今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは 三浦技研 CB-3003 アイアン の7番 です。
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200、バランスはD2、キックポイントは手元調子です。
2度目の三浦技研のアイアンです。
前回がとてもいい印象だったので、このアイアンも自然と期待感が膨らんできました。
『彫りの深さ』は普通といったところでしょうか?
最近は彫りの深いアイアンをたくさん見慣れてきたせいか、このアイアンはそれほど深くは見えません。
どちらかというと、昔からよくある『ハーフキャビティ』に近い感じだと思いました。
目新しい感じはしませんが、昔ながらのいい雰囲気を醸し出していますし、『落ち着き感』をもたらしてくれています。
『ソールの幅』も、ちょうどいい感じです。
難しさを感じさせない『ソール幅』です。
ソールの幅が広すぎたり、『ラウンド形状』がきつすぎると、『跳ねてしまう』ような印象を持ってしまい、却って難しく感じてしまうことも多いですが、このアイアンにはそういったマイナスイメージは湧いてきません。
きっちりと地面を削って、『ターフ』を取っていくイメージがしやすい『ソール形状』です。
『ホーゼルの長さ』も程良い長さです。
『扱いやすさ』を感じます。
あらゆる角度から見ても、いい印象ばかりが目に付きました。
ただ、少し『グース』が効いているのが、ちょっとだけ気になりました。
ボールを前にして構えてみても、やはり『グース』が目に付いたのですが、それほど嫌な感じはしませんでした。
これくらいなら『許容範囲内』だと思いましたし、対応できる感じがしました。
球がつかまりそうな印象は受けましたが、それほど強く引っかかりそうなイメージは湧いてきませんでした。
素振りをしても程良い『重量感』『バランス感』です。
最近ショットの精度が悪いのですが、何とか上向きに修正できそうな気がしてきます。
すごく楽に振っていくことができました。
試打を開始しました。
まず感じたのが、その程良い『打感の良さ』です。
質の高い『軟鉄鍛造キャビティ』の感触そのものです。
そこそこの『厚み』がありながらも、ブレる感じのしない、『キャビティ』の良さが感じられる打感の良さだと思います。
とても『クラシカル』な感じがします。
『球の乗っかり感』も丁度いい感じがしました。
コントロール性を高めてくれそうな打感の良さです。
『球のあがりやすさ』という点でも、とてもいい感じです。
最近のアイアンの中では『ロフトが寝た』アイアンだと思いますし比較的、球が浮きやすい印象を受けました。
この手元調子のシャフトが『上がりすぎ』『ヘッドのブレ』を防いでくれている感じがして、ちょうどバランスが取れているような感じがしました。
『右の掌(てのひら)で持って行ける感じ』とでもいうのでしょうか?
『フェース面』と『右掌』が上手くイメージと合致させられる感じがして、とてもいいイメージのまま、ボールを運んでいくことができました。
『安定性』という点でも、とてもいい感じがしました。
見た目以上に易しいアイアンだと思います。
1球目からナイスショットを打つことができましたし、全くシビアな感じはしません。
今は『ワイドスイートエリアアイアン』がとても多いと思うのですが、それとはまた違った感じの『芯の広さ』です。
多少の左右のブレは許してくれる感じがしますし、弾道をまとめやすい感じがしました。
かなり易しいので、初級者の方から上級者の方まで幅広く対応してくれる、『守備範囲の広いアイアン』といってもいいのではないでしょうか?
日頃、球がつかまりにくい・・・。と感じておられる方も、このアイアンは適度にグースもついているので、すごく打ちやすく感じられるのではないでしょうか?
『操作性』という点でも、いい感じです。
昔からあるレベルの高いアイアンに似た感じがします。
『フック』は勿論打ちやすいですし、『スライス』も、それほど苦になることはありませんでした。
正直いって、私はもっと『グース』が弱い感じの方が、扱いやすくは感じたのですが、それはやはり『人それぞれの好み』によるところが大きいのかもしれません。
やはり、この『優れたヘッド』と、『高性能なシャフト』の相性はバッチリだと思いました。
極端な言い方をしますと、このヘッドとシャフトに任せて、あとは自分がクラブを上げて下ろすだけ・・・。といった非常にシンプルな発想になれるところが好きです。
これは他のメーカーの同じセッティングに対するアイアンに共通して感じられてきたことです。
私にとっては非常にありがたいアイアンだと思いました。
『飛距離性能』という点では、やはりこういった『洗練されたアイアン』では、そういったものを求めるよりも、『正確に刻む』といったことの方が求められやすいと思います。
決して飛ばないとは思いませんが、やはり最近の他のアイアンに比べると、それほど飛ぶアイアンとはいえないのだと思います。
しかし、見た目の印象と、この距離感がとても合っている感じがしましたし、不自然なところを全く感じませんでした。
『マイアイアン』よりは確実に飛んでいますが、これくらいなら何とか距離感を合わせていくことはそれほど苦にならない感じがしました。
今日、二度目の『三浦技研』のアイアンでしたが、前回同様とてもいい印象が残りました。
デザインも決して派手ではなく、むしろ地味めなのかもしれませんが、こういったデザインの方が落ち着いてショットできる・・・・・。と感じておられる方も多いのではないでしょうか?
最近のアイアンの中では、最新の技術が凝縮された・・・。というよりは、昔からのいいものが受け継がれたアイアンなのだと思います。
勿論、色々な技術が詰め込まれてはいると思うのですが、私は決して『目新しい』というよりは『懐かしい』といった感じの方が強く感じられました。
これまで出会ってきた、素晴らしいアイアンたちに肩を並べるような、レベルの高いアイアンだと思います。
『三浦技研』のクラブは、あまり出会う機会が多くなく、なかなか試すことができませんが、先ほども書きましたが、このアイアンはすごく打ちやすいアイアンだと思います。
それでいて『フィーリング面』も、とてもいい感じがしました。
私はとてもいい感じで試打を終えることができたので、仲間たちにもこのアイアンを奨めてみようと思いました。
三浦技研 CB-3003 アイアン
- 2009年10月6日
- 三浦技研