今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは jBEAM FX BM-445 HG ドライバー です。
シャフトは CRAZY BLACK CB-50 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは7.4、シャフト重量は68g、トルクは3.3、キックポイントは中調子です。
全体的に黒くて、とてもカッコいいデザインのJBEAMのニュードライバーです。
私個人的に、JBEAMのクラブにはすごく好きなので、今日はすごくテンションが上がりました。
色が黒いことを除けば、これまで出会ってきたJBEAMのドライバーらしいデザインです。
この3点のウェイトも、これまで通りの感じがします。
これまで出会ってきた『BM-435』の実際のヘッド体積は『445cc』であったり、『BM-425』は『432cc』だったりして、この型名の数字の意味がよく解らなかったのですが、今回のこの『BM-445』は名前の通り、『445cc』なのだそうです。
何となくすっきりした感じがしました。
それと『HG』とは、『ハイグレード』という意味なのだそうです。
黒という色は、引き締まって見えたり、落ち着いた印象を与えてくれることもありますが、今回のこのモデルは、それにプラス高級感をすごく感じました。
そこが『ハイグレード』たる所以でしょうか?
このようなクラブを手にできていることだけで、すごく自分が贅沢をしているように思えてきます。
素振りをしても、振りやすくてとてもいい感じです。
できれば、もう少し重量感があってもいいのかな?と思ったのですが、それほど難しく感じることもなく、タイミングもとりやすく感じました。
シャフトもそうですが、クラブ全体も、それほど重さを感じることがありませんでした。
これまでのJBEAMのドライバーのような、重量感のあるドライバーだとは思いませんでしたが、振りやすい感じがしました。
この高品質なヘッドと、クセのないシャフトが上手くマッチしています。
私は、この2つのメーカーと出会って、まだ日が浅いのですが、初めて出会った時からすっかり魅了されてしまいましたし、幸運にも今年ようやく所有することができたので、ずっと大切に使っていきたいと思っています。
そういえば、『JBEAM』と『CRAZY』は都内は勿論、同じ『足立区』に会社があることが大きな共通点だと思います。
そういったことが原因だとは思いませんが、JBEAMのヘッドとCRAZYシャフトは本当に相性がいいと思います。
お互いの性能を上手く引き出すために、必然的に生まれてきたのかもしれないと思いました。
こういったところを考えてみると、私は日本酒造りや地酒造りを思い出してしまうのですが、その土地の米と水が上手くマッチするからこそ、いいお酒ができるのだと聞いたことがあります。
ゴルフクラブとお酒の共通点をふと考えてしまいました。
『大手有名メーカーのクラブ』がTVのCMでも流れていて、知名度がある有名な『日本酒』だとすれば、『地クラブ』はまさに『地酒』といったところでしょうか?
ボールを前にして構えてみると、JBEAMらしい丸っこい感じが、すごく親しみやすく感じられました。
構えやすい顔をしたドライバーですが、『顔の美しさ』という点で考えてみると、『まずまず』といった感じです。
タフそうな感じはしなかったですし、どことなく『イージーさ』を感じさせてくれる顔だと思いました。
これまで出会ってきたモデルがすごく良かったからでしょうか?
JBEAMやクレイジーに、それほどたくさん出会ってきてるわけではないのですが、何となくいい感じで打たせてくれるんだろうな・・・。と思っていました。
叩いていくことに、何の躊躇もさせない顔をしたヘッドです。
私はこういったタイプのヘッドが大好きです。
色々と曲げるイメージもできたのですが、それ以上に真っ直ぐなラインをイメージしやすい感じがしました。
やはり安心できるメーカーのクラブというのは、すごくいいものだな・・・。と思いました。
こうして構えていても、すごくリラックスできていました。
試打を開始しました。
『打感』は、ソフトでいい感じだと思いました。
黒いヘッドなので、いかにも打感が硬そうな印象がしないでもないのですが、実際は柔らかくて、いい感じの打感だと思いました。
いわゆる『叩ける打感』です。
手に嫌な衝撃が残ることは全くありませんでした。
しかし、『音』がとても特徴的だと思いました。
結構大きめで、少しびっくりしてしまいました。
これまでのJBEAMのドライバーの音とは、少し違った印象を持ちました。
違和感を感じたり、インパクトが緩んでしまうような音ではないのですが、少し耳に残る感じがしました。
ただ、周りが気になるほどでもないですし、集中力がとぎれてしまう感じでもなかったのですが、『音』という点では、これまで出会ってきたヘッドのほうが、私はいいと思いました。
私はその打球音のイメージに、弾道の力強さを乗せていきたい・・・。と、いつも思っているせいか、今日は何となくそれが上手く合致しない感じがしました。
私はかなり強く叩いていきたいタイプなので、どうしても必然的に音が強くなってしまう傾向にあると思いますし、このドライバーの音がちょうどいい・・・。と感じられる方もたくさんいらっしゃるように思います。
実際、これまでも練習場で友人たちと同じドライバーを試打していて、私が打つ時の音が友人たちよりも大きくなることが多々ありました。
ある程度インパクトを加減できる技術が私にあればいいとは思うのですが、これまでの経験上、インパクトを調整してしまうと、後で大きなしっぺ返しが待っていることが多いので、私は加減することはしないようにしています。
