今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション BBD 306V フェアウェイ の4番 です。
シャフトは FUJIKURA Rombax RC です。
ロフトは16度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスは70S、シャフト重量は73g、トルクは3.9、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は324gです。
ロイヤルコレクションの、とてもカッコいいフェアウェイウッドです。
外見的には、これまでのモデルとよく似ているような印象もありますが、この外見だから『ロイコレ』といえるのだと思います。
美しさが際立っていますし、輪郭もシャープです。
ロイコレらしい、キャビティソールです。
他のメーカーには無い、この独特のソール形状がロイコレらしさを演出しています。
これを見ただけで『ロイコレ』と解るところがすごくいいです。
クラブにとって個性はとても大事です。
キャビティソールの部分は、深い溝ではなく、ほんの少し『段差』になっていました。
以前は段差にもなっていないモデルもありましたが、今回のニューモデルは段差になっています。
これには何らかの理由があるのでしょうか?
ネックの長さも、しっかりとあります。
ロイコレらしい、いい雰囲気がすごく伝わってきます。
最近は、色々な形状のクラブを見かけるようになりましたが、こういった昔ながらの本格的な形状のクラブにはとても惹かれます。
そして、この形状を守りながらも、しっかりとハイテクが搭載されているのだろうと思います。
なかなかのシャローバックです。
球があがりやすそうな印象を受けます。
シャローヘッドだと、どうしても投影面積が大きすぎたり、平べったい感じが強くなり過ぎて、好感をもてないときもあるのですが、このクラブにはそういったマイナス的な要素は全くありませんでした。
カッコ良さと球のあがりやすさが上手く同居しているような印象をもちました。
このロイコレオリジナルグリップも、なかなかです。
ベルベットタイプの、あの柔らかさはなく、どちらかというと、しっかりとしていて滑りにくそうな感じのグリップです。
『密着感』のあるグリップです。
これならば雨や汗でも、滑りにくいだろうな・・・。と思いました。
トゥ側
ヒール側
トゥ側とヒール側には、それぞれ凹凸といいますか、ギザギザな感じの突起物がありました。
これにはどういう意味が込められているのでしょうか?
それとも単にアクセサリーのような役目を果たしているだけなのでしょうか?
『顔』は予想通りといいますか、ロイコレらしい、かなりの『美顔』です。
見惚れてしまうほどの美しく整った顔をしています。
さすがはロイコレだな・・・。と思いました。
『メーカーのイメージ』というのは、色々なところからつくのかもしれませんが、そのひとつに『クラブの顔』というものが大きく関わっているのではないでしょうか?
美しい顔をしたクラブをたくさん発表しているメーカーは、それだけでイメージがとても良くなります。
反対に異型であったり、構えづらいクラブのイメージが強いメーカーのクラブはあまり親近感を感じません。
そういった意味でも、ロイヤルコレクションは昔から『正統派』といいますか、親しみやすいクラブが多いです。
ドライバーからフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジまで、とても整った顔をしているクラブが多いです。
クラブに求めるものはたくさんありますが、まずは『顔ありき』だと私は常々思っているので、この新しいフェアウェイウッドの顔はとても魅力を感じました。
以前も書きましたが、ロイヤルコレクションというメーカーは、昔から『美』というものにすごくこだわっていると思います。
だから、私たちファンは常に魅了され続けているのだと思います。
素振りをしてみると、予想していたよりも、しっかりとしていて好感がもてました。
カスタムではなく、既製品でこれだけしっかりとしているのは珍しいと思いました。
すごく重いとか硬いという感じはしなかったのですが、これならば『暴れ』を気にせず気持ちよく振っていけるな・・・。と思いました。
タイミングも取りやすくて、親しみやすい印象をもちました。
ドライバーなども勿論なのですが、フェアウェイウッドは、より『しっかり感』を求めたくなります。
パー5やパー4のティショットにドライバーではなくフェアウェイウッドを使う理由は狭いホールで曲げたくない時や、レイアップして確実にいい場所に置いておきたい時、池やバンカーなどのハザードを確実に避けていきたい時・・・。などがあります。
そういった時にヘッドが暴れてしまうと、戦略が立てられません。
これまで頼りなく感じるFWをたくさん試打してきました。
しかし、今回のこのロイコレのニューFWは信頼感がもてそうです。
今度近いうちにコースで試してみたいと思いました。
ボールを前にして構えてみても、思わずため息が出てしまうほどの、『極上の構えやすさ』です。
一瞬で惹かれてしまいました。
まさに『一目惚れ』といったところでしょうか?
