今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 703 ドライバー です。
シャフトは TOUR AD DI-6 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.3、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は310gです。
ツアーステージの新しいドライバーです。
つい先日、このドライバーを試打したのですが、今回はこのオレンジ色のシャフトを試してみることにしました。
友人の話によると、今年から来年にかけて『オレンジ色のシャフト』が流行るそうです。
というか、そのように雑誌に書いてあったそうです。
流行る・・・。といっても、我々『ラストユーザー』が流行らしていくのではなく、現実的には『メーカー』や『マスコミ』によって誘導されていくところも大きいと思うので、ファッションなどと似ているなあ・・・。と思いました。
そういえば、先日試打した キャロウェイのカッコいいドライバー も、メーカーは違いますが、オレンジ色のシャフトが装着されていました。
ヘッドの色がオレンジだったら、かなり参ってしまいますが、シャフトには色々な色があっていいと思います。
黒だけにとどまらず、白、赤、黄色、青、緑、紫・・・・・。『何でもござれ』です。
性能さえよければ、どのような色でも私は構わないと思っています。
特に女性のゴルファーの方は、色々な色のシャフトが選べる方が楽しいのではないでしょうか?
やはり『色』というのは、とても重要なカギを握っていると思いますし、最近はプロでも『カラーボール』を使う選手が増えてきました。
女子ツアーだけでなく、男子ツアーでも見かけるようになりました。
私はやはりボールは『白』が一番いいような感じもしますが、ルールに抵触しないのならば、色々な色があってもいいと思います。
ただ、『黒』と『緑』だけは、あまり流行らないような気もするのですが・・・・。
素振りをしてみると、かなりしっかりした感じがしました。
シャフト先端部分のしなりが抑えられていて、かなり安定さが増しているような気がします。
しっかりとしていますし、結構『硬さ』も感じられたので、これこそが本当の『S(STIFF)』だなあ・・・・。と思いました。
ブリヂストンだけに限らず、日本メーカーの『S』は、モデルによってもバラつきがありますが、総体的に見て、やや軟らかい傾向にあると思うのですが、このシャフトは『本来のS』といった感じがします。
同じ『S』でも純正シャフト(TOUR AD B10-01w )の『S』とは、大きなフィーリングの違いを感じました。
ボールを前にして構えてみても、やはりすごくいい感じがしました。
これは以前と同じ感じです。
『黒とオレンジのコントラスト』も綺麗だなあ・・・・。と思いながら見ていました。
これからどんどん寒くなるので、こういった暖色系の色は身体に優しそうな感じがします。
冬の寒さに、こういった色で少しでも対抗していきたいところです。
試打を開始しました。
まず感じたのが、その『操作性の違い』です。
純正シャフトもいい感じだと思っていましたが、このシャフトはもっと『ダイレクト』に伝わりやすい感じがします。
最初の3球ほどは、慣れないところもあって、やや球があがりづらい感じがしました。
『遊び』が少ないシャフトだと思います。
おそらく純正シャフトよりも、かなり『タフ』に感じられる方も多いのではないでしょうか?
メーカーが明らかに違ったターゲット層を意識している感じがします。
試打を重ねていくうちに、すぐにこのシャフトの感覚に合ってきました。
慣れてくると、すごくいい感じで打っていくことができました。
『フック』『スライス』も、より小さな変化で打ち分けられる感じがしました。
曲がりづらいドライバーだと、かなり大袈裟にしなければならないこともありますが、このシャフトはほんの少し構えを変えるだけで球筋を操作できる感じがしました。
すごく『敏感なシャフト』といえるのではないでしょうか?
このシャフトは『中調子』ということですが、今日こうして実際に打ってみると『手元調子』に感じられるほど、先端を硬くしている感じがします。
『キックポイント』というのも、『フレックス』と同じで、各メーカーによってバラつきが出てしまうのが現状だとは思いますが、このシャフトはこれまでの『中調子シャフト』とは少し違っている感じがしました。
先端部分が、かなりしっかりした設計になっていると思いますが、決してつかまりづらい感じはしなかったですし、いい感じのドローボールがすごく打ちやすく感じました。
『あがりやすさ』というよりは、『操作性』を高めたシャフトといえるのではないでしょうか?
