今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ミズノ MP CRAFT 513 パワーバージョンドライバー です。
シャフトは MPクワッド カーボンシャフト です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは3.4、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は321gです。
ミズノ513のもうひとつのニュードライバーです。
先日、ノーマルモデルを試打したばかりですが、今日は、このパワーバージョンを試打することができました。
バックフェースのところに『9.5P』と記されていて、この『P』は『パワー』のことだとういうことを昨年出会ったドライバーで経験しているので、すぐに解りました。
ノーマルバージョン同様、このドライバーもかなり丸っこいです。
厚みがあり、シャローな感じはしません。
さすが『MP』の名を冠するドライバーだと思いました。
人によっていろいろな好みがあると思いますし、もっとシャロー系であって欲しい・・・。と思っておられる方もいらっしゃると思います。
しかし、私はこの『厚み感』こそ、ちょっとオーバーかもしれませんが、『男のロマン』や『美学』といえるような気がします。
こういったクラブがいつまでも振れるよう、私は日々素振りを繰り返しています。
ヘッド後方にある、ウェイトのような物も、ノーマルバージョンと同じように配置されています。
ネックも、しっかりとキープされていて、いい雰囲気があります。
こうして見ているだけで、こみ上げてくるものがあります。
ディープバックなところも、よく似ています。
こうして見る限り、ノーマルモデルとの外見上の違いは無いように思えました。
普通は外見で、ある程度違いが見つけられるものですが、このモデルにはそれが見つけられませんでした。
ヘッドの外面ではなく、内面に違いがあるのでしょうか?
今度、機会があったら、同時に試打して見比べてみたいと思いました。
このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
何といいますか、手にまとわりついてくる感じです。
粘着質の嫌な感じではなく、吸着力があるといったらいいでしょうか?
滑りにくく、適度なグリップ力も感じられました。
バックラインのあるグリップです。
私はバックラインが無いほうが好きなので、できればバックライン無しを選びたいと思ったのですが、これは人それぞれの好みによるところも大きいと思いますし、一概にどちらがいいとはいえないのかもしれません。
顔はとてもいいです。
何だか癒やされる顔です。
ノーマルバージョンと共通する『見応えのある顔』です。
さすがはミズノだと思いましたし、この顔の良さがクラブの風格にも表れているような気がします。
気持ちがどんどん高ぶってきました。
素振りをしてみても、適度にしっかりとしていて、いい感じです。
『パワーバージョン』ということですが、振り心地はノーマルバージョンと大きな違いは無いような気がしました。
『暴れ』を気にし過ぎることなく、気持ちよく振っていくことができました。
ボールを前にして構えてみても、とてもいい感じです。
思わず目尻が下がってしまいます。
いいイメージを鮮明に描くことができました。
この男前の顔が、秋の夜長によく合っています。
日中はまだ暑いときもありますが、夜はとても涼しくなって、絶好の練習日和が続きます(とはいっても、私にとって一年中練習日和なのですが・・・)。
この構えやすさと、心地いい風に身を委ねながらテークバックを開始しました。
試打を開始しました。
『打感』はすごくソフトでした。
ノーマルバージョンと同様の、グッドフィーリングです。
何といいますか、すごく『サクサク』打てちゃう感じ・・・。といったらいいでしょうか?
心地いい感触が残るので、すぐにでも打ちたくなります。
叩きにいっても、全く不満の残らない打感です。
『音』も大きすぎず、小さすぎず爽快感があります。
『構えやすさ』『打感』『音』は、ノーマルタイプと同様、かなりのハイレベルだと思いました。
『球のあがりやすさ』という点では、結構タフな印象をもちました。
今のドライバーの中では、明らかにタフだと思います。
叩きたい人が思いっきり叩けるタイプのドライバーだと思います。
ただ、決して『低いライナー系一辺倒』という感じではなく、結構球が浮いてくれる印象もありました。
ノーマルバージョンよりは、多少タフな設計になっているのかもしれませんが、その差は思った以上に小さいのではないかな?と感じました。
ノーマルバージョンよりは、しっかりとした印象もありますが、ノーマルバージョンが難なく打てる方であれば、このパワーバージョンも、それほど敷居が高いと感じにくいのではないでしょうか?
ノーマルバージョンとパワーバージョンは性格的にも、それほど大きくかけ離れた感じはしませんでした。
『安定性』という点では、球を自然につかまえてくれるタイプではないので、スライサーの方には、やや合いづらい部分があるかもしれません。
フェースターンがしやすいので、私は好感がもてるのですが、直進性が高く曲がりにくいドライバーではありません。
スイングに対して『正直』なドライバーだと思います。
ミスヒットにも、スイング軌道にも、素直に反応するタイプだと感じました。
ドライバーに『曲がりにくさ』を第一に求めておられる方には、合いづらいところがあるかもしれません。
『飛距離性能』という点でも、かなり好みが分かれると思います。
明らかに幅広い層を意識して作られている感じはしません。
ヒッターの方の為のドライバーといってもいいのではないでしょうか?
