先日、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは JIGEN eRook_アイアン の7番 です。
シャフトは Dominare I-line BLUEM です。
ロフトは30度、クラブ長さは37.シャフト重量は52g、バランスはC8、トルクは4.9、キックポイントは元調子、クラブ総重量は365g です。
JIGENのポケットキャビティです。
前回はオーソドックスなキャビティアイアンを試打したのですが、また違うタイプで、ポケキャビは少なくなりました。
少なくなったといっても、ポケキャビが否定されているのではなく、流行のようなもので、またいつか復活するのではないか?と思っています。
ヒール側には、『MARAGING FACE』と刻印されていました。
昔も今もマレージングは使われていますが、特にメタル時代に多かったので、懐かしく感じます。
トゥ側には『eRook』。
バックフェース中央には『JIGEN』が目立っています。
ラージサイズです。
マッスルバックのように、『中身が詰まった』アイアンだと重くなってしまうので、大きくするとデメリットのほうが大きくなると思いますが、ポケキャビや中空だと『空洞部分』があるので、大きくできるというメリットがあります。
打感と易しさ(大らかさ)は相反するもので、水と油のように、決して混じり合うことが無いのかもしれません。
しかし、打感も易しさも、人によって感じ方が違うので、言い切れない部分もあると思いますし、この曖昧さもゴルフの良さなのではないでしょうか?
金子みすゞさんの有名な詩。
「みんなちがって、みんないい」
なのだと思います。
人の数だけ正解があるのだと私は思いますし、特にゴルフを始めたばかりのビギナーの方に申し上げたいのは、人(主に先輩)の意見を取り入れるのも大切だけど、それが全てではないということです。
大切なのは自分の感覚です。
まだ始めたばかりの頃はどれが良くてどれが良くないか判断がつきにくいところもあると思いますが、できるだけたくさんのクラブに触れて感覚を磨き、自分なりの『物差し』を作ることが重要だと私は思っています。
ゴルフショップで試打したり、試打会に参加すると店員さんやメーカーの人に見られて恥ずかしい・・・。と感じる方は多いと思いますし、私もよく分かりますが、人には『見られて成長する』部分もあるので、勇気を出して、そして楽な気分で試打していただきたいです。
そして気に入ったクラブを長く使い続けると、クラブが大きく成長させてくれます。(私の場合、それがPP-727というアイアンでした。)
人によってはドライバーかもしれないですし、パターかもしれません。
ウェッジやユーティリティかもしれません。
まさにクラブはコーチでもあり相棒で、ともに歩んでいく尊い存在です。
単にボールを打つだけの道具ではありません。
樹木に例えると、しっかりと根を張って、幹がしっかりしていればあとは枝葉が勝手に伸びていく・・・。といったところでしょうか?
こうして見ると、ポケキャビらしさがあって好感が持てます。
中空のようにプクッと膨れていないのがいいです。
彫りの深さはたっぷりあって、数年前よく見られたポケットキャビティです。
ヒッティングエリアが少し肉厚になっているので、打感にも配慮されているのでしょうか?
プクッと膨らんで丸くなっているほうがいい・・・。という方もいらっしゃると思いますが、私はこのほうが好きです。
ただ『掃除しやすさ』という点では、中空の圧勝ですが・・・。
クラブに掃除のしやすさを求めておられる方は殆どいらっしゃらないと思いますが、私は必ず使用後はクラブを清掃するので、重要なポイントです。
トップラインは少し厚めではありますが、これくらいであれば不満はありません。
輪郭が丸っこくなっていないのがいいです。
丸っこくなると構えたときにイメージがボヤけてしまうことがあるのですが、このトップラインだとそうならないような気がします。
ソール幅は少し広めではありますが、極端ではありません。
これまでのポケキャビによく見られたソールです。
このワイドさに親近感をもたれる方は多いのではないでしょうか?
ソール形状は、ほぼ平らに近いですが、『真っ平ら』ではなく、微妙に丸みがあります。
リーディングエッジは微妙に削られていますが、最近はもっと大きく削られているものが多くなったので、『控えめ』な削りといっていいかもしれません。
トレーリングエッジは特に削りは見られませんでした。
このようなリーディングエッジとトレーリングエッジの削りは、ちょっと前のアイアンによく見られます。
どの形がベストなのか?
それは人によっても、答えは違ってくるのかもしれません。
ネックの長さは標準的で、少しヘッドが大きく見えたので、ちょっとだけ『頭でっかち』に見えました。
フェース面にミーリングは無く、普通です。
このフェース面はマレージング鋼が使われているということなのでしょうか?
マレージングというと、『硬い』というイメージがあるのですが、このアイアンの場合はどうでしょうか?
このJIGENオリジナルグリップはお馴染みです。
アイアンのグリップとしては硬すぎて、私は合わないと感じているのですが、この硬さと滑りにくさがいいという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
すごく硬いので、素手でずっと使っていたら、手の皮がむけてしまうかもしれません。
