今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GR ユーティリティ です。
シャフトは TourAD B12-03u です。
ロフトは23度、クラブ長さは39.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.8、バランスはD0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は361gです。
ツアーステージGRシリーズの新しいユーティリティです。
先日試打した、ドライバー同様、このユーティリティもとてもカッコいいデザインです。
ヘッド後方のウェイトは前のモデルにも付いていたように思いますが、少しだけ位置が後ろに下がったような気がします。
それだけ重心深度が深くなり、球があがりやすくなっているのでしょうか?
ネックもしっかりとキープされていますし、操作性が良さそうな印象を受けます。
こうして見ていても、やはりシャローな印象を受けます。
かなり球があがりやすそうな感じがします。
クラブに限ったことではありませんが、やはり見る角度によって、その物の印象というのは、すごく変わってくるものだと改めて感じました。
ツアステのイメージにピッタリと合う、とても形の整った顔をしています。
GRシリーズということで、多少オフセットがきつくなっているのではないか?と思っていたのですが、実際はそうでもありませんでした。
どちらかというと『出っ歯型』といったらいいでしょうか?
とても球が拾いやすそうです。
オフセットの強いクラブを好まれる方には、やや苦手意識が芽生えてしまう顔かもしれませんが、私はオフセットがきついクラブよりも、こういった顔をしたクラブのほうが打ちやすそうに感じます。
やはり、これはどちらがいい・・・。というものでもなく、人それぞれの好みによるところが大きいのだと思います。
素振りをしてみた感じは、予想以上にしっかりとしていて、好感がもてました。
GRシリーズということで、もう少しソフト目なスペックになっているのかと思ったのですが、この振り感に『頼りなさ』は感じませんでした。
GRシリーズと今の『700シリーズ』のボーダーラインがとても曖昧で解りづらいように感じました。
私はこれまでツアーステージのクラブにはたくさん接してきましたが、GRシリーズはそれほどたくさん接してきたわけではなく、やや縁遠い印象も持っていました。
しかし、この『振り感』と『構え感』であれば、安心して振っていけますし、ツアステらしいクラブだと思いました。
しっかり感じはありましたが、決してタフ過ぎる感じはしませんでした。
しっかりとしていながらも受け皿が広く、敷居の低いユーティリティなのではないか?と思いました。
ボールを前にして構えてみても、なかなかいい感じでした。
変なクセは全く感じられず、構えやすいユーティリティだと思いました。
できれば、フェース面がもう少し見え過ぎないほうが好きなのですが、ロフトが23度ということを考えれば仕方のないことなのかもしれません。
ロフトが23度ということは、私の感覚では『3番アイアン』に近いのですが、ロングアイアンを構えたときには、これほど球があがりそうな感じはしないのに、こういったユーティリティやフェアウェイウッドだとすごく上がりそうな感じがするのが不思議だな・・・。と思いました。
球のあがりやすさは『ロフト』がかなりの比重を占めていますが、決してそれだけではないことを、こういったクラブに出会ったときに感じます。
私は23度のユーティリティを実戦でも使うことはなく、17~18度くらいを使いたいと思っているので、今度機会があれば、別の番手の試打クラブを探してみたいと思いました。
今回とは、また違った印象を受けるような気がします。
試打を開始しました。
『打感』はいい印象をもちました。
ある程度予想していたフィーリングでしたし、その予想を裏切らないところに好感を持つことができました。
『音』も、いい感じで耳に届いてきました。
すごく飛んでいることを連想させてくれる音だと思いました。
ツアーステージのブランドイメージの合った、グッドフィーリングのユーティリティです。
球はとてもよくあがってくれて、正直もう少し高さを抑えて飛んでいってくれてもいいな・・・。と思ってしまいました。
ビギナーの頃、2番アイアンや3番アイアンだけを持って練習場に通っていたときに、このような易しいクラブが登場してくるとは夢にも思いませんでした。
このロフトでの『直打ち』で、これだけ球が高くあがってくれるのは、すごくゴルファーを助けてくれているように思います。
クラブの進化というのは、本当にありがたいことです。
ユーティリティとしては比較的ロフトのあるほうだと思いますし、球をあげようとしなくても、拾うだけで、自然とボールが高い弾道で飛んでいってくれました。
『安定性』という点でもいい感じで、確率の高い球を打つことができました。
予想から大きく外れるような球が出ないので、とても実戦的なクラブだと思いました。
易しく作ってあると思うのですが、何と言いますか、易し過ぎないのがいいのではないか?と思いました。
こちらの邪魔をしない感じがしました。
『飛距離性能』という点では、まずまずだと思いました。
ツアーステージらしい、飛距離という点でも高性能でありながら、いい意味で『置きにいける』ところに好感がもてました。
やはり飛距離が出るに越したことはないと思うのですが、ある程度『狙っていくべき』クラブであるので、こういった置きにいけるクラブには安心感をもてます。
高めの弾道でしっかりとキャリーを稼いでいってくれる易しいユーティリティだと思いました。
『操作性』という点では、なかなかいい感じでした。
振ったときの『しっかり感』と『構えやすさ』から、とても安心して振っていけたのですが、左右に曲げることも易しく感じられました。
いわゆる『グース』が強く効き過ぎていないので、私のようなフッカーでもとても安心して打っていけましたし、フェード系のボールも打ちやすいと思いました。
グースが強く効いているユーティリティを日頃使い慣れておられる方には、難しく感じられる部分もあるかもしれませんが、私はかなり気に入りました。
ツアーステージらしい、男前のユーティリティだと思いました。
そして、とても易しいクラブだと思いました。
最近のツアステユーティリティの中で、私はこのクラブが一番強く印象に残りました。
いい意味で、特に変わったところが感じられないユーティリティだと思いました。
とてもスタンダードな部類に属するような気がします。
最近はユーティリティもドライバー並に色々なタイプが出てきていて、時には構えづらく感じてしまうような個性の強いクラブにも出会うことがありますが、私はこの『スタンダード感』にすごく魅力を感じました。
やはり実戦では少しでも不安に感じる部分は排除しておきたいですし、余計なところに気を散らせたくはありません。
そういった意味でも、このクラブにはとても好感がもてました。
改めて、クラブは『顔』が大事だな・・・。と思いましたし、また何度でもこのクラブでの試打を楽しみたいです。
ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE GR ユーティリティ
- 2012年2月25日
- ブリヂストン
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