ゴルフクラブ試打日記。          

テーラーメイド バーナーフォージド&バーナーアイアン

テーラーメイド バーナーフォージド&バーナーアイアン
<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
今日は、この2本のアイアンを比較試打してみました。
試打クラブは テーラーメイド バーナーフォージド と バーナーアイアン の7番 です。
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
シャフトはどちらも NS PRO950GHです。


<右>バーナー フォージドのスペック
ロフトは33度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、トルクは1.9、シャフト重量は98g、バランスはD1、キックポイントは中調子です。


<左>バーナーのスペック
ロフトは31度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、トルクは1.9、シャフト重量は98g、バランスはD2、キックポイントは中調子です。


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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
全体的に黒が特徴的なバーナーアイアンを見ていたら、何となく『カラス』に見えていて、それに比べるとバーナーフォージドは『シロサギ』といった感じかな・・・?などと考えていました。
つい先日、新旧バーナーフォージドアイアンを試打したときは、『獣』をイメージしていたのですが、今日は何となく『鳥』をイメージしてしまいました。
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
『ソールの幅』も一目瞭然、かなり違います。
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
『ホーゼルの長さ』も、かなり違います。
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
同じ『キャビティアイアン』ではありますが、バーナーは『アンダーカットキャビティ』、バーナーフォージドは『彫りのやや深いノーマルキャビティ』といったところでしょうか?
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
どちらもバックフェース中央に、バーナーアイアン特有の『インバーテッド・コーン・テクノロジー 』と呼ばれる丸いものが付いています。
個別に試打していた時は気付かなかったのですが、こうして見比べてみると、その大きさがかなり違うことに気付かされます。
『スイートエリアの違い』を、こうして目で実感できるのではないでしょうか?
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
素振りをしてみた感じは、どちらも殆ど違いが感じられません。
似たようなタイプのアイアンだと思います。
『スイートエリア』や『反発性能』などは、ヘッドの性能が大きく物を言いますが、やはり『振り感』は、シャフトが大きな鍵を握っているのだと思います。
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バーナー フォージド
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バーナー
ボールを前にして構えた感じは、圧倒的に『バーナーフォージド』の方が、いい感じだと思いました。
ただ、『バーナー』の方も、それほど嫌な感じはしませんでした。
かなり『グース』が効いていますが、それほど難しさを感じません。
以前、一度試打したっきりのアイアンではありますが、今日は何となく上手く打てそうな予感がしました。
試打を開始しました。
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
『打感』は、『バーナーフォージド』の方が、『軟鉄鍛造の強み』といいますか、『ナチュラル』な感じがして、すごく好感を持てました。
やはりいつの時代になっても『軟鉄鍛造アイアン』に勝るものはないと思います。
一時期、少し軟鉄鍛造アイアンの新製品が少なくなってきたような感じがしていたのですが、最近はよく見かけるようになったので嬉しく思います。
一方の『バーナー』も、『フォージド』ほどではありませんが、なかなかいい感じの打感だと思います。
『ナチュラル』な感じのする『フォージド』に比べ、どことなく『人工的』な感じもしますが、『技術の総意』が伺えて、なかなかいい感じの感触だと思いました。
うまくいえないのですが、『インパクト時のショックを和らげてくれている』感じかな?と思いました。
『しっかり感』を感じながらも、どことなくマイルドな感じで、これはこれで好感を持つことができました。
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
『安定性』という点では、『ミスヒットに強い』という点では、やはり『バーナー』に『一日の長』があるように思えるのですが、『球をまとめやすい』といいますか、より確実にターゲットに運んでいきやすいのは『バーナーフォージド』だと思いました。
『バーナー』は、ミスに易しいぶんだけ、『スプレーの範囲』を広めてやらないといけませんが、『バーナーフォージド』はそれを狭めてやることができます。
より効果的なショットが期待できる感じです。
『バーナーフォージド』は、『バーナー』に比べ、やや『シビアさ』を感じますが、決してシビア過ぎることなく、むしろかなり『イージー』な部類の『軟鉄鍛造アイアン』だと思います。
なので、やはり実戦で使ってみたいのは、私は『バーナーフォージド』だと思いました。
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
『球のあがりやすさ』という点では、『ロフト』の違いがあるものの、それが決定的なものではないように感じられました。
どちらもすごくあがりやすい感じですし、『バーナー』も『ストロングロフト』ではありますが、それをカバーする為に色々な工夫が施されて球を上げやすくしているのだと思います。
『ポケキャビ』『アンダーカットキャビティ』の易しさを大いに感じることのできるアイアンだと思います。
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
『操作性』という点では、私はやはり『バーナーフォージド』の方がいいような気がしました。
『バーナー』は、私では『引っかかりすぎ』に注意しなければいけないような気がします。
『バーナーフォージド』は左右どちらにも対応できる扱いやすいアイアンですが、『バーナー』の方は、少し慣れるまで時間がかかりそうな気がしました。
しかし、日頃『グースネックアイアン』を使い慣れておられる方には、『バーナー』の方が易しく感じられると思います。
当然のことではありますが、やはり日頃使い慣れたタイプの方が、易しいのだと思いました。
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<左>バーナー  <右>バーナー フォージド
『飛距離性能』という点では、少し『バーナー』の方かな?とも思ったのですが、それほど大きな違いはないように思いました。
私にとって、『縦の距離』を合わせやすいのは『バーナーフォージド』なので、『平均飛距離』といいますか、『バラつき』が小さいので、『バーナーフォージド』に好感を持つことができました。
やはり試打する度に好感度が増してくるアイアンです。
海外メーカーではありますが、どことなく日本的な感じがします。
一方の『バーナー』の方も、今日は二度目の試打だったのですが、なかなかいい感じで試打を終えることができました。
『ポケキャビ』とか『アンダーカットキャビティ』というのは、ここ最近のことではありますが、このアイアンの形状は昔からありましたし、特に海外メーカーらしい形状だと思います。
こういった『グースの効き』や『ヘッドの大きさ』を見ると、『ピン』のアイアンを思い出します。
私は苦手なタイプのアイアンだったので、やや敬遠していたのですが、その頃もっと手にしていたら、今のような苦手意識はなかったのかもしれません。
今日はタイプの違う、テーラーメイドのアイアンを試打してみて、改めて最近のアイアンの性能の良さを実感しました。
どちらも見た目以上に打ちやすいですし、かなりの高性能です。
昔はまだ技術が進んでいなくて、見た目の印象がそのまま性能に直結していたと思うのですが、最近は、『見た目の良さ』にこだわりながらも、かなり『打ちやすさ』を追求した高性能なアイアンが増えてきました。
これからもテーラーメイドのアイアンには期待したいです。