今日は、昨年試打したドライバーの中からMVP。
『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024』を発表させていただきます。
なお、これまで通り、これはあくまでも私の中のランキングであり、クラブの品質や性能の優劣を示すものではありません。
また、試打していながら、ここに掲載されていないドライバーもありますが、それらが良くないということではありません。
それと私は昔からフックフェースが苦手で、フックフェースを好まれるスライサーの方には合わないところがあることをご了承いただければ幸いです。
それではMVP候補たちをご紹介します
※掲載順は試打した順番であり、ランキングとは関係ありません。
muziik On The Screw DD 2 HEAVEN ドライバー
BALDO TT DRIVER GT3 SHALLOW FACE MODEL
JUSTICK PROCEED DOUBLE-R 450MAX
リョーマゴルフ Ryoma MAXIMAIII TYPEV ドライバー
こうして見ていても、思わず笑みがこぼれてしまうほど、素晴らしいドライバーたちで見とれてしまいます。
ちょっと表現が汚くなってしまうかもしれませんが、思わずよだれが出てしまいそうなほど魅力的です。
『空腹感』をもたせるような魅力的なドライバーばかりで、私の目は『キラッキラ』に輝いています。
丸三日、何も食べないで、いきなり焼き肉屋さんに連れて行かれたような感覚・・・。といっていいでしょうか?
見ているだけでよだれが出てしまいます。
ちょっと汚いですが、そのようなイメージが浮かんできました。
私は食にはあまりこだわりが無く、高級なものよりも、安くて美味しいものが好きです。
食べる時間を最小限にして、なるべくゴルフをしていたいと思う、いわゆる『三度の食事よりもゴルフが好き』というタイプです。
ご飯は一日に三度食べなくても良いと考えています。
以前も書きましたが、私はアプローチ練習場で10時間以上楽しむこともありますが、缶コーヒーとアンパンかカレーパンがあれば充分です。
高級料亭やフレンチレストランなどに行くよりも、ゴルフ場やゴルフ練習場にある、練習グリーンやバンカー練習場でボールと戯れているほうが嬉しいです。
先日、知人から高価な仕出し弁当を頂き、とても美味しかったのですが、私はそれよりも『ほっともっと』の『のり弁当』のほうが断然美味しいと感じます。
昔からのり弁当の美味しさは変わらないですね。
学生時代からずっと食べ続けていますが、未だに飽きません。
味や量のわりに、安価に抑えられていますが、『高品質』であることは確かです。
高くても美味しくない料理もありますが、安くて美味しい料理やお弁当はたくさんあります。
こうして記事を書いている今も、のり弁当が食べたくなってきました。
話が横に逸れてしまい、申し訳ありません。
それくらい、記事を書いている今もテンションがあがった状態です。
先日も書きましたが、『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024』は既に決まっていて、悩むことはありませんでした。
ただ、ひとつに絞るのではなく、昨年に続き、異なるカテゴリーで選ぶことにしました。
それくらいひとつに絞るのは不自然に思えたからです。
今回はカテゴリーを3つに分けました。
そのひとつが『海外メーカー部門』。
次に『地クラブメーカー部門』。
最後に『国内大手有名メーカー部門』です。
これらに優劣はありません。
それぞれ個性の違いはありますが、トップです。
花にたとえると、桜は綺麗だけど、梅も綺麗だし、バラも綺麗・・・。といったところでしょうか?
