今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは WINBIRD Vertex at ドライバー です。
シャフトは GRAPHITE DESIGN Tour AD MT-6 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、シャフト重量は64g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は315gです。
久しぶりに出会った、WINBIRDのドライバーです。
WINBIRDのドライバーには、まだそれほど多く出会っていないのですが、いい印象が残っています。
特に Vertex Prototype 430 ドライバー は大好きなドライバーです。
ヘッド全体が黒くてとてもシブいです。
この微妙な丸みが、カッコいいです。
こういった曲線を出せるところも、日本のメーカーのいいところでしょうか?
こうして見ていても、いい目の保養ができます。
ネックの長さは標準的な感じです。
ソールにはひとつだけウェイトが配置されていました。
とてもシンプルな構成になっています。
これまでの経験から、こういったシンプルなヘッドこそ、メーカーの自信がうかがえるような気がしてなりません。
調整機能を付けていても、肝心の基本性能が充実していなかったら、そのクラブにはあまり魅力を感じませんが、このドライバーにはすごくいい雰囲気が漂っています。
ソールのトゥ側には『MT』と表示されていました。
どういう意味があるのでしょうか?
フェース面のスコアラインには、溝が無くフラットでした。
スリクソンのZシリーズのドライバーのようになっています。
こういった工夫も、メーカーのこだわりが感じられます。
顔は、やや『つかまえ系』に見えました。
まずまずの顔だな・・・。と思いました。
セミシャローバック形状といっていいでしょうか?
すごく薄い印象はありませんが、私の感覚ではシャロー系のヘッドに入ります。
ディープという感じはしませんでした。
ボールを前にして構えてみても、まずまずでした。
やはりつかまりやすそうな印象を受けました。
フェースが被っているというのではないのですが、『逃がし系』というよりは『つかまえ系』に見えました。
インパクトの前後で逃がしていく・・・。というよりはフェースを『ロールさせる』というイメージのほうが湧きやすいドライバーです。
私は左へのミスがすごく怖いのですが、このドライバーは構えづらく感じるほどではありませんでした。
強い違和感もありませんでした。
緊張して構えることもなく、結構気楽に構えることができました。
これくらいであれば、いい感じで打っていけるだろう・・・。と思うことができました。
試打を開始しました。
『打感』はソフトで、とてもいいと思いました。
好感のもてる打感です。
『音』も小気味よくて、耳に優しい感じです。
『球のあがりやすさ』という点でも、見た目は結構タフそうな感じがしないでもないですが、実際はそんなことはなく、あがりやすいと感じました。
タフなドライバーではありません。
弾道が高すぎることもなかったのですが、しっかりとキャリーを稼いでくれました。
『安定性』という点では、今のドライバーはかなり高性能な物が多いので、それほど目立つ感じはしませんが、とても易しいと感じました。
シビアさは全く感じませんでした。
タイミングも合いやすく、『セミオートマチック』的に打っていくことができました。
打点も揃いやすいと感じました。
『飛距離性能』は、かなりの高得点でした。
弾きがとてもいいですし、ボール初速も速いです。
打ち出しの勢いが強く感じられました。
やはりフェース面に色々な工夫が施されているんだろうな・・・。と思いました。
WINBIRDのドライバーをたくさん試したわけではないのですが、少なくともこれまで出会ってきた中ではナンバーワンの飛距離性能といっていいように思います。
叩いていって、距離を伸ばしていけるドライバーです。
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
あまり大きく曲げるタイプのドライバーではありませんが、左右に曲げることもできました。
構えたときの印象通り、球のつかまりがいいドライバーだと思いました。
シャロー系で大型ヘッドの球のつかまりの悪さを感じておられる方にも、魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?
『スライス矯正ドライバー』だとは思わなかったですが、逃げる感じがしなかったので、易しく感じられる方も多いんじゃないかな?と思いました。
装着されているシャフトの効果も大きかったのだと思います。
左につかまり過ぎず、上手くこちらの言うことを聞いてくれたような気がします。
試打してみて、一球目から好感のもてるタイプと、そうでないタイプに分かれますが、このドライバーは明らかに前者です。
最初から最後まで、ずっと好感がもてました。
打つ前は、すごく期待していたけど、実際に打ってみたら、そうでもなかった・・・。というドライバーもたくさんありました。
しかし、このドライバーは試打しても、いい印象しか残りませんでした。
一番の魅力は飛距離性能の高さで、その次が打感と音の良さです。
価格を尋ねてみると、やはりヘッドだけで、かなり高価でした。
打っていたときから、そのような雰囲気が伝わっていました。
チープな感じは全くしませんでした。
とても丁寧に作られているのがよく解りましたし、その精度の高さが『飛び』につながっているように思います。
性能も精度も高くて、大量生産されないからこそ、こういった価格になるんだろう・・・。と思いました。
とても心地いい『爽快感』が残ったまま、練習場を後にすることができました。
一度試打して、もう二度と試打しないクラブも多いですが、このドライバーはまた何度でも試打してみたいです。
購買意欲も刺激されました。
明日、早速友人たちに、このドライバーを紹介してみようと思いました。
WINBIRD Vertex at ドライバー
- 2014年1月19日
- WINBIRD