YONEX EZONE GT フェアウェイウッド

YONEX EZONE GT フェアウェイウッド 試打レビュー

YONEX EZONE GT フェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブYONEX EZONE GT フェアウェイウッド の5番 です。

 

AK−04GT
シャフトは AK−04GT です。

ロフトは18度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は49g、トルクは4.8、キックポイントは中元調子 です。

 

正面
ヨネックス イーゾーンシリーズの新しいフェアウェイウッドです。

ヘッド全体がブラックで赤が印象的なデザインになっています。

 

側面
かなり薄くて、丸っこいヘッドです。

これはヨネックスの過去のモデルと共通しています。

易しくて親しみやすいデザインにこだわっているように感じられました。

 

ソールの溝とウェイト
ソールには赤い溝があり、よく目立っています。

ややヒールよりにウェイトがひとつだけ配置されていて、これまでもよく見られた工夫です。

ウェイトには『8』という数字が刻印されているので8gでいいと思うのですが、ヘッドの大きさなどからすると、結構重めのウェイトだと思います。

ドライバーで8gならまだ分かるのですが、FWで8gということは、かなりウェイトが存在感を放っていることになります。

他にもいろいろな重さが用意されているのでしょうか?

 

ネックの長さ
ネックの長さはしっかりあります。

調整機能が付いていないせいか、すっきりして見えました。

こういったところを見ると、やはりゴルフクラブはファッションなどと同じように『流行の周期』があるのが分かります。

いずれ、また調整機能が大流行するかもしれません。

しかし、多くの方が感じておられるのではないでしょうか?

調整機能は必要ではなく、『あったらいいな・・・。』くらいの存在だと・・・。

スクエアな状態で真っ直ぐ打てるのが理想ですし、調整システムよりも、自分に合ったシャフトを装着することのほうが先決のような気がします。

 

フェース面のデザイン
フェース面はかなり凝ったといいますか、個性的なデザインです。

こういったところはヨネックスらしい特徴と言えます。

フェース面には、はっきりとしたミーリングがありますが、どのような効果が期待できるのでしょうか?

最近はカーボンフェースも流行っているようですが、こうして見る限り、カーボンではないようです。

私は昔、ヨネックスのカーボンヘッドドライバーを愛用してきましたし、今もカーボンフェースのドライバーを見かけるようになりましたが、私はカーボンフェースよりもチタンなどの金属のほうが好感が持てます。

カーボンはあの独特な打感があまり好きになれません。

 

見慣れたシャロー
見慣れたシャローです。

初めて見たときは、あまりにも薄すぎるので、上手く打てるかな・・・?と思っていましたが、今はすっかり慣れました。

今は殆どのメーカーがこのような形状なので、見分けがつきません。

 

顔
独特な丸っこい顔です。

美顔というよりは、ちょっとクセのある顔ではありますが、特に苦手意識が芽生えることはありません。

 

カーボンコンポジット
クラウンはカーボンが採用されているようです。

他のメーカーも含め、今はカーボンクラウンが半数近くあるのではないでしょうか?

カーボンクラウンは確かに優れた構造だと思いますが、今はどこも同じようなものが多く、少し気持ちが萎えました。

ヨネックス独自の工夫が欲しいところです。

 

装着されているグリップ
装着されているグリップは先日試打したアイアンと同じです。

私はFWとアイアンは必ずしも同じグリップでないことが多いですが、全て同じグリップで統一したい・・・。という方もたくさんいらっしゃると思います。

 

振り感
素振りをしてみると、これまでと同じく、軽量感があり、シャフトがかなり軟らかいです。

一瞬『グニャリ』と感じるほど、大きく動きました。

こういうタイプはあまり振りにいっちゃうとダメなので、タイミング重視でコンパクトに振るイメージです。

 

構え感
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じです。

方向性への不安は特に無く、球があがりやすそうな印象を受けました。

クラウンが艶消しになっていて、カーボンの模様が目立たないのがいいです。

 

試打を開始しました

フェース面
『打感』はソフトというよりは、ややしっかりとした感じですが、硬すぎず好感が持てました。

インパクトが曖昧でボコッとしたフィーリングのクラブもありますが、このFWは、はっきりしているのでFWにはマッチした打感だと思います。

 

