- 1 LA GOLF LA DRIVER を試打レビュー
- 2 LA GOLF DRIVER 徹底解剖:デシャンボー監修ドライバーの全て
- 3 はじめに:LA GOLF LA DRIVERとは
- 4 「LA GOLF DRIVER」の技術的特徴
- 5 試打データから見る性能分析
- 6 実際の口コミと評価
- 7 LA GOLF DRIVER の長所・短所
- 8 このクラブが合うゴルファー
- 9 このクラブが合わないゴルファー
- 10 ヘッドスピード別の飛距離目安
- 11 Aシリーズシャフトの特徴
- 12 購入ガイド・価格情報
- 13(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
- 14 メンテナンス・カスタマイズ
- 15 競合製品との比較
- 16 総合評価とまとめ
- 17 出典・参考文献
LA GOLF LA DRIVER を試打レビュー
今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは LA GOLF DRIVER です。
シャフトは A50-S です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、クラブ総重量は307gです。
初めて手にした、LA GOLFのドライバーです。
このメーカーのことはずっと気になっていて、今日ようやく試打する機会に恵まれて、とても嬉しく思っています。
ヘッド全体が黒でとてもカッコいいです。
今は『ゴチャゴチャ系』のドライバーもありますが、このドライバーはシンプルで好感が持てます。
いろいろなパーツが付いていたほうが飛ぶのでは?と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際はそうではなく、余計な物が付いているせいで、却ってクラブのパフォーマンスを低下させていることもあるので、注意が必要です。
この黒いヘッドとシンプルな作り、そして全体的な雰囲気から、以前試打したことのある、ESTIVANT ES 460D ドライバーを思い出しました。
シンプルで、ヘッド全体の質感がとても良く、綺麗です。
チープさは全く無く、かなり高いんだろうな・・・。と思いました。
なかなか出会うことのないクラブですし、とても美しいので、こうしてしばらく目の保養をしていました。
この瞬間が私にとって至福の時間であり、日頃の疲れも吹き飛びます。
試打していて、とても楽しい時間です。
ヒール側にはウェイトがひとつ組み込まれています。
数字がないので、重さは分かりません。
ひょっとしたら、交換するタイプではないのかもしれません。
写真では見えにくいかもしれませんが、ソールにはたくさんの『LA GOLF』の文字がありました。
直接性能に関わるところではないと思いますが、こういった工夫はオシャレだな・・・。と思いました。
目立つのではなく、あえて目立たせないところがシブくてカッコいいです。
ネック長さは標準的で、こうして見ても、全体的なバランスがとれています。
ネックには調整システムが搭載されています。
『12-11 10.5』という数字があり、ノーマルの状態だと10.5度だけど、調整システムで12度から11度まで変えられるということでしょうか?
試打するのは、このポジションです。
フェース面のデザインも凝っています。
フェース中央にも、その両側(トゥ側&ヒール側)にも模様が見られますが、完全FF(フラットフェース)です。
フェース面を指で触ってみたのですが、中央のヒッティングエリアが少しザラザラしています。
これもスピン性能に関係してくるのでしょうか?
綺麗なシャローバックです。
均整がとれているといいますか、バランスがいいな・・・。と思いました。
ただ単に薄さを強調しているのでもなく、薄さの中にもパワーが感じられます。
昔ながらのオーソドックスな美顔です。
ただ、フェースが左を向いているのが残念でした。
しかし、極端なフックフェースではないですし、これが『スクエア』だ・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
フェースアングルの好みも人それぞれですし、このような顔が今最もホットで支持されている顔なのだと思います。
しかし私には明らかにフェースが被っているので、試打するときもフックを覚悟しました。
最近はカーボンクラウンが多いので、このドライバーも近くで見てみたのですが、どうやらカーボンクラウンではないようです。
ということはフルチタンでしょうか?
