ロイヤルコレクション PRO ZX アイアン

ロイヤルコレクション PRO ZX アイアン 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション PRO ZX アイアン の7番 です。
ダイナミックゴールド

シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは元調子、クラブ総重量は442gです。
正面

ロイヤルコレクションのとてもカッコいいアイアンです。
IP加工してあるのだそうですが、やはり黒染めのアイアンやウェッジはとてもカッコいいものだと思います。
何ともいえない、クラシカルな感じがします。
こういったクラブならば、使えば使うほど、いい雰囲気を醸し出してくれそうです。
側面

こうして見ても、シャープな感じがします。
厚ぼったい感じは無く、贅肉がとれているアイアンだと思いました。
黒い色が、余計に精悍さを増しているように見えました。
白いヘッドのパターやドライバーが人気を博していながら、なかなか白いアイアンやウェッジには出会いません。
もちろん、実際は発売されているのかもしれませんが、なかなか出会う機会が無いですし、白い色にするメリットはあまりないのかもしれません。
大顔のクラブ(特にアイアンやウェッジ)が苦手な私は、黒いヘッドだと、締まって見えるので、とてもいいイメージが出せます。
彫りの深さ

彫りは浅く、完全なるハーフキャビティといっていいように思います。
ポケット構造にもなっていなくて、ごくノーマルなアイアンに見えました。
ソール幅

ソール幅は、今のアイアンの中でも、はっきりと狭いほうだと思います。
テーパーがあまり効いていなくて、ストレートに近いタイプです。
ネック長さ

ネックの長さも、しっかりと維持されていました。
とても美しいロングネックタイプのアイアンです。
ホーゼルに『ROYAL COLLECTION』と記されていたのが、とてもオシャレでした。
振り感

素振りをしてみても、とてもいいです。
適度な重量感があるので、安心して振っていけます。
構え感

ボールを前にして構えてみても、とても構えやすくて好感がもてました。
オーソドックスな顔をしています。
少しグースも目に入りましたが、苦手意識が芽生えるほどではありませんでした。
程よい形状による『安心感』といったらいいのでしょうか?
これから打つ球筋が明確にイメージできて、すごくリラックスすることができました。
ヘッドが黒いので、ボールの白が際立っています。
今は黄色やオレンジ色のボールも人気があるので、もし黄色ならば『タイガースカラー』、オレンジ色ならば『ジャイアンツカラー』といえるのかな?と思いました。
ロイヤルコレクション PRO ZX  アイアン

このアイアンはとても整った顔をしていますが、尖った感じは全く無く、親しみやすそうな雰囲気があります。
これから打つショットの成功確率を上げてくれているように感じました。
昔読んだ、ある武道の本に、お互いが構えたときに既に勝敗は決している・・・。ということが書かれていたのを記憶しているのですが、それをゴルフに例えてみると、このような構えやすいクラブでリラックスして構えることが出来た時点で、既にナイスショットのパーセンテージは上がっているということになるのではないかな?と思いました。
ゴルフは相手プレイヤーではなくて、コースとの闘い、そして自分との闘い・・・。だと昔から言われてきましたが、難コースや自分自身に打ち勝つには、このような構えやすいクラブでないと難しいような気がします。
登山に例えるならば、使わない不要なものを背負ったまま登りつづける感じかな?と思いました。
そういった意味でも、このアイアンにはとても魅力的に感じられました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は軟鉄らしい柔らかさと、適度な厚みのある打感で、とても好印象でした。
フェース面でボールを『弾く』のではなく、『押して』いけるところに魅力を感じます。
こちらのイメージを伝える時間をくれるフィーリングのアイアンです。
弾きの強いアイアンでは、なかなかこのようなフィーリングは得られません。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、決してあがりやすいタイプとはいえないのかもしれません。
球があがりやすくなるようなたくさんの工夫が施されているようには見えませんでした。
プレイヤー自身のスイングで球をあげていく必要があるのかもしれません。
ただ、これくらいがアイアンの『スタンダード』といえるような気もします。
最近はアイアンにも様々な工夫が施されていて、ハイテクなアイアンが増えてきました。
そういった意味では、このアイアンは『ローテク』といえるのかもしれません。
しかし、この『ローテク感』こそが、アイアン好きにはたまらないところです。
あくまでもイニシアチブはクラブではなく、プレイヤー自身が握っておくべきなのだと思います。
バックフェース

『安定性』という点では、ある程度のシビアさはあるのかもしれません。
一応、キャビティタイプのアイアンではありますが、『易しさ最優先』といったアイアンではありません。
ある程度のミート率が要求されるように思います。
ハーフキャビティらしい、『易し過ぎない』感じがします。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、ごく普通に感じますが、今のアイアンの中では飛ばないほうだと思いますし、このアイアンの飛び性能には不満をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
距離に特化しているアイアンではないと思います。
正確に距離を刻んでいきたい方の為のアイアンだと思います。
操作性

『操作性』は打つ前から、すごく期待していたのですが、その期待通りの性能を持ち合わせていました。
左右どちらにも易しく反応してくれます。
クセがないので、中立的な感じがします。
こちらのイメージや伝えたいことを、忠実に再現してくれるアイアンだと思いました。
ヒール側

とてもスタンダードなアイアンでした。
いい意味で、ある程度予想していた通りのアイアンでした。
ロイヤルコレクションのイメージに合う、とてもカッコ良くてフィーリングもいいアイアンでした。
ロイヤルコレクション PRO ZX  アイアン

私が今使っているアイアンは、普通のメッキタイプなのですが、改めてこういった『黒染め』はいいな・・・。と思いました。
すごく楽しく打つことができました。
今度アイアンを購入するときは、『黒染めタイプ』にしてみようかな?と思いました。
Royal Collection PRO ZX IRON
 
このままコースに持っていっても、きっと大活躍してくれるだろうな・・・。と思えるアイアンでした。
練習場でも既に実戦モードに入っていて、楽しく試打することができました。
Royal Collection PRO ZX IRON

『易しさ』が全面に感じられるアイアンではありませんが、このようなオーソドックスなアイアンで腕を磨いていくのもいいような気がします。
易し過ぎない分だけ、プレイヤーの技量を高めてくれるアイアンといっていいと思いますし、『黒』という色はドライバーだけでなく、アイアンにも適した色なんだと改めて思いました。
今日は、このアイアンのおかげで、とても楽しい時間を過ごすことができました。