こういったところは『パワーバージョン』という名前の通りだと思います。
ある程度以上のHSが無いと、球が伸びきらないままドロップしてしまうかもしれません。
今流行の『低スピン系』といっていいように思います。
『低スピン』はまさに『諸刃の剣』のようなところがあり、その長所を活かせる方ですと、大きなパフォーマンスが期待できると思いますが、そうでないと逆にキャリー不足を招いてしまうかもしれません。
対象となるゴルファーの幅はそれほど広くはないのかもしれません。
『操作性』という点では、なかなかいい感じだったのですが、どちらかというとスライス系のほうが出やすいドライバーだと思います。
『気持ち』つかまえにいく感じで、ちょうどいいように感じられました。
球を操作していくには、ある程度のスピン量があったほうが易しく感じますが、最近の低スピン系のクラブだと、そのコントロールがちょっと難しいところもあります。
『ロデオの暴れ馬』といったら極端かもしれませんが、そういった印象をもちます。
なかなかこちらからコントロールしづらいところがあります。
対して、ある程度スピン性能のあるクラブは『乗馬用のポニー』といったところかな?と思いました。
とても男前で整った顔をしていますが、あまりこちらから極端なことはしないほうがいいような気がしました。
ただ今日は練習場だったので、思いっきり曲げて楽しんでみたのですが・・・。
ノーマルバージョンを試打したときにも感じていましたが、何年か前の硬派なドライバーが流行っていた頃を思い出します。
昔はこういったドライバーがたくさんありました。
もちろん今のドライバーのほうが、より深い研究がなされていて、性能もアップしているのだと思います。
幅広い層をターゲットにしていないぶん、このドライバーがピッタリと合う方にとってはたまらないドライバーといえるのではないでしょうか?
性格的にもやや尖っている部分もありますが、軟派ではない硬派なドライバーという印象が残りました。
『MP』のイメージにピッタリと合うドライバーです。
『難しい』とか『易しい』という点で考えてみると、このドライバーは明らかに前者だと思います。
顔はいいけど難しそうだから・・・。と敬遠される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、できればこの『構えやすさ』や『打感』を是非体感していただきたいと思いました。
こういったクラブのフィーリングを楽しんでみるというのも、大きな意味があるのではないでしょうか?
野球だと相手のピッチャーがなかなか打たせてくれないので、いいフィーリングで打っていくことはもちろん、バットに当てることも難しいですが、ゴルフは常に自分自身に主導権があります。
野球では味方からの激励だけでなく、相手チームのベンチからの激しいヤジが飛ぶこともありますが、ゴルフは相手(同伴競技者)も常に静かにしていてくれます。
同じ球技でありながら、『喧騒の野球』『静寂のゴルフ』といったところでしょうか?
いつでも極上の打感や音を楽しむ権利を私たちゴルファーは有しているのだと思います。
だからゴルフは楽しいのです。
『飛ぶ』とか『曲がらない』ということはコースではとても大切ですが、たまには練習場でフィーリングだけを楽しんでみる・・・。というのもアリなのではないでしょうか?
最近のドライバーは見た目とのギャップの大きいものも決して珍しくなく、難しそうに見えて、実は意外と易しかった・・・。という物もあれば、その逆もあります。
しかし、このドライバーは『見た目通り』の性能だと思います。
男前で、多少の敷居の高さはあるのかもしれません。
しかし、こういったドライバーを打ちこなしてみせるぞ・・・。という気持ちにさせてくれるところもあるように思います。
『易しい』『簡単』といったクラブは確かに便利ですし、楽かもしれません。
しかし、それだけで本当にいいのだろうか?と思うことがよくあります。
人は本来、とても高いポテンシャルをもっています。
磨けば磨くほど輝きを増すものだと考えています。
スキルが大きく伸びるときに易しすぎるクラブを使うよりも、ある程度しっかりとしたクラブを使ってみるのも効果的な気がします。
もちろん、このドライバーはある程度『スイングの出来ておられる方』『パワーと技術を兼ね備えている方』に合いやすいのは間違いないところだと思います。
しかし、そういった方々だけでなく、せっかく今いい流れに乗っておられる方がイージー過ぎるクラブで練習されるよりも、時にはこういったタイプのクラブで練習されるのも、また新たな発見もあっていいのではないでしょうか?
ゴルフは常に『新たな発見・気づき』と『忘却』の繰り返しのような気がしてなりません。
そういった『発見』を手助けしてくれるのは往々にして、このような『しっかりとしたクラブ』です。
易しすぎるクラブには新たな発見がしづらく、『惰性』になってしまいがちなところがあるように思います。
先日も書きましたが、私は昨年試打したMPドライバーはあまり好感がもてませんでした。
もちろん、性能や品質が良くないというのではなく、あくまでも私の感覚や好みによるところが大きいのですが、いい印象が残っていません。
しかし今年のモデルは違います。
いい頃のMPドライバーに戻ったような気がします。
昨年のモデルは何か新しいことをやろうとして、それがあまり上手くいかなかったような気がしています。
しかし、このMPクラフト513は『パワーバージョン』『ノーマルバージョン』のどちらも、すごく好感がもてました。
グッドフィーリングに加え、どちらかといえば『マニュアル寄り』の印象があり、楽しめました。
打っていてなかなか止めることができませんでした。
また何度でも試打を楽しみたいと思いました。
ミズノ MP CRAFT 513 パワーバージョンドライバー
- 2013年10月11日
- ミズノ
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