ゴルフクラブ試打日記。          

ロマロ Ray FW Tour Select

ロマロ Ray FW Tour Select 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ロマロ Ray FW Tour Select です。
TOUR SELECT

シャフトは TOUR SELECT RJ-T10です。
ロフトは14度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.2、シャフト重量は59g、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は320g です。
正面

ロマロのとても美しいフェアウェイウッドです。
昨年、ロマロのドライバーに初めて出会い、それ以来すっかりと魅了されてしまっているのですが、今日はフェアウェイウッドを試打する機会に恵まれました。
そういえば、最近ドライバーやアイアンの試打をすることが多く、フェアウェイウッドやユーティリティを試打していないことに気づきました。
今日はこの美しいクラブに一目惚れしてしまい、思わず手に取ってしまいました。
側面

昨年出会ったドライバーがとても好印象で、すごく強くハートをキャッチされているのですが、このフェアウェイウッドにも同じような雰囲気が感じられ、早くもテンションが上がってきました。
打ちやすそうだなあ・・・。と、このクラブを色々な角度から眺めながら感じていました。
ヘッドのどこにも変なクセの無い、素晴らしい形状がいいインスピレーションを起こさせてくれます。
ドライバーの時にも感じていたのですが、このような美しいクラブを私ごときが打ってみてもいいのだろうか・・・?と思ってしまいます。
少し恐縮しながら、またこのクラブの美しさにすっかりと魅了されてしまった私がいました。
とびきり美しい『顔』

『顔』を眺めてみても、その何ともいえない美しい顔に頬が緩みっぱなしでした。
脳内の『やる気ホルモン』が全開になったような気がしました。
ゴルフクラブというのは、こうでなければ・・・。と思いました。
最近は、色々な形状のクラブを目にしますが、このように『やる気』を与えてくれるようなクラブだと、普段出せない力が出せるような気がします。
こういった美しいクラブで球を打つ・・・。ということは、そうでないクラブで球を打つのとは、比べものにならないほど喜びが違います。
日頃の嫌なことも、全て洗い流してくれそうな気さえしてきます。
振り感

素振りをしてみた感じは、かなり軽めでシャフトも軟らかいですし、予想以上に『ソフトスペック』に仕上がっているクラブだと思いました。
もう少し、しっかりとしていてもいいのかな・・・。と思ったのですが、これくらいの感じでも不満をあまり感じませんでした。
タフ過ぎないセッティングになっているので、結構幅広い層に受け入れられそうなクラブだと思いました。
ドライバーにも感じていたことではありますが、このフェアウェイウッドも『美しさ』が、かなり優れていながら、決して敷居を高くし過ぎることなく、多くのゴルファーをターゲットにしているような気がします。
構え感

ボールを前にして構えた時の心地良さも、たまらないものがありました。
すごく楽しい気分になりましたし、安心して構えることができました。
今から打つ球筋がおおよそつかめてきます。
左右どちらにも対応してくれそうな顔をしていますし、球もよく上がりそうです。
今日はすごくいい目の保養ができました。
ドライバーの構えやすさが、とても印象的だったので、このフェアウェイウッドもすごく期待していましたが、その期待を全く裏切らない『極上の構え感』をもったフェアウェイウッドです。
フェアウェイウッドは、ドライバーほど設計自由度も大きくないと思いますし、それほど『異形』であったり、構えづらく感じる物は多くないですが、この『ロマロ Ray FW Tour Select』の構えやすさはたまりません。
すごくいい気分のまま、集中力が増してきました。
試打を開始しました。
飛距離性能

まず感じたのが、その高い『飛距離性能』です。
一球目からすごくいい感じの球を打つことができました。
球の勢いが強く、グーンと伸びていく感じで、球が『空中を全速力で走って』いきました。
これはよく飛ぶなあ・・・。と思いました。
スプーンのノーマルなロフトは、『15度』だと私は思っているのですが、このクラブは一度立っています。
それだけがこの高い飛距離性能に結び付いているのではないと思うのですが、すごくよく飛ぶことに感心させられました。
どこに秘密があるのでしょうか?
フェースがボールをよく弾いてくれる感じがしますし、いわゆる『初速の速い球』が打てている感じです。
美しさも『大きな魅力』ならば、その飛距離性能もそれに劣らないハイレベルなフェアウェイウッドだと思いました。
ドライバーと違い、フェアウェイウッドは、ある程度距離をコントロールしていかなければならない部分もあると思いますが、この高い飛距離性能はティショットにも十分使えそうな気がしました。
フェース面

『打感』もとても良くて私は一球目から、この何とも言えない感触を楽しむことができました。
打っていて、すごく楽しいです。
この心地よい感触が時間を忘れさせてくれますし、寒さもあまり感じることなく夢中で球を打ち続けました。
こう毎日寒さが厳しいと、打感が硬ければ、かなり手に響いてしまいますし、結果的にインパクトが緩みがちにもなったりしますが、このクラブではそういったことは全く関係ないと思いました。
季節に関係なく、フルシーズン打感を楽しむことにできるクラブといっていいのではないでしょうか?
打球音

