ゴルフクラブ試打日記。          

ルーツゴルフ Click ドライバー

ルーツゴルフ Click ドライバー 
今日はこのゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ルーツゴルフ Click ドライバー です。
プレミアムシャフト

シャフトは ルーツ プレミアムシャフト です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は44g、トルクは4.8、バランスはC9、クラブ総重量は292g です。
正面

ルーツのとても品のあるニュードライバーです。
今年『Jyuraku』というドライバーを試打し、その美しさがとても印象的だったのですが、今回のこの『Click』というドライバーも、すごく美しくて、独特の雰囲気を持っています。
ルーツのクラブは、これまであまり接したことがありませんが、『美しい』という印象があります。
そして『アスリートゴルファー用』というよりは、ベテランゴルファーの方に大きな飛距離をもたらす・・・。といったイメージがあります。
側面

『CLICK』とはどんな意味なのでしょうか?
マウスをクリックするの、クリックなのでしょうか?
詳しいことは解りませんが、この角度から見てもすごく美しいです。
シャロー過ぎず、ある程度立体的に見えるところに好感を持ちました。
顔

そして、この『顔』が高級感あふれ、とても美しいです。
すごくいい顔をしています。
これまで、こういった雰囲気のドライバーは投影面積が大きすぎたり、フックフェースがきつ過ぎる物が多く、そのイメージが未だに払拭できませんが、このドライバーはそんな感じは全くしませんでした。
素直な形状をしていますし、この赤がとてもいいアクセントになっていて、オシャレだと思いました。
振り感

素振りをしてみた感じは、ある程度予想していた通り『軽さ』が目立ちましたし、シャフトもかなり軟らかく感じました。
しかし、これはあくまでも『想定内』といった感じでしたし、特に驚くようなほどでもありませんでした。
ルーツは、やはりターゲットをあまり広げずに、ベテランゴルファーの方に絞っているんだな・・・。と思いました。
いつか、アスリートゴルファー用のドライバーも試してみたい・・・。と思います。
構え感

ボールを前にして構えてみても、すごく整っていて構えやすく感じました。
あまり平べったい感じがしないのがいいです。
それと少しだけフェースが被っているのかな?と思ったのですが、違和感や苦手意識を持ってしまうほどでもなく、これくらいまでならば上手く対処していけそうな感じがしました。
ヘッドのサイズは結構大きめに見えたのですが、店員さんの話によると、このドライバーもルールギリギリの『460cc』のヘッド体積ではなく、いくぶん小さくなっているのだそうです。
やはり『小顔化』は、アスリートモデルに限らず、色々なところに広がっているんだな・・・。と思いました。
あまり大きすぎずに、ある程度小さいほうが、扱いやすいと感じておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
私はこのドライバーの『構え感』に、すごく好感を持ちました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は、とてもいい感じだと思いました。
程よい手ごたえが感じられながら、決して硬すぎない打感に好印象を持ちました。
打球音

『音』にも、好感を持つことができました。
甲高くなく、結構叩いていっても不満に感じることはありませんでした。
最近は違和感を感じるような音を発するドライバーが少なくなってきていて、全体的に、かなり音のレベルも上がってきているように思います。
今日も『音』に邪魔されず、試打を楽しむことができました。
心地いいインパクト音を耳にしているときは、すごく楽しいときです。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点でも、秀逸です。
『超・シャローヘッドドライバー』を使い慣れておられる方には、ややディープに見えるかもしれませんが、実際はとてもあがりやすいドライバーなので、かなり親しみやすく感じられるのではないでしょうか?
このヘッドに加え、装着されている『プレミアム』というシャフトが、かなり球を上げやすくしてくれているように感じました。
バックフェース

『方向性』という点では、最初の10球ほどは、やや苦戦してしまいました。
ちょっと私にはつかまり過ぎる感じで、左方向へと球が飛び出していきました。
何とか右へ逃がしていこう・・・。と思っていたのですが、このスペック(特にシャフト)だと、私にはやや難しい感じがしました。
しかし、かなり球がつかまりやすいので、スライスに悩んでおられる方には、心強い味方になってくれると思います。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、私では弾道が高くなりすぎてしまい、このドライバーの持つ高いパフォーマンスを上手く発揮してあげることができませんでしたが、基本的な性能はとても高いと思います。
これまで『シャローヘッドドライバー』を使っていて、その飛距離に不満を持っておられる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった方々に、一度このドライバーを試してみられることをお勧めしたいと思いました。
気持ちよく球を弾いて飛ばしていきたいベテランゴルファーの方に、マッチしやすいドライバーだと思います。
操作性

『操作性』という点では、正直少し苦戦をしてしまいました。
これまでの多くのドライバーのように、『直進性』が高くて、なかなか曲げづらい・・・。という感じでもなかったのですが、今日の私では球がつかまり過ぎてしまい、なかなか思うように曲げていくことができませんでした。
真っ直ぐなラインも描きづらく、右へ曲がるラインはもっと難しく感じてしまいました。
決して左にしか行かないドライバーだとは思わなかったですし、上手く中立な立場もとっていると思うのですが、私にはなかなか上手く打ちこなしていくことができませんでした。
このプレミアムというシャフトも素晴らしいと思いますが、私はまた違ったシャフトで試してみたいと思いました。
ヒール側

今年3度目のルーツのドライバーでしたが、私はこの『Click』というドライバーが一番好感が持てました。
スペック的に私には難しい部分もありましたが、またチャレンジしてみたい・・・。と思うドライバーでした。
ROOTSGOLF Click Driver

特に好感を持つことができたのが、『構えやすさ』『打感』『音』という『フィーリング三大要素』です。
ここがいいと、いくら球が上がり過ぎて、思ったように飛距離を稼いでいくことが出来なくても、またこのフィーリングを味わいたい・・・。と思えてきます。
このドライバーはそんな、高フィーリングのドライバーでした。
ROOTSGOLF Click Driver

右へ球を行かせたくないので、球がつかまりやすいドライバーが欲しいけれど、極端なフックフェースは嫌だ・・・。と仰る方には、このドライバーはかなり心強い味方になってくれるのではないでしょうか?
見た目はすごくスッキリとしていて、高級感溢れるデザインになっていますが、クラブの大切な実力ともいえる『物理的な性能』も、すごく高く、あらゆる面で高性能なドライバーなのだと思いました。
ROOTSGOLF Click Driver

『ヒッタータイプ』・・・。特に私のように『フッカー』には合いづらい部分もありますが、かなり幅広い層に受け入れられやすいドライバーといっていいのではないでしょうか?
ルーツゴルフの『傑作』といっていい、素晴らしいドライバーです。