ゴルフクラブ試打日記。          

今年上半期の印象深いアイアン 2009

今日は、今年上半期で印象深かったアイアンをご紹介したいと思います。
1月
ダイワオノフ
1月は ダイワ オノフ アイアン プラスです。
とてもシンプルなデザインでありながらオノフらしい、センスの良さが光るアイアンです。
このアイアンは半年経った今見ても、いい印象ばかりが残っています。
試打クラブを見つけることがあれば、すぐにでも手にしたくなるアイアンです。
『軽量スチール』であることが、少しだけ残念にも思ったのですが、やはり今の『主流』といいますか『売れ筋』なので、仕方のないことだと思います。
『ダイナミックゴールド』の高性能を体感できるようになると、もっと『アイアンの精度』が上がってくると思いますし、全体的な『ゴルフスキル』が向上すると思うのですが・・・・。
ただ、この『NS プロ』も、非常に高性能なシャフトであることに変わりありません。
多くのユーザーに支持されている・・・・。ということがその証拠だと思います。
『構えやすさ』『打感の良さ』『打ちやすさ』が非常に印象に残っています。
『オノフ』のイメージに合う、上質なアイアンだと私は思います。
2月は、該当無し
(けっして2月に試打したアイアンが悪いというのでは、ありません。)
3月
キャロウェイ Xフォージド
3月はキャロウェイ Xフォージドアイアンです。
このアイアンはとても強く印象に残っており、今年上半期で最も私をワクワクさせてくれた、新製品のアイアンです。
前のモデルの『Xフォージド』が発売されてからだと思うのですが、それまでの『キャロウェイ』のアイアンに対するイメージがすごく良くなってきました。
ようやく扱いやすいアイアンが登場してきた感じがします。
見た目もシャープでカッコいいアイアンに仕上がっています。
『ウッドは金槌』、『アイアンは小刀』に例えられることもありますが、そうであるからこそ、アイアンには『シャープ』であり、『切れ味鋭い』イメージが欲しいものです。
それを、この『Xフォージド』は満たしています。
このアイアンは、記事を書いてからも、何度も試打を繰り返していて、すごく気に入っているアイアンです。
見るだけで目尻が下がってしまいます。
この構えやすさは、とても高性能です。
脳内にいいイメージがすごく湧いてきて、心の安定も図ってくれます。
『ミス』には厳しい一面もありますが、その『打感の良さ』『安定性』は秀逸です。
『易しいキャビティ』をお探しの方には、あまりお薦めはできないのかもしれませんが、『マッスルバック』から、ちょっと『キャビティ』を使ってみたい・・・・。と思っておられる方には、とても薦めたくなります。
ロイヤルコレクション RC★fd フォージドアイアン
続いて ロイヤルコレクション RC★fd フォージドアイアン です。
『美しいクラブしか作らない』というイメージのある『ロイヤルコレクション』のアイアンです。
『セミグース』ではありますが、構えづらい印象はありませんでしたし、『自然体』で構えることのできるアイアンです。
『打感』も、とてもいい印象が残っています。
この外観から、『やや薄い』印象があったのですが、『軟鉄鍛造』の良さを体感できるアイアンだと思いました。
『ポケキャビ』の特長もよくでていて、とても『易しい』アイアンだと思います。
『易しさ』と『フィーリング』の両方を上手く取り入れた、バランスの高いアイアンだと思います。
4月
ロイヤルコレクション RC Forged アイアン
4月は何と言っても ロイヤルコレクション RC Forged アイアン です。
このアイアンは記事にも書いたのですが、私の友人のクラブを借りたものでして、他ではなかなか目にすることがありません。
昔は、こういった『マッスルバック』もたくさんありましたが、今、主流の『マッスルバック』は、昔の物に比べ、かなり打ちやすくなっていると思います。
しかし、この『RC Forged 』は、昔を思い出させる『タフさ』『シビアさ』を持ったアイアンだと思います。
一切の妥協もありませんし、クラブが使うゴルファーに対して『高い技術力』を要求しているのがよく解ります。
このアイアンの持ち主である、私の友人は今ではかなりレベルアップしていて、精度の高いアイアンショットを打ってきます。
毎回取れる『ターフの量』も一定しています。
彼を見ていていつも思うのですが、一本のクラブをひたすら練習していると、自然と他のクラブも打てるようになってくるものだな・・・・・。と思います。
彼の熱心な練習態度を見ていると、私も反省をしなければならない・・・。といつも思います。
私は自分の打席をすぐに外して、『アプローチグリーン』や『バンカー練習場』へ行ってしまうもので・・・・。
このアイアンは、まさに『彼の手足』となり活躍して、先月の月例でも好成績を挙げていました。
5月
ホンマアイアン
5月は ホンマ アスポート アイアン です。
このアイアンは『昔のホンマ』を知っているものにとっては、かなり変わったイメージを持ってしまいますが、これも時代の流れなのかもしれません。
『構えやすさ』『打感』なども、いい感じがしました。
今のホンマの中では『アスリートモデル』に属するアイアンなのだそうですが、私はそういった『アスリートアイアン』が持つ『シビアさ』を全く感じませんでした。
『キャビティらしさ』を十分に感じることのできるアイアンだと思いました。
今では『マッスルバック』を発売しているメーカーは、『ミズノ』を始めとして、『ブリヂストン』『ナイキ』など数社しか見あたらないように思うのですが、いずれホンマも昔のあの『PPシリーズ』のような惚れ惚れするようなアイアンを発売して欲しいと思います。
どうも最近のホンマのクラブは、私的には『もうひとつ』といった感じが否めません。
昔からのファンとしては、様々なゴルファーの要求に応えつつも、決して迎合しすぎることなく、他のメーカーにはない独自の視点と開発理念をもってクラブ作りをして欲しい・・・・。などと思ってしまいます。
最近は『モグラマーク』が再び見られるようになって、嬉しい思いをしましたが、これからも昔の良さを取り戻して欲しい感じがします。
『温故知新』などと、勝手に思ってしまいました。
フォーティーン TC-770 フォージド アイアン
続いて フォーティーン TC-770 フォージド アイアン です。
このアイアンは、とても『フォーティーンらしい』バランスのとれた印象があります。
『TC-1000』『TC-550』と、『名器』に出会ってきましたが、このアイアンも立派に仲間入りするアイアンだと思いました。
どこも嫌に感じるところがありませんでしたし、あらゆる面でバランスがとれた感じがします。
シンプルでありながら、高性能な感じがするアイアンですし、多くのゴルファーが求めているものが、かなり凝縮されている感じがします。
アイアン選びで失敗したくない方が選ぶべきアイアンといえるのかもしれません。
ロイヤルコレクション BBD’S 704 アイアン
続いて ロイヤルコレクション BBD’S 704 アイアン です。
このアイアンも『ロイコレ』のアイアンです。
そういえば、3本目です。
今年の『ロイコレ』のアイアンは『豊作』といってもいいのかもしれません。
このアイアンも『ロイコレらしさ』、そして『国産らしさ』をもったカッコいいアイアンです。
目にしてしまうと試さずにはいられません。
とても構えやすいですし、『打感』もいいです。
決して大きなミスを容認してくれるアイアンではありませんが、『RC Forged 』のような『タフさ』『シビアさ』は全く感じません。
見た目の『シャープさ』を保ちつつも、難しすぎず、易しすぎず・・・・。といったちょうどいい感じが保たれているアイアンなのだと思います。
『操作性』もいいので、実戦で使ってみたくなるアイアンです。

