今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは 5G NEXGEN ドライバー TYPE-460 です。
シャフトは NS014-D です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフト重量は54g、トルクは6.3、キックポイントは中調子、クラブ総重量は270gです。
久しぶりにNEXGENのニュードライバーに出会いました。
あまり出会う機会はないメーカーですが、やはりニューモデルということで、気になります。
思わず手にとってみました。
形状自体はオーソドックスな感じがします。
奇をてらった感じはしません。
ただ、何といいますか、ワクワクするような質感ではありませんでした。
ゾクゾクするような美しいクラブだと、テンションも上がりますが、このドライバーには、そういったことを感じませんでした。
あまり表現は良くないかもしれませんが、正直『チープ』な感じがしました。
ネックの長さは、標準的でしょうか?
ヒール側には『FORGED Ti CUP FACE』と記されていました。
鍛造のチタンカップフェースということでいいと思うのですが、クラブによって印象は様々だな・・・。と思いました。
鍛造カップフェースだと、すごく『高級感』といいますか、価格も高そうなイメージをもつことが多いのですが、このドライバーにはそれを全く感じませんでした。
すごくリーズナブルな価格なのではないかな?と思いました。
やや厚みのある形状です。
セミディープといっていいでしょうか?
ヒール側
トゥ側
ヒール側とトゥ側には、それぞれウェイトのようなものが配置されていました。
すごく見慣れた感じがします。
こうして見回してみても、斬新さは全く感じませんでした。
このドライバーに対する興味も、それほど湧きませんでした。
淡々とした気持ちで見つめていました。
顔も、あまり魅力を感じませんでした。
ちょっとだけクセがありました。
なかなかこちらのテンションも上がってきません。
何かこう、モヤモヤした感じです。
素振りをしてみると、シャフトがかなり軟らかすぎることに気づきました。
これまでも軟らかいシャフトにはたくさん出会ってきましたが、このシャフトは『軟らかすぎ』です。
これは難しいぞ・・・。と思いました。
レディスクラブのようです。
ただ、これだけ極端な軟らかさにしているということは、メーカーがそれだけ自信をもっているからではないでしょうか?
ヘッド自体に、それほど強い個性は感じられなかったのですが、シャフトの軟らかさは印象に残ります。
ただ、私にはこのスペックではいい結果が得られそうもなかったので、違うスペックを探しました。
しかし、この一本しか見当たりませんでした。
シャフトには『FLEX ONE』と記されていました。
つまりフレックスは、このひとつしか無いのでしょうか?
だとしたら、かなり親しみづらいクラブだな・・・。と思いました。
このクラブに対する興味も、どんどん失っていきました。
ボールを前にしても、やや特徴的でした。
少しクセのある顔をしていますが、特に構えづらくはありませんでした。
いいイメージが湧いてくることはなく、淡々とした気持ちで見つめていました。
試打を開始しました。
『打感』は良いと思いました。
適度に球の重さを感じられながらも、硬くないので好感がもてました。
『音』も、いい感じでした。
気持ちよく打たせてくれる音です。
球はとてもよくあがります。
タフな感じはしませんでした。
『安定性』という点では、少し難しく感じました。
ヘッド自体はまずまずだと思いますが、シャフトが全く合いませんでした。
何といいますか『当たり負け』『振り負け』している感じがしました。
これだけ軟らかいシャフトだと、私のスイングの未熟さが浮き彫りになるな・・・。と改めて感じました。
球が左右に散らばってしまいました。
タイミングがなかなか合わなかったのですが、敢えてこのドライバーに挑んでいこう・・・。という気持ちは起こりませんでした。
『飛距離性能』は、やや物足りない感じがしました。
正直、それほど秀でているとは思いませんでした。
ただ、それはこのドライバーを打ちこなせていない私の未熟さもあると思います。
メーカーの高い技術や工夫が組み込まれているのだろうと思います。
しかし、私はそれを上手く感じ取ることができなかったですし、このドライバーよりもポテンシャルの高いドライバーにたくさん出会ってきました。
『操作性』という点では、難しいと思いました。
何より『曲げてみよう』という気が最初から起きませんでした。
このシャフトに慣れるのがすごく難しくて、こちらの意思を伝えづらい感じがしました。
ゴルフクラブのシャフトは、プレイヤーの意思やイメージを、ヘッドやフェースに伝えるという大切な役目があると思うのですが、今日はそれがすごく伝わりづらい感じがしました。
この軟らかさは『怖い』と思いました。
練習場でこれだけ怖く感じるのだから、コースではもっと強く感じるだろう・・・。と思いました。
といいますか、コースに持っていきたいとは思いませんでした。
ただ、先ほども書きましたが、これはあくまでも私がこのドライバーを使いこなせていないだけです。
このドライバーでいい結果が得られている方もいらっしゃると思います。
私の技量が足りないのはいうまでもありません。
今日は私のスイングの未熟さを痛感しました。
ヘッドの質感などもそうですし、このドライバーを見つめていたときから、ずっとテンションが上がりきらず、淡々とした気持ちでした。
興味深く、このクラブを見つめることもありませんでした。
ワクワクすることもなく、今日一日だけの試打で終わってしまうだろうな・・・。と思いました。
購買意欲センサーが全く反応しませんでしたし、おそらくもう手にすることはないだろうと思います。
NEXGENのクラブはあまり多く出会っていませんし、いまひとつ特徴のようなものがつかめないのですが、また出会う機会があれば違うモデルを試打してみたいです。
このドライバーには、あまり好感がもてなかったのですが、次のモデルに期待したいと思いました。
シャフトの軟らかさが一番の個性で、それ以外はあまり感じられなかったので、他のメーカーがやっていないような、もっと『斬新なアイデア』で勝負して欲しいです。
予定よりも早く試打を終了しました。
5G NEXGEN ドライバー TYPE-460
- 2014年5月26日
- NEXGEN
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