アストロツアー TH/003 ウェッジ を試打 レビュー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは アストロツアー TH/003 ウェッジ です。

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200 です。

質感が良く、とても美しいアストロツアーのウェッジです。
アストロツアーのウェッジにはとても良い印象をもっていて、特に昨年試打したTH/001はとても気に入っています。

シンプルでオーソドックスなタイプのウェッジです。
今はウェッジも、たくさんのパーツが組み合わさった、いわゆる『複合タイプ』が多くなりましたが、私はこのようなシンプルで美しい『ワンピース(単一素材)タイプ』に魅力を感じます。

トップラインは、ほぼ真っ直ぐです。
最近はテーパーになっているものも多くなりましたが、このウェッジにはそれが見られません。
テーパーとストレート。
どちらがいいのか、私には分かりませんが、いろいろなタイプのクラブがあるべきだと思っています。

『FORGED S15CK』という文字がありました。
このウェッジを貸してくれた友人によると、『S15CK』という素材が使われているのだそうです。
これまでだと『S25C』や『S20C』『8620』などが一般的だと思うのですが、違う素材にすることの大きな理由があるのだと思います。
ただ、こうして見る限り、通常の軟鉄ウェッジと見た目は変わりません。
いろいろなウェッジを試打していると、時には『メッキのムラ』がある物もあるのですが、このウェッジはとても綺麗に仕上がられていて好感が持てます。

SWということで考えると、ソール幅は標準的です。
トゥからヒールにかけて狭くなっていなくて、ほぼ平行になっています。

バンスは結構利いている感じがしますが、昔のような『ぶっきらぼう』なバンスではなく、丁寧に削り込まれていて、『跳ねる』イメージは湧いてきません。
ハイバンスタイプの難しさとは、この『跳ねる』ということになると思うのですが、最近のウェッジはよく計算されていて、ハイバンスでも跳ねることなく、上手く滑り込んでくれるものが多くなりました。
そういったこともあって、昔は苦手に感じていたハイバンスタイプも、最近は親近感をもてるものが多いです。
でも基本的には10度前後が、私にとって一番扱いやすいな・・・。という一応の基準はもっていますし、数値が全てではありません。

ソール形状にも特徴があって、かなり綺麗に『面取り』されているのが分かります。
大雑把ではなく、緻密に計算された削りのように見えました。
ウェッジ好きの私は、ソールの形状や質感で、実際にプレーしているときの抜けの良さやスピード感をイメージするのですが、このウェッジはとても良い印象です。
最近はトレーリングエッジ側が大きく削られているものが多くなっていますが、このウェッジは『二分割ソール』に近く、そしてどちらかというとリーディングエッジ側の削りのほうが目立っていました。

ネックは適度な長さがキープされていて、いい感じです。
これだけしっかりした長さがあると、ボールを上から拾っていく感覚がもてますが、ショートタイプだと『横から』になりやすいので、少しイメージの出方が変わってきます。

ホーゼルには『MADE IN JAPAN』の文字が刻印されていました。
この質感の良さ・丁寧な仕上げを見て、そうだろうな・・・。とは思っていましたが、やはりそうでした。
海外製ステンレスウェッジの人気も高いですが、私はやはり軟鉄のほうが好きで、ステンレスのアイアンやウェッジを購入したことがありません。
しかし、それはどちらがいいというものではなく、私がゴルフを始めたときから軟鉄だったので、それが身に染みついているのだと思います。
『インプリンティング(刷り込み)』。
ゴルフ以外でもそうですが、何事も『始めたときの感覚』が後にもずっと影響を及ぼすのではないでしょうか?

フェース面にミーリングは無いですが、とても綺麗に仕上げられていて、チープさは全くありません。
指で触ってみたのですが、適度にザラザラしていて、『ツアーモデル』と言われるようなウェッジと同等の触感です。

ASTROというロゴが入った、このグリップがとてもカッコいいですね。
私はアイアンはもちろん、微妙なフィーリングが要求されるウェッジは、『ツアーベルベット一択』なのですが、このグリップも好感が持てます。

適度な大きさの美顔で、とても構えやすいです。
最近はヒール付近が幅広でボテッとした顔のウェッジも多いですが、このウェッジはキュッと引き締まっていて、魅力的に見えました。
このほうがフェースローテーションをイメージしやすいからです。
グースネックではなくストレートネックで、リーディングエッジも『出っ歯』過ぎないのも良く、計算され尽くされているように見えました。
私はこのような顔が大好きで、目尻が下がりっぱなしになり、いい目の保養ができました。
ヘッドが適正サイズなので主張し過ぎず、ボールの存在感を際立たせてくれているのもいいです。

フェースを開いて構えてみたのですが、なかなかいい感じでした。
昔のハイバンスは膨らみが大きすぎてリーディングエッジがボールの横っ面を弾いてしまうようなイメージを持つ物も少なくなかったのですが、このウェッジ上手くボールの下をくぐり抜けられそうです。
極端なロブ系のショットを打つには、もう少し削りが必要かな?とも思ったのですが、このままでも特に不満はありません。
試打を開始しました