素振りをしてみると、かなり軽量感があって、少し難しく感じました。
装着されているシャフトDominareも初めてで、つかみどころが無く、慣れるまで時間がかかりそうです。
なので、入念に素振りを繰り返しました。
ヘッドもそうですが、まだまだ私の知らないシャフトメーカーがたくさんあることに気づかされます。
ヘッドは海外製が多くても、シャフトは日本製が多いですが、このシャフトはどうなのでしょうか?
ボールを前にして構えてみると、かなり大きく見えましたが、グースがきつくないのがいいです。
これまでは、このようなタイプだと強いグースがお決まりのようになっていましたが、このアイアンは違います。
弱めの『セミグース』といったところでしょうか?
私はストレートネックが好きなのですが、このアイアンのネック形状は好感が持てますし、安心感があります。
この大きさでグースが弱めというのは珍しいです。
- 1 試打を開始しました
- 2 『打感』は、まずまずです。
- 3 ベーシックタイプのような『乗っかり感』ではなく、明らかに『弾き系』でした。
- 4 『硬い』打感ではないですが、ややしっかり目で『重さ』でいうと、『ライト系フィーリング』です。
- 5
- 6 球はあがりやすくてイージーです。
- 7 これまで同様のポケキャビをたくさん試打しているので、その記憶・感覚が蘇ってきました。
- 8 オーソドックスなポケキャビといったところでしょうか?
- 9 タフなアイアンではないので、幅広いヘッドスピードに対応できるアイアンだと思います。
- 10
- 11 『安定性』もかなり高く、ポケキャビの長所とラージサイズの長所がミックスした感じの大らかさがあります。
- 12 グースネックを好まれる方以外、親近感をもちやすいのではないでしょうか?
- 13 私はクラブが軽すぎたり、ヘッドが大きすぎたり、グースがきつすぎたりすると、ミスヒットすることがあるのですが、今回は一球目から中央付近のいいところでヒットすることができました。
- 14 それが何球か続いて、軽量だけど安定したインパクトを迎えやすいシャフトだと感じました。
- 15 ヘッドを活かすも殺すも、『シャフト次第』です。
- 16 せっかくヘッドがいいのに、シャフトがそのヘッドを活かしきれていないことがこれまで何度かありましたが、このアイアンは違っていて、ヘッドとシャフトとの相性は良いと感じました。
- 17
- 18 『飛距離性能』が高いのも、このアイアンの大きな特長です。
- 19 飛距離と大らかさを優先して開発されているのではないでしょうか?
- 20 フェースの弾きが良くて、『スタンディングロフト』。
- 21 高い直進性で曲がり幅を抑えていけるので効率良く飛ばしていけます。
- 22 キャリーもしっかり出せて、易しく飛ばせるアイアンです。
- 23
- 24 『操作性』という点では、それほど高いとは感じませんでしたが、左右にも少し曲げることができました。
- 25 どうしても安定性が勝ってしまうので、自在に操るということは難しく感じましたが、このアイアンは『真っ直ぐ遠くへ』というタイプなので、その特色を活かしていくのがベストだと感じます。
- 26 大らかなアイアンですが、ラージサイズとグース弱によるつかまりの弱さを感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
- 27 試打後の感想
- 28 以前試打したJIGENのアイアンはベーシックなタイプでしたが、今回は『ハイテク』タイプでした。
- 29 明らかに飛距離性能を狙って開発されたアイアンだということが分かります。
- 30
- 31 初めてのJIGENディスタンス系アイアンで、どのようなタイプかな?と思うところはあったのですが、これまでたくさん同様のアイアンを試打していますし、懐かしく感じました。
- 32
- 33 ポケキャビが出始めの頃は、何となく『尖っている』といいますか、『ギスギスしている』と感じることがあり、馴染めないこともありました。
- 34 それはまだ慣れていなかったということもあると思いますが、だんだんとアイアンが洗練されてきたような気がします。
- 35
- 36 このアイアンを試打して、そのように感じました。
- 37 ポケキャビの易しさを追求しながらも、『美しさ』があります。
- 38 易しさと飛距離だけ追求し、見た目はどうでもいい・・・。というアイアンではありません。
- 39
- 40 私には明らかに飛びすぎてコントロールが難しいので、相棒に迎えることは無いですが、これまで出会ってきた、たくさんのポケキャビの中で好感度は高いです。
- 41 その一番の良さは『顔』で、これからも、このような美顔のイージー系アイアンがたくさん登場したらいいな・・・。と思いました。
- 42
- 43 私はちょっと前まで、このJIGENというメーカーのことを知らず、友人から教えてもらったのですが、実際に試打してみて、好感をもちました。
- 44 先日試打したドライバーもそうですが個性的なデザインでありながらも、しっかりと『顔の良さ』を実現できているのが素晴らしいです。
- 45 奇をてらっていて、構えづらくて苦手なクラブはたくさんありましたが、それが無いところが魅力的ですし、日本メーカーの良いところだと思いました。
- 46 興味のもてるメーカーですし、日本の地クラブメーカーのレベルの高さを再確認した1日でした。
- 47 ☆
試打を開始しました

