今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エポン AF-152 HT ドライバー です。
シャフトは Basiléus Fiamma 60S です。
ロフトは13度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65.5g、トルクは3.6、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は311g です。
エポンのニュードライバーなのだそうです。
エポンのニュードライバーですよ・・・。と、このドライバーを手渡されたとき、
AF-152は、以前試打したことがあるんだけどなぁ・・・。
と思っていました。
しかし、よく見るとソールに『HT』と刻印されていました。
『HT』といえば、以前試打した同じエポンの『AF-202HT』を思い出します。
このクラブは、『AF-202』を少しシャローにした感じだったのですが、このドライバーも『AF-152』をシャローにした感じなのかな?と思っていました。 AF-152 <右> AF-152HT 正面” src=”https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/golfdaisuki/20111016/20111016140155.gif” />
<左>AF-152 <右>AF-152HT
今日はAF-152も借りることができたので、スペック(ロフト等)は違いますが、打ち比べてみることにしました。
どちらもヘッド体積が『460cc』ということですが、少しHTのほうが大きく見えます。 AF-152 <右> AF-152HT トゥ側” src=”https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/golfdaisuki/20111016/20111016140153.gif” />
<左>AF-152 <右>AF-152HT
この角度から見ると、やはり右のHTのほうがシャローであることが伺えます。
AF-152もシャローヘッドだと思いますし、元々かなり球があがりやすいドライバーだという印象があるのですが、今回のHTモデルは、それを更に向上させているのでしょうか?
エポンのドライバーを使ってみたいけど、今のモデルよりも、もっと高弾道モデルが欲しい・・・。という方の為に開発されたのでしょうか? AF-152 <右> AF-152HT 顔 どちらもすごく男前” src=”https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/golfdaisuki/20111016/20111016140154.gif” />
<左>AF-152 <右>AF-152HT
こうして顔を見比べてみると、やはりHTのほうが少しだけ大きく見える感じがしますが、それ以上にフェースが被っているように見えました。
ちょっと前に流行った『ハイドローモデル』ということなのでしょうか?
ややタイプは異なりますが、やはりエポンのドライバーというのは、とても美しいものだな・・・。と改めて思いましたし、エポンのドライバーの比較ができるなんて、今日はとても贅沢な日だと思いました。
こうして見ているだけで、いい目の保養ができます。
日頃、酷使している目の疲れがどこかへ飛んで行ってしまうように感じられます。
この角度から見ていると、HTモデルとノーマルモデルとの差はそれほど大きくないような気がします。
これまでのエポンのドライバーの印象があるからでしょうか?
見るからに打感も良さそうですし、よく飛びそうな感じがします。
ネックも短めですし、ヘッド全体もシャローな感じがします。
しかし、海外メーカーのドライバーのように、すごく思い切った感じのシャローヘッドではないと思いました。
ビギナーの方からベテランゴルファーの方まで、幅広い層を意識した作りになっているのでしょうか?
スインガータイプの方には、とても安心感が得られる形状といっていいのではないでしょうか?
