<左>レイラー <右>TRC
今日は、この2本のユーティリティクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション BBD’s TRC ユーティリティ と テーラーメイド Raylor ユーティリティ です。
<上>レイラー <下>TRC
<左>レイラー のスペック
シャフトは NS PRO950GH です。
ロフトは19度、クラブ長さは41インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は375gです。
<右>TRC のスペック
シャフトは BBD’s です。
ロフトは21度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は58g、トルクは4.3、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は344gです。

<左>レイラー <右>TRC
どちらも、今年試打したユーティリティクラブの中で特に気に入っていて印象深いクラブです。
特に『TRC』は、すごく気に入っています。
今年の日本オープンは小田龍一選手、今野康晴選手、石川遼選手のプレーオフの熱い戦いがとても印象的でしたが、今野選手がこの『TRC』と随所に使っているのが映し出されていて、すごく威力を発揮していました。
TVで観戦しながら、理想的なコースマネージメントだな・・・・・。と思っていました。
あの緊迫した雰囲気の中で、あれだけ正確なショットが打てるのだから、今野選手の技術の高さ、メンタルの強さもさることながら、この『TRC』の素晴らしさがTVを通じて充分過ぎるほど伝わってきました。
それまでにも試打はしていたのですが、やっぱりいいユーティリティだな・・・・。と再認識させられました。

<左>レイラー <右>TRC
どちらも小振りなヘッドがとても好印象なユーティリティです。
こうでないとなかなか『狙う』といった気持ちにはなれません。
あまりにもヘッドが大きすぎると、少し大雑把になってしまうことが私の場合あるのですが、これくらいだとすごく絞ってターゲットに対してショットできる感じがします。

<左>レイラー <右>TRC
素振りをしてみると、『スチールシャフト』ということもあり、どちらかというとレイラーの方が振りやすい感じはしました。
TRCに装着されているシャフトは、少し私にはソフト過ぎる感じがしました。
ただ、どちらも気持ちよく振っていくことができました。

TRC

レイラー
ボールを前にして構えてみても、どちらもすごくいい顔をしています。
はっきりいって私好みですし、すごく頭の中にラインを描きやすく感じられました。
このようなユーティリティならば、コースでも全く躊躇することなく使っていける感じがします。
両方とも、すごく構えやすいですが、『レイラー』は少し『オフセット』が目に付く感じがしたので、どちらかというと『TRC』の方が構えやすく感じました。
試打を開始しました。

<左>レイラー <右>TRC
『球のあがりやすさ』という点では、スペック(ロフト、シャフトなど)が違っているので、多少の感じ方の違いはあるにせよ、少し『TRC』がいい感じがしました。
『レイラー』もすごくあがりやすいですし、全く難しい感じがしません。
むしろかなり使いやすいユーティリティだと思いました。
しかし、例え同じスペックだったとしても、やはり『TRC』の方が、より易しい感じがしました。
すごく楽に球があがっていきます。
小顔ではありますし、見た目の印象から、『タフ』な感じがするかもしれませんが、実際にはとても打ちやすいユーティリティだと思います。
今日はどちらも久し振りの試打でしたが、初対面の時と変わらない好印象でした。

<左>レイラー <右>TRC
『安定性』という点では、どちらもハイレベルでなかなか甲乙つけがたい感じがしました。
両方とも普通に打っていくならば、全く方向性が気にならない高性能なユーティリティクラブです。
何処へボールを送り出してくれるかが、とても解りやすいので安心して振り切っていけました。

<左>レイラー <右>TRC
『操作性』という点でも、どちらもすごくいい感じでしたが、敢えて優劣をつけるとすると、私は『TRC』の方が少し扱いやすい感じがしました。
両方とも、かなり自分の意志を伝えていきやすいタイプのユーティリティだと思いますし、決して『直進性』だけが優れているユーティリティではないような気がします。
『直進性』という点では、今日試打した感じでは少し『レイラー』の方が高いように感じられました。
『TRC』のシャフトがもう少ししっかりしていれば、もっといいフィーリングをつかむことができたと思うのですが、このスペックの試打クラブしか見当たらなかったので、仕方ないことだと思いました。
今度違うスペックがあれば、また試してみたいと思っています。

<左>レイラー <右>TRC
『飛距離性能』という点では、やはりスペックが違っているので、比較しづらい感じがしました。
残念ながら、同じスペックが見あたらなかったのですが、どちらも『安定した飛びを出していけるクラブのような気がします。
距離感をつかみやすいユーティリティだと思います。
先月、私の友人が『TRC』を購入したのですが、彼はすごくこのユーティリティを気に入っていますし、実戦でもあらゆる場面で使っています。
使い勝手が良くて、利便性の高いクラブだと思いました。
まさに『ユーティリティ』という名前そのもののクラブだと思います。

<左>レイラー <右>TRC
どちらも、私にはすごく魅力的なユーティリティクラブですが、私の好みでいいますと『TRC』に軍配を上げます。
『レイラー』もすごくいいですし、すぐにでも実戦に取り入れたいクラブですが、『TRC』の方が打ちやすい感じがしましたし、『打感』などでもフィーリングが合いやすい感じがしました。
両方とも、すごく印象深いハイレベルなユーティリティクラブです。