今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは 三浦技研 MB-5005 アイアン の7番 です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は446gです。
三浦技研の新しいアイアンです。
とても美しいです。
しかし一目見て、「凹凸が逆だ。」と思いました。
ヒッティングポイントの部分は、一番肉厚になっていて欲しいのに、このアイアンは逆です。
名前に『MB』とついていますし、マッスルバックという認識でいいのかもしれませんが、私のなかでは『MC(マッスルキャビティ)』というほうが近いように思います。
正直、残念だな・・・。と思いました。
勿論、打感を損なわないように、充分な肉厚は維持されていると思うのですが、ヒッティングポイントは一番厚くあって欲しいと思っています。
このアイアンが最初から『キャビティ』という認識であれば、特に不満も無いのですが、『マッスルバック』というカテゴリーの中に入るのであれば、私はちょっと違うように感じました。
キャビティ部分も、結構深いです。
慣性モーメントを高めて、ミスヒットにも対応するように設計されているのでしょうか?
以前、ちょっと耳にしたことがあるのですが、あるメーカーのアイアンのニューモデルがなかなか発売されないのは、もうアイアンの形状を変えられないからだ・・・。ということだそうです。
つまり、それだけもうやり尽くしてしまったのでしょうか?
確かに、このアイアンは見た目のインパクトはあります。
一度見たら、なかなか忘れられないようなデザインになっています。
バックフェースのデザインは個性的ですが、全体的には三浦技研らしいオーソドックスな感じがします。
シャープで、とても美しいです。
アイアン好きの私にはたまらないものがあります。
こうして見ているだけで、いい目の保養ができました。
なるべく早く、三浦技研のアイアンを購入できたらいいな・・・。と、いつも思っています。
トゥ側には『W.D.D. Accurate Forged』と記されていました。
製法にも、とてもこだわっているようです。
バックフェースには凹みだけでなく、溝のようなものもあります。
これも、重心位置など、計算され尽くしているのでしょうか?
マッスルバックにも、完全な『フラットバック構造』と、このアイアンのように形状にいろいろな工夫が見られるものとに分かれます。
マッスルバックか、キャビティか?ということに、あまりこだわらなくてもいいのかもしれないですし、メーカーはマッスルバックということで売り出しているのだと思いますが、私の認識では『複合型』といいますか、やはり『マッスルキャビティ』という認識をもちました。
これまでたくさん出会ってきたマッスルバックアイアンとは、ちょっとタイプが異なります。
フェース面にミーリングがあるかどうか、近くで見てみましたが、ありませんでした。
アイアンにミーリングがあるのは、少数派といっていいと思いますし、これまでも三浦技研のアイアンやウェッジではミーリングがあるものに出会ったことがありません。
こういったところも、メーカーのポリシーなのでしょうか?
ソール幅は、今のアイアンの中では狭いほうだと思いますが、三浦技研のアイアンの中では『スタンダード』だと思います。
ずいぶん見慣れた感じがします。
私はワイドすぎるソールには苦手意識をもってしまうことも多いので、これくらいの幅だと、すごく親近感をおぼえます。
ソールが邪魔せずに、上手くボールを拾っていけそうな印象をもちます。
ネックの長さも、しっかりとあります。
三浦技研らしい、『首長系』のアイアンだと思いました。
これくらいの長さが多いように思います。
今は他のメーカーのマッスルバックやハーフキャビティ、マッスルキャビティでも、結構ネックが短い物も増えてきましたが、このアイアンはしっかりとキープされています。
こういったところも、三浦技研の特徴だと思います。
あらゆる角度から見ても、三浦技研のアイアンは本当に美しいです。
球を打つ前に、目で楽しませてくれます。
ピカピカ光らない『サテン仕上げ』が、さらに落ち着き感を醸し出しています。
素振りをしてみても、いい感じです。
やはり三浦技研のアイアンには、このスチールシャフトがよく似合うな・・・。と思いました。
初めて出会ったアイアンでも、これまでの経験値がそのまま活かせるので、親しみやすさを感じます。
この適度な重量感と、シャープなヘッドとの相性は抜群だと思いました。
ボールを前にして構えてみても、すごくいいです。
三浦技研のアイアンなので、この構えやすさは予め予想できていましたが、実際に構えてみても、やはり魅力的です。
いいイメージが自然発生的にたくさん出ました。
プラスのイメージばかり出て、マイナス的なことは何も発生しませんでした。
この『至高の構え感』をもったアイアンでミスをすれば、それは自分が悪いのだと思えるところがいいです。
クラブのせいにできないところに、私は魅力を感じます。
構えづらいアイアンは勿論ですが、それほど構えづらくないアイアンでも、何かモヤモヤした感じが残ることもありますが、今日はとてもスッキリとしていました。
さすがは三浦技研だな・・・。と思いました。
バックフェースのデザインなど、いろいろと変更はあっても、この構えやすさは不変です。
試打を開始しました。
『打感』はすごくいいです。
素晴らしいの一語に尽きます。
バックフェースはえぐられたような形状になっていますが、打感を損なわないような配慮はきちんとされているのだと思いました。
この心地いい感触に、テンションもあがりました。
『球のあがりやすさ』という点では、普通といいますか、本来の7番アイアンらしい感じがします。
形状に特徴はありますが、基本的には『機能的過ぎない』アイアンだと思います。
ワイドソールにしたり、ウェイトが組み込まれたりして、球があがりやすくなっているアイアンとは大きく性格が異なると思います。
今はいろいろなアイアンがありますが、私の感覚では、これくらいが『スタンダード』です。
雑味が無く、クリアなアイアンだと思いました。
『安定性』という点では、意外なほど易しく感じました。
やはり、バックフェースの凹みが効いているのでしょうか?
