今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヨネックス EZONE タイプ 380 ドライバー です。
シャフトは グラファイトデザイン ツアーAD DJ-6 です。
ロフトは9度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.1、シャフト重量は63g、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317gです。
ヨネックスのニュードライバーです。
とてもカッコいいデザインです。
これまで『420』『450』と試打してきたのですが、このドライバーは最小体積の『380㎤』です。
最近では、かなり小さいヘッド体積だと思います。
『400㎤』よりも小さいサイズは久しぶりな感じがします。
私は小顔のクラブが好きですし、ずっと愛用してきたドライバー(ロイヤルコレクションCV PRO)が400㎤を切っていたので、この大きさには不安を感じませんし、むしろすごくいい感じがします。
このドライバーは石川遼選手使用モデルとしても有名ですが、彼のイメージにピッタリと合う『戦うドライバー』といったところでしょうか?
今、開催中のマスターズを石川選手は、このドライバーで戦っているのではないでしょうか?
初日をまずまずの好位置で終えることができたので、明日からも頑張って欲しいと思います。
マスターズを始め、メジャートーナメントが開催される週は毎年寝不足になってしまいます。
今年も、あのマスターズの美しいテーマ曲と共に、オーガスタの美しい風景を目にすることができてとても嬉しく思っています。
私はこの曲を聞くと、
「ああ、春がやってきたな・・・。」
と毎年思います。

このドライバーを目にして、そのヘッドの『コンパクト感』も目に付いたのですが、それよりももっと目立っていたのが、この『ネック形状』です。
独特の曲線美と伸びが感じられます。
とても艶っぽい感じがします。
最近はこういった形状のドライバーを全くといっていいほど目にしないので、すごく新鮮に感じます。
この『顔』も、すごく個性的で美しいと思いました。
はっきりとした洋梨型ですが、これまで出会ってきた洋梨型のドライバーとは、明らかに違う形状をしています。
このドライバーは、いわゆる『フェースターン』しやすいようになっているのだそうですが、まさにその言葉通りの顔だと思いました。
スイング中、フェースはシャフトを軸にして、開きながら上がり、閉じながら下りる・・・。といった『オープン トゥ クローズ』をより意識しやすい形状になっています。
私はフェースローテーションを多めに使っていきたいタイプなので、こういった形状のドライバーにはすごく惹かれる部分があります。
フェースターンをあまり大きくしたくない・・・。と考えておられる方や、右への不安を持っておられる方には、こういった形状のドライバーはやや苦手に感じられるかもしれません。
ネック回りもすごく特徴的なのですが、このトゥ側にもすごく個性を感じます。
この独特のカーブがとても美しいと思いました。
最近は『つかまり顔』の、『フックフェース』が多い中、このドライバーは明らかに『逃がし顔』に感じられます。
トゥ側が出っ張ってないので、私たちフッカーには、とても魅力的に見える顔をしています。
どの角度から見ても、すごく美しい形状のドライバーだと思いました。
これまで試打してきた『420』や『450』同様、フェース面のこの『V』のデザインがとてもオシャレに見えました。
おそらく性能には直接影響しないのだと思いますが、こういったオシャレ心のあるデザインはとてもセンスがあると思いましたし、好印象を持ちます。
メーカー側の石川選手への期待度の高さが伺えるような気がしました。
『V』は勿論、『VICTORY(勝利)』の『V』だと思いますし、競技は違いますが、昔見たバレーボールのアニメ『サインはV』やロボットアニメの『コンバトラーV』を思い出しました。
そういえば、石川選手は今年獲得した賞金の全てを義援金に充てる・・・。という記事を読んだのですが、とてもすごいことだと思いました。
私が19歳の頃は、とてもそんな素晴らしい志は持ち合わせていませんでした。
貧乏学生で、常にお腹を空かせていたような記憶があります。
同じ年齢でも、あまりにも違い過ぎて、とても恥ずかしく思います。
素振りをしてみても、かなり小気味よく振っていけます。
今とても人気があり、よく目にするDJシャフトですが、このドライバーに標準装備されているのだそうです。
これまでよく出会ってきた『ナノカーボンシャフト』が標準装備されているのかと思っていたのですが、そうではないようです。
やはりターゲットとするゴルファーが違うからなのでしょうか?
