今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ALLEATO ドライバー です。
シャフトは マトリックス OZIK CODE-6 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68g、トルクは3.3、バランスはD1.5、クラブ総重量は312gです。
初めて手にしたALLEATOのドライバーです。
といいますか、ALLEATOというクラブがあることさえも知りませんでした。
『アッレアート』と読むのだそうです。
どういった意味なのか、辞書で調べてみたのですが、載っていませんでした。
英語ではないのでしょうか?
今回のようにそのクラブの存在すら知らなかったことに恥ずかしさを感じてしまうことが最近はとても多いです。
また、それと同時にどんな感じなのだろう・・・?とワクワクするところもあります。
どんなフィーリングなのか、予想が立ちにくいので、いつも新鮮な気持ちになれます。
こうして眺めていても、すごくいい雰囲気が伝わってきます。
初対面のメーカーのクラブなので、まずはお互いに自己紹介・・・。といった感じなのですが、とても親しみやすそうな感じがしました。
あまり色々な物は付いていなくて、比較的シンプルなヘッドだと思いますが、『名器』と呼ばれるクラブは総じてこういったシンプルなヘッドが多いように思います。
早く打ってみたい・・・。と思わせるヘッドです。
ヘッド後方にウェイトのような物が見えます。
どういった効果があるのでしょうか?
これ以外は特に大きな工夫があるようには見えませんでした。
しかし、これまでの経験から、こういったヘッドには凄まじい性能が秘められていたり、高フィーリングなことが多いので、すごく期待感が高まってきました。
『顔』も、すごくいいです。
とても美しく整っていますし、『何となく』なのですが、『バズーカ砲』を連想させていました。
『繊細さ』というよりは『爆発力』といいますか、『力感』が感じられるヘッドだと思いました。
圧倒的な飛距離を稼いでいきたいドライバーには、とてもマッチした『顔』だと思いました。
『飛ばし』をイメージさせてくれるドライバーというのは、それだけで『プラス5ヤード』得したような気になります。
いい意味で、『自己暗示』をかけられる『顔』をしています。
かなりレベルの高い『美顔』です。
素振りをしてみても、すごく好印象を持ちました。
いわゆる期待感を持たせてくれる『振り感』です。
この『MATRIX OZIK CODE-6』というシャフトも初めてですし、何もかも初めてづくしのような気がしますが、すごく振りやすくて親しみやすさを感じました。
シャフトも適度にしっかりしていますし、振っていて変に気を遣ったり不安に感じることはありませんでした。
タイミングも取りやすかったですし、再現性の高いスイングがしやすい感じがしました。
ボールを前にして構えてみても、予想通りすごくいいドライバーです。
こういったドライバーを手にした時は、いつも以上にテンションが上がってしまいます。
この『バルジ』がたまらない感じがしました。
普通、『バルジ』が目立つと、『操作性の良さ』を私は感じるのですが、このドライバーは『操作性』というよりは何故か『直進性の高さ』を感じました。
トゥ側が出っ張っていないので、すごく安心して構えることができました。
思いっきり叩いていいよ・・・。と、このドライバーが私に話しかけているような気がしました。
いい意味での『大らかさ』といいますか、細かいことを気にせずに振り切っていけそうなタイプのドライバーだと思いました。
『左右に曲げる』という感じよりも、『まっすぐ飛ばす』といったイメージのほうが持ちやすく感じました。
試打を開始しました。
まず感じたのが、その『飛距離性能の高さ』です。
最初はどんなフィーリングなのかを確かめる為に、やや軽めで打っていったのですが、思いのほか強い球が打てたので、少し驚いてしまいました。
グーンと力強い球が途中から曲がることもなく、突き抜けていったような感じです。
これは凄いな・・・。と思いました。
そしてすぐに感じをつかむことができたので、次第に叩く度合いを強めていったのですが、このドライバーはそれに上手く対応してくれている感じがしました。
『叩けるドライバー』だと思いました。
このマトリックスというシャフトのコンビネーションも抜群だと思いました。
ヘッドもシャフトも、私にとっては未体験であり、その存在すら知らずにいたのですが、すっかり魅了されてしまいました。
叩けば叩くほど飛距離も伸ばしていける感じがしました。
『球のあがりやすさ』という点では、かなりの好印象でした。
このドライバーは『ロフト10.5度』というころもあり、弾道も高めで球も浮きやすい感じがしました。
できれば『ロフト9.5度』のモデルを試打してみたかったな・・・。と思いました。
しかし、試打クラブはこれ一本しか無かったので、今度また機会があればチャレンジしてみたいと思いました。
『ヒッター向け』『スインガー向け』のどちらかといえば、明らかに『ヒッター向け』のドライバーだと思いますが、決してタフ過ぎない親しみやすいドライバーだと思いました。
『ハードヒッター限定』といったドライバーではないと思います。
ある程度の『敷居の低さ』といいますか『親しみやすさ』を感じさせるドライバーです。
『安定性』という点でも、すごくポイントが高いと思いました。
打っていて、シビアな感じがしません。
この優れたシャフトと、ヘッドの高性能なところが打点を安定させてくれ、またリズムも整えていくことができたのか、なかなか暴れる感じはしませんでした。
構えたときの印象通り、『直進性』が高いドライバーだと思いました。
最近よく見られるような『超・ワイドスイートエリア』といったドライバーではないのかもしれませんが、『ハードさ』よりは『イージーさ』を私は感じました。
俗に言う『大けがをしづらいドライバー』といってもいいのではないでしょうか?