それではひとつめの『海外メーカー部門』のMVPを発表させていただきたいと思います。
それは、
これはもうダントツといいますか、『ぶっちぎり』でした。
昔からコブラのドライバーは高性能で、良い思い出がたくさんありますが、このドライバーも私の心に強く生き続けるのは間違いありません。
前作が素晴らしかったので期待していましたが、期待通りでした。
まず、打ち前から感じた、何ともいえない雰囲気がすごく良かったのを覚えています。
構えやすくて打感や音も良い。
そして飛距離が出るタイプなのに、大らかで寛容な面も持ち合わせている。
これが昔のドライバーとの大きな違いです。
名前は出せませんが、あるライバルメーカーと比べてみて、このコブラのドライバーが優れているのは明らかでした。
球の勢いと伸び。
パワフルな弾道はコブラの良き伝統です。
飛距離を求めておられる方には、是非試していただきたいドライバーです。
一緒に試打したライバルメーカーのドライバーも高性能ではありますが、比較すると、コブラの優位性は明らかでした。
このドライバーは姉妹モデルがありますが、私はこの『LS』がダントツで気に入りました。
一球打ってすぐに購買意欲が強く刺激されたことを強く覚えています。
私はゴルフを始めて、様々な壁にぶち当たってきました。
ひとつひとつ数え上げればキリが無いですが、ドライバーでいえば、まず『スライス』。
そして練習を積んでいくうちに次第に克服され、次は『チーピン』に悩む日々が長く続きました。
しかし、それも練習を積んでいき、だんだんを克服できるようになりました。
それを克服したのは、『素振り』です。
日課の素振りがショットの安定性とスイングパワーを生み出してくれました。
しかし、素振りではどうしても解決できない問題が常につきまとっていました。
それは『スピン過多による飛距離ロス』です。
これが私のゴルフ歴の中で最も厄介な難敵で、使うドライバーによって、今も克服できていません。
いくらスイングが安定しても、ヘッドスピードがあがっても、スピンを抑えるのはかなり高等技術が必要です。
スピンを減らすために、そして高さを抑えるために、ロフト8度のドライバーも使っていましたが、それでもスピンが抑えられず、高~くあがって距離をロスしていました。
フォローのときは風に乗っていいのですが、アゲていると極端に飛距離が落ちてしまい、その都度何度もうなだれましたし、自分の技術の未熟さを痛感しました。
ハイティにして、アッパーで打つようにしましたが、安定性に欠けて上手くいきません。
今はティの高さも上限が定められていますし、この打ち方も要らないですね。
それは各メーカーの技術の進化によって、スピン過多が解消されたからです。
各メーカー『ロースピンモデル』を発売し、私は大きな恩恵を受けることができました。
今もし、全てのメーカーがロースピンモデルを廃止し、私の使っているドライバーも取り上げられてしまったら、またスピン過多に悩んでしまうのは間違いありません。
クラブの進化のおかげで、私は『レスロス弾道』といいますか、効率良くボールを運ぶことができるようになりました。
特に私は強く叩いていきたいタイプなので、ロースピンモデルのドライバーは欠かせません。
私をいつも支えてくれるマイドライバーには感謝しています。
ゴルフボールが糸巻きからツーピース、・・・。3ピース、5ピース・・・。
そしてバラタからウレタンにカバーが代わり、ある程度スピンが抑えられるようになりましたが、それでもロースピンドライバーでないと、私の『スピン過多』は解消されないのは明らかです。
もちろんスピンを減らす打ち方を高い確率でできればいいのですが、私にはそのような高い技術がなかなか身につきません。
そして、このドライバーは価格面でも好感が持てます。
他のライバルメーカーは挿しているシャフトにもよりますが、一本が10万円以上するものも増えてきました。(もちろん円安や物価高ということも関係していると思うのですが・・・。)
昨年出会ったドライバー全てにおいて、『飛距離とコスパの両立』という点で考えてみると、このcobra DARKSPEED LS Driverがダントツでナンバーワンです。
ドライバーオブ・ザ・イヤーは価格を評価対象から外しているので、判断基準にはならないですが、コスパがいいのは、私たちゴルファーにとって、喜ばしいことですね。
私はひとつのクラブを気に入ったら永く使うタイプなので、少しくらい高くでも購入しますが、新製品が出る度に買い替える方は、そうはいかないのかもしれません。
とはいっても、私の友人は数ヶ月毎に買い替えているのですが・・・。(凄いな・・。とは思いますが、羨ましいとは思いません。)
クラブは永く付き合っていけばいくほど、同じ時間を共有すればするほど、『以心伝心』といいますか、科学的データでは表せない『機微』といいますか、ハートでつながっている部分があるように感じているからです。
こちらの『熱(体温)』が伝わる感覚・・・。といったらいいでしょうか?
