ゴルフクラブ試打日記。          

ブリヂストンゴルフ TOUR B XD-H ユーティリティ

ブリヂストンゴルフ TOUR B XD-H ユーティリティ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ブリヂストンゴルフ TOUR B XD-H ユーティリティ
のH4 です。
N.S.PRO MODUS3 TOUR 105
シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 です。
ロフトは24度、クラブ長さは39インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は106.5g、キックポイントは元調子、トルクは1.7、クラブ総重量は392gです。
正面
ブリヂストンの新しいユーティリティです。
これまでアイアンとドライバーを試打してきたのですが、今日はユーティリティを試打することができました。
側面
形状的にはオーソドックスなタイプです。
大きさも標準的で、特に大きくはありません。
ソールの工夫
ソールにある、この工夫がよく目立っていました。
先日試打したドライバーにはウェイトが配置されていましたが、このクラブはユーティリティでヘッドも小さくなるので、ウェイトは不要なのかもしれません。
おそらく、同じような目的があるのだと思います。
BOOST POWER TECHNOLOGY
フェース寄りには『BOOST POWER TECHNOLOGY』と表示されていました。
ドライバーと同じです。
飛距離最優先のユーティリティなのかな?と思いました。
ネック長さ
ネックの長さは適度にありました。
BSらしい長さといっていいかもしれません。
調整機能は搭載されていませんでした。
ノーマルディープ
シャローというよりは、適度な厚みがあり、『フェース高』も感じられます。
ミーリングあり
フェース面には、ミーリングのようなものがありました。
先日試打したドライバーにもあったので、おそらくこのユーティリティにもあるだろうと予想していました。
ドライバーと同じ効果が期待できるのでしょうか?
ウェッジやアイアンはともかく、ドライバーやユーティリティなど『ウッド系』のクラブにミーリングを入れているメーカーは少ないですが、BSがやっているということは、それなりの理由があるのだと思います。
顔
顔もオーソドックスな感じです。
最近よく見られる『今風(いまふう)』の顔といっていいのかもしれません。
グースが弱いかわりに、かなりの『出っ歯』になっています。
私にはかなり出っ歯が利いているように見えるのですが、今はこのようなタイプが多くなりましたし、好感をもたれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
オリジナルグリップ
装着されているグリップは、アイアンやドライバーと同じく、ハードなタイプです。
BSは今年、これでいくのでしょうか?
ブリヂストンゴルフ TOUR B XD-H ユーティリティ
素振りをしてみると、いい感じです。
スチールシャフトが挿してあるということもありますが、適度な重さもありますし、アイアンに近い感じで振っていくことができました。
ユーティリティに対する考え方は人それぞれで、『FWの短い版』ととらえておられる方もいらっしゃると思いますし、『アイアンの延長』としてとらえている方もいらっしゃると思います。
私は後者のほうで、元々アイアン系のクラブが好きなので、その延長としてユーティリティを使っていきたいと思っています。
構え感
ボールを前にして構えてみた感じは、普通でした。
大きなクセが無い『現代風のUT』という感じですが、とにかく『出っ歯形状』が目立っていました。
ユーティリティでこの番手(4番)だと、この『出っ歯具合』は標準的といえるのだと思いますが、正直私はもっと抑えられているほうが好きです。
球を易しくあげたい・・・。高くあげたい・・・。という方は、このクラブの構え感は好感をもちやすいのではないでしょうか?
フェース面もよく見えますし、出球から高そうなイメージがでます。
私はライナー系に近いイメージが欲しいので、これだけ出っ歯がきついと、少しイメージが出しづらくなります。
とはいっても、今はこの顔が主流ですし、これまでも多く試打しているので、特に不安はありませんでした。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はしっかりしているのですが、硬すぎることもないので、好感が持てました。
ボヤけた感じの打感ではありません。
打球音
『音』は大きくて高めの金属音です。
久しぶりに、このような音を耳にしたような気がしました。
以前はよく耳にしていましたが、最近では少なくなってきているような気もします。
高めの金属音ですが、金属音にも色々とあって、『キーン系』や『ギャンギャン系』などがあるように思います。
この音は『ギャンギャン系』です。
かなりはっきりしていて、ダイレクトに耳に届くような音ではありますが、インパクトが緩んでしまったり、スイングが小さくなってしまうようなことはありませんでした。
高めの金属音ですが、『許される高音』といっていいのかもしれません。
この音ならば、周りがそれほど気になりません。
できれば、もう少し抑えた感じの音がいいですが、この音でも特に不満はありませんでした。
トゥ側
球はよくあがってくれました。
構えたときにイメージした通りの高弾道でした。
出っ歯タイプなので、少々薄く当たってもしっかりと球を浮かせてくれる易しさもありました。
重心が浅いと強い球がでやすい反面、浮きづらいと感じる方もいらっしゃると思いますし、逆に深いと球はあがりやすいけど、高く上がりすぎて弾道が弱くなってしまう・・・。ということもあると思うのですが、このUTの場合は『中重心』といったところなのかな?と思いました。
浅すぎず深すぎず・・・。といった感じでしたが、どちらかというとヒッター向けのような気もします。
このクラブにカーボンシャフト装着モデルがあれば、そちらも試してみたいです。
かなり印象も変わると思います。
バックフェース
『安定性』は普通です。
特別ミスに対して寛容だとか、曲がりにくくなっている感じはありませんでした。
ある程度の正直さはもっていると思います。
飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。
フェースの弾きもいいですし、弾道が力強いです。
軽い弾道だと頼りなさのようなものを感じることがありますが、このクラブの場合はそれを感じませんでした。
適度な重さがあるように感じました。
操作性
『操作性』という点では、まずまずではありますが、ちょっと馴染みづらいところがありました。
その原因は自分ではっきりとわかっていました。
何度も書きますが、『出っ歯具合』がもうちょっと抑えられていたほうが扱いやすさも向上するような気がするのですが、『あがりやすさ』を求めていくには仕方のないことなのかな?と思いました。
今はボールの低スピン化が進んでいるので、操作性よりもあがりやすさが求められるのかもしれません。
ヒール側
『出っ歯具合』が目立っていましたが、ソールの工夫やフェース面にあるミーリングのようなものなど、BS独自の工夫が見られ、好感を持ちました。
ブリヂストンゴルフ TOUR B XD-H ユーティリティ
ハイテク感のあるクラブですが、ハイテクが出しゃばっていないといいますか、フィーリングなどを邪魔していないのがいいです。
色々な工夫が見られますが、全体的に見れば、かなりまとまっていてオーソドックスなタイプのように感じました。
ブリヂストンゴルフ TOUR B XD-H ユーティリティ
際立ったところは感じられませんでしたが、バランスがとれた高性能なUTです。