今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブはブリヂストンゴルフ J15DF アイアン の7番 です。
シャフトは NS PRO MODUS3 TOUR120 です。
ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中元調子 です。
2回目のブリヂストンゴルフのアイアンです。
先月、J15CB というアイアンを試打したのですが、このアイアンがまだ2回目です。
私はまだ、ツアステアイアンのことが忘れられません。
昨年試打した、ツアーステージ X-BLADE 909 というマッスルバックアイアンのことが、強烈な印象として残っています。
今年のモデルはマッスルバックがラインアップされているのか尋ねてみたのですが、今回は無いという返事が返ってきました。
ブリヂストンはマッスルバックを発売してくれる数少ないメーカーでしたが、もう発売しないのでしょうか?
ブリヂストンゴルフになって、ツアーステージのようなクラブは登場しないのでしょうか?
もし、そうだとしたら少し残念です。
いつまでも『BSのマッスルバック』に出会っていきたいと思っています。
マッスルバックは確かに敬遠されやすい面もあるとは思いますが、最近はずいぶんと見直されたような気もします。
形状はオーソドックスで、ノーマルなキャビティアイアンといった感じがします。
機能性が重視されているような雰囲気があります。
易しそうな雰囲気が、すごく伝わってきました。
彫りの深さは、まずまずです。
易しそうなハーフキャビティといったところでしょうか?
普通のハーフキャビティと違って、見えないところに様々な工夫が施されているのでしょうか?
BSのことだから、おそらく新しい技術がたくさん組み込まれているのではないかな?と思いました。
ソール幅は7番アイアンということで考えると、少しだけワイドに見えましたが、今のアイアンの中では、標準的な感じでしょうか?
この独特の丸さが、ブリヂストンらしい感じがします。
ネックの長さも、標準的な感じがします。
昔のアイアンと比べると、明らかに短いですが、今はこれくらいの長さが『スタンダード』のような気がします。
一応、ミーリングがあるか、近くで見てみたのですが、このアイアンにはありませんでした。
こういったところは、各メーカーで違いがあるように思います。
赤いグリップが装着されていました。
先月初めて見たときは少し驚きましたが、何回か見ているので今回は驚かなかったですし、今年発売される全てのモデルに、この赤いグリップが標準装備されているのだろう・・・。と思いました。
握り心地はソフトで、なかなかいい感じです。
ボールを前にして構えてみると、予想以上にいい顔をしていたのが印象的でした。
こうして構えるまでは、ちょっと面長で腫れぼったい感じのクセがある構え感なのかな?と思っていたのですが、実際は全く違っていました。
すごくスッキリしています。
グースもきつくなく、逃がすイメージも出しやすいです。
こうして構えてみて、フェース面全体に、かなりの光沢感があるのに気づきました。
これまでのツアステアイアンには、見られなかったように思います。
この光沢感は、タイトリストのアイアンを見ているようでした。
ツアステアイアンは昔から『男前』の物が多かったですが、ブリヂストンゴルフになっても、こういったいいところはしっかりと受け継いでいるようです。
やはり構えやすくないと難しく感じますし、そのクラブに対しても興味が湧きません。
そういった点でも、このアイアンは充分過ぎるほどの合格点でした。
先月試打したJ15CB アイアンよりも、私はこのアイアンのほうが構え感では好感をもつことができました。
試打を開始しました。
『打感』はすごくいい感じでした。
一球目から、いいところでヒットできたせいか、心地よい感触を楽しむことができました。
軟鉄らしい、ソフトなフィーリングです。
『球のあがりやすさ』という点でも、いい感じでした。
整った形状のアイアンではありますが、タフな感じはしませんでした。
外見では、すごい低重心というようには見えなかったのですが、見えないところにも色々な工夫が施されているのでしょうか?
弾道も高めです。
『安定性』という点でも、キャビティの長所がすごく活きているように感じました。
スイートエリアも狭くありません。
見た目はすごく整ったアイアンではありますが、かなり易しさも持ち合わせているように感じました。
『飛距離性能』が、かなり優れているのを感じました。
オーソドックスな外見ですし、『アスリートモデル』といっていいと思うのですが、その中でもかなり飛距離性能に長けていると思いました。
これまでBSのアイアンは、それほど飛距離に特化したイメージは無かったのですが、このアイアンは秀でている感じがします。
ロフトは私の感覚では『一番手』立っているのですが、それ以外にも特別な工夫がされているのでしょうか?
かなりキャリーが伸びる感じです。
球足も速いです。
『操作性』は普通にいい感じでした。
『球の乗っかり感』はあまり感じなかったのですが、扱いやすい印象が残りました。
構えやすかったというのもあると思います。
イメージした通りに曲げることができました。
クセがない感じです。
『構えやすさ』と『打感の良さ』。
そして『飛距離性能』にすごく優れているアイアンだと思いました。
他の部分も優れているとは思いますが、この3つが特に印象に残りました。
これまでは、このような構えやすいアイアンは飛距離性能よりも距離感重視タイプが多かったのですが、このアイアンは明らかに飛距離重視タイプだと思います。
こういったタイプはすごく珍しい感じがします。
これまでの多くの『飛距離系アイアン』は、高い飛距離性能がある代わりに、『構えづらさ』もセットになっていたようなところもあると思うのですが、このアイアンは違っていました。
どちらも両立できていると思いました。
ブリヂストンが、この2つにすごくこだわって開発したんだろう・・・。と思いました。
アイアンに飛距離を求めていきたいけど、構えやすさも絶対に譲れない。
いい顔をしたディスタンス系アイアンが欲しい・・・。という方には、とても魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?
おまけに打感もすごくいいので、魅力が倍増します。
これまでのツアステアイアンには見られなかった『思い切った設計』ができているように思いました。
おそらく、見えないところに色々な工夫が施されていると思うのですが、それを見た目ではあまり感じさせないのがまたいいな・・・。と思いました。
あまりゴチャゴチャし過ぎていると、クラブとしての魅力を失ってしまいますが、このアイアンにはそういったマイナスはありませんでした。
かなりのハイテクを感じながらも、どこかベーシックな感じもしていました。
私はアイアンに高い飛距離性能を求めるほうではないのですが、この飛距離性能は多くの支持を得られるだろう・・・。と思いました。
先月試打した『J15CB アイアン』よりも、私はこのJ15DF アイアンのほうが気に入りました。
これまであまり見られなかった、『飛距離性能』と『顔の良さ』『打感の良さ』が高いレベルで実現できているアイアンだと思いました。
これからは、こういったタイプのアイアンが増えてくるような気がします。
ブリヂストンゴルフ J15DF アイアン
- 2014年9月29日
- ブリヂストン
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jBEAM BM-535 ドライバー