『ボールのあがりやすさ』という点でも、大きな違いがあるように感じられました。
以前試打した『純正シャフト装着モデル』よりも、明らかに弾道は抑えられている感じがしました。
普段、『シャフト先端部分のしなり』を利用して高さを出してこられた方は、やや苦戦されるかもしれません。
決して球を上げやすいシャフトではないような気がします。
しかし、強く叩いていっても吹き上がりにくい感じがしましたし、私の好きな『ライナー性』の球が打ちやすく感じられたので、とても好印象でした。
普段はやや遠慮しながらショットすることもありますが、今日は遠慮せずに気持ちよく叩いていくことができました。
打った後に心地良い感じが残りました。
『打感』は、すごくいいです。
これは、前と変わらない感じがします。
『音』も同様です。
『安定性』という点では、日頃の『標準的なS』シャフトを使っておられる方は、かなり『硬い』と感じられるかもしれませんし、しなりづらい・・・・。と感じられる方も多いと思います。
なので、タイミングも合いづらく感じられる方もたくさんいらっしゃると思いますし、そういった方にはあまりいい安定性をもたらしてはくれないのかもしれません。
やはり一般的には数値以上に『タフ』なシャフトといえるのだと思います。
しかし、『叩き』にいっても、先端がブレない感じがしますし、ヘッドが暴れない感じがするので、私はある意味『安心感』を感じることができました。
このシャフトがすごく合う・・・・。と感じられる方も多いと思います。
やはりある程度のヘッドスピードなども求められるのかもしれませんが、日頃の『軟らかいSシャフト』に『物足りなさ』を感じておられる方には、すごくマッチするような気がします。
『純正シャフト』と、このシャフトは、かなり性質の違うシャフトだと思いますし、メーカーが対象とするゴルファーも大きく『二分化』されているのかもしれません。
『飛距離性能』という点でも、私はなかなかいい感じをつかむことができました。
前に試打した『純正シャフト』も、すごくいいですが、このシャフトは
『高く上がり過ぎない』
『吹き上がり感が少ない』
『より敏感に自分なりの方向性を出していける』
という点がとてもいいように感じられました。
どちらが飛んでいたか・・・・?というのは今日はなかなか判断しずらい感じがしたのですが、どちらもやはり高性能であることに変わりはないと思いました。
ただ、どちらかといと私にはこの『オレンジシャフト』の方が、合っているような感じがしました。
『純正シャフト』も、とても好印象でしたし、どちらもハイレベルな感じがしましたが、あくまでも私の好みではやや、この『オレンジシャフト』だと思いました。
この二種類のシャフトが標準装備されているそうで、やはりそれぞれの好みで選ぶべきだと思いました。
難しいけどカッコいいし、憧れる・・・・。といった感じの『TOURSTAGE X-DRIVE』ですが、『701』が登場してから、ずいぶんと親しみやすくなった感じがします。
このドライバーは『701』ほど『シャローバック』ではありませんが、その『701』は、これまでの『ツアステドライバー』には見られない感じのヘッド形状でした。
これで多くのユーザーを獲得したのも事実ですが、反面『ツアステらしくなった』とか『前のモデルの方が良かった』といった意見があったのも事実だと思います。
実際、私の周りの『ツアステファン』の人達は、少し不満があったようでした。
私は『701シリーズ』は、とても気に入っていましたし、特に『701R』というドライバーを忘れることが出来ません。
この『703』というドライバーは『701』よりは少し『叩ける設計』になっているような気がしますし、特にこのシャフト装着モデルはそれが顕著だと思います。
私の友人の『ツアステファン』の人達にも、好評を得そうです。
どちらかといえば、やや『易しい』感じのドライバーだと思いますし、数年前までのような難しさはあまり感じません。
このシャフトは、かなり好みが分かれるところかもしれないですし、一般的には『純正シャフト』の方が人気が出やすいのかもしれません。
どちらにせよ、このブリヂストンが満を持して発表した、このドライバーを試してみる価値は大いにあります。
ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE 703 ドライバー(TOUR AD DI-6シャフト)
- 2009年11月6日
- ブリヂストン
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