ゴルフクラブ試打日記。          

ミズノ MP-67 と MP-68 アイアン

MP-67&<br />68
<左>MP-68  <右>MP-67
今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打クラブは ミズノ MP-67 と MP-68 アイアン の7番 です。
ミズノアイアン ダイナミックゴールド
<左>MP-68  <右>MP-67
シャフトはどちらも ダイナミックゴールド です。


<右>MP-67のスペック
ロフトは36度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、バランスはD2、キックポイントは手元調子です。


<左>MP-68のスペック
ロフトは35度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、バランスはD1、キックポイントは手元調子です。


D
<左>MP-68  <右>MP-67
今日はこの『最新アイアン』と、ひとつ前のモデルを比較してみることにしました。
『MP-68』は、つい先日試打したばかりの、待望の『MPマッスルバック』ですし、一方の『MP-67』は私にとって馴染み深いアイアンです。
私は、この『MP-67』には、いつもコースや練習場でお世話になっています。
しかし、『マイアイアン』はシャフトも違いますし高く上がらないようにシャフトの先端部分を数ミリカットしていたり、バランスなども私に合うように微妙に変えたりして色々と『フィッティング』をしており、フィーリングがやや違ってきているので、なるべく同じ条件で比較してみようと思い、どちらも今日は試打クラブを借りて比較してみることにしました。
G
<左>MP-68  <右>MP-67
『ホーゼルの長さ』は、どちらも全く同じといっていいと思います。
最近は各メーカーのアイアンも、少しずつ『ホーゼルの長さ』が保たれるようになってきた気がしますが、やはりミズノの美しさは『別格』のような気がします。
なんといいますか、よく感じることなのですが、『風格』すら漂います。
『操作性』をかなり重視した設計になっているのだと思います。
『MP?68』の高フィーリングは今でもはっきりと手に残っていますし、『MP?67』は少しスペックが違うものの、その良さが身体に染みついているような気がします。
M
<左>MP-68  <右>MP-67
『マイアイアン(MP-67)』は、いつも私を助けてくれる頼もしいアイアンです。
私の相棒でありながら、スイングを教えてくれるコーチ的な役割も勤めてくれているような素晴らしいアイアンです。
私はこの『MP-67』というアイアンに色々なことを教わったような気がします。
単なる『道具』というふうには見ていていません。
私のこれまでの楽しいゴルフライフをずっと支えてきてくれた気がします。
B&nbsp
<左>MP-68  <右>MP-67
『顔』はどちらも殆ど変わりない、『超・男前』です。
こうして見ているだけでも、全く飽きません。
今年もたくさんの素晴らしいアイアンに出会ってきましたが、『ミズノ』のアイアンには、『絶対的な風格』を感じます。
『絶対王者』とでもいうのでしょうか?
ただ最近、これまでほとんど知らなかったメーカーのアイアンがすごく気になっていて、心が揺れているのも確かです。
どちらもすごく精度の高いアイアンですし、かなりハイレベルでの争いになっている気がします。
メーカーは違えど、日本製アイアンは、我々ゴルファーを魅了して止みません。
Q
<左>MP-68  <右>MP-67
殆ど『フラット』といってもいい『MP-68』に対して、『MP-67』には『カットマッスル』と呼ばれる凹みが付いています。
『MP-68』を初めて試打したときも、まず真っ先にこの違いに目が行きました。
P
<左>MP-68  <右>MP-67
こうして見ていても、少し右側の『MP-67』の方がフェース高さが高いようですし、やはり『MP-68』の方が少し重心が低いのでしょうか?
このアイアンだけで試打したときは、感じなかったことですが、こうして比較してみると、いろいろなところが微妙に違ってきているものだな・・・・。と思います。
F
<左>MP-68  <右>MP-67
こうして見ると『ソールの幅』は、左の少し『MP?68』の方が少しだけ広い感じがしました。
やはり『MP-68』の方が、少しだけ『低重心』になっているのでしょうか?
初めて試打したときに、意外と上がりやすいな・・・・。と感じたのは、こういったことも理由のひとつなのでしょうか?
J
MP-67
K
MP-68
ボールを前にして構えた感じも、やはりどちらも『最高レベルの構えやすさ』です。
この『顔の良さ』は、まさに『世界最強』といってもいいのではないでしょうか?
