今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは マグレガー マックテック NV-F TYPE-2NV-RED ドライバー です。
シャフトは NV-REDドライバー専用モトーレ MF-4346シャフト です。
ロフトは10度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は50g、トルクは4.1、キックポイントは中調子、バランスはD2、クラブ総重量は300gです。
マグレガーの新しいドライバーです。
つい先日、青いドライバーを試打したばかりですが、今日は赤いドライバーです。
昨年のモデルも青と赤がありましたが、今回もそのようなラインアップになっているようです。
これからもしばらくこの路線でいくのでしょうか?
前のモデルもそうでしたが、今回もゴルファーのタイプによって、色で区別しやすくなっているのがとてもいいと思いました。
はっきりしていて、とても解りやすいところに好感をもてます。
今回のこの赤も、先日試打した青と同様に、ウェイトが付いています。
今は複数付いているものが決して珍しくないですが、このマグレガーのニュードライバーは『ひとつだけ』というように、とてもシンプルなものになっています。
しかし、このウェイトが取り替えられるのだからゴルファーが自分に合わせて調整しやすくなり、それがとてもいい点だと思います。
ちょっと前まで、ヘッドに鉛を貼っている人は結構いましたが、今は少なくなってきたような気がします。
やはりこのようなシステムが定着してきたのもあると思いますし、みんな『リシャフト』をするようになったのも大きな要因だと思います。
素振りをしてみると、なかなかいい感じです。
店員さんの説明によると、この赤い『 NV-F TYPE-2NV-RED 』というドライバーは前回同様、青いモデルよりも『しっかり目』に設計されていて、より叩けるようになっているのだそうです。
なるほど、青よりは振りやすい感じかな・・・?と思いました。
しかし、それほど全く違うドライバーに仕上がっている感じはしませんでした。
『タフ』というタイプのドライバーではなく、むしろ『ソフト路線』のドライバーのように感じられました。
結構親しみやすい感じのドライバーだと思います。
ボールを前にして構えた時に、その美しさに思わず息をのみました。
何て美しいヘッドなんだろう・・・・。と、見とれてしまいました。
こうして構えてみると、これまで出会ってきた『高額ドライバー』と何ら変わらない感じがするほどの美しさです。
マグレガーのクラブということで、『コストパフォーマンス』が高いのは、『周知の事実』ですが、この美しさはまさに『最高レベルのコストパフォーマンスをもった美しさ』だと思いました。
こうして構えただけでは、7万円以上するドライバーといっても、全く不思議に思いません。
『フックフェース』でもないですし、すごく構えやすく感じました。
ただ、ちょっと『フェース面』が見えすぎるところが少し気になりました。
しかし、これは『ロフト10度』という設定なのだから仕方のないことだと思いますし、これくらい見えていた方が球があがりそうな感じがして打ちやすく感じられる方も、きっとたくさんいらっしゃるのだと思います。
この『構えやすさ』は、私的にはかなり『ど真ん中のストライク』でしたし、このドライバーの格が上がったように思いました。
先日試打した青いドライバー マックテック NV-F TYPE-1 NV-BLUEドライバー は、その美しいブルーがとても印象的でしたが、このドライバーはそのオーソドックスな色づかいと構えやすさにとても好印象をもちました。
前のが青だったので、今回のが赤いヘッドだったら嫌だなぁ・・・。と少し思っていたのですが、とても格式高くて本格的な黒いヘッドでした。
他のメーカーのドライバーに比べ、価格設定が少しリーズナブルなので、とても親しみやすい感じがしますが、この構えやすさは『正統派』といった感じがしました。
構えたときに、そのクラブに対するインスピレーションが発生することが多いのですが、今日はとてもプラスの方向に進んでいったような気がします。
前回の青いヘッドも、とても好印象で好きでしたが、私は今回のこのドライバーにはそれ以上に好印象をもちました。
素振りをしていても、全く『タフ』な感じはしなかったですし、この『構えやすさ』が更に打ちやすさを演出してくれているような感じがしました。
『構えやすさ』『顔の美しさ』という点だけでも、とても印象に残るドライバーだと思いました。
マグレガーのクラブは、これまで構えづらく感じものはありませんが、このドライバーはそんなレベルの高いドライバー達の中でも『最高レベルの顔』を持っている画期的なクラブだと思いました。
試打を開始しました。
『球のあがりやすさ』という点では、とてもあがりやすく感じられました。
先日試打した、青いドライバーは『シャローヘッド』だったのに対し、このドライバーはいささか『ディープ気味』になっています。
しかし、上がりにくい感じは全くしませんでした。
こうして見ると、結構『タフ』に見えるかもしれませんが、実際はかなり『イージー』なドライバーだと思いました。
『マグレガーのクラブの易しさ』が、このドライバーにもうまく引き継がれているようです。
今回のモデルも前回同様、
『青』=スインガータイプ
『赤』=ヒッタータイプ
となっているのだそうです。
なるほど、少しは叩いていけるドライバーだな・・・・。と思いました。
この、NV-REDドライバー専用モトーレ MF-4346シャフト というシャフトも結構球を上げていきやすいシャフトのように感じられました。
『安定性』という点でも、なかなかいい感じがしました。
『ヒッタータイプ』用ということですが、それほどタフなドライバーではないですしスイングに、より高い精度を求められる感じでもありませんでした。
打点のミスに『シビア』な感じは全くしませんでした。
気持ちよく振っていった方が、結果がいいドライバーなのだと思います。
少々のミスは気にせずに思い切って振り抜いていく感じがちょうどいいような気がしました。
シャフトが、かなりソフトな感じがしましたが、ボールが暴れやすい印象はありませんでした。
このシャフトのフレックスは『S』ということですが、もう少ししっかりとしてもいいのかな?と思いました。
おそらくその方が私にとっては、より良い結果が得られやすい感じがしました。
『飛距離性能』という点では、やはり高いポテンシャルを秘めているのだと思います。
『ヒッタータイプ用』ということですが、それほど速いヘッドスピードを要求しているドライバーではないと思いました。
青いドライバーよりは、明らかに『しっかりしたセッティング』になっていますが、おそらく多くの方がこのドライバーに対して『タフ』過ぎる感じはしないのではないでしょうか?
