ゴルフクラブ試打日記。          

ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 705 Type-M アイアン

BRIDGESTONE TOURSTAGE X-BLADE 705 Type-M 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 705 Type-M アイアン の7番 です。
DYNAMIC GOLD

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は119g、バランスはD2、キックポイントは手元調子です。
ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 705 Type-M アイアン

ツアーステージらしい、とてもカッコいいアイアンです。
私は先日X-BLADE 705 Type-S アイアンというアイアンを試打したのですが、今回は『M』です。
『S』と『M』にはどういった意味があるのでしょうか?
彫りの深さ

『彫りの深さ』は、標準的な感じだと思いました。
アスリートモデルのアイアンとしては、やや深い感じもしますが、最近はこれくらいの深さのものにたくさん出会ってきているので、ごく普通な感じがします。
ソール幅

『ソールの幅』も、これまでの『X-BLADE』の中では、やや広めな感じがします。
前回の『TYPE S』と、それほど大きな違いはないように思います。
今度機会があれば比較してみたいと思いました。
ホーゼルの長さ

『ホーゼルの長さ』も、標準的な感じがします。
これといって変わった感じはしません。
振り感

素振りをしてみても、『これまで通り』といった感じがします。
とても洗練された『ノーマルアイアン』といった印象を受けました。
何から何まで、マイナスに感じるところがありません。
その代わり、これといって目新しい感じもしません。
あっと驚くようなところはありませんが、これこそが『王道』といっていいのかもしれません。
奇をてらったところがないので、すごく安心して振っていけます。
構え感

ボールを前にして構えてみても、予想通りのすごく美しい顔をしています。
とても構えやすいです。
『Type S』と似た顔つきだと思いましたが、少しトップラインが薄くなって、グースが弱めになっている感じでしょうか?
どちらにしても、とても構えやすいアイアンだと思いました。
この『Type M』も、とてもシャープな顔をしていて、いいイメージが持てます。
ミズノのアイアンが持つシャープさとは、またちょっと異なり、どことなく『マイルド感』といいますか、打ちやすそうな感じがします。
X-BLADEらしい顔つきをしているアイアンだと思いました。
試打を開始しました。
フェース面
 
『打感』は軟鉄鍛造らしい、とてもハイレベルな感触です。
打感に厚みがあり、ボールに『当たり負け』しないで押し込んでいける感じがすごくいいです。
昨日試打したマッスルバックアイアンのような、『シビアさ』と『極上感』が重なり合っているような感じではなく、とても楽にこの高フィーリングを得られやすい感じがします。
ある程度の『易しさ』と『打感の素晴らしさ』が、上手く両立できているアイアンだと思いました。
バックフェース

『安定性』という点でも、昨日かなりシビアなアイアンを試打したせいでしょうか?
このアイアンがすごく敷居が低い感じがしました。
本来は、それほどの『ワイドスイートエリア』というわけでもないと思うのですが、それほどシビアな感じはしませんでした。
普通に打っている限りでは、なかなか大きなミスにはつながりにくい感じがしました。
ここ数年、ツアーステージは、確実に『易しさ』というものへとシフトしていっているように思っているのですが、このアイアンもまさにそんな感じがします。
おそらく『Type S』よりは、少しシビアな設計にはなっているのだと思いますが、今日試打した感じでは、それほど大きな違いはないように思われました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点でも、すごくいい感じです。
思っていた通りのあがりやすさです。
タフな感じはしません。
このアイアンはダイナミックゴールド装着モデルですが、このシャフトが苦手な方は『NS PRO』もラインアップされているそうなので、そちらを選ぶとかなりいいフィーリングを得られるのではないでしょうか?
見た目とてもカッコいいアイアンですが、それほど『シビアさ』『タフさ』は感じませんでした。
いつもの『キャビティアイアン』らしい感じがしました。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、『Type S』同様、それほど大きな飛びは期待できないのかもしれないですが、やはりこういったタイプのアイアンを求めておられる方は、それほどアイアンに飛びを求めておられないと思うので、これくらいがちょうどいいのではないでしょうか?
今は『ストロングロフト化』と『ノーマルロフト化』の二極化が進んでいるように思うのですが、このアイアンは明らかに後者だと思います。
きちんとした正確な距離を刻んでいくには、やはりこのようなロフトのアイアンのほうが有利だと思います。
操作性

『操作性』という点では、すごくいい感じです。
この顔の美しさ同様の、ハイレベルな扱いやすさです。
アイアンに限ったことではありませんが、美しい顔をしたクラブというのは、いいイメージが湧きやすいですし、かなり手に馴染みます。
また、いくら操作性が良くても、球が暴れすぎては元も子もないですが、かなり安定性に長けたシャフトが挿してあるので、そういった心配を打ち消してくれています。
私にとっては、かなり安心して球を打っていけるアイアンです。
マッスルバックのような敏感さは、あまり感じられませんが、すごく操作性の良い、高性能なアイアンだと思いました。
ヒール側

昨年は『703』というアイアンでしたが、私の好みでいえば、こちらの『705』のほうがいい感じがしました。
構えやすさが昔に戻ったような気がします。
TOURSTAGEといえば、昔からかなり敷居の高いブランドイメージがありましたが、今ではここまで親しみやすくなっているので、おそらく多くの方が手にされているのではないでしょうか?
X-BLADE 705 Type-M

先日試打した『Type S』と比べてみても、それほど大きな違いはないように感じましたし、この『Type M』というアイアン自体、それほどこれまでの他のアイアンと大きく異なるようなところは見つけられませんでした。
品質や性能の高さは、相変わらず高い、『TOURSTAGE』ですが、やや『斬新さ』といいますか『サプライズ感』が感じられなくなっているような気がするので、レベルの高さは維持しつつ、もっと我々を驚かせて欲しいです。
ちょっと欲張りな注文かもしれませんが、老舗メーカーのブリヂストンならば、きっと出来ると思います。
これからのTOURSTAGEにも、ずっと期待していきたいです。