今日は引き続き、今年前半に出会った、印象深いドライバーをご紹介したいと思います。
3月
3月はまず、この タイトリスト VG3 ドライバー です。
タイトリストは、毎年だいたいこのような時期にニュークラブを発表してきているような気がします。
『海外メーカーのトップ3』といえば、『テーラーメイド』『キャロウェイ』と、この『タイトリスト』だと思うのですが、他の2つに比べて、タイトリストは毎年ニュークラブの数が限られています。
とてもいいクラブが多いので、もっとたくさんのニュークラブに出会いたいところですが、やはり『ボールメーカー』という思いがあるのでしょうか?
タイトリストのドライバーといえば、やはりタイガー・ウッズ選手が使用した『975D』や、アーニー・エルス選手が使用した『983K』という名器をすぐに思い出しますが、このドライバーもすごく気に入っております。
以前ほどの『使用率』ではないような気もするのですが、練習場やコースに行っても、タイトリストのドライバーをよく目にします。
この『VG3』には、ロフトによって重心位置が異なるような設計になっているそうなのですが、私は敢えてそのドライバーは試打しませんでした。
このタイプが一番いいからだと思っていましたし、何度も目にはしたのですが、手にすることはありませんでした。
何故か『違うスペックVG3』には、あまり興味が湧きませんでした。
聞くところによると、このドライバー(ヘッド)は、日本のメーカーによって製作されているそうですが、とても品があり、丁寧に作られているのがすごく感じられます。
これまで、
タイトリストのクラブは難しい・・・。上級者用だ・・・。
という印象を持たれた方も多いかもしれませんが、このドライバーもそうですが、最近のタイトリストのクラブは、決してそのようなことはないと思います。
スペックを選びさえすれば、かなり幅広い層に対応しているドライバーだと思います。
それでいてセンスの良いデザインになっているのだから、タイトリストのカッコいいイメージが守られているような気がします。
タイトリストのクラブといえば、私は圧倒的にアイアンを試打することが多いのですが、このドライバーも大好きな物のひとつです。
続きまして、パワービルト エアフォースワン ドライバーです。
記事にも書いていますが、私は『パワービルト』というメーカーには思い出も多く、とても気になっているメーカーのひとつです。
やはり青木功選手のことを真っ先に思い出しますし、『あした天気になあれ』の、向太陽プロも思い出します。
『POWER BILT』という名前もカッコいいですが、このドライバーの『エアフォースワン』という名前がとてもカッコいいと思ったことをすごくよく覚えています。
残念ながら、実際に試打してみると、私にはやや難しいタイプのドライバーだったので、あまり使いやすい感じはしませんでしたが、これからもまた期待していきたい感じがします。
私がゴルフを始めた頃は、『パワービルト』のクラブはよく目にしていたのですが、最近はあまり目にする機会が多くないので、もっと目にする機会があればとても嬉しいと思っております。
次は エナ SP ドライバー です。
このドライバーはスペック的に、私にとってかなり難しい部類のドライバーなのですが、とても強く印象に残っています。
『軽量感』を感じたり、『シャフトの軟らかさ』や『構えづらさ』も感じてしまったのですが、ヘッド全体がとても光沢感にあふれ、グリーンの美しいカラーリングが印象的です。
私が普段慣れ親しんでいるドライバーとは、明らかに違ったタイプのドライバーではありますが、何とか打ちこなしてみたい・・・。と思ったことを覚えております。
残念ながら、その時に私はこのドライバーを打ちこなすことが出来なかったですし、それから手にはしていないですが、これからも『エナ』のニュードライバーに出会ったら、手にしてみたいと思いました。
そして エポン AF-102 ドライバー という素晴らしいドライバーに出会うことが出来ました。
昨年、私は『AF-101』という素晴らしいドライバーに出会って以来、すっかりエポンの虜になってしまい、色々なエポンのクラブを手にしてきました。