今流行りのカーボンクラウンでないと嫌だ・・・。という方がいらっしゃるかもしれませんが、私はカーボンクラウンにこだわっていないですし、フルチタンで高性能なドライバーにたくさん出会っているので、期待値が高まります。
私はカーボンクラウンでもフルチタンでもどちらでも構わない・・・。というスタンスです。
クラウンマークは無いんだろう・・・。と思いながら近くでよく見てみたら、控えめなクラウンマークがありました。
遠目で見たら分からないほど控えめなクラウンマークで、とてもオシャレです。
私はどちらかというと、クラウンマークが無いほうが好きなのですが、これなら何の問題もないですし、好感が持てます。
逆にクラウンマークを好まれる方でしたら、物足りないのかもしれません。
この『LA GOLF』のロゴが入ったグリップがとてもオシャレです。
今はグリップがどんどんカラフルになっていますが、やはり『黒と白』が『テッパン』のような気がします。
ツアーベルベットで、グッドフィーリングです。
素振りをしてみると、シャフトは軽量感があるのですが、変に動きすぎたり、遅れてくることもなく、ヘッドの挙動と一致しているように感じられ、好感が持てます。
いろいろなクラブを試打していると、時にはヘッドとシャフトがマッチしていなくて、ヘッドの動きをシャフトが邪魔している・・・。またはその逆・・・。と感じることもあるのですが、このクラブは違っていて、『同調』しているように感じました。
『LA GOLF』というロゴもありますし、このシャフトが純正のようです。
グリップ側には『MADE IN USA』の文字があり、アメリカ製だということが分かりました。
最初に見たときは日本の地クラブメーカーかと思っていたのですが、アメリカのメーカーのようです。
今のクラブはヘッドとシャフトの生産国が違う場合が多いですが、このクラブはどうなのでしょうか?
ボールを前にして構えてみると、やはりフェースが左を向いているように見えましたが、『顔』として見ていたときよりも、少し和らいでいるように感じました。
しかしフックフェースであることは変わりないですし、左へ飛んでいくだろうな・・・。と思いながら見ていました。
試打を開始しました。
『打感』は、とても良いです。
ソフトでありながら、ボヤけた感じはせずに、適度なしっかり感もあって、爽快感のあるインパクトを味わえます。
初めて手にするメーカーなので、こういったフィーリングなども全く予想が立たず、打つ前は少し硬めの打感を予想していました。
しかし、その予想は良い方向に外れ、心地良い感触を楽しむことができました。
『音』も素晴らしいです。
初めて手にするメーカーなので、音も予想できなかったということもありますし、先ほども書きましたが、ESTIVANT ES 460D ドライバーを思い出し、同じような高めで大きい音ではないか?と思っていました。
しかし、この音も全く予想がはずれ、とても好感が持てるといいますか、打っていて気持ちが盛り上がります。
適度な高さと大きさのバランスが絶妙にとれた、心地良い音です。
少し叩きにいくと、音が大きくなりましたが、それでもインパクトが萎縮することもなく、気持ちよく振っていけました。
私は打球音をすごく重視していて、いくら飛んで曲がらないドライバーでも、音が良くなかったら、魅力を感じません。
打っていて楽しくないからです。
しかし、このドライバーは良い音で、打っていて楽しくなりました。
もちろん音の好みも人によって差があると思いますが、おそらく多くの方が、このドライバーの発する音に対して、好感を持たれるのではないでしょうか?
このドライバーで練習していると、周りから「いい音をだしているねぇ・・・。」と声をかけられることがあるのは、こういうドライバーだと思います。
『球の上がりやすさ』という点では、10.5度らしく、あがりやすくて高弾道なので、多くの支持を集めるのではないでしょうか?
打ち出しが高いので、『ビッグマウンテン』が打てるドライバーです。
最近はこのようにシャローでも、低スピン性能が高く、結構タフなドライバーも増えてきましたが、このドライバーは『見た目通り』で親しみやすさがあります。
ただ、どのヘッドスピードにも対応しているか?と問われれば、そうでもなく、だいたいですが、HS43以上はあったほうが、このドライバーのポテンシャルを発揮しやすいのではないか?と思いました。
『安定性』はとても高く、シビアさは全く感じません。
一球目から、いい感じのドローを打つことができました。
最初構えたときにフックを『覚悟』していたのですが、実際は大きく左に曲がることもなく、少し右に打ち出して、ちょうど良いところに戻ってくるドローボールでした。
この球筋も、良い意味で意外でしたし、これはいいぞ・・・。と思いながら球筋を目で追っていました。
球のつかまりが良いドライバーなのは間違いないですが、『つかまえすぎない良さ』があるように思います。
私がフッカーということもあると思いますが、20球連続で打って、右にフケる球は一発も出ませんでした。
『飛距離性能』はとても高いです。
一球目から力強いハイドローボールで、打つ前の予想よりも遙かに力強い弾道と球筋だったので、打った瞬間思わず「ウォー。」という声が出てしまいました。
ロースピン系のような弾道ではなく、スピンは結構ある感じで、つかまりと高さで飛ばしていけるドライバーです。
今日試打したのは10.5度のロフトですが、これが一番ポピュラーといいますか、一般受けするのではないでしょうか?