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続いて エポン AF-501アイアン です。
『エポン』のクラブを手にするのは初めてでした。
記事にも書きましたが、昔の良かった頃のアイアンを思い出させる感じがしたのをよく覚えています。
『構えやすさ』『打感』『操作性』が非常に優れているアイアンだと思いましたし、自分の感覚が活かせるタイプのアイアンなので、打っていてすごく安心感があります。
高機能過ぎたり、ミスに寛容になりすぎたクラブというのは、自分の感覚が届きにくいので、却って不安を感じてしまいますが、このアイアンは安心して楽な気持ちで打っていけます。
あまり知られていないメーカーなのかもしれませんが、是非コースでその実力を試してみたい・・・・。と思わせるアイアンです。
きっといい気分でコースを後にできるだろう・・・・・。と思います。
6月

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6月は セイコーエスヤード GT TypeS アイアン です。
『エスヤード』のクラブはこれまでも、何度か出会ってきましたし、いい印象は持ちつつもまだ自分が使うには早いメーカーだ・・・・。という感じも正直していました。
しかし、このアイアンや セイコーエスヤード GT TypeS ドライバー に出会ってからその印象も変わってきました。
とても打ちやすく、球が上がりやすい印象が今でも強くあります。
『構えやすさ』『打感の良さ』『球の上がりやすさ』『安定性』がとても優れたアイアンだと思います。
特に弾道が高い印象が強かったので、『高弾道』で攻めたい方にはとてもフィットしていると思います。
『エスヤード』のクラブに対する注目度がアップしました。
こうして振り返ってみると、今年もまだ前半が終わったばかりですが、素晴らしいアイアンたちに出会ってこれたのだなと思います。
ドライバー同様、今年の下半期もどんな素晴らしいアイアンに出会えるのだろう・・・?と思うとワクワクしてきます。