そして、その後継機種の『AF-102』が発売されると聞いて、ずっと試打できることを楽しみにしておりました。
ようやく手にすることが出来たときの興奮は今でも忘れることが出来ません。
どの角度から見ても美しいヘッドです。
全くスキがありません。
クラブの美しさはこうあるべきだ・・・。とメーカーが提唱しているような気さえしてきます。
初めてこの『AF-102』を試打してからも、何度か試打を楽しんでいますが、いつも新鮮な気持ちになれます。
『DI-6』との相性も、とても良いと思いました。
美しいクラブは打っていて、とても楽しいですし、その圧倒的な『飛距離性能』と『安定性』『フィーリング性能』の良さは、ピカイチです。
エポンらしい、かなり素晴らしいドライバーです。
初めて出会って以来、ずっとエポンのことが頭から離れませんが、おそらく私のようにエポンに魅了されておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
この『AF-102』は前のモデルの『AF-101』よりも、少し易しめになっているような気もしていますし、もっとたくさんのゴルファーに試して頂きたいドライバーだと思っております。
こういった素晴らしいクラブは、『ゴルフの楽しさ』を何倍にもしてくれます。
ゴルフが楽しいと練習にも身が入りますし、結果的にそれが上達にもつながっていくのだと思います。
そして、ヤマハ インプレスX ST-Long201 ドライバー です。
これまでも書いてきましたが、私は『ヤマハ』のクラブにはとても好感をもっています。
それはやはり、このハイセンスなデザインと、高い品質にあるのだと思います。
勿論、スペック的に合いづらい物もあるので、全てが打ちやすいというわけではありませんが、構えたときの安心感はとても大きいものがあります。
『構えやすさ』や『美しさ』といったものに、とてもこだわっているメーカーだと思います。
なので、自然とこちらのヘッドスピードも上がっていくような気がします。
構えづらいクラブだと、違和感を感じたままスイングをしてしまって、それが結果的にブレーキをかけてしまうところもあると思いますし、飛距離が稼げなかったり、ボールが曲がる原因になっていると思います。
そういった点で考えてみても、『ヤマハ』のクラブはとてもいいフィーリングをもったままスイングできるので、すごく気に入っています。
このドライバーは、ややフェースが被っているように見えたのですが、それほど強い違和感は感じませんでした。
何とか対応していける感じがしました。
『46.75インチ』という、かなりの『長尺』ではありますし、構えたときにその『長さ』を感じてしまいましたが、いずれこれくらいの長さが『標準』と呼ばれるようになってくるのかもしれません。
長さによる難しさを感じてしまいましたが、それはやはり私の『長さに対する対応能力』が欠けているのが大きな要因だと思いました。
もっともっと練習を重ねて、このような長さのクラブにも対応できるようになりたいと思いました。
4月
4月は、まず何と言ってもこのドライバー CRAZY CRZ 450 ドライバーです。
初めて手にすることが出来た『クレイジー』のドライバーに、すごく心が躍ったことをよく覚えています。
こういったレアで素晴らしいドライバーに出会うことができた、私自身の幸運をとてもありがたいと思っていました。
実際に試打してみても、すごく構えやすかったですし、打感や音にもすごく好感を持ちました。
一般的には、球が上がりづらいタイプのドライバーだと思いますし、右へ逃げていくタイプのドライバーです。
ある程度のヘッドスピードが要求されると思いますし『カット打ち』では対応しきれない部分があると思います。
今の多くのドライバーは『カット打ち』でも、ある程度ボールの曲がりが抑えられるようになっていますが、このドライバーは、はっきりと曲がります。
スライスを抑制してくれるドライバーではないので、かなりターゲット層が絞られてくるかもしれないですが、こういったドライバーに『ハマって』しまう方も実は多いのではないでしょうか?