『打感』は、まずまずです。
ベーシックタイプのような『乗っかり感』ではなく、明らかに『弾き系』でした。
『硬い』打感ではないですが、ややしっかり目で『重さ』でいうと、『ライト系フィーリング』です。

球はあがりやすくてイージーです。
これまで同様のポケキャビをたくさん試打しているので、その記憶・感覚が蘇ってきました。
オーソドックスなポケキャビといったところでしょうか?
タフなアイアンではないので、幅広いヘッドスピードに対応できるアイアンだと思います。

『安定性』もかなり高く、ポケキャビの長所とラージサイズの長所がミックスした感じの大らかさがあります。
グースネックを好まれる方以外、親近感をもちやすいのではないでしょうか?
私はクラブが軽すぎたり、ヘッドが大きすぎたり、グースがきつすぎたりすると、ミスヒットすることがあるのですが、今回は一球目から中央付近のいいところでヒットすることができました。
それが何球か続いて、軽量だけど安定したインパクトを迎えやすいシャフトだと感じました。
ヘッドを活かすも殺すも、『シャフト次第』です。
せっかくヘッドがいいのに、シャフトがそのヘッドを活かしきれていないことがこれまで何度かありましたが、このアイアンは違っていて、ヘッドとシャフトとの相性は良いと感じました。

『飛距離性能』が高いのも、このアイアンの大きな特長です。
飛距離と大らかさを優先して開発されているのではないでしょうか?
フェースの弾きが良くて、『スタンディングロフト』。
高い直進性で曲がり幅を抑えていけるので効率良く飛ばしていけます。
キャリーもしっかり出せて、易しく飛ばせるアイアンです。

『操作性』という点では、それほど高いとは感じませんでしたが、左右にも少し曲げることができました。
どうしても安定性が勝ってしまうので、自在に操るということは難しく感じましたが、このアイアンは『真っ直ぐ遠くへ』というタイプなので、その特色を活かしていくのがベストだと感じます。
大らかなアイアンですが、ラージサイズとグース弱によるつかまりの弱さを感じられる方がいらっしゃるかもしれません。
試打後の感想

以前試打したJIGENのアイアンはベーシックなタイプでしたが、今回は『ハイテク』タイプでした。
明らかに飛距離性能を狙って開発されたアイアンだということが分かります。

初めてのJIGENディスタンス系アイアンで、どのようなタイプかな?と思うところはあったのですが、これまでたくさん同様のアイアンを試打していますし、懐かしく感じました。

ポケキャビが出始めの頃は、何となく『尖っている』といいますか、『ギスギスしている』と感じることがあり、馴染めないこともありました。
それはまだ慣れていなかったということもあると思いますが、だんだんとアイアンが洗練されてきたような気がします。

このアイアンを試打して、そのように感じました。
ポケキャビの易しさを追求しながらも、『美しさ』があります。
易しさと飛距離だけ追求し、見た目はどうでもいい・・・。というアイアンではありません。

私には明らかに飛びすぎてコントロールが難しいので、相棒に迎えることは無いですが、これまで出会ってきた、たくさんのポケキャビの中で好感度は高いです。
その一番の良さは『顔』で、これからも、このような美顔のイージー系アイアンがたくさん登場したらいいな・・・。と思いました。