ただ、このDJ-6も、それほどタフ過ぎるシャフトではないので、昔のプロモデルドライバーのようなタフさは感じませんでした。
すごく慣れ親しんだ振りやすさだと思いました。
素振りをしたときと、ボールを前にして構えたときに、いいショットが打てるか否かが大よそつかめるのですが、素振りをした段階で、かなりいい印象を持つことができました。
ボールを前にして構えてみると、すごく安心感が得られるドライバーだと思いました。
『小顔』『フェース角のオープン感』という、私がドライバーに求めたいヘッド形状が、このドライバーにが凝縮されています。
よく見ると、フェースが開いているようには見えなかったですし、むしろ『スクエア』な感じがしましたが、パッと見たときに『逃がして』いけそうな感じがするので、すごく心強いです。
『400㎤未満』の小ささをあまり感じませんでしたが、すごく楽な気分で構えることができました。
私と同じように、常に左方向が気になる方には、すごく楽に構えることができるのではないでしょうか?
左へ引っ掛けそうなイメージが湧いてきません。
その他にもマイナスなイメージは起きませんでした。
構えていても、すごく『自然』といいますか、プレイヤーに委ねている部分が多く感じられ、ヘッドが余計なことをしないように思いました。
今はプレイヤーの意思とは別に、やや『自動的』にといいますか、クラブが勝手に方向性などを決めてしまっているように感じることもあるのですが、このドライバーはそれらとは全く違う感じがしました。
あくまでもメインはプレイヤーである・・・。ということをこのクラブの顔が物語っているようです。
一方向へのイメージしかできないドライバーにも、これまでたくさん出会ってきましたが、このドライバーは左右どちらにもイメージできます。
フェード系は勿論、ドロー系も上手くフェースが『ロール』してくれて捕まえられるんだろうな・・・。という予想が立てられました。
今は少ないですが、昔はこのようにイメージできるドライバーもたくさんあったので、懐かしい感じもしますし、いわゆる『原点回帰』といったらいいでしょうか?
迷ったら、こういったクラブで昔のいいフィーリングを取り戻せそうな気がします。
肩の力も抜け、自然体に構えることができました。
試打を開始しました。
『打感』は、これまでの同シリーズを試打してきているので、予め予想はしていましたが、かなりいい感触でした。
フェースにボールを乗せていける感じがしました。
球がつかまり過ぎないので、クラブに遠慮することなく、私自身の両腕も自然な動きができているような気がしました。
この感触は何球でも打っていたくなります。
『音』も、すごくいいと思いました。
気持ちよく叩いていくことができました。
スイングの邪魔を全くしません。
『球のあがりやすさ』という点では、明らかに『ヒッタータイプ向け』だと思いましたが、それほどタフ過ぎる感じはしませんでした。
程よく上がってくれる感じがしましたし、『ドロップ感』なども感じませんでした。
弾道を高めにもっていくことができましたが、ほとんど『吹き上がり感』を感じることはありませんでした。
最近のドライバーの中では、明らかに『小顔』ですし、『ディープ形状』になっているので、スインガータイプの方には、合いづらい部分もあるかもしれませんが、決してごく一部のハードヒッターの方だけの為に作られたドライバーだとは思いませんでした。
最近はシャローヘッドがとても多いですが、ちょっと前まではこういった大きさや形をしたドライバーもたくさんありましたし、今はだんだんと増えてきているので、特別珍しいとは思いませんでした。
シャロー過ぎて易し過ぎるドライバーが多すぎる・・・。と感じておられる方は、是非一度試してみられる価値があるのではないでしょうか?
『操作性』という点では、構えたときの印象通り、抜群の操作性だと思いました。
すごく容易にこちらのイメージを反映させていきやすいと感じましたし、左右どちらにも対応してくれるドライバーだと思いました。
この『顔』が物語っているように、スライス系も打ちやすかったですが、フック系も楽に打っていくことができました。
ある程度の小顔は、その操作性がさらに高まるような気がします。
ヘッドがあまりにも大きくなりすぎると、こちらの思いがなかなか伝わらないところがあります。
『重心距離』は、やや長めなのでしょうか?