『音』もすごくいい感じで耳に届いてきました。
いい音だな・・・。と素直に言葉に出てきました。
大きめで甲高い音を好まれる方には、やや物足りない部分があるかもしれませんが、私はこういった感じの音が大好きなので、何球でも打っていたくなりました。
『音』は、そのスイングを良くしてくれたり、逆に悪い方向に導いてしまうこともありますが、少なくともこのクラブの音は、いい方向に導いてくれることはあっても、その逆はないな・・・。と思いました。
インパクトの音と、弾道の力強さがうまくマッチしていると思いました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点でも、かなりいい感じをつかむことができました。
最初からティアップせずに、マットの上から直接打ったのですが、とてもいい感じで球を拾ってくれるフェアウェイウッドだと思いました。
不自然さは感じませんし、すごくナチュラルな感じがしました。
この形状から見ても、どちらかというとスインガータイプの方よりはヒッタータイプの方に合いやすいクラブだと思いますが、決してタフ過ぎない感じがしました。
『カスタムシャフト』にすると、もっと印象も違ってきたと思うのですが、今日試打したこの『TOUR SELECT』というシャフトが球のあがりやすさを、よりはっきりと表現してくれているように感じられました。
ヘッドスピードが速めのヒッタータイプの方は、おそらくこのシャフトでは少し物足りない感じがすると思うので、リシャフトの必要性がでてくるのかもしれません。
バックフェース

『安定性』という点でも、なかなかいい感じです。
すごくラインを出しやすいです。
今のクラブの中ではそれほど広いスイートエリアの部類には入らないのかもしれませんが、シビアな感じはしませんでした。
美しいクラブなので、打点やタイミングが揃いやすかったからでしょうか?
今日はミスの予感がしませんでした。
どのように打っていいか悩むこともありませんでした。
美しいヘッドを目で楽しみながら、気持ちよく振り抜いたら結果的にいい球が打てていた・・・。といったところでしょうか?
今回のシャフトは少し軟らかすぎる感じがしたので、もっと自分に合ったシャフトだと、より高い安定性を求めていけそうな感じがしました。
操作性

『操作性』という点でも、すごく扱いやすい感じがしました。
どれをどのようにすればいいのかが、すごく把握しやすいです。
変なクセがないので、いつもの感じで打っていけます。
左右どちらにも打ちやすいので、そういった意味では『ニュートラル』なクラブといっていいのかもしれません。
今はドライバーに限らず、フェアウェイウッドでも球がつかまり過ぎる設計の物がありますが、このクラブはそういったタイプではないので、私は安心して球を打っていくことができました。
自分のイメージしたラインにボールを乗せていきやすいですが、球が大きく暴れすぎることもなかったので、割と簡単にまとめていくことができました。
低重心過ぎない感じがコントロール性を高めてくれているのではないでしょうか?
ヒール側

私は今、ドライバーとアイアンの新しい物を探していて、フェアウェイウッドは購入予定がなかったので、最近はあまり試打していなかったのかもしれません。
今使っているドライバーとアイアンに不満があるわけではないのですが、数年間も使いっぱなしで、私の酷いスイングに付き合ってくれているので、少し休ませてあげよう・・・。という気持ちが湧きあがっています。
特にアイアンはディボット跡やベアグランドなどからも打つことも多く、かなり疲れさせてしまっているので、少し長めの休暇をあげたいと思っています
なので、最近はフェアウェイウッドの新製品を見かけることがあっても、ドライバーやアイアンを優先的に試打していたのかもしれません。
しかし今日、このクラブに出会って、考えが大きく変わりました。
フェアウェイウッドを購入する予定は全くなかったのですが、すごく欲しくなりました。
昨年出会ったロマロのドライバーは、2010年の私の中でのドライバーの『ベスト6』に入っている素晴らしいドライバーであり、すごく購入意欲を刺激されているのですが、今回のこの『ロマロ Ray FW Tour Select』も、同様かそれ以上に購入意欲が刺激されてしまいました。
RomaRo Ray FW Tour Select

予算に限りがあるので、どれかを諦めなければなりませんが、どれにしようか悩んでしまいます。
今日、この素晴らしいフェアウェイウッドに出会えたことは、とてもラッキーなことではありましたが、思わぬ迷いを生んでしまったので、少し『しまった』と思ってしまいました。
しかし、自分のキャディバッグにロマロのドライバーと、このフェアウェイウッドが入っていれば、すごくゴルフが楽しくなるような気がします。
『飛距離性能の素晴らしさ』に加え、フィーリング性能がとても高いフェアウェイウッドです。
練習場で球を打っていても抜群に楽しく、、一球あたりのコストパフォーマンスがとても高く感じられました。
フェアウェイウッドは、これまでもたくさん素晴らしい物に出会ってきましたし、忘れられない物もたくさんありますが、このフェアウェイウッドも、間違いなく深く記憶に刻まれるクラブです。
すごく気に入ったので、さっそく友人たちにも、このクラブのことを紹介してみようと思いました。
今日はとても楽しい試打を行うことが出来て、有意義な一日でした。