もっとロフトの立ったモデルもあるようで、もし機会があれば、是非そちらも試してみたいですし、さらに強い球が打てそうな予感がします。
『操作性』という点では、あまり上手くいきませんでした。
私が自然に打つならドローからフック。
スライスが出ません。
どうしても右に曲げてやろうと、かなりオープンスタンスでカットして打ったのですが、ボールは真っ直ぐ飛んでいってしまい、これはコースでも使える球筋だな・・・。と思いました。
まるで『ライン出し』したような弾道と球筋です。
良い球筋ではあるのですが、私は右にバナナスライスを打とうとして、ストレートボールが出たのだから、やはりミスショットを言わなければならないのかもしれません。
ヘッドもいいですが、シャフトもかなり貢献しているのではないでしょうか?
球を打っている間、ずっと『ヘッドとシャフトの同調感』を感じていました。
右に曲がりにくいドライバーなのは確かなので、スライサーの方に是非試していただきたいです。
初めて手にするメーカーなので、分からないことだらけだったのですが、すごく気に入りました。
質感が良く、綺麗なドライバーで、打つ前からテンションがあがり、目の保養もできて、良い日でした。
このようにシンプルで質感が良くても、フィーリングがイマイチというドライバーは少なくありません。
なので、このドライバーもそういうタイプではないか?と思っていましたが、このドライバーのウリは『フィーリング』といえるほど、高いレベルにあります。
もちろん、球のつかまりやすさや高弾道・飛距離性能の高さも魅力なのですが・・・。
かなり高価なドライバーのようですが、以前も書きました通り、今はどのメーカーのクラブも値上がりしているので、価格の優位性などは、大手メーカーには今は無いのかもしれません。
ゴルファーなら誰もが知っているメーカーで、みんなが使っているクラブしか使いたくない・・・。という方には、このドライバーは合わないのかもしれませんが、そうではなく、逆に使っている人が周りに居なくてカッコ良くて易しいドライバーを相棒に迎え入れたい・・・。という方には、とても魅力的な存在ではないでしょうか?
ただ、先ほども書きましたが、球のつかまりがとても良いので、スライサーの方やフェード系の方に合いやすいと思います。
このドライバーはフックフェースでしたが、もしスクエアフェースがあれば、そちらも試打してみたいですし、ネックの調整システムを使えば、顔も変えられるのかもしれません。
毎日暑さが厳しいですが、今日はこの優れたドライバーのおかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。
LA GOLFというメーカーのクラブは初めてでしたが、このドライバーに出会ったおかげで、とても良い印象を持ちましたし、また機会があれば試打したいです。
とてもカッコいいドライバーなので、難しいのではないか?と思われるかもしれませんが、意外なほど『素直』といいますか、親しみやすい性格をしているので、そのギャップも、このドライバーの魅力なのかもしれません。
LA DRIVER 10.5° スペック&特徴 | |
---|---|
メーカー | LA GOLF |
モデル名 | LA DRIVER 10.5° |
ロフト角 | 10.5°(調整機能あり:11°〜12°) |
シャフト | A50-S(Made in USA) |
クラブ長さ | 45.5インチ |
クラブ重量 | 307g |
フェース素材 | フルチタン(カーボンクラウンではない) |
ヘッド形状 | シャローバック、ややフックフェース |
クラウンマーク | あり(極めて控えめ) |
打感 | ソフトで爽快。フィーリングが非常に良い |
打音 | 適度な高さと大きさの心地良い音 |
弾道 | 高弾道・ビッグマウンテン系の力強いドローボール |
適正ヘッドスピード | 43m/s以上推奨 |
特徴 | 高い安定性・つかまりの良さ・飛距離性能に優れる。 初心者〜中上級者向け。スライサーに特におすすめ。 |

✅ 最新価格と在庫状況をチェック 
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
LA GOLF DRIVER 徹底解剖:デシャンボー監修ドライバーの全て
はじめに:LA GOLF LA DRIVERとは
LA GOLF LA DRIVER 10.5°(Face ID: 12-11)は、世界最高峰のドライバーテクノロジーの結晶です。ブライソン・デシャンボー選手とLA GOLFのチーフデザイナーであるジェフ・マイヤー氏が共同開発し、2025年に日本でも発売されたこの革新的なドライバーは、従来のクラブ設計の概念を根本から覆しています。
