ゴルフクラブ試打日記。          

ヨネックス EZONE SD ドライバー

ヨネックス EZONE SD ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ヨネックス EZONE SD ドライバー です。
NANOSPEED 200

シャフトは NANOSPEED 200 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはSR、トルクは4.6、シャフト重量は59g、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は308gです。
正面

ヨネックスの新しいドライバーです。
最近は本当に大手有名メーカーのニュークラブに出会う機会が増えています。
まるで秋のニューモデルのシーズンのようです。
毎日のように新製品に出会えるのは、とても嬉しいのですが、一年を通してコンスタントに出会えるようになると、もっと嬉しいな・・・。と思ってしまいます。
この独特の美しい光沢感を見ていて、ひょっとして、このドライバーもあのメーカーが造っているのかな?と思いました。
側面

さて、このドライバーですが、特に大きく変わったところが見当たらず、
「ニューモデルですよ。」
と店員さんに手渡されるまで、気付きませんでした。
それほど大きな個性が外見では、うかがい知ることができなかったのですが、ヨネックスらしい色々な工夫が施されているのだろうと思います。
ヨネックスといえば、今はすっかり石川遼選手のイメージが強いですが、昔はフィル・ミケルソン選手や『ヨネックスドラコン軍団』が、やはり印象的です。
今はどのメーカーもかなりレベルが高いですが、ちょっと前まで、メーカーによって性能の差が大きかったので、『飛距離といえばヨネックス』という時代も私の中にありました。
SD INNER WEIGHT

ヘッドの後ろにある、赤い物には『SD INNER WEIGHT』と表示されていました。
おそらくヘッドの内部にウェイトが搭載されているのだと思いますが、『SD』とはどんな意味なのでしょうか?
ネック長さ

第一印象はそれほど平べったい感じはしなかったのですが、こうして見てみると、やはりシャローなヘッドなのだと思いました。
やはり、こういったところは今のトレンドを汲んでいるのだと思います。
顔

『顔』は、とても丸っこい印象をもちました。
店員さんの説明によると、ほんの少しだけフックフェースになっているのだそうですが、あまり感じませんでした。
この丸っこい顔はとても印象的で、『シャープ』というよりは『大らかさ』を感じさせました。
YONEX EZONE SD DRIVER

素振りをしてみると、シャフトがかなり軟らかく感じます。
フレックスも『SR』ということですが、とてもよくしなります。
こういった硬さによる印象はメーカーなどによっても違いますが、ヨネックスの『純正』といわれるシャフトは他のメーカーと比べても、軟らかいほうだと思います。
構え感

ボールを前にして構えてみても、やはりとても丸っこい形状が目に付きます。
ヘッドも大きく見えますし、この大きさに安心感をもたれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
ヘッドの色も『黒色』ではありますが、グレーに近い色だと思いました。
どちらかというとドロー系よりは、フェード系のイメージのほうが出しやすい感じがしました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は、なかなかいい感じでした。
これまでのヨネックスのドライバーに感じられたようなグッドフィーリングだと思いました。
適度にしっかりとしていながら、硬すぎないところに好感をもつことができました。
打球音

『音』も、割としっかりとした音で、いい感じだと思いました。
気持ちよく叩いていくことができました。
トゥ側

球もかなりあがりやすいですし、タフな感じは全くしませんでした。
バックフェース

『安定性』という点では、このヘッド自体は球もつかまりやすいですし、スイートエリアも広めでシビアな感じはしませんが、この装着されているシャフトが私にはやや難しく感じられました。
ちょっとタイミングが取りづらい感じがしました。
スイング中、ヘッドがグラグラ動く感じがしましたし、なかなかタイミングが合いませんでした。
なかなか個性的なシャフトだと思います。
おそらく、このシャフトもかなりのハイテクが組み込まれているのだろうとは思うのですが、もし機会があれば違うスペックで試してみたいと思いました。
飛距離性能
 
『飛距離性能』という点では、まずまずだと思いました。
これまで出会ってきたヨネックスのドライバーらしい、性能の高さを感じますが、歴代モデルと比べて特別秀でているとは思いませんでした。
操作性

『操作性』という点では、やや難しく感じられました。
ヘッド自体は特に変なクセは感じられなかったのですが、やはりシャフトがなかなか合わず、再現性の高い球を打つことが難しく感じられました。
左右に曲げることも難しいとは思いませんでしたが、コースで使えるような球を打つには、もっともっと球数が必要だと思いました。
できれば『操作性』よりも『直進性』を活かしていきたいドライバーなのかもしれません。
ヒール側

ヨネックスらしい、センスのいいデザインでカッコいいドライバーだとは思いましたが、特別魅力的に感じる部分はあまりありませんでした。
勿論、高品質なドライバーだとは思うのですが、購買意欲が刺激されることはありませんでした。
今回試打したモデルは『ロフト10.5度』で、シャフトフレックスも『SR』ということでしたが、もし違うスペックでもおそらく購買意欲は刺激されないだろうと思いました。
ヨネックス イーゾーン SD ドライバー

購買意欲を刺激されませんでしたが、それはこのドライバーが優れていないのではありません。
ただ、他のメーカーのドライバーと比べても、特別変わっているところや、魅力的に見える部分が感じられなかっただけです。
これからもヨネックスには、我々ゴルファーをあっと驚かせるような個性的で魅力あるクラブ作りをして欲しいと思いました。