キャロウェイ FT-9 Neutral ドライバー

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今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは キャロウェイ FT-9 Neutral ドライバー です。
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シャフトはディアマナカイリ60です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.5、バランスはD0、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は314gです。
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キャロウェイのニュードライバーです。
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先日、私は『ドロータイプ』を試打したのですが、今日はこの『ニュートラルタイプ』です。
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素振りをしてみた感じでは、『ドロータイプ』同様、やや軽く、『ヘッドの効き』も弱く感じました。
このヘッドの大きさとデザインから『重量感』を感じるのですが、実際のヘッド重量は、それほど重くはないようです。
いい意味で、かなり振りやすい感じがしました。
振った感じでは『ドロータイプ』と、何ら変わらない感じがしました。
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ボールを前にして構えた感じは、『ドロータイプ』よりは、はるかに構えやすく感じました。
『フックフェース』が目に付きませんし、『ヘッド後方の膨らみ』も若干抑えられている感じがします。
『ドロータイプ』には『クラウンマーク』がありましたが、この『ニュートラルタイプ』にはありません。
私は『クラウンマーク』は、あっても無くてもいいのですが、どちらかというとこれまで無いものを多く使ってきているような気がするので、無い方が好きかな・・・・・?と考えていました。
こうして構えてみると、『ニュートラルタイプ』の方が『操作性』が良さそうな気がしました。
試打を開始しました。
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まず感じたのが、その『打感の柔らかさ』です。
すごくマイルドで好感をもてました。
1球目から『ナイスショット』が打てたからでしょうか?
このドライバーがもつ、『打感のマイルドさ』を掌で味わうことができました。
すごくいい感じです。
『ドロータイプ』には感じられなかった、感触の良さです。
おそらく、メーカー的には『ドロータイプ』と『ニュートラルタイプ』では違わないように作っているのだと思うのですが、今日試打した限りでは、私は『ニュートラルタイプの圧勝』だと思いました。
とてもいい感触なので、何球も打っていたくなります。
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『音』もいい感じです。
キャロウェイの『初代スクエアドライバー』は、その『構えづらさ』はもとより、『音』がとても苦手だったのですが、このドライバーはとてもいい感じの音だと思いました。
耳に優しく、心地よさを誘(いざな)います。
この音ならば、ずっと聞いていたくなります。
私は以前、あるメーカーのドライバーを試打した時、その音がどうしても馴染めずすぐに打つのを止めてしまったことがあるのですが、その晩『耳鳴り』がなかなか止まずに眠れなかったことがあります。
そういったこともあるので、海外メーカーのクラブには、少し『苦手意識』も、その頃少しあったのですが、今はすっかりと改善されていると思います。
さすがはキャロウェイだ・・・。と思いました。
『飛距離』や『直進性』『球のあがりやすさ』も大切ですが、こうした『フィーリング性能』は、決しておろそかにして欲しくはありません。
『マシンテスト』ではいい結果がでても、本来は人間が打つ物なので、『フィーリング』は決して無視できないのだと思います。
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『安定性』という点でも、私はとても高いものを感じました。
『ドロータイプ』よりも、ずっといい感じがします。
『ドロータイプ』も良かったのですが、少し私には『つかまり過ぎ』に感じられ、もうひとついい感じがしなかったのですが、このドライバーはすごく安定していました。
かなり『直進性』が高く、頭の中の『イメージライン』に沿って、球は飛んで行っているように感じられました。
1球目から、ほとんど曲がりの少ない『ドローボール』を打つことができました。
私にしては、やや『大味』な感じもするヘッドではありますが、かなり『繊細さ』と『正確性』を兼ね備えた、レベルの高いヘッドだと思いました。
『ヘッド性能』が、すごく高いと感じました。
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『球のあがりやすさ』という点では、『ドロータイプ』同様、かなりいい感じです。
最近は、こういった『平べったいドライバー』が沢山登場してくれているおかげで、『ティアップ』の高さもずいぶんと低くなりました。
以前の『ディープフェース』『ディープバック』形状のドライバーだと、練習場の『ゴムティ』を『65』とか『70』『75』といった、かなり長いものを使っていましたが、今では2センチくらい短くなったように感じます。
『フェアウェイウッド』との『境界線』も、小さくなっている感じがして、同じフィーリングを保ちやすい感じがします。
このドライバーは、とても『直進性』が強いですが、その理由のひとつは、やはりこの『高弾道設計』にあるのだと思いました。
これだけ高く上がると、ボールに曲がる余地を与えません。
強制的に余計な『サイドスピン』が排除されているような気がします。
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『操作性』という点でも、かなり『ドロータイプ』よりもいい・・・・。と思いました。
私がこのドライバーを自然に打っていくなら、『ドロー』なのですが、『フェード系』にもトライしてみて、意外と易しい感じがしました。
1球目から、かなりいい感じの『ドローボール』が打てたこともあり、見た目以上に球がつかまりやすくて扱いやすいタイプのドライバーだと思いました。
『フェードヒッター』の方でも、かなりいい感じで打っていくことができるのではないでしょうか?
決して球が滑って、右へすっぽ抜ける感じはしませんでしたし、程良くつかまえていてくれるので、『球持ち』が良く、それが『操作性の高さ』につながっているように感じました。
左右に球を打ち分けるタイプのドライバーではありませんし、自分の持ち球が活かされるタイプのドライバーだと思いました。
まさに『ニュートラル』な感じがして、偏った変なクセもないので、このドライバーに好感を持たれる方も多いのではないでしょうか?
『フックフェース』は苦手だけれども、球を上げやすくて、『直進性』の強いドライバーが欲しい・・・・。と考えておられる方には、とても相性が合うのではないでしょうか?
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『飛距離性能』という点でも、さすがは『キャロウェイ』です。
とてもよく研究されていて、ハイレベルなものを感じました。
ここ最近のキャロウェイ製ドライバーの『飛距離性能』という点では、『HYPER X』が、私はとても印象に残っているのですが、今日はその感じを思い出しました。
かなり高いポテンシャルを持っていると思います。
今年のマスターズを見ていて、タイガー・ウッズ選手とフィル・ミケルソン選手の一騎打ちが見られ、たびたびミケルソン選手はタイガー・ウッズ選手を『オーバードライブ』(正式にはアウトドライブというのだそうですが・・・・)していて、私はとても驚きました。
ミケルソン選手は、『ドロータイプ』を使用しているそうですが、私にはこの『ニュートラルタイプ』の方が、はるかに飛距離を稼いでいきやすいと感じました。
この『飛距離性能』に加え、高い『直進性』を持っているので、まさに『鬼に金棒』といった感じです。
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私は本来、このような『円盤』のようなドライバーは、あまり好きではなく、試打したっきりもう手にすることがないことも多いのですが、このドライバーは又、目にすることがあったら、再び試打してみたいと思いました。
コースにも、是非持って行ってみたいドライバーだと思いました。
私のホームコースの狭くて長いミドルホールには、こういったドライバーがすごく活躍してくれそうな気がしました。
今日は練習場の打席で、ずっとそのホールの『ティグランド』でティショットを打っているイメージで打っていったのですが、あくまでも私のイメージの中では、ほとんどフェアウェイを捉えることができました。
勿論、イメージの中でのことですし、『自己満足』に過ぎないところもあるのですが・・・・・・。
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私は今日、このドライバーを手にしてみて、改めてキャロウェイのドライバーのレベルの高さを感じることができました。
よく研究されていると思いましたし、『物理的性能』の高さはもちろん、『フィーリング性能』にも目を向けて作られたドライバーだと思いました。
今度、コースに出る時は、このドライバーを使ってみたいです。