ほんの少しだけ面長な感じもするのですが、それが左への警戒心も和らいでくれているように感じました。
面長感は少しありますが、小顔感は失っていません。
大味な感じはしません。
身体全体もそうですが、頭の中がとてもリラックスできているのがよく解りました。
構えづらいクラブだと、頭の中もマイナスイメージがたくさん出て緊張してしまうことが多いのですが、今日はとてもリラックスできました。
いいイメージがすごくでました。
左右に曲げるイメージも出せたのですが、バルジが直線に近かったせいか、『真っ直ぐ』のイメージが一番強くでました。
とにかく、こうして見ているだけで、すごくパワーをもらえたような気がします。
球を打つ前から、これだけ『やる気』にさせてくれるクラブはとてもありがたい存在です。
重くどんよりした感じではなく、まるでお花畑でスキップしているような『ウキウキ感』を感じました。
ゴルフクラブにも『陰』と『陽』があるとするならば、このクラブは間違いなく『陽』だな・・・。と思いました。
この極上の構えやすさが、気持ちを明るくさせてくれます。
これだけプラスイメージをもって臨めるということは、それだけ有利な気がします。
試打を開始しました。
まずは、このとてもソフトな打感にテンションがMAXにまで上がっていきました。
何とも言えない心地いい感触が、充実感を与えてくれます。
弾く力も強いですが、硬くなくふんわりとしたフィーリングに、気持ちの高ぶりを抑えることができませんでした。
『音』も、小さ目の金属音が心地いいです。
自らのショットを後押ししてくれているように感じられるような、好感度の高い音です。
『球のあがりやすさ』という点でも、バフィということで、ある程度のあがりやすさはあるだろうと思っていましたが、実際に打ってみてもその通りでした。
ティアップせずにマットの上から直打ちで試してみたのですが、とてもいい感じで球を上げてくれます。
ヘッドは引き締まっていますが、ライナー系というよりは、高弾道の球が出やすいです。
バックスピンも、しっかり掛かっていたように思います。
球も拾いやすく、タフな感じはしません。
これくらい易しければ、実戦の場面でも、かなり使う回数が増えそうです。
『安定性』という点では、ラインも出しやすくていい感じでしたが、それほど大きな寛容さは無いのかな?と思いました。
特にスライサーの方には、球がつかまりきらない感じがするかもしれません。
意識的につかまえにいく必要があるかもしれません。
しかし、私はフッカーなので、すごく楽に感じます。
構えたときの感じがとてもよく、いいインスピレーションが湧きあがってくるので、そのまま振り抜いていけば、いい感じで球を弾き飛ばしていけるように思いました。
『飛距離性能』という点でも、なかなかいい感じです。
最近の『飛び系FW』と比べると、そこまでの大きなポテンシャルはないのかな?とも思ったのですが、このFWもいい感じですし、性格的に尖った感じがしない分、幅広い層に対応しているような気がします。
見た目以上に弾道が高いので、キャリーでしっかりと距離を稼いでいけますし、グリーンにも止めやすそうです。
バフィらしい、易しさが感じられました。
本当はスプーンを使いたいけれど、球があがりきらないので難しい・・・。と感じておられる方には、このバフィはとても頼もしい存在になってくれるのではないでしょうか?
弾きの良さと高い弾道で攻めていけるFWだと思います。
フェアウェイウッドには必ずスプーンを入れなければならない・・・。と思っておられる方は意外と多いのかもしれません。
しかし、そんな必要性は全くないのだと私は思っています。
スプーンが苦手であれば、バフィを入れるのはとても有効だと思います。
スプーンを入れずにバフィとクリークで対応しておられる方も、私に周りにはたくさんいらっしゃいます。
『操作性』という点では、とてもいい感じでした。
左右に曲げることも容易でした。
どちらにもクセがなく、同じように反応してくれました。
先ほども書きましたが、球がつかまり過ぎないのがとてもいいです。
最初に構えたときは、どちらかというと『直線』のイメージが出しやすかったのですが、実際に打ってみると『左右の曲線』も描いていきやすいと感じました。
こちらの意図を敏感に感じ取ってくれるように感じられました。
第一印象から既に、このFWの魅力にハマっていたように思います。
そして、実際に球を打ってみて、『打感』『音』『球のあがりやすさ』にすごく魅力を感じました。
さすがは『ロイコレ』です。
ロイコレは元々、FWで人気を博したメーカーです。
そのメーカーらしい、秀作だと思いました。
最近はバフィを見かける機会が少なくなったように思います。
飛ぶスプーンの影響からなのか、『飛ぶクリーク』も増えてきたように思います。
だから、バフィもあまり見かけなくなったのかもしれません。
しかし、今日久しぶりにバフィを手にしてみて、やはりいいもんだな・・・。と思いました。
私はウッド系よりもアイアン系のクラブのほうが好きで、特にFWはあまり手にしないことが多いような気もします。
ニューモデルの試打もアイアンをよく行っていますし、ウッド系ではやはりドライバーを中心に試打をしているような気がします。
しかし今日は、このFWに出会えて本当に良かったと思いました。
すごく魅了されました。
バフィというのも、まだまだ活躍の場はあると思いましたし、改めてロイコレのFWのレベルの高さを実感しました。
『14本以内』というルールがあるので、私はバフィをバッグに入れることは全くといっていいほど無いのですが、このクラブはちょっと入れてみたいな・・・。と思いました。
そして、このクラブをすごく気に入ったので、できればスプーンやクリークも試打してみたいと思いました。
おそらく、すごく気に入るだろうと思いました。
購買意欲が強く刺激されました。
やはりロイコレFWは、すごくいいです。
FWの試打で、これだけ時間をかけて、しかも球数が多かったのは久しぶりです。
とても楽しい試打ができました。
ロイコレファンの方はもちろん、顔が良くてカッコよく、しかも球があがりやすくてフィーリングもいいFWを探しておられる方には、とても魅力的な存在といえるのではないでしょうか?
ここのところ、海外メーカーに『FW市場』がおされていたような気がしないでもないですが、ようやく国内メーカーの『真打ち』が登場してきたように思います。
飛び系FWを試してみたけど、なかなか球があがりづらかった・・・。できればもっとあがりやすくてカッコいいFWが欲しい・・・。という方にも是非お勧めしたいFWです。
オートマチック系というよりは、どちらかというとマニュアル系だと思いますが、決して難し過ぎず親しみやすい性能をもったFWだと思います。
このクラブの存在感が私の中でどんどん大きくなっていくのが解りました。
今、私はFWを購入する予定は無いのですが、このクラブは何度でも試打を楽しみたいと思いましたし、小遣いに余裕ができれば是非購入したいです。
ロイヤルコレクション BBD 306V フェアウェイ
- 2013年10月2日
- ロイヤルコレクション