『顔』は、やはりとても美しいです。
独特の光沢感に高級感を感じますし、いかにも日本製といった感じがします。
フェースは多少被っているように見えましたが、それが嫌味に感じられるほどではないと思いました。
フッカーの私には、やや苦手に感じる部分もあるのですが、こうした顔を好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
素振りをしてみた感じは、予想以上にシャフトが軟らかくて、少し意外な感じがしました。
このバシレウスというシャフトはとても美しくて、見るからに少しハードな設計なっているのかな?と思っていたのですが、実際はかなりソフトに感じられました。
重量的にはまずまずだと思ったのですが、この軟らかさは少し意外でした。
ヘッドが、かなり遅れてくる感じがしました。
このシャフトのフレックスは『S』ということだったのですが、やはりメーカーによっても、こういったところは大きく変わってくるものだな・・・。と改めて実感しました。
今日初めて『トライファス』というメーカーのシャフトに出会ったのですが、それほどタフな印象は持ちませんでした。
ヘッドを目の前で動かしてみても、グラグラする感じがしました。
意外なほど軟らかいシャフトだと思いましたが、このカラーリングがとても美しいです。
ここ数年、シャフトの色もカラフルになり、我々ゴルファーを楽しませてくれます。
ヘッドがあまりカラフルになってしまうと違和感を感じたりもしますが、シャフトは基本的にどんな色でもいいと私は思っています。
これまでも、一番オーソドックスな『黒』や『グレー』は勿論、『白』『オレンジ色』『赤色』『黒×黄色』『緑』『青』『紫』・・・。など、様々な色のシャフトに出会ってきました。
しかし、もし性能が一緒で、色々な色を選ぶことができるとしたら、私はやはり一番オーソドックスな『黒』を選んでしまうんじゃないかな?という思いもあります。
これからは、自分の『ラッキーカラー』などで選ぶことができても面白いな・・・。と思いました。
私のホームコースや同僚の女性社員である女性ゴルファー達からは、いろいろな色のシャフトがあると、もっとシャフトにも関心が持ちやすい・・・。という意見を聞いたことがあります。
なるほどなぁ・・・。私たち男性とは視点が違うんだな・・・。と思ったことを憶えています。
私たちはシャフトを主に『性能』で選ぶことが多いと思うのですが、女性は『性能』以外にも『見た目の美しさ』で選ぶそうです。
ゴルフウェアだけでなく、クラブも『ファッションの一部』なのだそうです。
そういった意味でも、この『バシレウス フィアマ』というシャフトは男性女性関わらず、とても美しい・・・。と思えるハイセンスなデザインといえるのではないでしょうか?
『Fiamma』と書かれてあるので、どんな意味なのか調べてみたのですが、残念ながら私の持っている辞書には載っていませんでした。
ボールを前にして構えてみて、まず感じたのが、その『フェース面の見え具合』です。
『フックフェース』も気になったのですが、それ以上にフェース面がよく見えすぎていて、少し違和感を感じました。
ロフトが『13度』ということで、ドライバーというよりは、ロフトの立った『スプーン』といった感じがします。
しかし、これだけ大きなヘッドのスプーンは見たことがありません。
ヘッド体積の大きな『ブラッシー』ということでいいのでしょうか?
それとも、かなりロフトが寝たドライバーというところでいいのでしょうか?
エポンといえど、モデルによっては『リアルロフト』と『表示ロフト』には違いがあることをクラフトマンから聞いたことがあるのですが、このドライバーはAF-152のロフトを少し寝かせて、それをリアル表示にしているのでしょうか?
一緒に借りた『AF-152』には『9.5』という表示があったのですが、このドライバーには『HT』しか表示されていないのが面白いと思いました。
やはりこれくらいの数値を表示してしまうと、心理的に変わるところも出てくると思いますし、そういったところを予め見越して『HT』という表示だけになっているのでしょうか?
ボールも高くあがりそうですし、フェースも被って見えたので、やはりはっきりとした『ハイドロー設計』のドライバーなのだと思いました。
こうして構えていても、私は弾道が高くなり過ぎないようにしたい・・・。とか、つかまり過ぎないようにしたい・・・。といった、余計な願望ばかりが脳裏をよぎりました。
いつもは、これから数秒後に打つ弾道のイメージが、自然と浮かんでくるのですが、今日はちょっと違っていました。
無意識のうちに細工し過ぎないよう気を付けよう・・・。と思いました。
少し緊張感をもちながら、呼吸を整えて、テークバックのタイミングを計りました。
試打を開始しました。
『球のあがりやすさ』という点では予想通り、かなり弾道が高くて、正直『あがり過ぎ』だと思いました。
やはりドライバーという感じで捉えることができませんでした。
かといって、これくらいの大きさだと、『スプーン』とは考えにくいですし、少しビミョーな感じがしました。
かなり球が浮きやすいので、久しぶりに『直ドラ』の練習も何球か行ってみたのですが、意外なほど易しく球があがってくれました。
『AF-152』という高性能なドライバーが欲しいけど、もっと高弾道のドライバーが欲しい・・・。という方には、かなり魅力的に感じられるのではないでしょうか?
