゴルファーにとっては、慎重な検討が必要です。

調整の複雑さ 豊富な調整機能は利点である一方、初心者には設定が複雑に感じられる場合があります。適切なフィッティングを受けることが重要です。

長所・短所の詳細分析

長所

1. 高い調整性能 8 ANGLE DIALSとウェイト調整機能により、個々のゴルファーに最適化されたセッティングが可能です。これにより、方向性の改善と飛距離の最大化を同時に実現できます。

2. 優れた飛距離性能 カーボンクラウンによる低重心設計と460ccの大型ヘッドにより、高い慣性モーメントと最適な重心位置を実現しています。これにより、安定した飛距離とボール初速の向上が期待できます。

3. 高品質な製造・仕上げ 日本製アッセンブリーによる品質管理と、ブラックIPフィニッシュによる高級感のある外観が特徴です。耐久性も高く、長期間使用できる設計となっています。

4. 幅広いロフト設定 DタイプとD HTタイプの2つのモデルにより、異なるヘッドスピードやスイング特性に対応できます。

短所

1. 高価格帯 プレミアムブランドのため、価格は高めに設定されています。予算に制約のあるゴルファーには選択肢が限られる可能性があります。

2. 調整の複雑さ 多機能な調整システムは、初心者には理解や操作が困難な場合があります。専門店でのフィッティングが必要になることが多いです。

3. 重量感 標準重量が202g(D)、199g(D HT)と比較的重めのため、ヘッドスピードが遅いゴルファーには扱いにくい場合があります。

このクラブが合うゴルファー・合わないゴルファー

合うゴルファーの特徴

中級者以上のスキルレベル 調整機能を活用し、自分のスイングに最適化できる知識と経験を持つゴルファーに適しています。また、細かなセッティングの違いを感じ取れる技術レベルが必要です。

ヘッドスピード40-45m/s程度 DタイプとD HTタイプの設定により、中程度のヘッドスピードのゴルファーに最適化されています。このスピード帯のゴルファーが最も性能を引き出しやすい設計となっています。

方向性と飛距離の両立を求める 8 ANGLE DIALSによる調整機能により、方向性の改善と飛距離の最大化を同時に実現したいゴルファーに適しています。

品質にこだわる 日本製の高品質なクラブを求め、価格よりも性能と品質を重視するゴルファーに向いています。

合わないゴルファーの特徴

初心者ゴルファー 複雑な調整機能は初心者には過剰な場合があります。まずは基本的なスイング作りに集中すべき段階のゴルファーには不向きです。

ヘッドスピード35m/s以下 標準重量が重めのため、ヘッドスピードが遅いゴルファーには扱いにくい可能性があります。より軽量なドライバーの検討をお勧めします。

予算重視のゴルファー 価格帯が高めのため、コストパフォーマンスを最優先に考えるゴルファーには他の選択肢があります。

シンプルなクラブを好む 調整機能を使わず、シンプルなクラブを好むゴルファーには、多機能すぎる場合があります。

ヘッドスピード別飛距離性能分析

ヘッドスピード別推定飛距離

ヘッドスピード38-40m/s

  • 推定飛距離:220-240ヤード
  • 適用モデル:D HTタイプ推奨
  • 特徴:高打ち出し角による飛距離向上が期待できる

ヘッドスピード40-43m/s

  • 推定飛距離:240-260ヤード
  • 適用モデル:D HTタイプまたはDタイプ
  • 特徴:最も性能を発揮しやすいスピード帯

ヘッドスピード43-46m/s

  • 推定飛距離:260-280ヤード
  • 適用モデル:Dタイプ推奨
  • 特徴:低スピン化により効率的な飛距離が期待できる

ヘッドスピード46m/s以上

  • 推定飛距離:280ヤード以上
  • 適用モデル:Dタイプ
  • 特徴:高い初速と最適な弾道による最大飛距離の実現

弾道特性

Dタイプ

  • 中弾道でスピン量を抑えた効率的な飛距離
  • 風に負けない強い弾道
  • 中級者以上のゴルファーに適した設定

D HTタイプ

  • 高弾道でキャリーを重視した飛距離
  • 優しい上がりやすさ
  • ヘッドスピードが中程度のゴルファーに最適

他社競合製品との比較

調整機能の比較

EPON EF-02D の8 ANGLE DIALSシステムは、他社の調整機能と比較して、より細かい角度調整が可能です。特に、ライ角とフェイスアングルの同時調整により、より精密なフィッティングが実現できます。

製造品質の比較

日本製アッセンブリーによる品質管理は、海外製品と比較して高い一貫性と耐久性を提供しています。仕上げの質感や細部の作り込みにおいても、プレミアムブランドとしての価値を感じられます。

購入時の注意点とフィッティングの重要性

専門フィッティングの必要性

EPON EF-02D の性能を最大限に引き出すためには、専門店でのフィッティングが不可欠です。8 ANGLE DIALSの最適な設定値は、個々のゴルファーのスイング特性により大きく異なるため、経験豊富なフィッターによる調整が重要です。

シャフト選択の重要性

ヘッドの性能を活かすためには、適切なシャフト選択が必要です。エポンゴルフでは特注シャフトも用意されているため、自分のスイングに最適なシャフトを選択することができます。

メンテナンスについて

調整機能を持つクラブは、定期的なメンテナンスが重要です。ウェイトネジの緩みや調整ダイヤルの動作確認を定期的に行うことで、長期間にわたって最適な性能を維持できます。

価格帯と入手方法

価格情報

EPON EF-02D ドライバーは、プレミアムブランドの位置づけにより、高価格帯で販売されています。具体的な価格は販売店により異なりますが、十分な予算確保が必要です。

入手方法

エポンゴルフ正規取扱店での購入が推奨されます。正規店では、専門的なフィッティングサービスと充実したアフターサポートを受けることができます。

総合評価とまとめ

総合評価

EPON EF-02D ドライバーは、高い調整性能と飛距離性能を両立した優秀なドライバーです。特に、8 ANGLE DIALSによる細かな調整機能は、個々のゴルファーに最適化されたセッティングを可能にし、方向性と飛距離の向上を同時に実現できます。

推奨度

中級者以上のゴルファーで、品質と性能を重視し、適切なフィッティングを受けられる環境にある方には強く推奨できる製品です。一方、初心者や予算重視のゴルファーには、より基本的なモデルから始めることをお勧めします。

最終的な購入判断のポイント

  1. 自分のスキルレベルと調整機能の必要性
  2. ヘッドスピードとモデル選択の適合性
  3. 予算とコストパフォーマンスの検討
  4. 専門フィッティングの受けやすさ
  5. 長期使用における価値の評価

EPON EF-02D ドライバーは、適切な条件下で使用されれば、ゴルファーの技術向上と楽しみの拡大に大きく貢献できる優秀な製品です。購入を検討される際は、必ず専門店でのフィッティングを受けて、自分に最適なセッティングを確認することをお勧めします。


出典・参考情報

本記事の情報は以下の公式情報源に基づいて作成されました:

  1. エポンゴルフ公式サイト
  2. 製品公式仕様書
    • 詳細なスペック情報
    • 調整機能の詳細説明
    • 製造・品質管理情報

※本記事の内容は2025年7月時点の情報に基づいています。製品仕様や価格などの最新情報については、エポンゴルフ公式サイトまたは正規取扱店にお確認ください。

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