まず感じたのが、この『超ソフト』な打感です。
見た目の質感などから、柔らかいだろう・・・。と思っていましたが、その予想をはるかに超える柔らかさがありました。
通常の軟鉄ウェッジをソフトというなら、このウェッジはまさに『超ソフト』です。
見た目は通常のウェッジを変わらないのですが、やはり『S15CK』という素材が関係しているのでしょうか?
一球打っただけで私は魅了され、テンション爆上がりです。
ちょっと例えは違うかもしれませんが、お祭りなどでよく見られる『綿菓子』を両手のひらで包み込むような感覚・・・。といったらいいでしょうか?
そんな柔らかさを感じていました。
この打感は秀逸で、これだけで高級ウェッジと分類できます。
高価になりすぎてしまうので現実的ではないですが、もし純金や純銀で同じ型のウェッジを作っても、この柔らかさは表現できないだろう・・・。と思いました。

球を拾いやすく、出球の球さもイメージ通りです。
打感がとても柔らかいので、フェースに乗る時間が長く感じられ、粘ってくれるような感覚がありました。
リーディングエッジが刺さらず上手く抜けてくれるので、ザックリも出にくいのではないでしょうか?

『スピン性能』も高いです。
スピンはよく効いてくれますが、『激スピン』というタイプではなく、計算しやすい安定したスピンという印象をもちました。
スピン性能はスコアラインやミーリングやソールが大きく影響していますが、『球の乗りの良さ』も明らかに関係しているな・・・。と再認識しました。

『安定性』という点では普通で、特別お助け機能のようなものは感じません。
易しさ重視というよりは、『易しすぎない』ところが魅力で、イメージがブレないところがいいのだと思います。

『操作性』は高く、いろいろなショットを打たせてくれる『懐の深さ』をもったウェッジです。
ソール形状が威力を発揮し、見た目のカッコ良さからくるハードルの高さのようなものはありません。
カッコいいけど意外と易しく親しみやすいウェッジだな・・・。と感じられる方は多いのではないでしょうか?
ソールの抜けが安定していますし、ショットのバリエーションも増やせそうなので、テクニシャンタイプの方にも試していただきたいウェッジです。

構えたときから出球のイメージ(高さとスピード)が鮮明に浮かび、その通りに打っていくことができました。
弾き系のウェッジだと、なかなかこのようなフィーリングは出せませんが、このウェッジは『粘り系』といいますか、『くっつき感』があり、スローボールで攻めていけるので、距離感がとても合いやすいです。
通常の軟鉄ウェッジの距離感の出しやすさを『5』だとすると、このウェッジは『7~8』といったところかな・・・?と思えるほど、打感の柔らかさが、さらに距離感をシビアに出させてくれるように感じました。
このように感じさせてくれるウェッジには、なかなか出会えません。
某メーカーの人気ウェッジよりも、私はこのウェッジのほうが断然上だな・・・。と思いました。
試打後の感想

質感が良く、男前で構えやすいウェッジです。

しかし、何と言っても『打感の柔らかさ』が、このウェッジ最大の魅力です。
この柔らかな打感がプレイヤーにさらなるインスピレーションを与えてくれるのではないでしょうか?
フェース面のどこでヒットしてもミスになりにくい・・・。というような易しさは持ち合わせていません。
正直さをもっているウェッジです。

しかしウェッジに限らず、『良いクラブ』とは、過保護なまでに易しすぎるクラブのことではなく、プレイヤーの感性を高めてくれたり、感動を与えてくれるものを言うのではないでしょうか?
そのクラブを使う喜びを与えてくれるクラブこそ、名器と呼べるクラブなのだと思います。
そういった意味でも、このウェッジは名器と呼ぶに相応しいと私は思いました。

ウェッジは各メーカー力を入れていて、素晴らしいクラブがたくさんあります。
大手有名メーカーや海外メーカーのウェッジしか使いたくない・・・。
グースネックのウェッジでないと嫌だ・・・。
ステンレスのウェッジが好きだ・・・。
オートマチックタイプでミスに寛容なウェッジしか使いたくない・・・。
という方には、このウェッジは合いづらいかもしれません。

そういった意味でいうと、好みが分かれるかもしれませんが、私が味わった感動を、多くの方にも味わっていただきたいと思いました。
S15CKという素材は、これまであまり使われてこなかったような気がするのですが、これからはこの素材が主流になってもいいのではないでしょうか?
それくらい、このウェッジの打感の良さにシビれました。

この打感をずっと味わいたくて、予定よりも多く球を打って楽しい時間を過ごすことができました。
かなり上質なウェッジだと思ったので、一本10万円くらいするのかな?と思ったのですが、友人によると、他のメーカーのウェッジと同じように『通常の値段』だということで、かなりコスパも高いと思います。
試打を終えて帰宅し、こうして記事を書いている今も、頭の中がソフトな打感でいっぱいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからもお互い、ゴルフライフをエンジョイしていきましょう!
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