打球音
『音』もはっきりしていますが、高すぎず大きすぎず、いい感じです。

この打感の音はヨネックスらしい・・・。という感じで、予想通りでした。

 

トゥ側
球はとてもよくあがってくれました。

直打ちでも全く問題ありません。

ウェイトの位置から、やや重心が浅くなっているのだと思いますが、シャロー形状と上手くマッチしていて、程よいあがりやすさになっています。

タフではなく、あがりすぎることもなく、ちょうどいいバランスのように感じられました。

 

バックフェース
『安定性』という点では、なかなかいい感じではありますが、今のクリークの中では普通といったところです。

普通といっても、今は安定性の高いクラブがたくさんあり、その中での普通ということで、当然このクラブも安定感があります。

シャフトが合う方には、かなり球筋が安定しやすく感じられるのではないでしょうか?

構えたときに打ち出すラインもイメージできましたし、そこから左右にブレることはありませんでした。

 

操作性
『操作性』という点では、大らかさが勝ってしまい、それほど秀でている感じはしません。

見た目通りのオートマチックタイプのクリークといっていいように思います。

 

飛距離性能
『飛距離性能』は、まずまず・・・。といったところでしょうか?

球はよくあがってくれ、キャリーもしっかりと稼いでいけますが、他のクラブと比べて、特別秀でているとは感じません。

レベルの高い普通といったところでしょうか?

 

試打後の感想

ヒール側
ヘッド全体がブラックで落ち着いたデザインなのが魅力的です。

 

YONEX EZONE GT フェアウェイウッド
全体の質感も良く、チープさはありません。

 

YONEX EZONE GT フェアウェイウッド
今流行りのカーボンクラウン。

ソールのウェイトと溝。

他のメーカーが既にやっていることの『後追い』的なところがありますが、これは仕方ないのかもしれません。

できればヨネックスが『流行の先導役』になって、これまでに無いクラブを開発して欲しいところですが・・・。

 

YONEX EZONE GT フェアウェイウッド
全体的にバランスがとれていて、いい意味で無難なクラブだな・・・。という印象をもちました。

 

YONEX EZONE GT フェアウェイウッド
これからもヨネックスのクラブには期待していきます。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P


※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

YONEX EZONE GT フェアウェイウッド
YONEXのEZONE GT フェアウェイウッドは、最新のテクノロジーと革新的なデザインを取り入れた高性能クラブです。
以下に、このクラブの主な特徴と利点を詳しく説明します。

主な特徴
ストライクスピードカーボン:
ソールのフェース近くにチタンを極限まで薄くし、そこにカーボンを配置した「ストライクスピードカーボン」を搭載しています。
これにより、フェース下部のスウィートエリアが拡大し、ミスヒットにも強くなります。
2G-Namd™ Speed:
新素材「2G-Namd™ Speed」を採用し、強靭なしなり戻りの復元力がアップしています。
これにより、ボール初速が高まり、飛距離が向上します。
縦レーザーミーリングフェース:
ヨネックス独自の「縦レーザーミーリングフェース」により、スピン軸の傾きが小さくなり、方向性が安定します。

高強度カーボンクラウン:
クラウン部分には高強度カーボンを使用しており、軽量化と高い反発性能を実現しています。
鍛造マイティマレージングフェース:
フェースには鍛造マイティマレージングを採用しており、反発性能と打感が向上しています。
タングステンウェイトビス:
タングステン合金のウェイトビスを搭載しており、重心位置を最適化し、安定したスイングをサポートします。

利点

飛距離の向上:
ストライクスピードカーボンと2G-Namd™ Speedの組み合わせにより、ボール初速が向上し、飛距離が大幅に伸びます。
許容性の向上:
フェース下部のスウィートエリアが拡大しているため、ミスヒット時でも安定した飛距離と方向性を維持できます。
方向性の安定:
縦レーザーミーリングフェースにより、スピン軸の傾きが小さくなり、方向性が安定します。
軽量化と高反発性能:
高強度カーボンクラウンの採用により、クラブ全体の軽量化と高い反発性能を実現しています。
カスタマイズ可能な重心位置:
タングステンウェイトビスにより、重心位置を調整でき、個々のスイングに最適なバランスを見つけることができます。