『安定性』という点では、結構イージーな感じがしましたが、これまでの『BM-435(CRZ435)』と比べても、多少球のつかまりが弱いような感じがしました。
決して右へ抜けやすい感じはしなかったのですが、『BM-435』の印象がとても強いので、どうしても強く感じてしまいました。
ただ、それほど難しいタイプのドライバーではないと思いましたし、
スライスに悩んでおられる方には、やや難しく感じられるかもしれません。
見た目通り、『ワイドスイートエリア』を持つドライバーではないですし、ある程度打点を揃えていかないと、多少シビアに感じられるかもしれません。
しかし、このヒール側のウェイトを重い物に交換することによって、またフィーリングもかなり変わってくるのではないか?と思いました。
こういったところが、この『カスタム機能付きドライバー』のいいところです。
ノーマルなタイプでフィーリングが合いづらくても、簡単にウェイトを交換することによって、より自分に合ったドライバーに仕上げやすくなってきます。
昔はこういった『ウェイトを交換する』という考えが無かったので、鉛をかなり厚く何枚も重ねて貼っていた時期がずっと続きましたが、今ではすっかり無くなりました。
こういったところは、明らかにクラブが進歩しているところであり、我々ゴルファーが大きな恩恵を受けているところだと思います。
『球のあがりやすさ』という点でも、それほど『タフ』な感じはしませんでした。
勿論、ある程度『叩いて』いくべきドライバーだとは思うのですが、決して敷居は高すぎないと思いました。
同じ黒いヘッドでも、先日試打した FX TOUR-425(BLACK) ドライバー とは、明らかに趣が異なります。
ただ、やはりヒッタータイプ用のドライバーだとは思うのですが、実際に打ってみて、
意外と打ちやすいドライバーだな・・・。
と思われる方も、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
このメーカーのドライバーは少数派のいわゆる『リアルロフト』ということなので、日頃『表示ロフト10度』のドライバーを使っておられる方には、ややタフに感じられるかもしれません。
『ロフト選び』には、少し慎重になるべきなのかもしれません。
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
すごく扱いやすい感じがしたのですが、今日はあまり曲げていこうという気が起こりませんでした。
勿論左右に曲げることも容易にできました。
特に右へ曲げることはいくらでもできると思いました。
私はフッカーですが、今日は大きなスライスをたくさん打つことができました。
『操作性』という点でも、私はこれまでの『BM-435』のほうが、よりフィットしやすいと思いました。
『飛距離性能』という点でも、JBEAMらしい、かなりの高性能だと思いました。
体重の乗った力強い球を打っていくことができました。
しかし、この『飛距離性能』という点でも、私はやはり『BM-435』のほうが、距離を稼いでいきやすいと思いました。
『マシンテスト』などでは、また違った結果がでるのかもしれませんが、私が打つと明らかに『CRZ435(BM-435)』のほうが、距離を稼いでいきやすいと思いました。
しかし、基本的に、JBEAMらしい、飛距離性能に優れたドライバーであることは間違いないと思います。
全体的に見て、私は前のモデル(BM-435)のほうがいいと思いました。
これまでもよく感じてこられたことではありますが、やはり
最新のドライバー=最高のドライバー
では必ずしも、ないのだと思います。
レベルの高いJBEAMなので、その比べる基準も他のメーカーと比べて必然と高くなっているのですが、私はやはり『BM-435』のほうがいいと思いました。
これまでJBEAMのドライバーは、もう少し『タフ』な感じがしていましたが、このドライバーは見た目以上に易しくなっていると思います。
『スインガータイプ向け』とまではいかないと思いますが、これまでの物より『易しさ』という点で進歩しているのではないでしょうか?
だから、こういった『音』や『つかまり感』になっているのかな?と思いました。
『BM-435』や『CRZ435』に、こういった『ブラックタイプ』のヘッドが限定発売されたら、思わず買ってしまうだろうな・・・。と思いました。
そう思ってしまうくらい、どの角度から見ても、このヘッドは美しいと思いました。
『物理的性能』や『フィーリング性能』という点では、あくまでも私の好みとしては、『BM-435』ですが、このドライバーにもすごく魅力を感じました。
特に相性のいい優れたシャフトが挿さっているのが、より好印象度が増したような気がします。
今日はJBEAMの新しいドライバーを試打することができたので、最初から最後までずっとテンションが上がりっぱなしでした。
すごく試打を楽しむことができました。
今年は花粉に悩まされた時期がすごく長く続き、最近、ようやく空気が美味しいと思えるようになってきたのですが、時々クシャミがでるので、まだ油断はできません。
しかし、こういった素晴らしいクラブと出会っている間は、そんなことをすっかり忘れていました。
大手有名メーカーのクラブと比べ、JBEAMのクラブに出会う機会は少ないですが、これからもどんどん積極的に試打していきたいです。
jBEAM FX BM-445 HG ドライバー
- 2011年4月29日
- jBEAM
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