『打感』は、とてもマイルドで好感を持ちました。
とても上質な感じのするドライバーです。
ヘッドの形状もそうですが、この打感などから、このドライバーがとても『大らかさ』だということが感じとれます。
すごく楽な気分で打っていけます。
スペック的に、このドライバーはどちらかというと『ハードトップ系』だと思うのですが、『セダンタイプ』の部分も共存している、『ハイブリッドタイプ』のドライバーだと思いました。
程よい手ごたえが、気持ちまで楽にさせてくれました。
『音』も、とても静かで好感が持てました。
インパクトが緩まないですし、気持ちよくどんどん叩いていけます。
『加速感』を感じられる音だと思いました。
集中力がとぎれることはありませんでした。
夢中になって楽しんでいました。
『操作性』という点でも、いい感じをつかむことができました。
すごく扱いやすいドライバーだと思いました。
それほど大きく曲がる感じはしなかったのですが、左右に曲げることもそれほど難しくはありませんでした。
『バナナフック』や『バナナスライス』は、なかなか打ちづらい感じがしました。
ある程度の『許容内での曲がり幅』で勝負できる・・・。といいますか、予想もしなかったような曲がりをするドライバーではないと思いました。
あまり大きな保険をかけずに勝負できる感じがしました。
この角度から見ても、それほど『ディープヘッド』でないことが伺えると思います。
かといって、『シャローヘッド』でもないような気がします。
『セミディープ』といったところでしょうか?
今は、こういったヘッドが一番多くユーザーのハートをキャッチするのではないでしょうか?
上級者の方は勿論ですが、このヘッドは難し過ぎないので、まだ上達過程にある『上昇志向』の強い方にも是非お勧めしたいドライバーです。
初めて手にした『ALLEATO』という名のドライバーでしたが、予想していたよりもはるかに好印象でした。
こういったクラブに出会えると、その日、一日がとても有意義に感じられます。
新たな出会いに感謝したい気持ちでいっぱいです。
ゴルファーがゴルフを初めて、クラブを置く日まで、いったいどれだけの数のゴルフクラブに出会えるのかは分かりませんが、こういった素晴らしいドライバーに出会えたことは、ゴルファーとしての大きな喜びだと私は思います。
すごく購買意欲を刺激されたドライバーでした。
初めて知ったメーカーのドライバーですが、すぐに馴染むことができましたし、ずっと使っていけそうな感じがしました。
日本には一体いくつの、このような素晴らしいメーカーがあるのでしょうか?
こういった初めて手にするメーカーのクラブを手にするたびに思います。
大手有名メーカーのクラブは素晴らしくて安心できることはとても素晴らしいですが、そういった有名メーカーでなくても、我々ゴルファーを楽しませてくれるクラブを作るメーカーは本当にたくさんあるのだと思いました。
今日はずっとこのドライバーに魅了された一日でした。
ここ数年、本当に素晴らしいドライバーにたくさん出会えています。
今年上半期の印象に残るドライバーに間違いなく残ります。
こんないいドライバーを私だけが試すのは仲間たちに申し訳ないので、さっそく知らせてあげようと思いました。
また次回作に期待したいです。
ALLEATO ドライバー
- 2011年3月26日
- ALLEATO