この『ハイロフト』『低重心』のヘッドに加え、装着されている『Basiléus Fiamma』というシャフトが、さらにボールをあげやすくしているようでした。
私はもっと低く抑えていきたい・・・。と思いましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。
『打感』は、さすがエポンといったところで、『すこぶる良い』と思いました。
こうした打感を味わっていると、自然と笑みがこぼれてきます。
弾道の高さには、あまり目をくれずに、この感触を楽しんでおこう・・・。と思いました。
『弾きの良さ』が充分に感じられます。
『音』という点でも、AF-152同様、とてもいいと思いました。
私はエポンのドライバーに出会って、まだ年月は浅いですし、それほど多くのドライバーに出会ったわけではありませんが、少なくとも異音を発するエポンのドライバーに出会ったことがありません。
そういった意味でも、このドライバーには、最初から安心していた部分があるのですが、その期待感を裏切らないところがとても『エポンらしい』と思いました。
これからも、こういった信頼感は続いていくように思います。
『安定性』という点では、こういったタイプのドライバーが好きな方は、かなり大きなパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか?
ヘッドの大きさなどからも感じられますし、この『ハイロフト設計』のおかげで、かなり直進性が高まっているような気がします。
正直、私には少しつかまり過ぎる感じがしましたし、多少叩きにいくとヘッドも暴れる感じがして、タイミングも取りづらく感じました。
なかなか思い切ったスイングをさせてもらえませんでした。
このヘッドとシャフトはとても高性能だと思いましたが、私には少し敷居が高いように思われました。
『飛距離性能』という点では、さすがにエポンらしい高性能が感じられますし、多くの方にかなりのメリットをもたらしてくれるような気がします。
今日は久しぶりにAF-152でも球を打ってみたのですが、私にはこちらのほうが距離を稼いでいきやすいと感じましたし、エポンのドライバーで球を打っていると、飛距離を稼ぐということが本当に楽に思えてきます。
エポンのドライバーを試打していると、いつもそのようなことを感じています。
特に『AF-152』というドライバーは、エポンのドライバーの中でも、かなり飛距離性能に優れているのではないでしょうか?
主に『スインガー』向けだとは思いますが、『ヒッター』の方にもじゅうぶん対応してくれるドライバーだと思います。
今回のこのニューモデルである『HT』は、そのAF-152の弾道がさらに高くなっているので、そこに魅力を感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ヒッタータイプの方には、合いづらい部分があると思いますが、特にベテランゴルファーでスインガータイプの方にはマッチしやすいのではないでしょうか?
『操作性』という点では、こういったスペックのドライバーですし、やや苦戦してしまいました。
自然と球がつかまり過ぎる感じがしましたし、このシャフトもなかなか馴染むことが出来ずに、扱いづらい感じがしました。
とりあえず左右に曲げてみたりもしましたが、なかなか実戦で使えそうな軌道を描くことができませんでした。
もっとこのドライバーで球数をこなしていく必要があるように思いました。
エポンの新製品には、いつも心待ちにしているところがあるのですが、この『HT』は全く知りませんでした。
初めて見たとき、少し不思議な感じがしましたが、実際に打ってみると、見た目の印象通り、かなり敷居が低いドライバーだと思いました。
エポンはこれまでも『EM-S』などのようにシャロータイプのドライバーがあるので、この『HT』が特別珍しいとは思いませんでしたが、より多くのゴルファーの嗜好に合わせているのでしょうか?
AF-152の『マイナーチェンジモデル』である・・・。という認識を私はもちました。
価格を尋ねてみると、やはりエポンらしい、かなり高価なヘッドなのだそうで、価格的には親しみづらい部分もありますが、その品質や性能の高さは折り紙つきです。
このHTモデルは、正直私にはやや合いづらい部分を感じましたが、今日一緒に試打した『AF-152』の良さを改めて感じました。
この『AF-152 HT』というドライバーは、はっきりとした『ハイドロー設計』のドライバーだと思いましたが、とても『品がある』感じがしました。
エポンだから・・・。ということでもないと思うのですが、とても『男前』な感じがしました。
スペック的にいって、正直、私には合いづらい感じがしたので購買意欲は湧かなかったのですが、様々なゴルファーのニーズに対応していけるように設計されたドライバーだと思いますし、とても高品質であることは間違いありません。
エポンのニュードライバーは、今年はおそらくもう発表されないと思うのですが、また来年どんなドライバーに出会えるのかと思うと、とてもワクワクします。
特にアイアンやウェッジなども、そろそろ買い替えなくてはいけないので、気合の入ったニューモデルを今から楽しみに待ちたいです。
エポン AF-152 HT ドライバー
- 2011年10月16日
- エポン