平均的なヘッドスピードの方が気持ちよく叩いていって飛距離を伸ばせるタイプのドライバーなのだと思います。
昨年のモデルの赤いドライバーよりは、『スピン量』なども減少しているようですし、弾道の力強さを感じます。
叩いていきたいけれど、重いドライバーは打ちづらい・・・・。と感じておられる方には、このドライバーはとてもマッチしているのではないでしょうか?
このドライバーも青いドライバー同様、ヘッドを重くし『遠心力』を効かせながら飛距離を稼いでいけるようになっているのだそうです。
実際に試打しても、その『遠心力』や『ヘッドの重さ』といったものを、それほどはっきりと感じ取ることは無かったのですが、それは私の感覚が鈍いからなのかもしれません。
感覚の鋭い方ならば、このドライバーの『遠心力アップ』や『ヘッドの重さ』を敏感に感じ取られるのかもしれません。
聞くところによると、このドライバーは『クラウン部分』を薄く、尚かつ軽くすることによって、より低重心化が図られているのだそうです。
それにより、余分なバックスピン量が抑えられているのだそうです。
そういった説明を受けながら、こういった工夫はこれまでにもたくさんありましたし、特に数年間愛用していた『PRGRのTR DUO』というドライバーを思い出していました。
今回のこのマグレガーのドライバーは『カーボンコンポジット』ではないようなのですが、理屈は同じなのだと思います。
こういった説明を受けないと目で見ただけでは解らない、かなりの創意工夫が至る所に施されているドライバーなのだと思いました。
比較的軽くてしっかりしたドライバーを使い、尚かつ叩いていけてスピン量を減らしていきたい方には、とてもマッチしているのではないでしょうか?
そういった方には、かなり飛距離を稼いでいける『ハイレベルなドライバー』だと思います。
『打感』は、先日の『NV-F TYPE-1 NV-BLUEドライバー 』同様のいい感じだと思いました。
硬い感じもしなかったですし、気持ちよく打っていくことができました。
ずっと打ち続けても、なかなか疲れを感じさせない感じの感触だと思いました。
今年は昨年、一昨年に比べ、打感がいいドライバーが増えてきたように思うのですが、このドライバーもそういった今の流れに乗っているような気がします。
『音』も、いい感じだと思いました。
わざと変なところで打ってみると、ちょっと高い音がしたのですが、それほど嫌な感じの音ではありませんでした。
いい所で打つと聞き応えのある、しっかりとした音を聞くことができました。
最近は『打感』同様に、音のいいドライバーが増えてきたように思います。
とても嬉しいことです。
『操作性』という点では、『なかなか』な感じだと思いました。
このようにとても美しいヘッドなので、打つ前は左右に色々な球を打ち分けやすそうに感じていたのですが、実際には『安定感』がやや勝っている感じがして、思っていたよりも曲げにくい感じもしました。
『フックフェース』ではないですが、実に『球のつかまり』もいいですし、右への『プッシュ球』も出づらい感じです。
構えたときに、いいイメージを描いていくことが出来ましたし、曲げようと思えば曲げることはできましたが、それには少しシャフトが頼りない感じが正直しました。
せっかく、このように本格的で美しいヘッドなのだから、もっとしっかりしたシャフトだったらすごく良かったのに・・・。と思っていたのですが、店員さんの話によると、また違った黒いシャフトも別にラインアップされているそうなので、今度はそちらを是非試してみたいと思いました。
このドライバーは、かなり飛距離性能にこだわって開発されているのだそうです。
私はその説明を受けて、なるほどその通りだな・・・。と思いましたし、とてもレベルの高いドライバーだと思いました。
昨日試打した『 jBEAM FX BM-435 ドライバー 』が強烈に印象に残っていて、とても忘れることはできませんし、私には『jBEAM』の方が合っているように感じましたが、このマグレガーのドライバーも、とても高性能なクラブだと思いました。
おそらく多くの方が、このドライバーで飛距離を伸ばしていけるのではないでしょうか?
そしてその高い『飛距離性能』だけでなく、『構えやすさ』『打感』『音』といった『フィーリング性能の三大要素』に加え、『安定性』といったところも高いレベルにあるので、バランスがとれているドライバーだと思いました。
こうして見ていても、かなりのハイテクが散りばめられたドライバーであるのが見て取れるのですが、先ほども書いた通り、とても構えやすくて『フィーリング性能』がすごく高いドライバーだと思います。
『物理的性能』と『フィーリング性能』が上手くマッチしていて、とても洗練されたドライバーです。
マグレガーのドライバーは昔から好きですが、今年の『青』と『赤』は、きっと忘れられないドライバーになるだろうと思いました。
今度は同時に試打してみて、それらを比較してみたいです。
マグレガー マックテック NV-F TYPE-2NV-RED ドライバー
- 2009年12月7日
- マグレガー
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