それは同じメーカーの同じモデルで、シャフトなど全て同じスペックで仕上げても、全くの別物になります。
私は昔からそのように感じているのですが、同じように感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このクラブに関しては、以前記事に書かせていただいているので、ここでは詳細を割愛させていただきますが、素晴らしいドライバーです。
一番のウリは優れた低スピン性能による、高い飛距離性能ですが、それだけなく、打感や音が良いので、叩いていくこともできますし、大らかなので曲がる心配をしなくて良いのもいいです。
なので、『海外メーカー部門』で、このコブラ DARKSPEED LS ドライバーがMVPに輝きました。
次は『地クラブメーカー部門』です。
地クラブメーカーのドライバーもハイレベルなものが続きましたが、そのMVPのドライバーを一球打って、これがMVPだな・・・。と確信しました。
先日も書きましたが、飛ばせるドライバー、つまりポテンシャルの高いドライバーは『一球目から飛ばせる』ということです。
その高性能なドライバーは、
このドライバーは何と言っても、『美しさ』が印象的です。
ロマロのクラブは昔から美しくて質感が良い特長がありますが、このドライバーも同じで変わっていません。
久しぶりに出会ったロマロなので、すごくテンションがあがったことを覚えていますが、それ以上に強烈な印象として残ったのが、『弾道の速さ・力強さ』です。
高反発モデルなのかと思うほど、初速の速さと球の伸びを感じました。
ドライバーのデザインはオシャレで、海外風に表現すると『クール』な印象ですが、飛んでいく弾道は『ホット』です。
私は飛んでいく球を目で追っているとき、弾道の『温度』といいますか、『熱量』を感じることがあるのですが、このドライバーの放つ弾道は『ファイヤーボール』だな・・・。と思ったことを今もはっきりと覚えています。
クラブがあまりにも美しいので、どうしても『傷を付けたくない』という思いが働き、使うのを躊躇してしまいそうですが、それがこのドライバーの最大の欠点かな・・・。と思いました。
クラブ全体がとてもオシャレなので、『デザイン最優先』で、飛距離は二の次なのか?と思ってしまいますが、実際はそんなことはありません。
飛距離性能にかなり長けているドライバーです。
フェース面に特殊な工夫が施されていて、それも飛距離に直結しているのかもしれません。
それ以外にも大切な要素。
『顔』『打感』『音』という、『フィーリング三大要素』も高いレベルにあり、それが飛びを後押ししているような気がします。
これまで何度も書いていますが、私はいくら飛んで曲がらないドライバーでも、構えづらかったり、打感や音が気に入らなければ、そのクラブに魅力を感じませんが、このドライバーは満足できるレベルにありました。
ロフトが10.5度ということでしたが、『高~くあがって終わり』というのではなく、打ち出しは高めですが、そのまま力強く飛んでいって、なかなか勢いが衰えませんでした。
ドライバーの放つ弾道に、『大砲』や『マシンガン』『拳銃』というように、イメージによって分けられるのですが、このドライバーの弾道は間違いなく『大砲』レベルです。
球は高くあがりましたし、それほど低スピンだとは思いませんでしたが、高くて強い弾道はとても魅力的で、私のハートを鷲づかみにしました。
クラブは美しく、男前で打感や音が良く、飛距離性能が素晴らしい・・・。
良いところばかり目に付きますが、あえて短所を探すと、『かなり高価』だということです。
挿しているシャフトにもよりますが、一本10万円以上するので、手が届きにくいドライバーだな・・・。と思いました。
しかし今は大手海外メーカーのドライバーも、昔はとても親しみやすい価格設定だったのに、いつのまにか9万円、10万円・・・。となっていったので、大きな違いは無いのかもしれません。
試打しているときも、そして試打し終えて記事を書いているときも、ずっとテンションがあがりっぱなしだったことを覚えています。
たくさんのクラブに出会い、良いクラブはたくさんありますが、『心を揺さぶるクラブ』というのは、ごく僅かです。
それはクラブの美しさなどもありますが、一番心が揺さぶられるのは、その『飛んでいく弾道』です。
いくらクラブが美しくても弾道が貧弱だったら魅力を感じませんが、このドライバーには美しさと力強さの両立ができていました。
なので、このRomaRo Ray TYPE R ドライバーが『地クラブメーカー部門』のMVPに輝きました。
RomaRoだけでなく、日本の地クラブメーカーのレベルの高さを強く感じますし、そういうメーカーがたくさんある日本は、私たちゴルファーにとって、『heaven』だな・・・。と、いつも思います。
最後は『国内大手有名メーカー部門』です。
こちらもハイレベルなドライバーがたくさんありました。
『究極のしのぎ合い』といったらいいいでしょうか?