ミズノのアイアンは『ヨーロッパツアー』などでも、すごく人気が高い・・・・。と以前聞いたことがあるのですが、あの過酷な条件にはこのような最高レベルの構えやすさのアイアンが必要になってくるのだと思います。
この構えやすさは、まさに『ミズノの真骨頂』といった感じがします。
こうして構えているだけで、様々なイメージを描いていくことができました。
『構えやすさ』という点では、どちらも全くの『イーブン』だと思いました。
O
<左>MP-68  <右>MP-67
素振りをしてみると、どちらもすごくいい感じですが、ちょっと『ヘッドの効き』がいい、『MP-67』がいい感じかな・・・?と思いました。
どちらもすごく自然な感じで振っていけますし、タイミングが取りやすいです。
こちらが余計なことをしないで、ヘッドを重力に任せて『自然に落とすイメージ』で振っていける感じがすごく難易度を下げてくれているような気がします。
やはりこのようなヘッドと相性の良いシャフトが組み込まれていると、それだけで大きな安心感が自然と沸き上がってきます。
試打を開始しました。
I
<左>MP-68  <右>MP-67
『球のあがりやすさ』という点では、少し『MP-68』のような感じがします。
どちらも『必要最低限』の物しか組み込まれておらず、より自然な感じで上げてくれる『ナチュラルアイアン』だと思いますし、これまでの感覚が活かしやすいアイアンです。
『ロフト』は1度、『MP-68』の方が立っているようですが、球が浮きやすい感じがしました。
見た目は、『バリバリ』のマッスルバックではありますが、少し難易度を下げているのではないでしょうか?
少し『敷居』を下げて、より幅広い層をメーカーがターゲットにしているような気がします。
『タフ』なアイアンであることに違いはないのですが、決して難しすぎない設計になっているような気がしました。
E
<左>MP-68  <右>MP-67
『打感』は、どちらも『最高レベル』としか、いいようがないような気がします。
『軟鉄鍛造の軟らかさ』『マッスルバックの厚み』を高いレベルで実現できているアイアンだと思います。
『MP-68』は、これまでと違って新たに『S25CM』という材質が使われいて、より優れた打感になるように作られている・・・・。というのを以前教えて頂いたのですが、実際に試打してもどちらもすごく良く、私にはこの微妙な違いをはっきりと感じ取ることが出来ませんでした。
ひとついえるのは、どちらも最高・・・・。ということです。
『MP-68』は、これまでの名作揃いのMPらしい、新作アイアンだと思いました。
H
<左>MP-68  <右>MP-67
『飛距離性能』という点では、殆ど差がないような感じがしました。
やはり遠くへ飛ばすために作られたアイアンではないので、アイアンで飛ばしたい方には合わないような気もしますが、『正確に距離を刻む』ということになると、これくらいがベストなのではないでしょうか?
『距離感』がとても合いやすいアイアンだと思います。
これまでも、こういった『名器』と呼ばれるアイアンは、ボールをよく止めてくれる・・・・。という『実績』があるので、すごく安心して攻めていくことが出来ます。
これまでの『高い実績』が『信頼』へと変わっていくのだと思います。
まだ『MP-68』でラウンドしたことはないのですが、すぐにでも使ってみたいアイアンです。
L
<左>MP-68  <右>MP-67
『安定性』という点でも、同等レベルだと思いました。
やはりどちらも『マッスルバック』らしい特徴が出ていると思いますし、決して『ワイドスイートエリア』ではありません。
しかし、特に『MP-68』は、この『球のあがりやすさ』からか、少し『シビアさ』が緩和されているような気もしました。
これまでの『手に負えない難しさ』を感じさせるアイアンではないような気がします。
『MPマッスルバックデビュー』を考えておられる方は、是非一度試してみられるのもいいのではないでしょうか?
N
<左>MP-68  <右>MP-67
『操作性』という点でも、『ほぼ互角』といった感じがします。
どちらもすごく扱いやすいアイアンだと思います。
こちらのイメージに球を乗せていきやすい『高い操作性』をもったアイアンだと思います。
日頃使い慣れているのは『MP-67』ですが、新製品の『MP-68』も全く劣らない感じがします。
練習場だけでは、とても勿体ないので、是非ともコースでその実力を試してみたい感じがします。
『MP-68』はMPアイアンらしい見た目のカッコ良さは失わず、『打ちやすさ』をアップさせ、すごく親しみやすいアイアンに仕上がっていると思います。
こういった改良は大歓迎です。
どのクラブもやはり『美しさ』を持っていて欲しいですし、ある程度の易しさは持っていてくれるとありがたいです。
『美しさ』と『易しさ』は両立するものだと思います。
今日はレベルの高いアイアンを試打できて、とてもいい一日でした。