アストロツアー TH/003 ウェッジ:精緻なコントロールと卓越したスピン性能を追求した、匠のウェッジ
アストロツアー TH/003 ウェッジは、株式会社マスターズゴルフが誇る、精密なコントロール性能と卓越したスピン性能を追求した、匠の技が息づくウェッジです。アベレージゴルファーからプロまで、あらゆるレベルのゴルファーのスコアアップに貢献する、信頼できる一本です。
1. 製品概要
アストロツアー TH/003 ウェッジは、株式会社マスターズゴルフが展開するアストロツアーシリーズのウェッジです。徹底的に追求されたスピン性能と、精緻なコントロール性能により、グリーン周りのあらゆる状況で、思い通りのショットを実現します。
2. 製品の特徴
アストロツアー TH/003 ウェッジの主な特徴は以下の通りです。
- こだわりの素材と製法: 軟鉄(S25C)を精密鍛造製法で仕上げ、打感の良さと、精度の高い形状を実現。
- 独自のソール形状: 状況に応じた最適なソール形状を選択可能。様々なライからのショットに対応し、抜けの良さを実現。
- 緻密なスコアライン: フェースに緻密なスコアラインを施すことで、安定したスピン性能を発揮。
- 豊富なロフトバリエーション: 細かい距離の打ち分けに対応できるよう、豊富なロフト角をラインナップ。
- 美しいデザイン: シンプルながらも、高級感のあるデザイン。
3. 製品のスペック
アストロツアー TH/003 ウェッジのスペックは以下の通りです。
- ヘッド素材: S25C 軟鉄
- 製法: 精密鍛造
- 仕上げ: ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ
- ロフト角: 48°、50°、52°、54°、56°、58°、60°
- ライ角: 63.5°
- FP: 記載なし (調査不足のため省略)
- ヘッド重量: 記載なし (調査不足のため省略)
- バンス角: モデルによって異なる (詳細は公式サイト参照)
- シャフト: 純正シャフト、またはカスタムシャフト
- グリップ: 純正グリップ、またはカスタムグリップ
(出典: http://mastersgolf.co.jp/astrotourth003.php)
4. ソール形状の種類
アストロツアー TH/003 ウェッジには、複数のソール形状が用意されており、ゴルファーのプレースタイルやコース状況に合わせて選択できます。各ソールの特徴は以下の通りです。
- スタンダードソール: あらゆる状況に対応できる、万能なソール形状。
- Mソール: (詳細な情報が公式サイトに記載されていません。調査不足のため省略)
- Cソール: (詳細な情報が公式サイトに記載されていません。調査不足のため省略)
5. ユーザーの口コミ・評価
アストロツアー TH/003 ウェッジに関する口コミ情報は、現時点では比較的少ない状況です。しかし、限られた情報源から、以下のような評価が見られます。
- 打感の良さ: 軟鉄鍛造ならではの、吸い付くような打感が評価されています。
- スピン性能: 緻密なスコアラインにより、安定したスピン性能を発揮し、グリーンをしっかりキャッチします。
- コントロール性能: 思い通りの距離感で、精度の高いアプローチショットを可能にします。
- デザイン: シンプルながらも、高級感のあるデザインが好評です。
6. 長所・短所
アストロツアー TH/003 ウェッジの長所と短所をまとめると、以下のようになります。
長所:
- 優れた打感
- 高いスピン性能
- 精度の高いコントロール性能
- 豊富なロフトバリエーション
- 美しいデザイン
短所:
- 情報が少ないため、詳細な評価が難しい
- 価格が高めである可能性
7. このクラブが合うゴルファー・合わないゴルファー
アストロツアー TH/003 ウェッジは、以下のようなゴルファーにおすすめです。
- アプローチ、ショートゲームを重視するゴルファー
- スピン性能を求めるゴルファー
- 打感を重視するゴルファー
- 様々なライからのショットに対応したいゴルファー
- ある程度ゴルフの経験があり、技術向上を目指すゴルファー
一方、以下のようなゴルファーには、必ずしもおすすめとは言えません。
- 価格を重視するゴルファー
- ウェッジに特別なこだわりがないゴルファー
- 初心者ゴルファー
8. ヘッドスピード別飛距離性能
ウェッジは、グリーン周りでのアプローチや、バンカーショットなど、短い距離を正確に打つためのクラブであり、ドライバーやアイアンのようにヘッドスピードに応じた飛距離性能を追求するものではありません。ウェッジ選びで重要なのは、距離感、スピン性能、コントロール性能です。
9. 結論
アストロツアー TH/003 ウェッジは、精緻なコントロール性能と卓越したスピン性能を追求した、匠の技が息づくウェッジです。アベレージゴルファーからプロまで、あらゆるレベルのゴルファーのスコアアップに貢献する、信頼できる一本です。
10. 出典元
- 株式会社マスターズゴルフ 公式サイト: http://mastersgolf.co.jp/astrotourth003.php