素晴らしいドライバーがたくさんあるなかで、私がMVPに選んだのが、
このドライバーで一番印象に残ったのが、やはり『弾道』です。
記事にも書きましたが、ボールがまるで『空中浮遊』しているかのような弾道が印象的でした。
なかなかこのような弾道を生み出してくれるドライバーには出会えません。
高反発モデルが禁止され、ルールギリギリの反発係数の適合モデルがたくさん登場し、確かに弾きが良くて初速が出ているドライバーはたくさんあるのですが、その多くが『途中からの失速が早い』ということです。
飛び出しは確かに速いけど、失速するのも早い。
高い打ち出しでキャリーは稼げるけど、落下角度も急で伸びが無い。
そんなドライバーがたくさんありました。
始めと終わりが違いすぎるといったらいいでしょうか?
弾道に一貫性がありません。
しかし、このPRGR RS F DRIVERが放つ弾道には一貫性がありました。
終始『強弾道』です。
そして強い弾道でありながら、高さも出るので、ビッグキャリーを稼いでいけるのも魅力的でした。
遠くに飛ばせて、しかも易しい。
高確率でビッグドライブを実現してくれる、ハイレベルなドライバーです。
PRGRのドライバーは昔からハイレベルな物が多いので、この結果も納得といったところがあるのですが、やはり凄いな・・・。と思いましたし、飛んでいく弾道を目で追いながら、胸がときめいたのも忘れられません。
良いドライバーというのは、弾道でゴルファーを楽しませてくれるものだと、このドライバーと、過去のモデルを試打して感じました。
『構えやすさ』が秀逸で、打感や音がいいというのも、このドライバーの魅力です。
価格設定も平均的といったところでしょうか?
この飛びがありながら、良心的な価格設定だな・・・。と思いました。
無理矢理難点を挙げるとすると、このドライバーは、いわゆる『オートマチックタイプ』なので、球を操るのには向いていない・・・。ということくらいです。
私は自分の持ち球を活かしていきたいタイプですが、最近はこのような優れたオートマチックタイプが増えてきたので、この大らかさ(曲がりにくさ)に委ねてみるのもアリなのかな・・・。と思うようになりました。
PRGRはいつも私の関心を引きますし、試打する度に購買意欲を刺激してきますが、このドライバーもまさにそんなタイプです。
練習場で試打しながら、このドライバーでコースを回ったらすごく楽しいだろうな・・・。と思いました。
よく飛んで曲がりにくいので、『楽しい』と同時に『楽』になるだろう・・・。ということも感じました。
クラブに任せっきりで、こちらのやることが少なくなってしまうかもしれません。
ということで、『国内大手有名メーカー部門』のMVPは、このPRGR RS F DRIVERに輝きました。
いかがだったでしょうか?
今見ても、魂を揺さぶるドライバーたちです。
顔の良さはもちろん、打感や音の良さ。
そして飛距離性能の高さを重視して選びましたが、この3つのMVPドライバーに共通しているのが、『弾道の力強さ・頼もしさ』です。
飛んでいく球を見ているだけで、楽しくなるような弾道を放ってくれました。
これが一番の要因だったような気がします。
昨年も素晴らしいドライバーに出会うことができ、今年もそうなればいいな・・・。と思っています。
尚、先ほども書きましたし、繰り返しになりますが、これはあくまでも私の中のランキングに過ぎません。
MVPに輝いたクラブは素晴らしいと自信をもって言えますが、選ばれなかったクラブが劣っているということはありません。
人によっては、そちらのほうがいいということも多いにあり得ると思います。
やはり大切なのは『自分の感覚』ですね。
その感覚といいますか、『自分なりの物差し』を磨いて行くには、たくさんのクラブに出会うのが一番だと思います。
私は今年もたくさんのクラブに出会いたいと思っております。
試打できたときは、記事に書かせていただきたいと思いますので、これからもどうかよろしくお願いします。
次回から、通常に記事に戻らせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。