
先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは HONMA TW757B アイアン の7番です。
シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 です。
ロフトは33度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は106.5g、トルクは1.7、キックポイントは元調子 です。
とてもカッコいいホンマのアイアンです。
シャープで研ぎ澄まされたようなカッコ良さに見入っていました。
最近は丸っこさが強調されたアイアンも増えてきましたが、やはりこのような形状は魅力的です。
丸っこいと柔和なイメージで親しみやすそうな印象を与えてくれますし、それもいいのですが、このようなシャープな形状だと、どのように打っていくか・・・。ということを考えられ、ショットのイメージも出しやすくなります。
そして何より身が引き締まる思いです。
オーソドックスな形状ですが、少し小ぶりな感じがします。
昔のこのようなアイアンは小ぶりで尚且つフェース高が高いものが多かったのですが、最近はシャロー化が進んでいるように感じます。
フェース高が高いと、当然スイートエリアも高くなりますし、構えたときに上から潰して打つイメージも出しやすいですが、今は主流ではないのかもしれません。
このアイアンが小ぶりなせいか、フェース高もそれほど高くないように見えましたが、実際はそれほど変わっていないのかもしれません。
私はアイアンのフェース面を『横』ではなく、『縦』で使っていきたいので、面長なタイプよりも、このようなコンパクトである程度のフェース高があるアイアンに魅力を感じます。
トゥ側にウェイトがあります。
このアイアンの大きさからすれば、かなり大きなウェイトです。
バックフェースにも凹みが見られます。
ヒール側が削られていることや、トゥ側にウェイトがあることもあり、小ぶりでありながら、結構トゥ側に重心をもっていってるのかもしれません。
私は少しヒール寄りで打つことが多いので、これとは真逆のタイプが欲しいですが、これだけ小ぶりであれば、少々トゥ側に重心が移動しても打っていけそうです。
定説といいますか、普通、球のつかまりを良くするのであれば、ヒール側を重く(鉛を貼る)ことが多いですが、それでは逆につかまらなくなってしまう・・・。という方も一定数いらっしゃいます。
トゥ側にあるほうが球がつかまりやすいということです。
打ち方は人それぞれなので、必ずこうだとは決められません。
それと、このアイアンのようにトゥ側に重心があるということは、トゥ側に当ててミスヒットしても『当たり負け』しないという利点もあるのではないでしょうか?
私はこれまでゴルフをずっとやってきて、そしていろいろな人を見てきて、『その人に合った重心距離』というものがあるように感じています。
それはゴルフを始めてから終えるまで、ずっと変わらないような気がします。
今はラージサイズが多くなって、必然的に重心距離も長くなっていますが、実はその距離がその人にとってのベストではなく、無理して合わせている方も多いのではないでしょうか?
そしてドライバーだけがどんどん大きくなり、アイアンとの重心距離の差がマッチしていない方も多いように感じます。
アイアンやウェッジはヘッドを大きくしすぎると、却って扱いづらくなってしまうのが難点です。
こうして角度を変えてみても、結構深く彫られていて、段差のようにヒール側のほうが大きく削られています。
一応マッスルバックといえるのか、それともやはりキャビティと呼ぶべきなのか・・・?と思いましたが、今はボーダレス化といいますか、その境界線が曖昧なクラブが多くなっているので、あまり考えないほうがいいのかもしれません。
トップラインは薄くてシャープです。
最近のアイアンでは少数派といっていいと思いますが、カッコいいな・・・。と思いながら見ていました。
ソール幅は標準的です。
ソール形状もオーソドックスなタイプです。
ソール全体に微妙に丸みがついていて、リーディングエッジもトレーリングエッジも少し削られています。
ネックの長さも適度にありますが、ロングというほどではなく、普通です。
フェース面にミーリングは無く、ごく普通の『スタンプ式』です。
あまり気を遣っていないように見えました。
このホンマのロゴが入ったグリップもお馴染みです。
ソフトというよりは『しっかり系』ですが、このアイアンとの相性はいいように感じます。
素振りをしてみても、いい感じでした。
小顔なせいか、タイミングのズレもなく、振りやすいです。
今時珍しい、小顔感でテンションがあがりました。
『胸躍る小顔』といったらいいでしょうか?
小顔は好きなので、いいイメージがどんどん湧いてきました。
ボールが大きく見え、あくまでも主役はボールなのだということを感じさせてくれます。
いくらいいクラブを使っても、自分が狙ったところへボールを運べなければ、スコアメイクできませんが、このようにボールを主役にして、あくまでも黒子に徹してくれるクラブというのは信頼できます。
小顔が苦手でノーマルサイズやラージサイズを好まれる方には違和感があるかもしれません。
試打を開始しました

『打感』は、なかなかいい感じでした。
ウェイトがトゥ側にあり、かなり『ズレる』のかな・・・?と思いましたが、そうではなくノーマルアイアンと同じような感覚です。
やはり小ぶりなのがいいのかもしれません。
これがもしラージサイズだったら、違っていたと思います。
『球の上がりやすさ』という点では、明らかにヒッター向けで、ある程度ユーザー層を絞っているようです。
小ぶりなわりには、安定性が高いのが、このアイアンの特徴です。
やはり、トゥ側にあるウェイトがよく効いているのではないでしょうか?
フェース中央からヒール寄りでヒットする人にはあまりメリットが無いかもしれませんが、少しトゥ寄りでヒットする方にとってメリット大だと思います。
当たり負けせずに、そのままボールを送り出すことができるアイアンです。
マニュアルタイプでありながら、ミスヒットの寛容性を可能な限り高めたアイアンだと思いました。
『飛距離性能』は普通で、特に大きく飛ぶということもないですし、逆に飛ばないという印象もありませんでした。
『操作性』は、なかなかいい感じです。
少しトゥ側に重心が偏っていますが、フェースの開閉も問題なく行えましたし、扱いやすい印象をもちました。
ラージサイズのアイアンで、これだけトゥ側に重心が寄っていたら扱いづらく感じたと思いますが、それを小ぶりなヘッドが解消してくれています。
私個人的には、トゥ側のウェイトは要りませんが、このウェイトがあるおかげで易しくなった・・・。と感じられる方も多いのではないでしょうか?
試打後の感想

オーソドックスな美しさと、ハイテクが入り交じった『ハイブリッド』的なアイアンです。
小ぶりなヘッドが難しいという先入観をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、このアイアンは見た目以上に易しいので、是非試していただきたいと思いました。
昔では考えられなかった工夫が今のクラブにはたくさん取り入れられています。
そのひとつが、このアイアンのウェイトです。
昔では考えられなかったことです。
ヘッドの大きいドライバーならウェイトを装着するのは考えられますが、それをアイアンでやってしまうとは・・・。
メーカーの企業努力には頭が下がります。
昔は鉛を重ね貼りして対応するしかありませんでした。
小ぶりで見た目以上に易しいのが、このアイアン最大のウリです。
これからもホンマには老舗メーカーとしての意地を見せてもらいたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