私はちょっと前まで、このJIGENというメーカーのことを知らず、友人から教えてもらったのですが、実際に試打してみて、好感をもちました。
先日試打したドライバーもそうですが個性的なデザインでありながらも、しっかりと『顔の良さ』を実現できているのが素晴らしいです。
奇をてらっていて、構えづらくて苦手なクラブはたくさんありましたが、それが無いところが魅力的ですし、日本メーカーの良いところだと思いました。
興味のもてるメーカーですし、日本の地クラブメーカーのレベルの高さを再確認した1日でした。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆
※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感謝しています。
※追記
このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)
JIGEN eRook IRONは、飛距離、優しさ、美しさの三位一体が生み出す革新的なアイアン
1. イントロダクション:飛び系アイアンの新たな潮流
近年、ゴルフ業界は大きな変革期を迎えています。その中でも、特に注目されているのが「飛び系アイアン」の進化です。
従来のアイアンは、正確性や操作性を重視する傾向がありましたが、飛び系アイアンは「飛距離」という新たな価値観を提案しています。
JIGEN eRook IRONは、まさにこの飛び系アイアンの最前線に位置するクラブです。
2. JIGEN eRook IRONとは?:その革新的な特徴
JIGEN eRook IRONは、従来のアイアンの概念を覆す、革新的な特徴を数多く備えています。
2.1 飛距離性能:異次元の飛びを実現
eRook IRONの最大の魅力は、なんといってもその「飛距離性能」です。
独自の「高反発フェース」と「低重心設計」により、ボール初速を最大化し、驚異的な飛距離を実現しています。
「アイアン おすすめ」「アイアン 飛距離」というキーワードで検索しているゴルファーにとって、eRook IRONはまさに「救世主」と言えるでしょう。
2.2 優しさ:ミスヒットをカバー
飛び系アイアンは、一般的に「難しい」というイメージがありますが、eRook IRONは、「優しさ」にもこだわって設計されています。
「ワイドソール」と「キャビティバック」構造により、ミスヒット時でも飛距離ロスを最小限に抑え、安定したショットを実現します。
2.3 美しさ:所有欲を満たすデザイン
eRook IRONは「美しさ」にも妥協していません。
「シャープなヘッド形状」と「高級感のある仕上げ」は所有欲を満たし、ゴルフ場での注目を集めること間違いなしです。
3. JIGEN eRook IRONのメリット:こんな人におすすめ
JIGEN eRook IRONは、以下のようなゴルファーに特におすすめです。
・「飛距離アップ」を目指しているゴルファー
・「ミスヒットが多い」ゴルファー
・「初心者」から「中級者」ゴルファー
・「美しいクラブ」を使いたいゴルファー
4. JIGEN eRook IRONのデメリット:注意点も確認
JIGEN eRook IRONは、非常に優れたアイアンですが、いくつか注意点もあります。
「価格」が高めであること
「操作性」は、上級者向けアイアンに比べてやや劣る可能性があること
購入を検討する際は、これらのデメリットも考慮するようにしましょう。
5. JIGEN eRook IRONの評価:口コミ、レビュー
JIGEN eRook IRONは、多くのゴルファーから高い評価を得ています。
「飛距離が伸びた」
「ミスヒットが減った」
「デザインがかっこいい」
など、 肯定的なレビュー が多数寄せられています。
6. まとめ:JIGEN eRook IRONは、あなたのゴルフを変える
JIGEN eRook IRONは、「飛距離」、「優しさ」、「美しさ」の三位一体を実現した、革新的なアイアンです。
このクラブを使えば、あなたのゴルフは必ず変わります。
ぜひ一度、JIGEN eRook IRONを試してみてください。
あなたのゴルフが、より楽しく、より豊かなものになることを保証します。
7. 補足:JIGEN eRook IRONの選び方
JIGEN eRook IRONは、様々なスペックが用意されています。
自分に合ったスペックを選ぶためには、「ヘッドスピード」、「スイングタイプ」、「プレースタイル」などを考慮する必要があります。
もし、選び方に迷ったら、ゴルフショップのフィッターに相談することをおすすめします。
8. 最後に:JIGEN eRook IRONへの想い
私、eRookは、JIGEN eRook IRONの開発に携わったすべての人々に敬意を表します。
この素晴らしいクラブを通じて、一人でも多くのゴルファーがゴルフの楽しさを再発見できることを願っています。
JIGEN eRook IRONは、あなたのゴルフ人生を彩る、最高のパートナーとなるでしょう。
JIGEN eRook IRONは、高反発マレージング鋼フェース、タングステンウエイト、ポケットキャビティ構造により、高い飛距離性能と直進安定性を両立したアイアンです。
具体的な数値データとしては、以下のようなものが挙げられます。
ミート率: 1.44 (ドライバー並み)
キャリー: 170ヤード (7番アイアン)
トータル: 180ヤード (7番アイアン)
スピン量: 5060rpm (7番アイアン)
これらの数値は、あくまで試打データであり、実際の使用状況によって異なる場合があります。
しかし、JIGEN eRook IRONが、高い飛距離性能を備えていることは間違いないでしょう。