Face ID: 12-11は、中程度のスイングスピード(90~109 MPH / 40~49 m/s)のプレーヤー向けに設計されており、日本の多くのゴルファーにとって最適なスペックを持つモデルです。これまでのドライバーとは異なり、スイングスピードに合わせてフェースのバルジ(横の丸み)とロール(縦の丸み)を最適化するという、まったく新しいアプローチを採用しています。
「LA GOLF DRIVER」の技術的特徴
Face IDテクノロジー:革新的なフェース設計
LA GOLF DRIVER の最大の特徴は、世界初の「Face IDテクノロジー」です。このテクノロジーは、フェースのバルジ(横の丸み)とロール(縦の丸み)の曲率を、ゴルファーのヘッドスピードに合わせて最適化する画期的な技術です。
Face ID: 12-11は、バルジ12インチ、ロール11インチの設定で、ミスヒット時のギア効果によって物理的に弾道を補正してくれる設計となっています。この独自のフェース設計により、トゥやヒールで打っても過度にサイドスピンがかからず、スライスがフェードに、フックがドローに収まるような効果が期待できます。
先進的な素材構成
- フェース素材: 高反発βチタン採用により、優れた反発性能と耐久性を実現
- ボディ: オールチタン構造で、高いエネルギー伝達性能を確保
- 重量配分: 後方ウェイトの位置調整により、最適な重心位置を実現
スペック詳細
基本スペック
- Face ID: 12-11
- ロフト角: 10.5°(9°~12°で調整可能)
- クラブ長さ: 45.5インチ
- ヘッド体積: 460cc
- 適合ヘッドスピード: 40~49 m/s(90~109 MPH)
調整機能
- ロフト調整: ±1.5°
- ウェイト調整: 後方ウェイト位置変更可能
- 右利き用・左利き用対応
試打データから見る性能分析
飛距離性能:驚異的な数値を記録
トラックマン4による精密計測データ(ヘッドスピード44.6m/s)では、以下の優秀な結果が記録されています:
項目 | 数値 | 評価 |
---|---|---|
ヘッドスピード | 44.6 m/s | 標準 |
ボールスピード | 64.9 m/s | 優秀 |
打ち出し角 | 15.1° | 高弾道 |
バックスピン | 2369 rpm | 最適 |
スピン軸 | -0.7° | ストレート |
キャリー | 244.1 yd | 優秀 |
トータル | 274.7 yd | 驚異的 |
スマッシュファクター | 1.45 | 最高レベル |
この結果は、当サイトの基準(ヘッドスピード45m/s前後でトータル270ヤード以上)を大幅に上回る飛距離性能を示しており、現在市場で最高レベルの飛距離性能を持つドライバーの一つであることが証明されています。
方向性・直進性:業界最高水準の安定性
方向性に関するデータでも、LA DRIVER 10.5°は群を抜いた性能を示しています:
- スピン軸: -0.7°(ほぼストレート)
- 打出し方向: 1.9°(右)
- 曲がり幅: -1.0ヤード(左)
- 左右ブレ: 7ヤード(右)
この数値は、フェースバルジ・ロール最適化によるギア効果が実際に機能していることを示しており、ミスヒット時でも曲がり幅を最小限に抑制できることが実証されています。
実際の口コミと評価
肯定的な評価
試打ラボ しだるTVでの評価
- 「正直打ってるより外で聞いてる方がいい音がする」
- 「そんなにスピンが増える感じもなく、ニュートラルちょっと少なめぐらい」
- 「シャフトによって全然変わるので、これは試打しないと買えない」
専門サイトでの評価
- 「ミスした時の曲がり幅が小さい、直進性に優れたドライバー」
- 「トウヒールに打点がズレた場合でも思った方向に近いところに飛んでくれる」
- 「分散はかなり小さくて安定性は驚異的なほど高い」
中立的な評価
打感・打音について
- 「打感は、フェースに吸い付くような柔らかさと、適度な弾き感」
- 「打音については、やや高めの金属音で響く乾いた感じの音質」
- 「最近のカーボンコンポジットドライバーと比べると音量は大きめ」
LA GOLF DRIVER の長所・短所
長所
- 抜群の直進性: Face IDテクノロジーによる曲がりにくさは業界最高水準
- 優秀な飛距離性能: ヘッドスピード44.6m/sでトータル274.7ydを記録
- 高い打感品質: βチタンフェース特有の気持ちよい打感
- 高級シャフト標準装備: LA GOLF Aシリーズシャフトが付属
- 豊富な調整機能: ロフト・ウェイト調整で幅広いセッティング対応
短所