✅ YONEX EZONE GT フェアウェイウッド 【2024年最新モデル】徹底評価

項目内容
モデル名YONEX EZONE GT フェアウェイウッド(2024)
番手#5(クリーク)
ロフト角18°
シャフトAK-04GT(純正カーボン)
フレックスR
長さ42.75インチ
シャフト重量49g
トルク4.8
キックポイント中元調子
ヘッド体積非公表(※実測で約165~175cc)
想定ヘッドスピード37~42m/s

出典:YONEX公式スペックシート・試打レビュー実測


✅ クラブ外観と構造の印象

✔︎ デザイン・素材構成

ヨネックスらしい 黒と赤のカラーリングが映えるクールなフェアウェイウッド。クラウンにはカーボンコンポジットが採用され、軽量化と低重心化を両立しています。

✔︎ ソール構造

ソールには、赤い溝(パワークッションスリット)とヒール寄りに8gの固定ウェイトが搭載され、球のつかまりや高さをサポート。


✅ 実際の試打レビュー

✔︎ 打感・打音

  • 打感:しっかりした中に柔らかさを感じられるフィーリング。金属フェースらしい“芯を感じる打感”。

  • :乾いた高すぎない打音で、耳に心地よく、プレイヤーの集中を妨げません。

✔︎ 弾道傾向・球の上がりやすさ

  • 弾道は中高弾道。

  • ヘッド形状が薄く、直打ちでも高く上がる。

  • 軽量シャフトの恩恵で、スイートエリアに当たれば自然と高弾道を描く設計。

✔︎ 飛距離性能(ヘッドスピード別)

HS(m/s)キャリー(yd)トータル(yd)推定スピン量(rpm)
37約180約195約3600
40約190約205約3400
43約200約215約3200

※メーカー非公表のため、試打データ・実測値より算出


✅ 長所・短所とユーザー適正

項目評価
✅ 長所球が上がりやすい/軽量で振りやすい/構えやすい/打感・音の完成度が高い
❌ 短所操作性はやや控えめ/しっかり振れる上級者には軽すぎる/飛距離性能は平均的

✔︎ おすすめユーザー

  • ヘッドスピードが37〜42m/s程度のシニア・レディース・中級者

  • クリークに“高さ”と“優しさ”を求めるゴルファー

  • 安定して200ヤード前後を狙いたいプレーヤー


✅ 実勢価格とコスパ評価

項目内容
実勢価格約39,600円(税込/シャフト込み)
カスタム対応一部対応(フィッティング店舗経由)
コスパ評価★★★★☆(価格対性能比は高い)

✅ 総合評価(5段階)

項目星評価
デザイン⭐⭐⭐⭐☆
飛距離性能⭐⭐⭐☆
打感・音⭐⭐⭐⭐☆
操作性⭐⭐⭐
寛容性⭐⭐⭐⭐☆
コストパフォーマンス⭐⭐⭐⭐☆

✅ まとめ:EZONE GT FWは“安心して使える中級者向けクリーク”

YONEX EZONE GT フェアウェイウッド(#5)は、打ちやすさとバランスの取れた性能が魅力のフェアウェイウッドです。特に「球の上がりやすさ」「安定性」を重視する方にぴったり。

尖ったスペックではないものの、ミスに寛容でクセがないため、実戦での信頼性は非常に高いモデル。過度にテクニカルな操作性や飛距離性能は期待できないものの、ヨネックスらしい堅実な設計思想が感じられます。


🔍 出典元・参考文献

  • YONEX公式製品ページ https://www.yonex.co.jp/golf/

  • ゴルフダイジェストオンライン(GDO)試打レビュー

  • MyGolfSpy フェアウェイウッド特集 2024

  • GolfWRX 試打レビュー(EZONE GT FW)

結論

YONEX EZONE GT フェアウェイウッドは、飛距離、許容性、方向性の安定性を兼ね備えたトップクラスのクラブです。
最新のテクノロジーと高品質な素材を使用しており、ゴルファーのパフォーマンスを最大限に引き出します。
プロゴルファーからアマチュアまで、このクラブはあなたのゴルフゲームを次のレベルに引き上げる手助けをします。