結構寛容な感じもしました。
ただ、それはあくまでも、このアイアンが『マッスルバック』というカテゴリーに入れるとしたら・・・。です。
『キャビティ』というカテゴリーに入るのであれば、それほど敷居が低いタイプとはいえないのかもしれません。
このマッスルバックらしからぬ易しさが、メーカーの狙いなのでしょうか?
マッスルバックを使いたいけれど、難しそうなので、どうしても二の足を踏んでしまう・・・。という方をターゲットにして開発されたアイアンといえるのではないでしょうか?
マッスルバックアイアン独特の『フラットバック形状』に苦手意識をもっておられる方も、たくさんいらっしゃるかもしれません。
多少なりとも、キャビティ形状になっていたら、親近感も湧きやすい・・・。という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった方にも試していただきたいと思いました。
『飛距離性能』という点では、私はこれくらいが『ノーマル』だと思いますが、今のアイアンの中では、明らかに飛ばないほうだと思います。
『距離感』を重視していけるアイアンだと思います。
飛びすぎないのがいいです。
最近は、他のメーカーのアスリートモデルアイアンでも、結構距離が出やすいものが多くなりました。
それだけアイアンにも距離が求められているのだと思います。
しかし、このアイアンには、そういった印象はもちませんでした。
ニューモデルではあっても、これまでの基本理念を貫いているように思います。
アイアンにも『飛び』を求めておられる方には、合いづらいところがあるかもしれません。
『操作性』は抜群でした。
すごく扱いやすいです。
敏感に反応してくれました。
顔の良さが、そのまま扱いやすさにつながっているような気がします。
あくまでも私の中では『純粋なマッスルバック』とはいえないような気もするのですが、この操作性の高さは、マッスルバックそのものでした。
三浦技研らしく派手さはなく、落ち着いたデザインで、フィーリングが素晴らしいです。
すごく構えやすいですし、打感も最高でした。
思わず笑顔になれるアイアンです。
三浦技研のイメージにピッタリと合致すると思いました。
第一印象は、バックフェースの凹みに目が行き、そこに不満を多少感じてはいたのですが、打感が損なわれていないところに好感がもてました。
これがもし、『フラットバック構造』だったら、どんな感じになっていたんだろう?と思いました。
この形状にしたのは、メーカーの工夫の表れだと思いますし、もっとマッスルバックに触れて欲しい・・・。という願いがあるのかもしれません。
ただ正直いって、このバックフェースの形状にすごく魅力を感じることはありませんでした。
やはり、ヒッティングポイントは『最大の肉厚』になっていて欲しいという思いがあります。
それは、マッスルバックは勿論ですし、キャビティアイアンでもそうです。
これはあくまでも私の好みや感覚的な部分に過ぎないですし、この形状も素晴らしいと思うのですが・・・。
アイアンはドライバーなどに比べ、設計自由度がそれほど大きくありません。
なので、どうしても似通った形ばかりになってしまいます。
ニューモデルではあっても、前のモデルをほんのちょっと変えただけ・・・。とか、数年前のモデルに戻してみたい・・・。といった『堂々巡り』をしている感も否めません。
これは仕方のないことなのかもしれません。
そういった意味では、このアイアンは、これまでの三浦技研のアイアンに見られなかったタイプなので、ひとつ前進しているといえるのかもしれません。
性能的には大きく変わった感じはしませんが、マッスルバックということで考えてみると、寛容さも増しているように思います。
『易しいマッスル』といえるのではないでしょうか?
これまで『易しい』とか『寛容』という言葉が似合うアイアンだと、外見がカッコ悪くなっていたり、打感などのフィーリングが損なわれている物も少なくありませんでしたが、このアイアンはそういったマイナス的な要素が全く無いところに好感がもてました。
先ほども書きましたが、このアイアンはある程度の『易しさ』を感じますが、それはあくまでも日頃マッスルバックを使っておられる方にとって・・・。ということです。
フルキャビティやラージサイズアイアンなどに慣れておられる方には、やはりシビアさを感じやすいのではないでしょうか?
普段マッスルバックを使っているけど、ちょっとだけ易しいモデルに変えたい・・・。
しかし、マッスルバックの『顔の良さ』『打感の良さ』を求めていきたい・・・。という方にはピッタリなアイアンといえるのではないでしょうか?
操作性もすごくいいので、実戦的ですし、練習も楽しくなります。
オートマチックタイプではなく、あくまでもマニュアルタイプのアイアンを求めておられる方にもお勧めしたいと思いました。
バックフェースの凹みがすごく目立っていましたが、こうして何球も打ち続けていると、『マッスルバック』というイメージのまま打ち続けることができました。
構えやすさが大きな安心感を与えてくれ、楽しく球を打つことができました。
途中から試打をいうことを忘れ、すっかり練習モードに入ってしまいました。
今日は練習場でしたが、今度是非コースで試してみたいです。
三浦技研 MB-5005 アイアン
- 2014年5月21日
- 三浦技研