- 打音の好み: 金属音が強めで、静かな打音を好む人には不向き
- 試打環境の限定: 国内で試打できる場所が非常に限られている
- 価格: 税込み134,200円と高価格帯
- 操作性: 極端な球筋操作を求める上級者には物足りない可能性
このクラブが合うゴルファー
強く推奨されるゴルファー
方向性重視の中・上級者
- スコアメイクを重視し、OBを避けたいゴルファー
- 左方向へのミスが怖い人
飛距離と安定性を両立したい人
- 飛距離を諦めずに方向性も求める欲張りなゴルファー
- キャリーを重視するプレーヤー
ヘッドスピード40~49m/sのゴルファー
- Face ID: 12-11の設計対象範囲内のスイングスピード
- 一般的なアマチュアゴルファーの大部分
適合する可能性が高いゴルファー
スライス・フックに悩む人
- 曲がり幅を抑制したい人
- 安定した弾道を求める人
競技志向のゴルファー
- スコアアップを重視する人
- 確実性を求める人
このクラブが合わないゴルファー
推奨されないゴルファー
極端な操作性を求める上級者
- 意図的に大きく球を曲げたい人
- 球筋で勝負したい技術志向の人
静かな打音を重視する人
- 金属音が苦手な人
- カーボンコンポジット系の静かな打音を好む人
試打重視の購入者
- 必ず試打してから購入したい人
- 国内試打環境が限られているため
ヘッドスピード別の飛距離目安
Face ID: 12-11の適合範囲(40~49m/s)での飛距離目安
ヘッドスピード | 推定キャリー | 推定トータル |
---|---|---|
40 m/s | 220-230 yd | 250-260 yd |
42 m/s | 230-240 yd | 260-270 yd |
44 m/s | 240-250 yd | 270-280 yd |
46 m/s | 250-260 yd | 280-290 yd |
48 m/s | 260-270 yd | 290-300 yd |
※実測データ(44.6m/s): キャリー244.1yd / トータル274.7yd
他のFace IDモデルとの比較
LA GOLFでは、ヘッドスピード別に5つのFace IDモデルを展開:
- Face ID: 13-12 (90 MPH以下) – 高弾道設計
- Face ID: 12-11 (90-109 MPH) – 本記事対象モデル
- Face ID: 10-10 (110-124 MPH) – 中・上級者向け
- Face ID: 9-9 (125-134 MPH) – 上級者向け
- Face ID: 8-7 (135+ MPH) – プロ・超上級者向け
Aシリーズシャフトの特徴
標準装備シャフトの詳細
LA DRIVER 10.5°には、LA GOLF自社製のAシリーズシャフトが標準装備されています。このシャフトは、ツアープロからアマチュアまで幅広く支持されている高性能設計です。
弾道プロファイル別の選択
High(高弾道)
- 高打ち出し、ミッドスピン
- スイングスピードが遅くても高弾道を実現
- フィーリング重視のプレーヤー向け
Mid(中弾道)
- ミッドローンチ、ミッドスピン
- 平均以上のスイングスピードに対応
- 標準的な弾道を求める人向け
Low(低弾道)
- 低弾道、低スピン
- スイングスピードが速い人向け
- 風に強い弾道を求める人向け
シャフトスペック一覧
モデル | 重量 | フレックス | 弾道 | 適合者 |
---|---|---|---|---|
H50-2 | 50g | A | High | 初心者~初級者 |
H50-3 | 50g | R | High | 初級者~中級者 |
H50-4 | 50g | S | High | 中級者~上級者 |
M60-3 | 60g | R | Mid | 中級者向け |
M60-4 | 60g | S | Mid | 中級者~上級者 |
M70-4 | 70g | S | Mid | 上級者向け |
M70-5 | 70g | X | Mid | 上級者~エキスパート |
購入ガイド・価格情報
価格(2025年現在)
国内正規品
- 税込み価格:134,200円
- 取り扱い:LA GOLF JAPAN公式ショップ
- 納期:在庫状況により異なる
輸入品(USモデル)
- 価格:$649~(フェアウェイゴルフUSA)
- 為替レート次第で国内価格より安価
- 納期:約2-3週間
購入時の注意点
Face IDモデルの確認
- 自分のヘッドスピードに適合するモデルを選択
- 12-11は40-49m/s向けであることを確認
シャフトスペックの選択
- 弾道プロファイル(High/Mid/Low)の選択