普通に打っている限りでは、左へ行くそぶりを見せないので、『フッカー』には親しみやすいところがあると思います。
私はこのドライバーの試打を何度か楽しんだのですが、その楽しかった思い出は今でも強く心に残っています。
続いては、ツアーチャンプ クアトロXGドライバーです。
このドライバーも、昔の懐かしい思い出が蘇ってきて懐かしい感じがしたのを覚えています。
記事にも書きましたが、昔、『ツアーチャンプ』は一世を風靡しました。
私の中では『ツアーチャンプ』=『メタルドライバー』というイメージが強いのですが、こうしてチタンドライバーにも出会えるようになると、とても嬉しく思います。
試打してみても、なかなかいい感じをもったまま終えることが出来ました。
正直いいまして、それほど何かが秀でている・・・。という部分も感じられなかったのですが、『美しさ』『扱いやすさ』が印象的なドライバーでした。
なかなか出会う機会には恵まれないですが、またツアーチャンプと名の付いたクラブを手にしたい・・・。と思いました。
次は キャロウェイ DIABLO EDGE ドライバー Black です。
このドライバーは、私の周りでも最近よく見かけます。
ショップの店員さんの話によると、すごくよく売れているそうです。
それは、この構えやすくてフィーリング性能が高く、飛距離性能などの『基本的性能』が優れていながら、価格設定は低めに抑えられているところにあると思います。
それに加え、キャロウェイのクラブはとても目にしやすいので、より多くのファンを獲得しているのだと思います。
このドライバーには『レッド』もありますが、私はこの『ブラック』のほうがいいイメージが残っています。
『ブラック』というと、やや『タフ』な印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、このドライバーに関しては、全くそんな『敷居の高さ』を感じさせないので、幅広い層に支持されているのだと思います。
次は CRAZY CRZ 435 ドライバー です。
このドライバーを手にした時も、私はとても嬉しくてたまらなかった印象があります。
これまで、『JBEAM BM-435』は試打したことがあったのですが、やはり『CRZ 435』を手にしてみたい・・・・。と、ずっと思っていました。
『思いは叶う』といったらいいのでしょうか?
運良くこのドライバーを手にすることができ、私は夢中でこのドライバーを楽しんだような気がします。
いつも試打をするときは、
冷静になって自分なりに分析をしていかなければならない・・・。
と思っているのですが、この『CRZ 435』に初めて出会ったときは、冷静さよりも興奮度のほうが高かったような気がします。
飛距離性能の素晴らしさなどは、これまでも経験しているので、それほど驚くことはありませんでしたが、他のメーカーのドライバーと比べても、間違いなく『トップクラス』と呼べる性能を持っています。
気持ちよく叩いて飛距離を伸ばしていきたい方には、とても重宝するドライバーだと思います。
次は フォーティーン ST-110 ドライバー です。
久し振りに出会ったフォーティーンのドライバーです。
フォーティーンは、ドライバーよりも圧倒的にアイアンに出会う機会のほうが多いのですが、久し振りにドライバーに出会うことが出来たので、すごく嬉しく思ったことを覚えております。
前のモデルの『JC-909』がスペック的に私にはやや合いづらい感じがしていたので、今回はリベンジ的な意味も含めてとても期待していました。
フォーティーンらしい『美しさ』を持ったドライバーですし、『タフさ』が感じられない、素晴らしいドライバーです。
試合に出ても、上級者の方が結構使っておられるのを目にします。
上級者の方でも『タフ』なクラブを使われる方と、比較的『親しみやすいタイプ』のクラブを使われる方がいらっしゃると思いますが、このドライバーは間違いなく後者の方に支持されているドライバーだと思います。
実際に私も打ってみて、とても打ちやすく感じましたし、その『安定感』が強く印象に残っているドライバーです。
私にとっては、明らかに前のモデルの『JC-909』よりも、こちらの『ST-110』に好感を持ちました。
なかなか目にする機会には恵まれませんが、もし目にすることが出来たら、また試打してみたいドライバーです。
5月
5月に入っては、まずこの jBEAM FX TOUR-425 ドライバー です。
大変気に入っているドライバーです。
今年の前半を振り返ってみて、まず真っ先に思い浮かぶドライバーです。
かなり印象度が強いです。
今年は例年以上にハイレベルなドライバーに出会ってきていますが、このドライバーの『存在感』は他の追随を許しません。
前のモデル『BM-435』よりも、少しコンパクトな感じがするのも、すごくいいところです。
普通、コンパクトなヘッドになると、少しシビアな感じがすることが多いですが、このドライバーにはそういったことは全く感じませんでした。
少しコンパクトにはなっていますが、打ちやすさは逆に向上しているのではないかな?と思えるほど『イージーさ』を感じました。
少し『丸っこいヘッド』も印象的です。
『JBEAM』のドライバーなので、『飛距離性能』が優れていることは、もはや当たり前なのですが、決して『タフ』過ぎないですし、楽な気分で叩いていけるドライバーだと思っています。
続いては BALDO 8C CRAFT COMPETIZIONE です。
『バルド』も、昨年初めて出会ったメーカーなのですが、その好印象は忘れることが出来ません。
一回試打しただけで、強く印象に残ったドライバーです。
この『BALDO 8C CRAFT COMPETIZIONE』は、その後継機種ということで、すごく期待していましたが、実際に試打してみても、その好印象はますますアップしていきました。
私は前のモデルよりも、こちらのほうが好きです。
ややコンパクトになっていて、叩いていける感じになっていますが、それほど難易度が増したようには感じませんでした。
『操作性』が良かったことも印象的ですし、すごく親しみやすいドライバーだと思いました。
人によっては、前のモデルのほうが良かった・・・。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それはやはり人それぞれの好みによるところが大きいと思いますし、叩いていきたい方には、こちらのほうが馴染みやすいのではないでしょうか?
