今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ミズノ MP-54 アイアン の7番 です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は118g、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は442gです。
MPの『もうひとつの』アイアンです。
毎年というわけではないようですが、MPは2つのアイアンが同時にラインアップされることが多いです。
やはり、幅広い層にMPアイアンを使って欲しい・・・。というメーカーの思いがあるからでしょうか?
他のメーカーは、いわゆる『三兄弟』が多いですが、MPはずっと『二兄弟』のままです。
やはり『JPX』というブランドがあるからでしょうか?
MP-50シリーズはMPの中でも、少し易しめのものが多いです。
MPではあまり見られませんが、アンダーカットが入っています。
MP-52、53以来でしょうか?
一時期、かなりたくさんあったアンダーカットキャビティですが、最近は少なくなってきているように思います。
やはり『流行』というものがあるのかもしれません。
MPらしい、整った形状になっていますが、シャープというよりは『丸っこい』感じがします。
私は結構シャープなアイアンに魅力を感じるのですが、この丸っこさに親しみやすさを感じられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
ソール幅は、ごく普通な感じがします。
全体的に丸みを帯びていて、抜けが良さそうです。
ネックの長さは『MP』ということで考えると、少し短いかな?とも思うのですが、他のメーカーも含め、これくらいが標準的なのかもしれません。
ミーリングは彫られているか、確認してみたのですが、このアイアンにはありませんでした。
他のメーカーのアイアンでは、ミーリングも結構ポピュラーになってきたように思うのですが、MPアイアンには見られません。
『アイアンにミーリングは不要』というメーカーの考えがあるのでしょうか?
番手を示す『7』の刻印のすぐ近くに『.(ドット)』があるのが珍しいな・・・。と思いました。
間違えやすい『6』と『9』にあるのであれば、まだ解るのですが、これはどういった意味なのでしょうか?
やはりバッグから抜くときに、より間違えないように・・・。という配慮なのでしょうか?
素振りをしてみても、適度な重量があり、好感がもてます。
MPアイアンには、他にも軽量スチールが挿してある物もありますが、やはりこれくらいの重量感があるほうがよく似合います。
これくらいの重さに慣れているので、私は易しく感じます。
ボールを前にして構えてみると、予想していたよりもいい印象をもちました。
もう少し『大味』な感じだろう・・・。と予想していました。
しかし実際は、MPらしく整った顔をしています。
グースも強くなく、むしろストレート系で、すごくナチュラルな感じがします。
それ以外にも変なクセは見られません。
先日試打したMP-4に比べ、やや大顔でトップラインも厚い感じがしますが、特に大きな不満はありません。
私はMP-4の、あのシャープでカッコいい顔に魅力を感じるのですが、このアイアンのほうが易しそうで魅力的だ・・・。と感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『ゴツさ』『腫れぼったさ』が無く、それでいながら『大らかさ』を感じさせる構え感です。
『マニュアルタイプ』というよりは『セミオートマチックタイプ』に見えたので、まずは細工をせずに、素直に振り抜いていこうと思いました。
試打を開始しました。
『打感』はマイルドで、とてもいい印象をもちました。
軟鉄らしい『手に優しい』打感です。
球がとてもあがりやすく、アンダーカットキャビティ構造のいいところがすごくよく出ているように感じました。
タフな感じは全くしません。
先日試打したMP-4は『MPマッスルバックの中で易しいタイプ』だと思ったのですが、このMP-54は『MPアイアンの中で易しいタイプ』だと思いました。
MPアイアンというと、敷居の高さをイメージされる方も多くいらっしゃるかもしれませんが、このアイアンだと『易しい』とか『親しみやすい』と感じられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
『安定性』という点でも高く、シビアな感じはしませんでした。
結構、寛容なアイアンだと思いました。
インパクトを『点』でなく、ある程度『ゾーン』で打っていけるタイプのアイアンだと思います。
アンダーカットキャビティのいいところは、構えたときにあまり違和感を感じさせず、それでいながらフルキャビティ並の易しさがあるところだと私はこれまでの経験で感じているのですが、このアイアンもまさにそんな感じがしました。
MPアイアンには憧れるけど、易しいアイアンが欲しい・・・。という方は、是非試してみられてはいかがでしょうか?