- 重量・フレックスの適合確認
試打の重要性
- 可能な限り試打を推奨
- 国内試打環境が限られることを承知の上で購入
メンテナンス・カスタマイズ
基本メンテナンス
フェースの清掃
- ラウンド後は必ずフェースを清拭
- 溝の汚れも丁寧に除去
ヘッドカバーの使用
- 移動時は必ずヘッドカバーを装着
- 他のクラブとの接触を避ける
定期的な点検
- シャフトの割れや損傷確認
- グリップの摩耗状態チェック
カスタマイズオプション
ロフト・ライ角調整
- ±1.5°のロフト調整可能
- 専門店での調整推奨
ウェイト調整
- 後方ウェイト位置変更
- 弾道特性の微調整可能
グリップ交換
- 手の大きさに合わせたサイズ選択
- 好みの材質・硬さに変更可能
競合製品との比較
同価格帯ドライバーとの比較
vs. テーラーメイド Qi35
- 飛距離性能:LA GOLF DRIVER優位
- 寛容性:ほぼ同等
- 打感:LA GOLF DRIVER優位(チタンフェース)
- 価格:LA GOLF DRIVER高価
vs. キャロウェイ ELYTE
- 飛距離性能:ほぼ同等
- 方向性:LA GOLF DRIVER優位
- 操作性:ELYTE優位
- 試打環境:ELYTE優位
vs. ピン G430
- 寛容性:ほぼ同等
- 直進性:LA GOLF DRIVER優位
- 音・打感:好みによる
- 価格:G430が安価
独自性の高い特徴
Face IDテクノロジー
- 他社にない独自技術
- ヘッドスピード別最適化
デシャンボー監修
- 世界最高レベルの知見
- 科学的アプローチ
オールチタン構造
- 最近では珍しい構造
- 高い打感品質
総合評価とまとめ
性能評価(10点満点)
- 飛距離性能: 10/10
- 方向性・直進性: 9/10
- 寛容性: 9/10
- 打感: 9/10
- 操作性: 8/10
- 上がりやすさ: 8/10
- コストパフォーマンス: 7/10
推奨度
強く推奨(★★★★★)
- 方向性重視の中・上級者
- 飛距離と安定性を両立したい人
- ヘッドスピード40-49m/sのゴルファー
条件付き推奨(★★★☆☆)
- 試打環境が限られることを承知の上で購入できる人
- 高価格帯でも性能を重視する人
推奨しない(★★☆☆☆)
- 極端な操作性を求める上級者
- 静かな打音を重視する人
- 必ず試打してから購入したい人
最終的な結論
LA GOLF LA DRIVER 10.5°(Face ID: 12-11)は、「飛距離と方向性の究極の両立」を実現した、現在市場で最高レベルの性能を持つドライバーです。Face IDテクノロジーによる圧倒的な直進性と、274.7ydという驚異的な飛距離性能は、多くのゴルファーにとって大きな武器となるでしょう。
ただし、高価格帯であることと、国内での試打環境が限られることから、購入前には十分な検討が必要です。特に、自分のヘッドスピードがFace ID: 12-11の適合範囲(40-49m/s)内にあることを確認し、方向性を重視するプレースタイルかどうかを見極めることが重要です。
総合的に見て、スコアアップを真剣に考え、最新技術による恩恵を受けたいゴルファーにとって、LA DRIVER 10.5°は非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
出典・参考文献
- LA GOLF JAPAN公式サイト「LA DRIVER 10.5°(Face ID: 12-11)」: https://lagolf.jp/driverid-12-11/
- LA GOLF JAPAN公式サイト「Aシリーズシャフト」: https://lagolf.jp/a-series/
- 「【試打評価】LAGOLF Face ID ドライバー|トラックマン4で飛距離計測」: https://www.masa-golf.jp/lagolf-face-id-driver-shida-review
- YouTube「LA GOLF『LA DRIVER』ドライバー トラックマン試打」試打ラボ しだるTV: https://www.youtube.com/watch?v=ii1Do5t9U3M
- YouTube「超ハードヒッター向けのLA GOLF『LA DRIVER(4.0度)』を試打解説」みんなのゴルフダイジェスト: https://www.youtube.com/watch?v=LWmxgvCK5kA
本記事は2025年1月時点の情報を基に作成されています。価格・仕様等は変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。