クラブ全体的にも、すごくカッコいいデザインで、センスの良さを伺わせます。
次は アキラプロダクツ PROTOTYPE DRIVER H-109 です。
久し振りに手にすることができた『アキラ』のクラブでしたし、『プロトタイプ』ということで、すごく興味がありました。
『プロトタイプ』の名に相応しく、クラブ全体に美しさが感じられますが、ソール部分に多く見られたウェイトがとても印象的でした。
ソール部分に、これほどたくさんのウェイトが付けられたものは、あまり記憶にありません。
しかし、構えたときに全く邪魔にならないので、性能がアップするのであれば、こういったことはどんどん取り入れて欲しいと思います。
クラブの『物理的性能』を求めすぎるあまり、『構えづらさ』や『振りにくさ』が感じられるクラブには、私は全く魅力を感じませんが、このドライバーのようなセンスのある作りになっている物にはとても興味を持ってしまいます。
あくまでも『フィーリング性能』が第一で、『物理的性能』は第二だ・・・・。と思ったことを思い出しました。
『プロトタイプ』らしく、実際に試打してみると『イージーさ』は殆ど感じられず、『シビアさ』をすごく感じましたが、昔からこういったタイプのドライバーはたくさんあったので、それほどシビア過ぎる感じもしませんでした。
難しい・・・。とは解っていながらも、ついつい打ってみたくなるドライバーです。
続きまして、 ミステリー CF-460HT Limited ドライバー です。
これまで、『ミステリー』のドライバーには、好印象を持っていましたし、このドライバーも一目見て、すごくいい印象を持ちました。
それに加え、クレイジーの初めて手にした『ロンゲストヤード02』というシャフトにも、興味津々でした。
構えやすさは勿論、打感などを含めたフィーリング性能もまずまず・・・。だったと思いますし、飛距離性能も高い感じがしましたし、全体的に見ても、とてもバランスが取れている素晴らしいドライバーだと思いました。
クレイジーのシャフトは、私には『CB50(W)』が一番合っているような気がしますが、この『ロンゲストヤード02』も、すごくいいシャフトだと思いました。
今度はまた違ったシャフトにもトライしてみたいと思っております。
6月
さて、6月は、この NEXGEN ND001 D-spec ドライバー です。
明らかに今年のこれまでの『タフさ№1』のドライバーです。
それはやはりこの『7.5度』というロフトによる『浮きづらさ』だと思います。
普通に打っている限りにおいては、それほど球も曲がりやすい感じはしませんでしたが、ちょっと細工をしようとすると、おもいっきり曲がってしまい、『ハンドルの遊びの小ささ』を感じたことを覚えています。
ドライバーにしろ、アイアンにしろ、練習場では私はよく球を曲げて楽しんでいるのですが、このドライバーではそういった考えが起きなかったこともよく覚えています。
あまり細工をせずに、普通に打っていって、この『適度な低弾道』を楽しんでいったほうが得策だ・・・。と思いました。
最近はこういったロフトの立ったドライバーに出会う機会が少なくなりましたが、ちょっと前までよく目にしていたので、懐かしく感じました。
コストパフォーマンスに優れているところも、このドライバーの優れたところです。
我々アマチュアゴルファーの『懐に優しい』ドライバーといってもいいのだと思います。
また目にする機会があれば、手にしてみたいです。
6月は、ちょっと体調を崩してしまったので、この『ネクスジェン』だけになってしまいましたが、今は少し試打を控え気味にしているので、体調が万全になったらどんどん記事を更新していきたいと考えておりますので、これからもよろしくお願いします。
今年上半期の印象深いドライバー 2010 その2
- 2010年7月3日
- クラブ・オブ・ザ・イヤー(ゴルフクラブ ランキング)
- 次の記事へ
エポン AF-202 フェアウェイウッド