つかまり過ぎる感じはしませんでした。
スライス系の方には、やや難しく感じられるかもしれません。
『飛距離性能』という点では、ヒッタータイプの方には、すごくいいパフォーマンスが期待できると思いました。
このドライバーが秘めている潜在的な飛距離性能はとても高いですが、それを引き出してやるプレイヤーの技量も同時に問われるような気がしました。
最近はプレイヤーのスキルよりも、クラブの性能のほうが目立ちすぎている感じがしないでもないですが、このドライバーは、明らかに使うプレイヤーのスキルが求められていると思いましたし、そうでないとクラブも応えてはくれないような気がしました。
このディープな形状から、『キャリー』というよりも『ラン』をイメージしやすいところもありましたが、実際はキャリーも充分に稼いでいくことができました。
どんどん気持ちよく叩いていくべきドライバーだと思いました。
たくさんのクラブを試打してきて、最近はクラブに対して遠慮がちになっているところもあったのですが、このドライバーにはそんな遠慮は全くの無用だと思いました。
『安定性』という点でも、打つ前に想像していたよりも、それほどシビア過ぎる感じはしませんでした。
勿論、あまり大きなミスは見逃してはくれない感じでしたが、それほどハードルが高すぎる感じでもありませんでした。
この『DJ-6』シャフトとの相性もいいようです。
『ライン』に乗せていきやすい感じがしました。
ただ、私はこの『DJ-6』よりも、同じシリーズの『DJ-7』若しくは、『DI-7』などで試してみたいと思いました。
せっかくこのような素晴らしいヘッドに仕上がっているのだから、もう少しシャフトがしっかりしていてもいいのかな?と思いました。
しかし、こういった感覚も人それぞれですし、今のままのシャフトがベストだと感じておられる方もたくさんいらっしゃるとは思うのですが・・・・。
こうして見ても、このヘッドがいわゆる『ディープヘッド』であることは間違いないと思うのですが、ヘッド後方が少し下がっていて、やや『シャローバック』になっているといってもいいような気がします。
『フェース高』と同じ高さの『ディープバック形状』のドライバーは、最近では全く見かけなくなりました。
こういったところも、最近のドライバーの特徴だと思いますし、それが『易しさ』にもつながっているような気がします。
勿論この部分だけでは言えないのですが、昔のディープバック形状のドライバーは、よく『サイドスピン』が掛かっていましたし、間違ったインパクトをしてしまうと、それがはっきりと弾道に表れていました。
球も上がりにくくてタフな物が多かったですし、『重心深度』が浅めの物が多かったような気がします。
このドライバーの『表示ロフト』は『9度』でしたが、それをあまり感じさせない『弾道の高さ』を感じました。
これまでの多くの大手有名メーカーのドライバーと同じように『リアルロフト』とは異なるのでしょうか?
『プロモデル』といっても、実際にプロが使うヘッドと一般に流通しているヘッドでは見た目はそっくりでもスペックがまるで異なるというのは、昔からあることです。
実際にこのドライバーがそうなのかは、私には解りませんでしたが、全体的にそれほど『タフ』な印象は残りませんでした。
むしろ親しみやすくて、美しい・・・。という印象が残りました。
これまで何度も、最近のクラブには個性が少なくなってきている・・・。と書いていますが、このドライバーはその独特な形状にとても個性を感じましたし、主張してくるものがあったような気がします。
あと3日間、TVの前から石川選手をはじめとして日本人選手の応援を私はしますが、このドライバーが火を噴くのも期待したいです。
そういえば、昨年のチャンピオンであるフィル・ミケルソン選手も昔はヨネックスと契約していたので、もしそのまま継続していたら、このドライバーを使っていたのかな?と思いました。
ドローヒッターが有利といわれるオーガスタで、レフティである彼にとってはフェードボールで攻めていくことが多いと思うのですが、そういったときにも、このドライバーだと使いやすいだろうな・・・。などと思っていました。
ゴルフを始めとして、スポーツは基本的には『観る』ものではなくて、『する』ものだと思っているのですが、あと3日間は『観る』ことを楽しんでいこうと思いました。
できるだけ早く日本人のメジャーチャンピオン(特にマスターズチャンピオン)を見てみたいです。
ヨネックス EZONE タイプ 380 ドライバー
- 2011年4月8日
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