『飛距離性能』という点では、今のアイアンの中では、比較的標準的な部類なのかもしれませんが、やはり私の感覚ではちょっと飛ぶ印象があります。
いつもの距離感で球を運んでいくには、ちょっと短めに持つ必要があるように感じられました。
寛容さのあるアイアンは、だいたいロフトが立っている傾向が強いですが、このアイアンもまさにそんなタイプだと思いました。
この試打クラブにはダイナミックゴールドが挿してありましたが、NSPROを好まれる方も多くいらっしゃると思いますし、最初からラインアップされているので、選択肢も広がると思います。
『操作性』という点では、なかなかいい感じでした。
構えたときに、ややオートマチックタイプにも見えたので、最初のうちはあまり細工をせずに、そのまま打っていたのですが、ある程度球数をこなした後に、色々とトライしてみたら、上手く反応してくれました。
グースがきつくなかったからでしょうか?
私には易しく感じられましたし、左右に同じように曲げていくことができました。
できれば、このアイアンのもつ『寛容さ』を活かしていったほうがいいように思ったのですが、コースでもピンチの時は色々なショットに対応してくれそうな懐の深さを感じました。
MPらしく、レベルの高いアイアンだと思いました。
私は先日試打したMP-4のことが強く心に残っていて、未だに余韻に浸っているのですが、このアイアンもいい印象をもちました。
反応も鈍くないですが、それ以上に大らかな印象が強く残りました。
MPアイアンは、これまでも秀作揃いで、魅力的な物が多いです。
他のメーカーのアイアンと違い、『らしくない』と感じないところがいいです。
他のメーカーのアイアンは時々、このアイアンはそのメーカーのブランドイメージにあまり合っていないな・・・。と感じられる物もあります。
かなり大味に感じられるアイアンもあるなかで、このMP-54は、いい感じでバランスが取れているように思います。
易しさがありながらも、それが不恰好になっていません。
『顔の良さ』はしっかりと維持されています。
やはりミズノはセンスのいいアイアンを作るのが上手いな・・・。と思いました。
それだけ、これまで長い間、アイアンにこだわり続けてきたからだろうと思います。
『アイアンを知り尽くしたメーカー』といえるのではないでしょうか?
MPアイアンでは、これまでも『60シリーズ』や、今回の『4』なども素晴らしいですが、おそらく全体的な人気としては、この『50シリーズ』のほうが高いのではないでしょうか?
特に『MP-59』は私の周りでも大人気となりました。
とても画期的なアイアンだったと思います。
MPアイアンは、これまでたくさんの数が発売されていますし、このアイアンもニューモデルではありますが、あくまでも『マイナーチェンジ』といった感じがしないでもありません。
あまり大きく変える必要はないのかもしれません。
しかし私たちMPファンの為に、いくつか趣向をこらしてニューモデルが発売されたように思います。
私は先日試打したMP-4のあの『圧倒的な美しさ』に魅了され、すっかり舞い上がってしまったのですが、このアイアンはそこまでの美しさは無いのかもしれませんが、いい意味でまとまっているな・・・。と思いました。
寛容さや飛距離など『物理的な性能』でいえば、おそらく、このMP-54の圧勝なのだろうと思います。
しかし、何と言いますか、その『あまりの美しさゆえの気持ちの高ぶり』といったらいいでしょうか?
私はMP-4に親しみやすさを感じましたし、魅力を感じました。
このMP-54もいいアイアンだと思いますが、私ならば迷わずMP-4を選びたいと思います。
どちらも
『MPマッスルバックの中で(MP-4)』
『MPアイアン全体の中で(MP-54)』
易しい部類に属するアイアンだと思います。
カッコ良さと打ち易さの両立が高いレベルで実現できていると感じました。
ミズノ MP-54 アイアン
- 2013年10月6日
- ミズノ
