ゴルフクラブ試打日記。          

テーラーメイド R9 SUPERDEEP TP &SUPERTRI ドライバー

テーラーメイド R9 SUPERDEEP TP &SUPERTRI  
<左>SUPERTRI  <右>SUPERDEEP
今日はこの2本ののドライバーを試打しました。
試打クラブは テーラーメイド R9 SUPERDEEP TP と SUPERTRI
ドライバー です。
GRAFPHITE DESIGN Tour-AD DI-6
<上>SUPERTRI  <下>SUPERDEEP
シャフトはどちらも、
グラファイトデザイン TourAD DI-6 です。
オレンジ色がとても素敵で、高性能なシャフトです。



<左>SUPERTRI のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.3、バランスはD3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は321gです。



<右>SUPERDEEP のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.3、バランスはD2.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は323gです。



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<左>SUPERTRI  <右>SUPERDEEP
どちらも今年出会った、かなり好印象なテーラーメイドのドライバーです。
見た目は似ていますが、そのヘッド形状は、はっきりと異なります。
今日は偶然にも、同じシャフトの試打クラブを借りることが出来たので、迷わず試打してみることにしました。
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<左>SUPERTRI  <右>SUPERDEEP
どちらも『トライアングルヘッド』の面影が残る形状ですが、構えづらい感じは全くしません。
好印象が強く残っていますし、今年の前半を代表するドライバーの中のひとつといっても過言ではないと思います。
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<左>SUPERTRI  <右>SUPERDEEP
素振りをしてみても、どちらもすごくいい感じです。
とても振りやすくて、暴れる感じがしません。
両方とも、大きな違いは感じられませんでした。
軟らかすぎるにもかかわらず、ヘッドが効きすぎているクラブは『グラグラ感』を感じることがありますが、この2本のドライバーには、そういったものを感じることがありませんでした。
『タイミングのずれ』による『打点のブレ』が極力抑えられそうな気がしました。
このヘッドもそうですが、『DI-6』というシャフトにも、とても好感を持っています。
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SUPERDEEP
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SUPERTRI
ボールを前にして構えてみると、その違いをはっきりと感じ取ることが出来るのですが、どちらもとても構えやすく感じました。
どちらかというと、私は『SUPERDEEP』の顔を好むのですが、『SUPERTRI』の顔も、なかなかいい感じだと思いました。
直線的なイメージを出しやすい『SUPERTRI』と、左右の曲線のラインを出していきやすい『SUPERDEEP』といった感じかな?などと考えていました。
叩いていきやすいのは、やはり『SUPERDEEP』の顔だと思いました。
試打を開始しました。
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<左>SUPERTRI  <右>SUPERDEEP
『打感』という点では、どちらもすごく好感が持てました。
前回の記憶が蘇ってくる感じがしました。
両方に大きな違いは感じられなかったのですが、より『芯を喰って押していける』のは、『SUPERDEEP』の方だと思いました。
どちらも打っていて、とても心地いい感じがしました。
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<左>SUPERTRI  <右>SUPERDEEP
『球のあがりやすさ』という点では、同じロフトながら、やはり形状の違いからか、『SUPERTRI』のほうが、明らかにあがりやすい感じがしました。
しかし、『SUPERDEEP』のほうも、すごくいい感じがしましたし、むしろこれくらい抑えられていたほうがいいパフォーマンスを発揮しやすい・・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
ちょっと前まで、『高弾道ドライバー』ばかりを目にしてきましたが、最近はこういった『DEEP系』の物も少しずつ復活してきたような気がします。
それだけニーズがあるからなのだと思います。
一般的には、まず間違いなく『SUPERTRI』のほうが受け入れられやすいとは思うのですが、その反面、『SUPERDEEP』に好感を持たれる方も多いのではないでしょうか?
私の好みでは、明らかに『SUPERDEEP』ですし、同じディープヘッドでも、昔の物よりも今のほうが上がりやすくなっていて親しみやすい感じがします。
昔は『問答無用』といった感じで、なかなか受け入れてくれない感じのドライバーがたくさんありましたが、今は『門戸』をかなり広くとっているような気がします。
勿論、誰にでも打ちやすいドライバーだとは思いませんが、実際に打ってみると、意外と打ちやすい・・・。と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
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<左>SUPERTRI  <右>SUPERDEEP
『安定性』が最も異なる部分だと思いました。
『球のあがりやすさ』も大きな違いを感じ取ることが出来ましたが、明らかに『SUPERDEEP』のほが、『シビア』な感じがします。
打点がズレた時の反動は『SUPERDEEP』のほうが明らかに大きいと思います。
『直進力』がずば抜けているドライバーではないような気がします。
勿論、決して敬遠すべきドライバーだとは思いませんし、ある程度の易しさのようなものも感じましたが、こうして比較してみると、その違いはとても顕著に感じられました。
ある程度の『ミート率』が要求されるドライバーなのだと思います。
それに対して『SUPERTRI』は、かなり『寛容さ』が感じられます。
細かなミスを気にせず、気持ちよく振り切っていきたい方には、『SUPERTRI』が、とてもいいのではないでしょうか?
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<左>SUPERTRI  <右>SUPERDEEP
『操作性』という点では、明らかに『SUPERDEEP』ですし、敏感に反応してくれます。
やはり
『操作性のSUPERDEEP』
『直進力のSUPERTRI』
といえるのでしょうか?
どちらがいいか、ゴルファーの好みによるところも大きいと思いますし、メーカー側もより幅広い層に対応できるように色々なタイプのクラブを発表しているのだと思います。
『飛距離性能』という点では、同じ『芯』を喰ったときの感じでいうと、明らかに『SUPERDEEP』のほうがいい感じがしました。
芯が小さいぶん、そこでヒットした時は、全ての力が集約されてボールに伝わっていくような気がします。
弾道の高さも上がりすぎずに抑えられていたので、それもこの好結果につながったような気がします。
どちらも飛距離性能に優れたドライバーですが、『当たりはずれ』が、より小さいのは『SUPERTRI』だと思います。
やや違ったタイプのドライバーではありますが、ひとつ言えることは、テーラーメイドらしい、とても高性能で高機能なドライバーだということです。
今日はヘッドとシャフトのコラボレーションが素晴らしいドライバーに出会うことが出来た、いい一日でした。
またこのドライバーを楽しみたいです。